Zoids Ignitio69回アンケート -設定・戦歴が好きなゾイド- 集計結果

2015年10/31~11/14に実施した、第69回アンケート -設定・戦歴が好きなゾイド-の集計結果を公表します。

ゾイドはデザインやギミックに優れ、それだけでも魅力的な玩具です。
しかし、その優れた玩具をより魅力的にしているものが「設定」です。また、「作中での戦歴」です。
魅力的な設定や、勝ち負け問わず魅せてくれた様々な戦歴・・・。
設定や作中での戦歴が複合的に加わり、いよいよゾイドは魅力を増します。

そんなわけで、今回は、「設定」「戦歴」に的を絞り(つまりデザインやギミックの評価は一切考慮せず)、その部分に魅力を感じるゾイドを教えて頂きました。


■アンケート項目詳細
 まずは、実施したアンケートの項目を記載します。

 項目1-「設定」「戦歴」が好きな、惹かれるゾイドは?-

 項目2-どんな設定や戦歴を持つゾイドに惹かれる?-

 項目3-このゾイドの設定は惜しかったなぁと思うものがあれば教えてください-

第69回アンケートの質問項目は、以上でした。

■投票数
 今回の投票数は24票でした。ご投票いただきました皆様、御礼申し上げます。
 では早速、発表します。


■質問1 -「設定」「戦歴」が好きな、惹かれるゾイドは?- 回答詳細
(登場順で紹介します。また改造機はノーマルに付随させます)

ゴジュラス
■ゾイドの方向性を決定付けた傑作機だと思います。
 生体感溢れるパワフルな挙動。格闘戦でばったばったと敵をなぎ倒す力強さ。そして驚異的な撃たれ強さ。
 ゾイドの魅力がこれでもかと詰まっています。火器もうるさくない程度に強力で、格闘だけでなく砲戦で敵を倒すシーンがあるのも良い。
 (ギガもこのバランスで出ていれば…)
 後々に改良タイプが出ているのも良いですね。
 今ではやられ役に転落しましたが、それはそれで良いと感じています。
 本音を言うとたまには活躍させてあげて欲しいですけどね。

メカ生体ゾイド初期のゴジュラス
■レッドホーンに痛手を受ける、モルガに倒されるという負け戦もありつつ、陽動作戦で敵の攻撃を一身に受けながらも味方の危機に駆けつけ満身創痍で
 限定コングを撃破する等、最強でありながら戦い方次第ではどんな機体にも勝ち得、どんな機体にも負けうる巨大ゾイドというのが大変良い。
 格闘戦、パワーにおいては比類無い。あの時代において、間違いなく最強の機体。
 ただ同時に負ける事もある。しかし不思議とどのゾイドも弱いとか雑魚等とは思わない。しっかりと格を保っていた。

■不利な状況、劣勢な味方、それらをすべて覆し勝利を掴む、最強の破壊力持つファイター。
 苦戦を挟むのが逆に魅力な気がしますね。

ゴジュラスMK-II
■対アイアンコング部隊との決戦や、ゴジュラス9バリエーション、オギータ研究所のプロトタイプを挟んだ末に完成しているのが良い。
 あれほど説得力のあるパワーアップ機はなかなかないですよ!
 パイロットがロイ・ジー・トーマスっていうのも良いですね。

ゴジュラスMK-Ⅱ量産型
■何よりもあの熱い議論が忘れられませんね。
 皆で考察や意見を出し合って目の色が緑の理由や武装の意味、格闘能力の弱体化と徹底したやられ役になった経緯や背景など、1機種のゾイドについてここまで深く
 考えた機体は他に無いです。
 個人的に4連速射砲=サーベルタイガー用の武装と言う仮設定を推したいです。
 サーベルタイガーの登場によって試作型には無かった武装が追加され、格闘能力の更なる低下を招き器用貧乏のやられ役に成り下がった物の、総合的なバランスの良
 さから特別な改修を加えられる事も無いままで、最後まで前線で戦い続けたゾイド界の華ですよ。散る役ばっかりですけどね!
 けど、バトストの外側ではちゃんと活躍していたのは間違い無い。
 役立たずの大型ゾイドをあんなに量産する訳が無いんだし、活躍したシーンが掲載されていないだけだと信じています。
 でも、その悔しさ以上に『ゾイドを持たない数名の帝国兵にやられるシーン』この描写が無い事の安堵感の方が強かったりするのも事実。
 この子ならどんな相手にでも負けかねないですから(苦笑)

■「好き」に投票するか「惜しかった」に投票するか悩みましたが、悩んだ結果、あのような負け戦ばかりだったから良かったと結論付けました(笑)
 でもあれだけ量産されてるし、きっと堅実に活躍していたんでしょうね。
 個人的にはゾイドバトルビデオでウルトラザウルスと並んで撃ってるシーンが大好きです。効果音も良かったな。

