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メカ生体ゾイド辞典_ストーリー_小学一年生

ここでは、小学館の雑誌(学年誌)「小学一年生」で展開されたストーリーを掲載します。
小学一年生には、1986年2月号~1991年2月号に、ジオラマと共にバトルストーリーが掲載されています。

ストーリーは、多種多様なゾイドが登場する群像になっています。
後に「小学館スペシャル・ゾイドバトルストーリー」に収録されたもの、収録されなかったもの、収録されたがストーリーに一部改訂が加えられたものがあります。
ここでは、小一のストーリーを掲載します。ただし都合上、全文の転記ではなく、要約した文章を記載しています。


小学一年生 ゾイドストーリー

86年2月号「ゾイドカタログ」※バトスト未収録
遠い宇宙の星「ゾイド星」では、巨大な生物「メカ生体ゾイド」が激しく戦っていた。
ゾイドは帝国と共和国に分かれている。両国のゾイドを紹介しよう。
共和国の中心メカは何といってもゴジュラスだ。空の王者サラマンダーなど、頼もしいメカもいっぱいだ。
帝国はゾイド星の征服を企んでいる。帝国には対ゴジュラス用に開発されたアイアンコングをはじめ、装甲が厚く強力なゾイドが多い。

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86年3月号「ゴジュラス大決戦」※バトスト未収録
ゴジュラスとアイアンコングが激しくぶつかり合った。
ゴジュラスの強力な爪がアイアンコングをがっちりと捉えた。これにはさすがのコングも悲鳴を上げた。

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※86年4月号には掲載なし

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86年5月号「激突! 3大ゾイド」※バトスト未収録
帝国と共和国は今日も激しく戦っている。
強敵アイアンコングを前にゴジュラスは苦戦していた。だがサラマンダーが応援に駆け付けた。
サラマンダーは空からコングを攻撃する。戦いは激しさを増していく……。

※決着は描かれず

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※86年6月号には掲載なし

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86年7月号「戦え! ゾイド」※バトスト未収録
悪の帝国と戦うゴジュラス。無数のモルガに襲われながらも、自慢のパワーでねじふせながら戦いを続ける。
そして頼もしい味方も到着しつつある。ゴジュラスの支援のため、グスタフがサラマンダーを牽引して現場に向かっていたのだ。

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※86年8月号には掲載なし

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86年9月号「ゴジュラス対サーベルタイガー」※バトスト未収録
ゴジュラスの前に二機のサーベルタイガーが現れた。
片方は背中に巨大なキャノン砲を増設した改造タイプだ。その砲弾がゴジュラスの肩に当たる。
続けてノーマルタイプが格闘戦を挑む。
鋭い牙でゴジュラスの右腕に食らいつくサーベル。その瞬間、ゴジュラスの腕から激しい火花が散った。
どうなるゴジュラス!?

※決着は描かれず

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86年10月号「決戦!最新ゾイド」※一部がバトスト1巻「第二次新型ゾイド開発競争」に収録
超巨大ゾイド「ウルトラザウルス」が誕生した。全長50m、全身武器の塊、陸上の他、水上でも活躍する超メカだ。
その他にもスネークス、ハンマーロック、カノントータスの強力ゾイドが誕生した。
新型ゾイドは今までにない激戦を繰り広げる。

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86年11月号「ゾイド改造大作戦」※バトスト未収録
背中に狙撃用長距離砲を搭載した改造サーベルタイガーが猛威をふるっていた。
共和国ゾイドが次々に撃ち抜かれていく。
この事態に、共和国軍はゴジュラスに巨大ミサイルを搭載する改造を進めた。
完成した改造ゴジュラスは、ごう音と共にミサイルを発射した。サーベルタイガーとその基地を吹き飛ばすのだ。

※発射した所で終わり。結末は描かれず

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86年12月号「ウルトラザウルス大秘密」※バトスト未収録
最大最強・ウルトラザウルスの秘密を明かそう。

秘密1:体があまりにも大きい為、普段は水上で活躍する。
秘密2:ウルトラキャノン砲は100kmの射程を誇り、基地を一発で破壊できる威力がある。
秘密3:尾部の武装で後方からの攻撃にも対応する。
秘密4:飛行甲板のカタパルトから、偵察用ビークルや小型飛行ゾイドを発進できる。
秘密5:メインコックピットには脱出用ビークルが搭載されている。
秘密6:飛行甲板近くの格納庫上コックピットでは、飛行メカ発進の指揮をとる。
秘密7:首のレーダーで空からの敵を鋭くキャッチする。
秘密8:胸部格納庫にはビークルが入っている。

