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メカ生体ゾイド辞典_ストーリー_てれびくん
ここでは、小学館の雑誌・てれびくんで展開されたストーリーを掲載します。
雑誌てれびくんには、1987年7月号~1990年3月号までと、1990年10月号に、ジオラマと共にバトルストーリーが掲載されています。
※1988年3月号の例
学年誌のような、戦局を左右する大作戦や戦いの描写は少な目です。
それよりも、アタックゾイドの活躍や、大局にあまり影響のない局地戦といった、小規模の戦いを描いたものが多い事が多いのが特徴でもあります。
1987年7月号~1988年8月号までは「アタックゾイドストーリー」の題で掲載され、1988年9月号以降は「ゾイドストーリー」の題で掲載されています。
ここでは、そのストーリーを掲載します。ただし、都合上、全文の転記ではなく、要約した文章を記載しています。
アタックゾイドストーリー
87年7月号
共和国、帝国両軍に忍者部隊が現れた。
その名はアタックゾイド。
アタックゾイドは、超小型で、派手な戦いこそ出来ないが、敵を奇襲したりスパイ活動をしたりする忍者部隊だ。
87年8月号
帝国最強ゾイドはアイアンコングだ。正面から戦っては、超小型のアタックゾイドに勝ち目は無い。
そこで共和国アタックゾイド部隊は、落とし穴を使った罠をしかけた。
カマキラーがコングを穴に誘導し、落ちた瞬間を狙ってアタックゾイド軍団が束になってコングを襲った。
さしものコングもこの攻撃の前にやられてしまった。
87年9月号
コングを破壊された帝国は、すぐさま逆襲にでた。
共和国海上基地を、ヘルダイバー、ビーシューター、グラップラー、ダムバスター、クラブラスター、ウオディックで奇襲した。
作戦は成功し、基地を破壊した上、フロレシオスとバリゲーターを鹵獲してしまった。
87年10月号
帝国は凄まじいパワーを持つブラックライモスの開発を進め、完成直前となった。
その秘密を知った共和国軍は、アタックゾイド部隊を出動させた。
帝国の秘密研究所を奇襲し、開発中の3機のブラックライモスを破壊する事に成功した。
この為、ブラックライモスの開発は1年も遅延する事となった。
87年11月号
共和国アタックゾイドの活躍に驚いた帝国軍は、対抗して強力な24ゾイドを就役させた。
そして、共和国アタックゾイドの奇襲作戦を察知した帝国軍は、デスピオン、ドントレス、ロードスキッパーの24部隊で待ち伏せた。
作戦は成功し、多数の共和国アタックゾイドが撃破された。
87年12月号
サーベルタイガー部隊が森林を抜けて奇襲攻撃をかけるという情報が伝わった。
新たに設立されたアタックゾイド森林特殊部隊は、シールドライガーと連携し、これを待ち伏せた。
不意をつかれたサーベル部隊は大混乱に陥り、5機もの損失を出してしまった。
この戦いは共和国部隊の大勝利となった。
88年1月号
帝国軍の無敵ゾイド・デスザウラーは、共和国を駆逐しながら進撃を続けた。
この事態に、アタックゾイド部隊は少しでもデスザウラーの進撃速度を遅らせるため、細い谷に陣地を作って迎え撃った。
デスザウラーが谷に差し掛かると一斉に攻撃を開始し、何とか二時間くい止める事に成功した。
その結果、共和国軍は救われる事となった。
88年2月号
デスザウラーの攻撃により、共和国軍は総崩れになった。
その進撃速度を少しでも遅らせる為、クロスウイング航空隊が編成された。
囮のベアファイターがデスザウラーに襲いかかり足止めをし、そこにクロスウイング航空隊が襲いかかった。
爆撃とパルスビーム砲の嵐を受け、さすがのデスザウラーも少しだけ進撃速度が遅くなってしまった。
その貴重な時間を利用し、共和国軍は脱出に成功した。
88年3月号
共和国アタックゾイドの活躍に驚いた帝国軍は、恐るべき作戦を立てた。
アイアンコングMK-II、ハンマーロック、シルバーコングで構成されるコング軍団を編成し、共和国アタックゾイド基地を奇襲した。