ゴジュラス・ジ・オーガ
■ゴジュラスに(多分)思い付きでオーガノイドシステムを乗っけてしまって手に負えなくなってしまったという設定が大好きです。
 その後、自動操縦装置をつけて只の歩く砲台に成り下がっていたところをアーバインと出会って共和国の危機を救う、という戦歴も非常に良い。
 しかも、それっきりで消えるかと思いきや最後にダークスパイナー相手に大立ち回りを演じてゴジュラスギガに後を託すという熱すぎる展開。
 特に当時、ダークスパイナーのジャミング戦法が好きでは無かったので、闘争本能でジャミングを打ち破って形振り構わずダークスパイナーを片っ端から
 なぎ倒してくれたのはスカッとしました。

■誰にも扱えないというワンオフ機、アーバインのみに心を開くという、そしてその名に恥じぬ活躍ぶり…
 全ゾイド史の中でも最高のゴジュラスだったといっても過言ではないと考えています。

■初陣ではPKコングを一瞬で倒し、最期はダークスパイナーを何機も倒した。どちらも帝国の強力無比なゾイドであり、貫禄は十分。
 通常機の10倍とも言われる戦力はやや盛りすぎとも思うが、人の乗れる代物ではない設定が光る。
 ただ一機のみ作られた特異性と強力さ、兵器として粗末な完成度が、いかにも不器用で最強のゴジュラスらしくていい。
 アーバインの事を認め、コクピットを開く様はゾイドが生きた機械であると強く意識させる。高速修復能力も、生命力の高い恐竜を意識していて面白い。

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モルガ
■散々弱いと言われているが、ゴジュラスをミサイルで撃破した経験もある。改造機はゴジュラスギガさえ手玉に取った。
 直接の戦力は低めでも、爆発的な量産性で押し寄せ、軍の中核を担う。一体一体は弱いと明言されながらきっちりと活躍している点が見逃せない。
 頭部の分厚い装甲による兵の生存率の高さもリアリティがあってすこぶる良い。

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マルダー
■高性能防空砲台なのに、結果として共和国飛行ゾイドの優秀さを惹きたてる役になったところが好きです。
 戦歴で言うと最も目立ってない部類だろう…。それが逆に好き。

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シンカー
■メカ生体では暗黒大陸への逃亡いらい、あまり活躍もなく、マルダーと共に早々と生産終了してしまいましたが、新世紀のマイクロゼンマイシリーズでは最も
 実績を残したゾイドではないだろうか。
 この時の一斉に海から現れるシンカーのジオラマは大迫力で壮観でした。

■エイなので、水中行動が得意なのは当然の設定として、飛行までできてしまうという意外な設定…
 ただ、生物としては、海中を「飛ぶように」泳いでいるわけで、意外性と説得力を兼ね備えることができた絶妙なアイデアに脱帽です。

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サラマンダー
■帝国にとってのB29?はたまたランカスター?
 帝都やウラニスク工業地帯は、東京やドレスデンのような惨状だったに違いない。

■アロザウラーやガンブラスターを空輸するだけでなく、チェスター教授の空飛ぶ研究所にもなる。
 直接戦闘以外にもすっごい戦歴です。

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アイアンコング
■初陣であのゴジュラスの無敵時代を終わらせた。
 運用地形、戦術、兵器としての完成度、どれを取っても素晴らしい。
 ここまで万能だと普通は嫌われたりするものだが、接近戦ではわずかにゴジュラスに及ばない点がリアリティとファンへの配慮両方を感じさせていて脱帽。
 ミサイルが主力という点も、一見生物の能力と合致しないが、ゴリラは知能が高く武器や道具を使用するので連想は容易い。

 かなり長期間最前線に立ち、ウルトラザウルスやデスザウラーを仕留めたりと、要所要所で大活躍している。
 だが同時に仮想敵に結構な数破壊された悲しい初陣も光り、強力ではあるが決して無敵ではない所が本当に考えられている。
 様々配慮した優秀な設定と戦歴を誇る最高傑作に相応しい。

■・設定について
 ゼネバス帝国が総力をあげて開発した万能ゾイドであり、
 場所を問わずに運用できる汎用性の高さや、遠距離戦を得意としつつ接近戦でも高い性能を誇り、ゴジュラスに匹敵する性能を有しつつも大変扱いやすく、
 装甲の付け外しが容易と言うのも整備性や拡張性に優れている事に繋がると考えられるのがいいです。
 その戦歴も加味すれば、正しく傑作と言うのに相応しいゾイドであると思います。