ウルトラザウルスは共和国部隊の指揮をとる。帝国からは動く要塞と恐れられている。

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87年1月号「決戦! ゾイド」※バトスト未収録
プテラスがアイアンコングMK-II(限)を発見した。
コングは共和国基地を目指して進撃している。
ゴルドスが迎え撃ったが、あっけなく倒されてしまった。
なおも進撃を続けるコング。しかし不意に巨大な砲弾がコングを襲った。
ゴジュラスMK-II(限)が長距離キャノン砲を放ったのだ。
これにより戦いは共和国の勝利で終わり、基地は守られた。

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87年1月号「デスザウラー対ウルトラザウルス」※バトスト未収録
最大最強・ウルトラザウルスの秘密を明かそう。

秘密1:体があまりにも大きい為、普段は水上で活躍する。
秘密2:ウルトラキャノン砲は100kmの射程を誇り、基地を一発で破壊できる威力がある。
秘密3:尾部の武装で後方からの攻撃にも対応する。
秘密4:飛行甲板のカタパルトから、偵察用ビークルや小型飛行ゾイドを発進できる。
秘密5:メインコックピットには脱出用ビークルが搭載されている。
秘密6:飛行甲板近くの格納庫上コックピットでは、飛行メカ発進の指揮をとる。
秘密7:首のレーダーで空からの敵を鋭くキャッチする。
秘密8:胸部格納庫にはビークルが入っている。

ウルトラザウルスは共和国部隊の指揮をとる。帝国からは動く要塞と恐れられている。

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87年2月号「危うし!ゾイドゴジュラス」※バトスト未収録
「帝国軍を誘いだせ!」陽動作戦の名を受けたゴジュラスは、ただ一機で帝国基地に突撃した。
無数のサーベルタイガーがゴジュラスを包囲する。更にシュトルヒ、ツインホーンも攻撃に加わった。
一斉攻撃で、さすがのゴジュラスも悲鳴をあげた。
陽動任務のゴジュラスに離脱は許されない。最後まで敵を引きつけるのが役目なのだ。

この裏で、共和国軍主力が動いた。ウルトラザウルスが別ルートから帝国基地へ向かっていった。

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87年3月号「ウルトラザウルス大作戦」※バトスト未収録
ゴジュラスの陽動が成功し、帝国基地の守りは甘くなっていた。
ウルトラザウルスが残存する敵を倒しながら前進を続ける。

しかし帝国軍もアイアンコング部隊を発進させて対抗した。
ノーマルタイプを踏みつぶしたウルトラザウルスだったが、MK-II(限)が後方から狙い撃ちしてきた。
あやうしウルトラザウルス。

だがその時、陽動のゴジュラスが現れた。大多数の帝国ゾイドをどうにか倒し、現場に駆け付けたのだ。
ゴジュラスは最後の力で体当たりを敢行。油断していたコングは突き飛ばされて崖から転落した。
こうして基地の制圧は完了し、共和国軍は大勝利をしたのだった。

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※87年4月号には掲載なし

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87年5月号「帝国の逆襲」※バトスト未収録
帝国軍が海を越えて帰ってきた。
ホエールカイザーが帝国ゾイドを空輸する。ディメトロドンを先頭にした帝国軍は共和国軍に襲い掛かった。
現場に駆け付けたサラマンダーはウオディックの対空砲に撃たれた。

混乱する共和国軍を尻目に、帝国軍は共和国基地に迫る。
基地はゴジュラスMK-II(限)に救援を要請した。だが通信はディメトロドンに妨害され届く事はなかった。

その頃ゴジュラスMK-II(限)は、無数のサーベルタイガー軍団からの包囲攻撃を受けていた。
共和国軍は一体どうなってしまうのだろうか。

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87年6月号「ゾイド4大決戦」※バトスト未収録
ゴジュラスMK-II(限)がディメトロドンを格闘戦で下した。ディメトロドンの進撃もここまでだ。
だが同じ頃、他にも激戦が起こっていた。

シーパンツァーは海上でバリゲーターを襲っていた。強力な攻撃でバリゲーターが真っ二つになる。
アイアンコングは森林地帯で猛威をふるう。ダブルソーダーが迎撃したが、コングのパワーにはかなわない。
シュトルヒは共和国飛行場の格納庫を襲った。これにより10機以上のプテラスが破壊された。
帝国軍の勢いはすさまじい。
一連の戦いで、帝国軍は中央大陸の西側半分を奪い取った。