不意をつかれた共和国アタックゾイド基地は、あっという間に潰されてしまった。
88年4月号
帝国軍のアタックゾイド・24ゾイド混成部隊に対抗するため、共和国軍も24ゾイドを開発した。
ついに両軍のアタックゾイド・24ゾイド混成部隊が大平原で激突した。
新型メカ・メガトプロスはデスピオンと交戦したが、この戦いはメガトプロスの勝利に終わった。
88年5月号
共和国のアタックゾイド・24ゾイドの連合部隊が、帝国の要塞を取り囲み、一気に襲いかかった。
作戦は成功するかに見えたが、それは帝国の罠であった。
帝国軍はこの作戦を事前に察知しており、周到に待ち伏せをしていたのだった。
共和国連合部隊は大混乱に陥った。
88年6月号 ※5月号からの続き
共和国連合部隊はもう一息でやられてしまいそうだ。この事態に、バトルローバー大部隊が急遽現場に派遣された。
間に合うかどうか際どいタイミングであったが、何とか間に合う事が出来た。
側面から突撃をかけ、帝国軍は崩れ始めた。
バトルローバーの活躍で、なんとか戦いは引き分けに終わった。
88年7月号
海中でブラキオス・ニュータイプとヘルダイバーが大暴れをしていた。
これに対抗し、共和国軍はカノントータスを長砲身タイプに改造した。
ついにブラキオスとカノントータスが激突。カノントータスは何とか互角の勝負をする事ができた。
88年8月号
帝国軍グレートサーベルの基地を発見した共和国軍は、これを攻撃する事にした。
最新ゾイドのシールドライガーMK-IIをクロスウイング6機で空輸。空からの砲撃を行った。
油断していた帝国基地は大混乱に陥り、逃げ出すのが精一杯だった。
※アタックゾイドが主体のストーリーはこの号まで
ゾイドストーリー
88年9月号
帝国軍は新型24ゾイド・ゴーレムを完成させた。
このゾイドは頭脳とスピードが抜群で、アイアンコングMK-IIと共に大暴れし、共和国の町を次々破壊した。
動きが素早いため、共和国24ゾイドが向かってもなかなか捕らえる事ができない。
88年10月号
帝国最強のデスザウラーに対抗するため、共和国軍は密かに秘密兵器を作っていた。
完成したゾイドの名はマッドサンダー。
ある戦場で、ついに両機は激突した。まさに史上最大の戦いが始まったのだ。
88年11月号
帝国軍はゴーレムを改造し、蛮刀を装備した忍者タイプを製作した。
破壊活動をするため、夕闇の共和国基地に忍び込んだゴーレムは、パトロールのメガトプロスに発見され、交戦に入った。
だが、ゴーレムの蛮刀はメガトプロスを真っ二つに断ち切ってしまった。恐るべしゴーレム忍者タイプ。
88年12月号
帝国軍は、ライジャー3機で構成される、ライジャー独立奇襲隊を作った。
その任務は、隠密行動をとりながら、少数で行動する共和国機を襲う事だ。
荒地を単独行動していたディバイソンが今回の獲物だ。
鋭いレーザーサーベルが首に突き刺さり、ディバイソンはひとたまりもなく倒されてしまった。
89年1月号
共和国の切り札・マッドサンダーは、デスザウラーを付け狙っていた。
ある時、砂漠で発生したマッドサンダーとデスザウラーの戦いは、大勝負となり長丁場になった。
だがついに、マグネーザーがデスザウラーの分厚い装甲を破り、串刺しにし、マッドサンダーの勝利となった。
89年2月号
共和国・帝国の両軍が遂に総力戦を展開した。
両軍とも出せる限りのゾイドが結集し、睨み合った。
今まさに決戦が行われようとしている。
89年3月号
敗北間近の帝国軍は、ついに暗黒軍に助けを求めた。
しかし暗黒軍は帝国を援助せず、この期を利用し、中央大陸を手中に収めるべく行動を開始した。
デッド・ボーダーが動き出した。
ディバイソン軍団が迎え撃ったが、デッド・ボーダーの不気味な力であっという間にやられてしまった。
89年4月号
暗黒軍に改造されたレドラーが、共和国を襲った。
単機のレドラーに対し、共和国軍は5機のレイノスで迎え撃った。