 ・戦歴について
 デビュー戦で共和国の大型ゾイドを次々と倒し、ゴジュラスの無敵伝説を終わらせたのを筆頭に、
 ウルトラザウルスを追い詰め、ゴジュラスMK-2限定型と激闘を繰り広げたコマンド“エコー”のアイアンコングMK-2限定型、様々な戦場でその姿を見せる
 アイアンコングMK-2量産型、暗黒軍によって改造されたブラックコングなど、メカ生体時代を通して活躍したのに加えて、機獣新世紀の時代においても帝国
 軍の主力ゾイドとして活躍し、中でもアイアンコングPKが共和国軍のロブ基地の中に侵入して蹂躙したなど、登場以来何十年もの間一線級のゾイドとして数々
 の活躍を繰り広げたその戦歴もまた傑作ゾイドに相応しいものだと思います。
 アニメでは無印第1部でシュバルツ少佐の愛機としてダークホーンのガトリング砲などを装備した改造タイプが登場し、待ち伏せのガイサック部隊をガトリング
 砲で一掃したり、帝都でのプロイツェンとの決戦の際には片腕をデスザウラーの足の駆動系に詰まらせて足止めするといった活躍を見せ、無印第2部ではMK-2
 限定型の装備になり、大佐になったシュバルツがリーゼに操られた際には弟のトーマが操るディバイソンを圧倒し、また、バン達ガーディアンフォースの面々と
 共にウルトラザウルスの背中の甲板から襲来するシンカーの大部隊を迎撃した際には、背中のスラスターを併用してウルトラザウルスの格納庫をよじ登ってシン
 カーを撃墜するなど、その強さを遺憾なく見せ付けたエピソードがあるのも印象深いです。
 その他、モブ機体として専らやられ役として登場した事や、バン達にルドルフを託してレイヴンのジェノザウラーに果敢に挑んだロッソとヴィオーラのアイアン
 コングの活躍もまた印象的でした。

 アイアンコングは傑作ゾイドに相応しい設定と戦歴を持つゾイドだと思います。

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グスタフ
■超強固な装甲をもちながらも、おとなしすぎる性質。この性質という生き物らしさに惹かれます。
 さらに輸送用という決して派手でない役割の専用ゾイド、この設定のおかげでゾイド世界は格段に広がりました。

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イグアン
■「鹵獲したゴドスをコピー改良した」というのが良いですね。
 ゴドスに勝てるのはゴドスだけ…(もっとも直後にヘルキャットやハンマーロックなどゴドスに勝てるゾイドは続々と誕生するのだが…)。
 後に共和国軍もサーベルタイガーを鹵獲して同じような事をやっているのが面白い!
 他にもダブルソーダなど、「両国のペア」は凄く好きです。後期には無くなっちゃったのが悲しい…。

カージナル
■バトスト2巻でフロスト中佐が乗る赤いイグアンですね。
 登場から最後まで本当に格好良いです。
 小型ゾイドをメインに立てたストーリーで、
 ここまで戦いを強烈に描いた物は他に無いと思います。
 そして、忘れてはいけないのがトビー・ダンカンの存在です。
 兄の機体と同様に無慈悲な巨砲の前に散った、兄と同じ赤い色のゾイド。
 トビーの心に刺した物、デスザウラー搭乗への布石としても最高の機体だったと思います。

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スネークス/ステルスバイパー
■ウルトラザウルス上陸作戦の活躍が好きです。
 蛇の生物的特性をそのまま活かして、水上作戦を可能な機体設定にしているのがいいですね。

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ウルトラザウルス
■「ウルトラザウルスが強くて勝った」のじゃなくて、「ウルトラザウルスが後方支援および指揮管理をしたから勝った」というのがいいですね。
 直接戦闘は苦手だが、キャノン砲による支援砲撃。そして味方を居のままに操る指令設備。
 既存ゾイドの輝きをより強調しつつ、自身も強い魅力を放つ。最高の設定ですね。
 海を渡れる設定も良かった。

■何十年も続いた戦争を終わらせた功績はまさにウルトラ級。
 戦勝記念パレードで首都の大通りを闊歩する栄光の姿が目に浮かびます。
 当時の人々には、「戦時が平時」だったわけです。戦時しか知らない世代もあったでしょう。
 そんな中訪れた終戦。中央大陸はお祭り騒ぎだったはず。共和国首都でも「勝利のキス」がきっとあったでしょう。
 もっとも、ゼネバスは割とすぐ帰ってきちゃうんですが。

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ツインホーン
■どうしてこのゾイドが親衛隊所属だったのか。色々と考察の余地がありそうだ。前線に送るゾイドの開発と生産に必死でこういうことになってしまったのだろう。
 ライジャーと共にある意味敗戦or逃亡を前提として登場したものと思わざるをえない。
 はっきし言って万能ゾイドではなく中途半端ゾイド。ブラックライモスは間違いなく万能ゾイド。