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87年7月号「恐怖の新ゾイド! ブラックライモス」※バトスト未収録
帝国軍の新型ゾイド、ブラックライモスがゴルドスを倒した。
自分より何倍も大きいゾイドを倒す、中型ながらにして恐ろしいパワーを秘めたゾイドだ。

この事態に、共和国軍はウルトラザウルスを繰り出して反撃した。
だがブラックライモスは臆さず突撃し、ウルトラザウルスの脚を攻撃した。
ウルトラザウルスの脚部装甲に穴が開く。
ブラックライモスのドリルは、ウルトラザウルスの装甲をも突き破る威力を秘めていたのだ。
難t路いう恐るべきゾイドだろう……。

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87年8月号「シールドライガー対サーベルタイガー」※バトスト未収録
勢いに乗る帝国軍だったが、共和国側も新型ゾイドを誕生させた。超高速ゾイド、シールドライガーとコマンドウルフだ。
シールドライガーは強烈な前脚のパンチでブラックライモスを突き飛ばした。
この事態に、帝国軍はサーベルタイガー、ヘルキャットの高速部隊が出撃した。

激突する両部隊。コマンドウルフは砲撃でヘルキャットを下した。
シールドライガーもまた、激戦の末にサーベルタイガーを下したのだった。

シールドとサーベルのライバル同士の戦いは、今後も続いていくだろう……。

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87年9月号「デスピオンの罠」※バトスト未収録
帝国軍が特殊ゾイド、24ゾイドを完成させた。
24ゾイドが共和国基地を襲う。
小型ゾイドがやられる中、怒りに燃えたゴジュラスが24ゾイドを迎撃し追い詰めた。

しかし次の瞬間、ゴジュラスは強烈な攻撃を受け一撃で破壊された。
一体何の攻撃だ。攻撃があった方向を見ると、巨大な黒い影が浮かび上がってきた。
その陰の正体は、帝国軍が完成させた空前絶後のゾイド、デスザウラーだった。

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87年1月号「デスザウラーを倒せ」※バトスト未収録
謎の巨大ゾイドを倒すために、共和国軍が動いた。
シールドライガーがデスザウラーを引き付け、その隙にゴルヘックスが接近する。
ゴルヘックスの電子装備がデスザウラーの予想スペックをはじき出してゆく。

シールドライガーは攻撃しながら後退し、敵を狭い渓谷におびき出した。
巨大なデスザウラーは満足に動けない。
デスザウラーが動きを制限された所で、2機のゴジュラスMK-II(量)が現れ、猛烈なキャノン砲の連射を叩き込んだ。
しかしデスザウラーはキャノン砲をはじき返し、そしてそのまま接近。ゴジュラスMK-IIを格闘戦でバキバキに潰してしまった。

共和国軍の作戦は完全に失敗した……。

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87年12月号「デスザウラー対ウルトラザウルス」※バトスト未収録
デスザウラーが進撃を続ける。
ついに共和国軍は、切り札ウルトラザウルスを繰り出した。
長い長い格闘戦が起こり、ついにウルトラザウルスはがっくりと膝をついた。

デスザウラーの勝利か!?
だが、シールドライガー部隊が現場に駆けつけ、自らを犠牲にしてウルトラが逃げるチャンスを作った。
シールドライガー部隊は壊滅したが、何とかウルトラは脱出に成功した。

同じ頃、デスザウラーに随伴していたブラックライモスは新型ゾイド「ベアファイター」と戦っていた。
ライモスの突撃を強力な前脚で止める。共和国軍の頼もしい新型ゾイドだ。

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88年1月号「ウルトラザウルス大逆襲」※バトスト3巻「たった一台の”上陸部隊”」に一部改変されて一部が収録
無敵の進撃を続けるデスザウラーは、遂に共和国の基地に迫った。
基地防衛のコマンドウルフは、あっけなくデスザウラーに倒された。

この事態に、ウルトラはリベンジをかけて立ち上がった。
幸いにも基地は海に近かった。そこでウルトラは海に出た。そこから砲撃する作戦だ。
ウルトラキャノン砲を発射。狙いを定め、デスザウラーに叩き込む。

