機獣新世紀ゾイド ガイロス帝国軍 ブラックライモス<BLACK RHIMOS>

■ブラックライモス(サイ型) データベース■

 発売年月 2000年7月  発売当時価格 1000円※誌上通販限定  動力 Hiゼンマイ

 型式番号 記載無し

 スペック 全長11.3m 全高7.6m 全幅6.7m 重量56.0t 最高速度180km/h 乗員2名 ※公式ファンブック2より

 主な武装
  突撃戦用超硬度ドリル 大型電磁砲(×2) 二連装衝撃砲 接近戦用ビーム砲(×2) 誘導対空ミサイル(×2) 全方位レーダー 前方監視レーダー(×2) 偵察用ビークル
  ※公式ファンブック2より

 特徴
  ブラックライモスは、頑強に抵抗する共和国軍ロブ基地を攻略するために、帝国軍前線部隊が本国から呼び寄せた突撃戦用ゾイドである。
  中型ゾイドとは思えない重装甲で身を固め、いかなる城壁も簡単に貫く角「超硬度ドリル」を回転させて敵拠点に向かって突進する。
  大型電磁砲、2連装衝撃砲、誘導式の対空ミサイルなど武装も豊富で、さらには偵察用ビークル1機も搭載する。
  単なる突撃機ではない、この汎用性の高さ。まさに小型レッドホーンとも言うべき機体なのだ。
  ※公式ファンブック2より


前後より

重パワー突撃ゾイド、ブラックライモスです。
メカ生体ゾイド版から、カラー変更と一部設定の変更を経て、2000年に誌上通販限定で再販されました。(メカ生体版のレビューはこちら)

非の打ち所のない傑作重戦車ブラックライモスですが、機獣新世紀ゾイドシリーズでは一般販売ではなく誌上通販限定アイテムとして復活しました。
この傑作ゾイドが一般販売されなかったのは残念です。
ですが、販売されたのはジェノブレイカーが発売され機獣新世紀ゾイドがまさに絶頂を迎えようとしていた時期です。
なので、誌上通販限定アイテムではあるものの、かなりの数が出回ったようです。

キットは、両頬の接近戦用ビーム砲と背中のレーダーに極わずかな形状変更が加えられています。
両部分は、メカ生体ゾイド時代は細い造形で破損率の高い場所でした。そこが、わずかながら補強されているのです。


カラーリング

カラーリングは、かなり元のイメージを保った中で変更されています。
赤は初代機とNEWの中間のような色、銀はガンメタルになりました。黒は全て同じ色、キャップはNEWと同じ灰色です。
クリアパーツは緑ですが、初代機の緑とはやや色合いが異なります。初代機の緑はやや青緑に近い色合いですが、新世紀版の緑は混じり気のない緑です。

名前が”ブラック”ライモスである事も影響していると思いますが、イメージはどのバージョンも極めて近いものになっています。
ただ、細かく見れば、新世紀版ブラックライモスは銀がガンメタルに変更された事もあり、重量感が増しているようにも見えます。
戦車ゾイドとしてはより”らしい”色変更と思います。
逆に、NEWは重量級ゾイドにしては軽いイメージの強い配色に感じます。

「黒い重戦車」という事で各機とも変化は少ないですが、ブラックライモス好き的にはその中でも細かい差に注目し深く考えていきたい所です。
個人的には、初代機のカラーが好きです。赤の色合いが絶妙なのと、キャップの色が決め手です。


戦歴

誌上通販限定アイテムながら、劇中での活躍シーンにも恵まれています。
メカ生体ゾイド時にはゴジュラスやウルトラザウルスに挑み脚部に破損を与えたりしていましたが、新世紀でもその大物食いぶりは健在です。

奇襲とはいえ、同タイプでより強力なディバイソンを撃破する勇姿!
さすがの能力の高さを見せつけています。

…ところでディバイソンは機獣新世紀ゾイドでは活躍に恵まれなかったゾイドです。
一般販売の電動ゾイドの活躍をあまり描かない一方で限定アイテムのゼンマイゾイドに撃破させる…。いいのかなとちょっと思ってしまいます。
ブラックライモスは好きだし、地中からの奇襲という機体特性を活かしたものだし、このシーン自体はとても好きなのですが。

とはいえ、このシーン以降は活躍の場に恵まれず、ウルトラザウルスの砲撃で吹き飛ばされたりデススティンガーの養分になったりしています。


重装甲戦車 ブラックライモス

史上通販限定アイテムながらかなりの数を販売し、新世紀でもその傑作キットぶりを見せつけたゾイドだと思います。
作中での暴れぶりも勇ましく、高性能ぶりもよく印象付けました。それだけに、一般販売されなかった事だけが唯一の残念ポイントです。
誌上通販での売れ行きから考えると、一般販売していても一定のセールスを記録できたと思います。
また、同年年末に発売されたエレファンダーと並べれば、戦車ゾイド同士で部隊としての見栄えも上がりそうな気がします。
そういった意味でも、一般販売されなかったのは残念です。

とはいえ、どういった形であれこの傑作重戦車が復活し活躍してくれただけで喜ばしい事でした。
相変わらずのドリル回転ギミックも健在です。
入手が少し難しいキットではありますが、やはりおススメのゾイドです。


バリエーションモデル

 メカ生体ゾイド ブラックライモス

 メカ生体ゾイド ブラックライモスNEW

 機獣新世紀ゾイド メタルライモス

 ゾイドジェネシス ヘビーライモス


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