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シュトルヒ
■帝国初の本格空戦機として大々的に登場したにもかかわらず、宿敵プテラスを駆逐しきることはついにかなわず、敗戦。
 初の本格空戦機ゆえに開発は遅れ、扱い辛く(しかも始祖鳥型野生体は気性が荒いらしい)、プテラスを凌駕するようなスペックを出せた機は親衛隊など一部だけ
 だっただろう。その後、完全にレドラーに立場を奪われ、活躍の機会はなくなってしまった。

 ネオゼネバス時代に再度採用されるが、これ、実はシュトルヒしか使える空戦ゾイドが無かったんじゃないかなーと。
 ・レドラー、ザバット、グレイヴクアマ:暗黒大陸産なので、ガイロス帝国の協力無しには生産不能
 ・ブロックス系:ZOITEC社との関係が悪化し、決戦用ゾイド(セイスモ)支援機を最後に、新機種の開発も既存機の生産も断ち切られる
 →中央大陸で野生体が生息し、数も揃えられるとしてシュトルヒに白羽の矢が。
 そしてシュトルヒを使わざるを得なくなったからこそ、性能を大幅アップさせたか、あるいは性能を大幅に誇張して宣伝したのか…。

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ディメトロドン
■この機体と切っても切り離せないD-DAY上陸作戦は、華々しかったですね。
 生物的な特徴である背ビレをレーダーにした電子戦ゾイドという設定は、傑作中の傑作だと思っています。

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シールドライガー
■・設定面について
 単純に「サーベルタイガーに対抗して開発された高速ゾイド」と言うだけでなく、実は「鹵獲されたサーベルタイガーを解析して開発された」と言うのがなんとも
 味があって好きです。
 また、キットとしての面から見た場合、この設定は本家キット版でサーベルタイガーの駆動系の部品を流用しているのに説得力を与えていてとてもいいと思います。
 そしてサーベルタイガーを解析した上で、それを上回る高速性能を発揮できるするには、徹底的な軽量化で身軽になる事と武器を収納式にして空力性能を上げるの
 が必須だったと言うのがまたいいです。
 機獣新世紀ではグレートサーベル並みのスピードを発揮できるようになってパワーアップしたセイバータイガーとの対決でより顕著になりましたが、最高速での戦
 闘ではスピードでシールドライガーが勝る反面、武器が外付けになっているサーベル(セイバー)タイガーの方が火力で勝るので、「後発であるシールドライガー
 が全ての面で勝っている訳ではない。」と言う、シールドライガーにもサーベル(セイバー)タイガーにも勝ち筋があると言うのがライバル関係としてとてもバラ
 ンスが取れていて良いと思います。
 総じてシールドライガーの設定はとてもよく出来ていると思います。

・戦歴について
 バトストではメカ生体でも機獣新世紀でも颯爽と登場して鮮烈なデビューを果たしたのが印象に残りました。
 特に機獣新世紀ではハルフォード中佐の操るシールドライガーがセイバータイガーと激戦を繰り広げ、未完成とは言えデスザウラーを相手に決死の突撃を敢行して
 これを撃破したのは印象深いです。
 その一方で、ブラックコングに真っ二つにされたシールドライガーMK-2がとてもショッキングで、別の意味で印象に残ったりもしました・・・。
 また、アニメではアニメ無印の主人公であるバンの最初の愛機として登場し、バンがまだまだ未熟であるが故に苦戦を強いられる事も多かったですが、次第にその
 才能を開花させていくと共にシールドライガーの性能を発揮できる様になって行ったのは印象深いですし、レイヴンのジェノザウラーに敗北してコアを撃ち抜かれ
 たのは今でもゾイドにおけるトラウマの筆頭です・・・。
 アニメ無印ではハーマンの機体として青いシールドライガーが登場したり、共和国仕様の一般機(?)としてシールドライガーMK-2を思わせる白いカラーリング
 の機体も登場したりした他、/0ではリノンの兄であるレオン・トロスの機体として青いシールドライガーが再び登場し、どの機体も専らやられ役ではありますが、
 時には健闘する勇姿を見せたのが印象深いです。
 加えて、漫画版機獣新世紀ゾイドでは、元はムンベイの兄であるジャッドが乗っていた機体で、後にバンの愛機となったシーザーの活躍の数々、中でも一瞬で着弾
 するレールガンの弾丸を回避して見せたのがとても印象深いですし、その後ブレードライガーへの進化を経て、対デススティンガー戦の際にそのコアをライガーゼ
 ロのボディに移植する事で、身体は変わっても一貫してバンの愛機であり続けたのが印象深いです。

 設定でも戦歴でも、シールドライガーはとても好きな所が多いゾイドです。

シールドライガーDCS-J
■完成に至る経緯が、共和国らしい強引さで好きです。

 タイガーより速くするために武装は格納式で!←わかる
 でも砲撃力も持たせたい、外付けでキャノンビーム砲つけるぞ!←え?え??
 でもこれ遅くなるわ、動力機関も改造して更に速くするぞ!←嫌な予感しかしない
 悪い悪い、操縦性劣悪で誰にも使えなくなっちゃったww←は??
 レオマスターなら使えるからOK!!←何が良いんだ??