キャノン砲は命中し、デスザウラーがぐらりと揺れる。
海上なら格闘戦の餌食になることはない。これなら勝てる。
しかしデスザウラーは背中のファンを高速回転し始めた。

次の瞬間、デスザウラーの口から荷電粒子砲が放たれた。
デスザウラーは砲撃力も有していたのだ。荷電粒子砲を浴び、海上のウルトラは半身を失ってしまった。

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88年2月号「ウルトラザウルス秘密指令」※バトスト3巻「たった一台の”上陸部隊”」に一部改変されて一部が収録
半身を失ったウルトラザウルスは、何とか浜にたどり着いた。
しかしそこに、新鋭帝国ゾイド「レドラー」が現れた。ウルトラにとどめを刺す気だ。
この事態にプテラスが出撃した。
速度で勝るレドラーは空中戦でプテラスを圧倒した。だがエネルギーを大きく消費し、ウルトラを撃つ事ができなくなった。

そこでデスザウラー自身が浜へ出向き、ウルトラにとどめを刺す事にした。
だがその時、サラマンダーが現れ猛烈な砲撃を行った。
この隙に、ウルトラが最後の力を振り絞って起き上がった。
サラマンダーに気を取られたデスザウラーを背後から砲撃。みごとファンを撃ち抜いた。

弱点を撃たれ、デスザウラーはたまらず海に逃げた。しかしウルトラにはもう、追う力は残されていなかった。

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88年3月号「頑張れ! ゾイド少年隊」※バトスト3巻「小さな戦士たち」に収録
中央山脈に、共和国の少年たちが住む村があった。
ある日ここに、帝国軍の機密情報を奪ったコマンドウルフが傷ついた状態で逃げ込んできた。
少年たちは、自分たちの力でパイロットを救おうと決意した。

村に戦闘ゾイドはない。しかし少年たちは知恵と勇気で帝国軍追撃部隊のツインホーンを鹵獲。
更に”秘密兵器”の張り子のゴジュラスMK-IIを使ってブラックライモスをも撃退した。
少年たちは、自分たちだけでパイロットを守り切ったのだ。

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88年4月号「ディバイソン登場」※バトスト未収録
デスザウラーは中央大陸の大部分を制圧した。
共和国軍は中央山脈に立てこもって戦いを続けた。

24ゾイドを完成させた共和国軍は、帝国24ゾイド部隊と激突した。
メガトプロスの砲撃力は凄まじく、デスピオンを見事に撃ち抜いた。

この事態に、帝国軍はサーベルタイガー部隊を派遣した。
コマンドウルフを倒しながら現場に急ぐサーベル。
しかしその時、見た事もないバッファロー型ゾイドが現れ、猛烈な体当たりを仕掛けた。
共和国軍新型ゾイド「ディバイソン」だ。
サーベルタイガーは吹き飛ばされてしまった。

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88年5月号「ディバイソン対デスザウラー」※バトスト3巻「たった一台の”上陸部隊”」に一部改変されて一部が収録
共和国軍新型ゾイド「アロザウラーがイグアン部隊を倒した。
この事態にデスザウラーが現場に駆けつけた。
逃げるアロザウラーにデスザウラーが迫る。だがこれは共和国軍の作戦だった。

デスザウラーが崖に差し掛かった瞬間、隠れていたディバイソンが不意打ちをし、角の一撃で沼に突き落とした。
沼の中でデスザウラーを、更に17門突撃砲の猛射で追撃する。
危うしデスザウラー。しかしレドラーが救援に駆け付け、ディバイソンの攻撃を妨害した。
これにより共和国軍は、あと一歩でデスザウラーを仕留めそこなったのだった。

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88年6月号「24ゾイド決死作戦」※バトスト4巻「密林の黒いイナズマ」に収録
中央山脈を攻める共和国軍は、シールドライガーとベアファイターによる「X作戦」を実行した。
これは山脈の南北から同時に進撃し、合流地点を目指すというものだ。

シールドライガー部隊は順調に進撃を進めた。
だがベアファイター部隊は、突如として現れた謎の黒い影にやられてしまった。

謎の黒い影はサーベルタイガーを強化した新型ゾイド、グレートサーベルだった。
グレートサーベルは恐るべき動きでシールドライガー部隊をも倒してしまった。
共和国軍の作戦は完全に失敗した。

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88年7月号「恐怖のMK-II軍団」※バトスト未収録
帝国軍がMK-II軍団を結成し、大進撃を開始した。
アイアンコングMK-II(量)部隊がウルトラザウルスを襲い、格闘戦で沈めた。
ブラックライモスNew、ブラキオスNewも、それぞれ敵を倒して活躍する。
グレートサーベルは素早い動きでゴジュラスMK-II(量)を翻弄し、ついには倒してしまった。
帝国部隊には、更にデスザウラーMK-IIも控えている。