しかし暗黒軍によってパワーアップされたレドラーは、あっという間にレイノスを墜としてしまった。
暗黒軍は他にも旧帝国ゾイドを次々にパワーアップさせているという…。
89年5月号
暗黒軍は、ついに中央大陸への上陸を開始した。
デッド・ボーダーとヘル・ディガンナーが襲い来る。
共和国は海岸に陣地を築き、ディバイソン、マッドサンダーを中心に、新鋭カノンフォートやシールドMK-II、アタックゾイド等を加えた最強部隊でこれを迎え撃った。
暗黒軍は凄まじいパワーで襲いかかったが、ディバイソンの必死の抵抗に押され始めた暗黒軍は、ついに退却していった。
※この号がアタックゾイドが登場した最後の号
※89年6月号はデッド・ボーダー大特集号の為バトルストーリー無し
89年7月号
共和国軍は、ついに対暗黒用ゾイドのガンブラスターを完成させた。
ガンブラスターを中心とした部隊が暗黒大陸に上陸し、進撃を開始した。
だがそこに暗黒タイプに改造されたデスザウラーが立ちはだかった。
強力なデスザウラーを前に、共和国軍の進撃は止まってしまった。
89年8月号 ※7月号からの続き
暗黒デスザウラーの登場で共和国軍は総崩れとなった。
しかし共和国軍も、密かに対暗黒用にマッドサンダーを改造していた。
全身をゴールドで包んだマッドサンダー「ゴールドマッドサンダー」だ。
暗黒パワーをゴールドで防いだマッドサンダーは、マグネーザーでデスザウラーに襲い掛かった。
89年9月号
暗黒大陸での戦いは、いよいよ激しさを増した。
そんな折、暗黒軍は新型犬型ゾイドのジーク・ドーベルを就役させ、大部隊で共和国軍を襲った。
共和国軍はハウンドソルジャーで対抗したが、突然の攻撃に大混乱に陥り、防ぐことはできなかった。
89年10月号
暗黒軍と共和国軍の戦いは、宇宙にも広がり始めていた。
暗黒軍は密かに宇宙要塞を作り、宇から共和国軍を攻撃しようとしていた。
そこで特殊宇宙装備を付けた宇宙型のキングライガーが、要塞に奇襲攻撃をかけた。
暗黒軍はガル・タイガーで迎撃に出る。凄まじい戦いが始まった。
89年11月号
共和国マッドサンダーは、暗黒大陸でも大暴れを続けた。
このままでは暗黒軍は敗北してしまう。
そこで暗黒軍はマッドサンダーに勝てる新ゾイド、ギル・ベイダーを作り上げた。
最強の威力を誇るプラズマ粒子砲、分厚い鉄板を容易に切り裂くビームスマッシャーなどを装備した恐るべきゾイドだ。
89年12月号
平和な共和国の町に、突然恐るべきメカが襲い掛かった。
暗黒大陸から直接飛来したギル・ベイダーだ。
油断していた共和国の本土防衛軍はあっという間にやられ、町は炎に包まれた。
90年1月号
ギル・ベイダーの攻撃は凄まじく、共和国のサラマンダーは次々に火を噴いて墜ちていった。
ついに共和国軍は最新型の「F2」を繰り出したが、それでもかなわない。
このままでは共和国は敗北してしまう…!
90年2月号 ※1月号からの続き
サラマンダー部隊を撃破したギル・ベイダーは、地上を移動中のマッドサンダーを急襲した。
一気に急降下し、地面に押さえつける。
バリバリと音を立て、ついにマッドサンダーの巨体が押しつぶされた。
地上では最も強いと言われたマッドサンダーも、空からの超スピードでの攻撃にはかなわなかった。
90年3月号
中央大陸の森林地帯に朝日が射した。
新鋭メカ・オルディオスに、出陣の時が来た。
整備兵はその美しい姿を見て呟いた。
「こいつならやってくれる。暗黒大陸の攻撃を防いでくれる!」
ギル・ベイダーによって苦しい戦いを続けている共和国の期待を一身に受け、パイロットが乗り込んでいった。
※定期連載は90年3月号で終了した
90年10月号
共和国軍のキングゴジュラスは無敵ゾイドだ。
ジーク・ドーベルを握り潰しながら現れた。
暗黒軍はガン・ギャラド、デッド・ボーダー、ガル・タイガーで迎撃した。
しかしデッド・ボーダーを踏み潰し、ガン・ギャラドをガトリングで軽く倒し、暴れ続ける…。
※ストーリーは未完だが90年10月号で掲載は終了した