 結果的にはめちゃくちゃカッコいいんで大好きです。

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コマンドウルフ
■シールドライガーと違いイヌ科である事が共和国らしさを強調していていい。
 生産性が良く、群れになれば力が倍加するというのもいいですね。鹵獲されたり色んな改造機が登場していたりするのも良い。

コマンドウルフNEW
■最高速度が10km/hだけ向上しているという地味な強化が好きです。
 それと、武装追加で強化された機体は数多いですが、カラーリングの変更のみでスペックの強化まで設定された機体って多くはないので。
 もしかしたら多機種も(数値に出ない面で)生産途中で強化されていたのかも、と想像を広げさせてくれる機種でもあります。

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ディバイソン
■デスザウラーに立ち向かうために、過剰ともいえる前面への武装集中を行ったという設定が良い。
 また、突撃用ゾイドなので装甲式コクピットを採用している点など細かい点でも気がきいてます。
 戦歴も決して弱い(アイアンコングと同等なので、むしろ強い部類)ゾイドでは無いがデスザウラー相手には分が悪く、それでも決死の突撃で立ち向かっていった
 という戦歴がとても良い。

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マッドサンダー
■開発経緯にバトストほぼ一冊分使われるという大盤振る舞い。
 そしてやっとロールアウトした時も運用に注意が払われるなど「なんでも出来るわけではないよ」と釘打ちながらも他ゾイドでは代わりの利かない一番大事な所
 ではキッチリと決める仕事人のような活躍。まさにプロ。
 本体の魅力もストーリーの盛り上げ方も「完璧」ですよ!

■完成までの経緯が凄いですね。開発の大変さを描いているのが良いし、その裏でゾイドとは何か・人とは何かを考えさせるように描かれているのも良い。
 各設定も完璧です。半荷電粒子シールドとハイパーローリングチャージャー。マグネーザーとサンダーホーン。
 あのデスザウラーを倒す為の装備に説得力が満ち溢れているのが最高です。ただデッド・ボーダーはやりすぎだったと思います。

■「無敵のデスザウラーにどう挑むのか」という難題に最高の答えを出してくれたゾイド。
 ティラノサウルスに対抗しトリケラトプスが来る事は予想の範疇だった。しかしマグネーザーの設定は予想を超えて良かった。
 当時の私は角をキャノン砲にすると確信して待っていた。ウルトラキャノン砲を越える新型砲を期待していたのだ。
 しかし、まさかのドリル! ゼロ距離に接近して荷電粒子砲を跳ね返しながら穴を穿つのが衝撃的だった。

■中央大陸戦争の覇者ではあるが、旧ゾイドの大陸間戦争ではやられ役もこなし、だが最後まで共和国の主力ゾイドであり続けたこと。
■最前線でデスザウラーと戦うのに、司令室まであるという豪華さ。設定としては、前線で自ら戦いながらの戦術指揮もできる武将なのでしょう。

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ライジャー
■「俺を、俺たちの部隊を、ライジャーを…、帝国をなめるな!」
 このサイトの小説(第343ライジャー独立部隊)の引用ですが、まさにこの通り。
 滅び行くゼネバス帝国の、最後の意地。遂にマッドサンダーに対抗できるゾイドは開発できなかったが、それでも史上最高クラスの高速戦闘メカ(この時代の中型
 ゾイドとしてはオーパーツレベルの性能だと思います)を…そして高速機の始祖であるヘルキャットの後継機を生み出した。
 華々しく活躍し、抗い、そして散っていった。そんなライジャーの戦歴は、特に誇らしいものだと思う。

■スペックが凄い。320km/h!! 火力も凄い!! やりすぎスペックなんですが、「帝国軍最後のゾイド」という所と合わせると最高です。
 敗戦はしたが意地は残した。その後に暗黒軍でも使用されているのも良い。
 機獣新世紀ゾイドでは強すぎるから復活できなかったんじゃないかなと思っています。

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ダーク・ホーン
■「帝国ゾイドが接収された」「強力になって帰ってきた」が、すぐに分かるもので凄く良い。
■キミは最強の帝国メカだ!