どうなるのか共和国軍。だがこの時、共和国軍も強力なシールドライガーMK-IIを完成させようとしていた。
戦いは激化の予想を見せていた。

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88年8月号「恐怖のゾイド、ゴーレム登場」※バトスト未収録
共和国軍がレッドホーンMK-IIを鹵獲した。
調査のために基地に運び込んだのだが、その時、レッドホーンの内部から見た事もないゾイドが飛び出してきた。
新型24ゾイド「ゴーレム」だ。
帝国軍の罠だったのだ。

ゴーレムは基地内を警戒するバトルローバーを倒し、深部へ進んだ。そして基地を爆破することに成功した。
爆破の報を受け、グレートサーベルがとどめの為に現場に向かった。

だが基地には、生き残ったシールドライガーMK-IIが居た。
予想外の生き残りに慌てるグレートサーベルに、シールドライガーはキャノンビーム砲を浴びせた。
共和国軍はどうにか一矢を報いた。

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88年9月号「ゴーレム対メガトプロス」※バトスト未収録
共和国軍がデスザウラーを超える超巨大ゾイドを完成させたという……。
帝国軍に不吉なうわさが流れた。この調査にゴーレムを中心とした帝国部隊が出撃した。
共和国の守りは固く、帝国大型ゾイドは次々にやられていく。
だがゴーレムは守備隊のメガトプロスを倒し、秘密工場を発見したのだった。

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88年10月号「マッドサンダー現る!」※バトスト未収録
ゴーレムの情報を元に、アイアンコングMK-II(量)を中心とする部隊が工場に迫った。
だが部隊が工場に着いた時、突如として地面が割れた。

既に完成していた新型最強ゾイド「マッドサンダー」が、地中からマグネーザーを回しながら現れた。
アイアンコングが串刺しにされる。
残存する帝国部隊は攻撃を行ったが、重装甲のマッドサンダーには傷一つ付けることが出来ない。
ジリジリと後退する帝国軍。そしてマッドサンダーが反撃を開始すると、帝国部隊はあっという間に全滅してしまった。
恐るべきゾイドの登場だ。

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88年11月号「マッドサンダーを倒せ」※バトスト未収録
マッドサンダーを先頭に、共和国軍が進撃を開始した。
目的は奪われた共和国首都の奪還だ。

だが帝国軍は総攻撃をかけた。
共和国部隊が橋を渡る瞬間、ライジャーが攻撃を仕掛け部隊を足止めした。その隙にゴーレムが爆薬を仕掛けて橋を爆破した。
共和国部隊は谷底に転がり降りて行った。

だがマッドサンダーは健在だった。地中を掘り進んで谷からの脱出に成功する。
しかしそれも帝国軍の想定だった。
地上に脱出したマッドサンダーの前には、万全状態にデスザウラーMK-IIが待機していたのだった。

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88年12月号「マッドサンダー対デスザウラー」※バトスト未収録
デスザウラーはいきなりフルパワーの荷電粒子砲を浴びせかけた。
だが荷電粒子砲の光が消えた時、マッドサンダーの姿はそこに無かった。
マッドサンダーは荷電粒子砲を地中に潜る事でかわし、そのまま共和国首都に向かったのだ。

首都まで穴を掘り進めたマッドサンダーは、再び地上に出た。
共和国首都で帝国ゾイドを蹴散らすマッドサンダー。
デスザウラーは大慌てで首都に帰還、二度目の戦いを挑んだ。

デスザウラーは再び荷電粒子砲を放った。
マッドサンダーは今度は退かなかった。シールドで粒子砲を跳ね返し、ドリルを回転させながら突き進んできたのだ。
マグネーザーがデスザウラーを突き破る。ついにデスザウラーは倒され、共和国軍は首都を奪還した。

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89年1月号「帝国の逆襲!」※バトスト未収録
帝国軍が逆襲に出た。節減でディバイソンがデスザウラーに倒された。
この事態にマッドサンダーに出撃命令が下った。

デスザウラーに突撃するマッドサンダー。しかしマグネ―サーが当たる寸前、デスザウラーが飛んだ。
デスザウラーは飛行型改造タイプ「デスウィング」だったのだ。
突撃をかわしたデスウィングは、空から荷電粒子砲を放ちマッドサンダーを大破行動不能に追い込んだ。

あやうしマッドサンダー。
このピンチに、共和国軍はレイノスを急行させた。
レイノスがデスウィングの翼を砕く。デスウィングは墜落し、マッドサンダーは辛くも救われた。

強力な飛行ゾイドの登場で、共和国軍はますます強力になった。

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89年2月号「ゾイド星最大の決戦」※バトスト未収録
帝国首都攻略戦が始まった。
ディバイソン大部隊が帝国陣地を吹き飛ばしながら突撃した。
サラマンダー、レイノスは空から首都を目指す。レドラーが迎撃したが、レイノスを前に敗れ去っていった。
ウルトラザウルスは海上ルートから、ブラキオスやウオディックを蹴散らしながら進んだ。首都に到達した後はウルトラキャノン砲を叩き込んだ。
そしてついに、共和国軍は帝国首都に突入した。

首都内で、マッドサンダーはゼネバス皇帝の乗るデスザウラーと対峙した。
デスザウラーはマグネーザーを一本折る善戦をしたが、残るマグネーザーで貫かれて敗北した。
首都での戦いは共和国軍の勝利に終わった。

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89年3月号「暗黒メカ登場!」※新バトスト「謎のゾイド出現」に一部改変されて一部が収録
デスザウラーから脱出用ビークルが飛び出した。ゼネバス皇帝だ。
共和国軍はゼネバスを捕らえるべく、追撃部隊を編制した。

追撃部隊は海岸で無人のビークルを発見した。
「ゼネバスはどこだ?」しかしその時、突如として謎の黒いゾイドが出現し、部隊を襲った。
暗黒軍ゾイド、デッド・ボーダーとヘル・ディガンナーだ。

部隊を蹴散らした暗黒軍は、続けてウルトラザウルスを襲った。共和国軍は大混乱に陥った。
同じ頃、海岸線に巨大輸送船「ホエールカイザー」が現れ、残存する帝国ゾイドを回収していた……。

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89年4月号「暗黒メカ大進撃!」※バトスト未収録
暗黒軍が中央大陸に上陸した。
デッド・ボーダーは猛威をふるい、アロザウラーやレイノスを倒した。
ヘル・ディガンナーも素早い動きでベアファイター部隊を倒した。

この事態に、共和国軍は切り札マッドサンダーを出撃させた。
マグネーザーを全開に突撃する。だがデッド・ボーダーは驚異的な運動性でこれを回避。カウンターで重力砲を叩き込んだ。
この戦いはどちらの勝ちに終わるのか?

※決着は描かれず

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89年5月号「暗黒デスザウラー現る!」※バトスト未収録(展開が改定されて新バトスト[連れ去られた暗黒ゾイド]に一部が収録)
水平線の向こうからホエールカイザーが現れた。暗黒軍上陸部隊だ。
上陸を阻止するべく、共和国軍は必死の抵抗をした。

レイノスはホエールカイザーのエンジンを攻撃、見事に撃墜した。
漂流するホエールカイザーにウルトラザウルスがとどめを刺す。
だがホエールカイザーの残骸から、暗黒化改造をされた改造デスザウラー「デスエイリアン」が現れた。
デスエイリアンは暗黒粒子砲を放ち、ウルトラザウルスを倒した。
ホエールカイザー撃破で上陸は阻止した。だが、共和国軍は暗黒化改造の恐ろしさを知ったのだった。

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89年6月号「激突! 新型ゾイド」※バトスト未収録
小島にある共和国の秘密工場が暗黒軍に狙われた。
新型ゾイド「ダーク・ホーン」を中心とする暗黒部隊は守備隊を蹴散らし暴れまわった。

共和国軍はマッドサンダー、カノンフォートらを輸送艦に載せて救援に向かった。
カノンフォートは主砲でヘル・ディガンナーを倒す。
マッドサンダーは工場入り口に立ち、その防御力で敵の攻撃に耐えて扉を守った。

共和国軍が時間を稼いだことで、開発中の新型ゾイド「ガンブラスター」が完成した。
黄金砲が放たれデッド・ボーダーに命中する。共和国軍の反撃開始だ。

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89年7月号「ガンブラスター登場!」※バトスト未収録
ガンブラスターの完成で、共和国軍は暗黒大陸への上陸を決意した。
飛行輸送船で共和国大部隊が暗黒大陸に運ばれた。だが暗黒軍は激しい迎撃を加えた。

ヘル・ディガンナーは大部隊でゴジュラスMK-IIを襲う。
デッド・ボーダーは槍を投げてマッドサンダーを攻撃する。
ダーク・ホーンは凄まじい攻撃力でカノンフォートを蹴散らした。