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ガンブラスター
■暗黒軍(特にデッドボーダー)に恐怖すら感じ始めていた時に、颯爽と現れて共和国を救った戦歴が最高に良い。
 設定も極端に前面に火器を集中させ、さらに運動性や格闘能力は低くとにかく砲撃能力のみに特化させた潔さが良い。
 おそらく既存のゾイドや万能型のカノンフォートが苦戦する様子を見ての決断だったんだろうなと色々考察できます。

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ガン・ギャラド
■旧ゾイド末期なのにオルディオスとライバル関係であり、尚且つ戦力的に善戦したこと。
 ギミック的にはないかなーと思いますが局地防衛用・迎撃用としては上手い設定だったと思います。

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ストームソーダー
■共和国逆転の鍵となったことから。
 共和国派だった小学生の私はプテラスが成すすべなくレドラーに倒されてゆく様を見て(そもそもそのために作られたので当たり前なんですがw)内心やるせない
 思いを感じていたので、補給退路を経つ戦いにおいてレドラーを圧倒した様を見て、「プテラスの敵を打ってくれたか!」と、勝手に感動してました(笑)
 アニメでは大活躍でしたが、バトストでも活躍シーンがもっとあればなと思った機体でした。

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ジェノブレイカー
■こいつに限っては「ごく一部のエースにしか扱えない」という設定が納得モノです。

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ハンマーヘッド
■「全ての面でシンカーを上回ろうとしたために開発コストもシンカーを上回ってしまい、量産性ではシンカーを上回ることができなかった」という点が皮肉すぎて
 面白いです。

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エレファンダー
■何と言ってもそのデビュー戦が「絶望的な撤退戦の殿役」という所が泣けてきます。
 ヘリック共和国軍にトドメを刺すために製作された圧倒的なパワーと重装甲を持つ機体が、ガイロス帝国軍を本土に帰らせるための盾として転用され、
 かつての敗戦国ゼネバス帝国に連なる兵士たちの手にによって彼らの唯一の希望たる者を逃がすために、
 攻略部隊に一矢報いつつも最後の一機になるまで戦い続け、やがては倒れていく…。
 ここまで魅力的な演出はそうそう無い。そう思っています。

■元々共和国に止めを与える栄誉が与えられるはずが、完成時には戦局が逆転しており殿(しんがり)を努めなければならなかった初陣。
 しかし味方を逃す為に圧倒的戦力差を性能と背水の陣で戦った男達とエレファンダー。平成バトストでここまで魅力的な負け戦を私は知らない。
 更にその高性能ぶりから共和国にも一定数鹵獲されて使われた、後のライガーゼロのCASの雛形となる兵装を持っていた等、光るものが揃っている。

■換装によりオールマイティに活動できることに加えて、高速ゾイド全盛の中で「敵軍の要塞などを攻略するため」に重装甲・重武装を施されている点が良いです。
 高速ゾイドがすべてにおいて万能では無いというのをささやかながら主張できていて良いです。
 また、戦歴では何より盾として散っていったという悲劇性が良いですね。
 しかも本来は共和国にとどめを刺すはずだった機体が・・・・

■共和国軍に止めを刺す筈の機体が、要人脱出までの時間稼ぎに使われたという悲劇性。
 バレシア脱出作戦時のサーベルタイガー(ダニー・ダンカン)にも通じるストーリーですが、ああいったものは惹かれます。
 初陣であの戦いに投入されたというのが凄いですね。
 願わくば、その後に復活してリベンジしてくれれば完璧だったのですが。
 いや、それすら無いのが良いのかな…?

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ライガーゼロ
■・設定について
 なんと言っても外装を丸々換装する事で機体性能をガラッと変えられるCAS、そして野生体本来の生命力を活かすと言うゾイドの原点に立ち返った機体である
 というのがとてもいいです。
 CASはシュナイダーやイエーガー、パンツァーなどの個性的な装備が揃っているのに加えて、このCASは「プレーンな素体のライガーゼロに装甲を付けて個
 性を出す」と言う性質から、オリジナルのCASの設定を考える余地もあり、更に、他のゾイド(主にブロックス)との合体でパワーアップするB-CASやユニゾ
 ンもまた、このライガーゼロのCASの設定と合体する事でゾイドをパワーアップさせるB-CASやユニゾンの設定がマッチしていて、設定面においてもその優
 秀さが如何なく発揮された好例だと思います。
 その一方で爪と牙で戦うシンプルさがあるタイプゼロや、装甲を脱いで素体になれば野生の本能が一際色濃く出るなど、野生体本来の荒々しさがあると言うのも
 また魅力的で、CASで着飾る事で様々な能力を引き出せる多様さと、シンプルで野性味溢れる荒々しさが同居していると言うのもまた、とても魅力的な設定だ
 と思います。
 また、ライガーゼロは最初から共和国製ではなく、実は帝国が開発した「帝国製のライガー」であるというのも、共和国を代表するゾイドを帝国が作ったという
 インパクトやロマンがあっていいです。
 素体としてのプレーンさからくる拡張性の高さとそのシンプルさに裏打ちされた野性味、そして帝国製のライガーと、魅力的な設定が揃っていると思います。