共和国軍は全滅の危機に陥った。だがガンブラスターが全力砲撃を行い、デッド・ボーダー部隊を撃破する。
ガンブラスターの活躍で、共和国軍は危機を脱した。

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89年8月号「激突! 二大新ゾイド」※バトスト未収録
共和国軍は、森の中の暗黒軍砦を発見した。
ガンブラスターが出撃する。
守備隊のダーク・ホーンがガトリングで攻撃したが、ガンブラスターはバリアで防ぐ。そして黄金砲で返り討ちにした。

守備隊を蹴散らし、暗黒軍砦は共和国軍の手に落ちた。
だが次の瞬間、凄まじい速さのゾイドがガンブラスターを攻撃した。暗黒軍新型ゾイド「ジーク・ドーベル」だ。

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89年9月号「ジーク・ドーベル対ハウンドソルジャー」※バトスト未収録
ジーク・ドーベルがライジャーを従えて進撃した。ベアファイター部隊は容易く蹴散らされた。
同じ頃、共和国新型ゾイド「ハウンドソルジャー」は暗黒軍基地を攻撃していた。
強化ユニットを増設したハウンドソルジャーは、守備隊の暗黒コングを倒した。

基地を救うべく、暗黒部隊は現場に急行した。
ジーク・ドーベルとハウンドソルジャーの戦いが始まった。
激しい格闘戦が行われ、両ゾイドはもつれ合ってついには崖から転がり落ちていった。

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89年10月号「最強暗黒ゾイド ギル・ベイダー登場!」※バトスト未収録
暗黒大陸奥深くに攻め込んだ共和国軍。だが暗黒軍はついに完成した最強ゾイド「ギル・ベイダー」を投入した。
現れたギル・ベイダーは共和国基地をあっという間に破壊した。

共和国軍はキングライガーを出撃させ、ギル・ベイダー基地の場所を特定した。
その情報を元に、サラマンダーとサラマンダーF2での爆撃を試みた。
だがギル・ベイダーに迎撃され、部隊は全滅してしまった。

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89年11月号「ギル・ベイダー生け捕り作戦」※バトスト未収録
共和国軍はギル・ベイダーの生け捕り作戦を実行した。
飛行ゾイド捕獲用の特殊装備、チェーン砲を装備したゴジュラスが飛行中のギル・ベイダーを捕らえた。
そのまま地上に引きずりおろそうとするゴジュラス。だがギル・ベイダーは、恐るべき力でチェーンを引きちぎって脱出した。
次の瞬間、反転して報復に移る。
共和国捕獲部隊は全滅し、共和国軍の作戦は完全に失敗した。

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89年12月号「ギル・ベイダー対マッドサンダー 」※バトスト未収録
共和国軍は上陸地点の港にまで押し戻されていた。そしてその港にもギル・ベイダーが飛来した。
港を守る改造マッドサンダーは、対ギル・ベイダー用に改造された「グレートサンダー」だ。

両機の戦いが始まった。
グレートサンダーは必殺の対空爆弾で攻撃する。攻撃は命中し、たまらずギルは落下した。
落下するギルに、更にマグネーザーを突き刺す。

だがギルは生きていた。
マグネーザーが突き刺さった状態で再び上昇、グレートサンダーをぶら下げたまま上空まで飛んだ。
そして機体を揺さぶり海に突き落とす。

ギル・ベイダーは港の攻撃を断念し、再戦を誓いつつ帰還していった。

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90年1月号「ギル・ベイダーの逆襲」※バトスト未収録
中央大陸の沖合に暗黒軍の潜水空母が現れた。中からギル・ベイダーが飛び立ち、中央大陸を攻撃した。
ディバイソン部隊が迎撃したが、ギル・ベイダーは地上戦で返り討ちにした。

攻撃を完了したギル・ベイダーは潜水空母に帰投した。
だがそこには、発見されウルトラザウルスの攻撃を受ける海底空母が居た。
この危機に、ギル・ベイダーはウルトラザウルスを攻撃。
水中戦でウルトラザウルスを倒し、危機を払拭した。

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90年2月号「ギル・ベイダー大海戦」※新バトスト「ヘリック最後の決断」に収録
暗黒大陸の危機を救うため、共和国軍は何十台ものマッドサンダーを海戦タイプにして海を渡らせた。
中央大陸から暗黒大陸を目指すのだ。

だがマッド艦隊は、途中でギル・ベイダーの攻撃を受けた。
しかもそれは海戦用に改造されたギル・ベイダーだった。
マッド艦隊は壊滅し、海底に消えていった……。

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90年3月号共和国最新メカ オルディオス、出現!※バトスト未収録
「共和国軍を海の向こうに追い返せ」
デスザウラーを先頭に、暗黒軍が攻勢に出た。
ゴジュラスが成す術もなく倒される。

だがその時、見た事もない白いゾイドが現れ、暗黒軍を攻撃した。完成したばかりの新型ゾイド「オルディオス」だ。
この事態に、暗黒軍は二機のギル・ベイダーに出撃を命じた。
だがオルディオスは素早い攻撃で攻撃をかわし続けた。
逆に、無理にオルディオスの動きに追従するギル・ベイダーに機体限界が訪れた。
ついにギル・ベイダーは空中分解してしまった。

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90年4月号「出撃、オルディオス」※バトスト未収録
ギル・ベイダーが共和国の港に現れた。
護衛のゾイドや港を破壊し、コントロールタワーを目指して進撃を続ける。

この事態にオルディオスが出現した。衝撃砲でギルのツインメイザーを破壊する。
怒りに燃えるギルはオルディオスを追撃した。
だがその時、飛行ゾイドの動きを止めるレーザーネットを装備した改造ゴジュラスが現れ、ギルの動きを止めた。
その隙に、オルディオスは反転しサンダーブレードを突き立てギルに突撃した。
翼を砕かれたギルは、這う這うの体で逃げ帰っていった。

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※90年度からはゾイド連載は「隔月」になっている。

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90年6月号「改造デスタンク破壊作戦」※バトスト未収録
共和国新型ゾイド「TFゾイド」が偵察作戦に出た。
しかし暗黒軍基地に辿り着いた瞬間、万全状態の改造デスザウラー「デスタンク」が現れた。
暗黒軍の罠だったのだ。

デスタンクは脚部をキャタピラに改造した特殊タイプだ。地響きをあげてTFゾイドを追う。
しかし救援のゴッドカイザーが現れ、キャタピラを撃ち抜いた。
動きを奪われたデスタンクを、共和国軍は一斉に攻撃した。
こうして脅威は去ったのだった。

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90年8月号「暗黒竜、出現」※バトスト未収録
孤立する共和国基地を救うために、共和国軍は飛行コンテナを使った空中輸送作戦を実施した。
だが飛行コンテナは、突如として新型ゾイドの攻撃を受けた。
最新ゾイド「ガン・ギャラド」だ。

ガン・ギャラドは目にもとまらぬ動きで護衛のオルディオスを倒してしまった。
飛行コンテナも墜落する。

ガン・ギャラドは続けて共和国基地へ舞い降りた。
守備隊のゴジュラスが迎撃したが、ガン・ギャラドは陸戦モードに変形して反撃。ハイパー荷電粒子砲を発射し、一撃で倒してしまった。

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90年10月号「キングゴジュラス登場」※バトスト未収録
共和国軍に、待ちに待った新ゾイドが登場した。あのゴジュラスが生まれ変わった最大最強ゾイド「キングゴジュラス」だ。
暗黒軍のアイアンコングが襲いかかってきたのを迎え撃つ。
スーパーサウンドブラスターの一撃でコングは吹き飛んだ。

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90年12月号「突撃! キングゴジュラス」※バトスト未収録
いよいよ最後の決戦の時が来た。
共和国軍はキングゴジュラスを中心に暗黒軍基地を目指して突撃した。

キングゴジュラスは基地で暴れまわった。
待ち構える暗黒軍最強部隊をものともしない強さを見せる。
ゾイド星には、いよいよ平和が来ようとしている……。

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91年2月号「キングゴジュラス最後の戦い」※バトスト未収録
スーパーガトリング砲、スーパーサウンドブラスターを全開にしてキングゴジュラスが突き進む。
この戦いに勝利すればすべてが終わる。
遂に暗黒軍大部隊は倒された。キングゴジュラスには砲を発射するエネルギーは残っていなかったが、ギリギリで勝利したのだ。

だがその時、暗黒軍最強ゾイド、ギル・ベイダーが現れた。
暗黒軍に残された最後のゾイドだ。
砲を撃てないキングゴジュラスはどうなってしまうのか!?

だがキングゴジュラスは尻尾を高く振り上げ、その一撃でギル・ベイダーを撃墜してしまった。
こうして最後の暗黒ゾイドが倒され、ゾイド星に平和が訪れたのだった。

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