 ・戦歴
 バトストでの閃光師団の活躍、中でも鉄竜騎兵団に追い込まれた際に外装をパージして素体になる事でグランチャーの妨害電波を打ち消して形勢逆転した事や、
 その後のブラッディデーモン(ボディはデスザウラーだがコアはジェノザウラーの物を使っている実験機)との戦いでレイがあり合わせのCASを無秩序に纏った
 姿で戦ったのが印象に残っています。
 特に後者はそれぞれ特化した能力を持っている共和国製のCASを無秩序に纏ったその歪さに何とも言えないロマンがあり、レイがそれを使いこなてしてブラッ
 ディデーモンを撃破したのにはとても燃えました。
 また、アニメでは/0とフューザーズの2作にわたって主役機を勤め、/0では我が強くて気難しいライガーゼロが最高の乗り手とめぐり合った事で一躍チームの
 主力となり、CASの換装と相俟ってチームの勝利に多大な貢献を果たした事や、終盤のロイヤルカップでは様々な特化能力を持つCASを換装していった末に
 最後は一番最初に身に纏っていたタイプゼロのアーマーに換装してベガのバーサークフューラーと熾烈なバトルを繰り広げたのが印象深いです。
 更にフューザーズでは、ブロックスゾイドのファイヤーフェニックスやジェットファルコンとのユニゾンによって/0とはまた違った個性を出し、時には合体と
 分離を巧みに利用した戦法をとるなど、合体機ならではの戦い方を見せたのもとてもいいです。
 加えて、漫画版機獣新世紀ゾイドではバンの愛機であるシーザー(ブレードライガー)のコアを移植した際に、神経系が外装まで達していなかった為に外装が完
 全な重石になってしまっていたのを素体になる事で解消し、そのまま終盤まで素体の姿で戦ったのが印象深いですし、クライマックスでは漫画版独自の姿である
 ライガーゼロ シーザー・ザ・キングになったのもまた印象的でした。

 ライガーゼロはそのシンプルでプレーンな所が設定や戦歴にも反映されていて、とても魅力的なゾイドです。

ライガーゼロフェニックス
■付属のバトストで「主役の」ライガーを捨て石にしたのは驚いた。
 新型のライガーが機体特性を生かして帝国を撹乱し、味方の援護をする。結果セイスモに格闘で蹂躙されて壮絶な最期を遂げるが、しっかりと共和国戦線に貢献
 したのだから素晴らしい。
 それまでの単純明快な新型無双からの脱却という製作陣の苦労が垣間見える。

ライガーゼロイエーガー
■設定が好きです。速度で言えば決してダントツで速いというわけでは無いですが可動式の大型ブースターで超高速での方向転換や急停止も可能にしたという無茶さ、
 そしてそのために武装も装甲も犠牲になっているという不器用さ。
 しかしながら牙と爪、そしてそのスピードが最大の武器で「敵の攻撃は全て回避して懐に飛び込む」という能力は言ってみればシールドライガーの直系進化であり
 古くからライガー乗りからは歓迎されたのでは無いかと思えます。
 おそらく、技術は3種でも最も求められますが完璧に乗りこなせればシュナイダー、パンツァーよりも強いかも?とか妄想が膨らみます。
 ・・・・でもエネルギーシールドかレーザーブレードのどっちかはつけてあげてもよかったと思います(笑)

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ケーニッヒウルフ
■ハーマンの機体がシュバルツ暗殺の時これじゃなかったら、先にハーマンの方が殺られて結果的に両名共に戦死していた可能性がある。
 そうなれば両軍を停戦させることが出来ずにプロイツェンの計画が100%成功してネオゼネバスの完勝で終っていた可能性があるので、あまり活躍したと言えないが、
 大局に影響したと言えるので。

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マッドサンダー、凱龍輝
■すみません、まとめてしまいました。
 こいつらはどちらも、帝国軍荷電粒子砲搭載新型機によって共和国軍が圧倒的劣勢に立たされている状況で、それに対抗する新機能を装備し、見事状況を打開し、
 勝利に大きく貢献した、という所が好き。
 マッドサンダーはそのまま共和国最強ゾイドとして長く君臨し続けたところが、凱龍輝はヘリック、ガイロス、ZOITECが手を組んで開発したというところが、
 それぞれ気に入っている。


■質問2 -どんな設定や戦歴を持つゾイドに惹かれる? - 回答詳細

■生物的な特性をうまく機体設定に昇華させているゾイドに惹かれます。
 さらに、そこに(無理なく)ひと捻りを加えた設定が追加されると最高ですね。

■モチーフの特長を活かした設定が良いですね。例えばライオンは速い。ゾウはパワーが強い。なら両者が戦うとどうなる?というようなのが嬉しいです。
 あまりにも万能すぎて、速くてパワーもあり重火器もあり…というのは萎えてしまうので、得意不得意というか、長所短所というか。そんなのがあれば嬉しいです。
 あるいは万能ゾイドを出すなら、デスザウラーの背中のような弱点があるようなのが良いです。(ただし、エース級にしか扱えないというのは飽きました)

■巨大ゾイドは開発にまつわるエピソードがあるといっそう魅力が増すと思います。
 デスザウラーやマッドサンダーはその意味でも最高だったと思います。
 ゴジュラスギガやセイスモサウルスも、その辺りの描写があれば面白かったのですが、なんというかこうぱっと出てきたのでインパクトに欠けた感じが否めない。

■ど得意分野ではまず負けないが、同時に何かしら不得手な分野がある。時に逆転劇がある。そんな設定が好きだ。
 長らく戦線に留まり、繰り返し戦い、時に勝ち、時に負ける…負け戦も勝鬨も両方を巧みに描く。それが楽しい。
 昨今のゾイドは、負ける機体勝つ機体がはっきりしており、定型化していた。
 まずもって一機一機を大切に描き、大切に扱い、またこのパターンだ…とファンに思わせない努力が必要だと思う。
 勿論得意分野なら勝ちが偏るのも当然だが、たまには得意な土俵でも足下をすくわれ、苦手分野でも善戦するなどが嬉しい。

■ある程度は不器用だったほうが思い入れが強くなる気がします。格闘戦最強だけど砲戦は弱いゴジュラス。万能型だがそれゆえ決定力を持たぬレッドホーン。
 砲戦に強いが格闘ではゴジュラスに劣るアイアンコング。キャノン砲と指揮管理能力は凄いが直接戦闘は苦手なウルトラザウルス。
 こういった弱点を補う為、相互にどう協力するか。自分の部隊をどうするか。あるいは敵部隊をどう攻めるか というのが面白いですね。

■登場時以外でも時折忘れた頃に長所を生かして活躍してくれるゾイドが好きです。
 新世紀ですとシンカーが増産されて出てきたのには痺れました。

■「旧式機だけど一矢報いた」ような戦いがあると嬉しいです。シンカーはそういった描写が多いですね。
 暗黒大陸への脱出、共和国防御壁への爆撃、新世紀のアンダー海海戦。
 最新鋭機が活躍するのは当然です。その中で必死に暗い付く旧型の姿が心を打ちます。
 逆に、最新鋭機だけどあまり活躍できなかった。けど重要な任務だけは命がけで果たしたような戦歴にも惹かれます。これはシュトルヒやエレファンダーですね。

■ただ強いというよりも、何かしらの弱点を持っていた方が好きです。
 超ド級の巨体とパワーが最大の利点であるが、その巨体ゆえに格闘戦が苦手なウルトラザウルスとか・・・。

■どこか不器用さや弱点を持つゾイドに惹かれます。
 でも万能的な能力を持つゾイドも好きですが、万能タイプで強すぎると冷めるのでほどほどの強さであって欲しいです。

■どんな設定や戦歴を持つゾイドに惹かれる?
 ・ライガーゼロやバーサークフューラーの様なプレーンで拡張性のある設定を持ったゾイド
 ・アイアンコングやゴジュラスの様な長年主力であり続け、様々な戦歴のあるゾイド
 ・シールドライガーのような相手の能力を参考にしつつそれを上回る性能を獲得するのに苦心した結果、ライバル機とは一長一短な性能を持つと言う設定や、パーツ
  流用に説得力のあるゾイド
 ・デスザウラーの様な最強クラスの性能を持ちつつ、急所も存在するので完全無欠ではなく攻略法が存在するゾイド

■とても優れた強力なゾイドなのに、活躍の機会を得られぬまま消えていった悲劇の機や、劣勢を逆転する切り札として登場しそれを成し遂げた機体。
■局地的または部分的に最強なゾイド。
■裏方で活躍する設定に惹かれる。 たとえばコマンドゾイドたちは、主役ではないが話に広がりを持たせられる。
■ずばり「決定打」!戦場の主役でも良いし、戦略の切り札でも。戦争、戦闘を決定付ける存在。
■しっかり長所短所などが作り込まれていれば良いです。


■質問3 -このゾイドの設定は惜しかったなぁと思うものがあれば教えてください - 回答詳細

■ゴジュラスと神族の関係が薄らながらも続いていれば、キングゴジュラスにもマッドサンダーの開発経緯のような話が作れたかもと。

■ブラックライモス。優秀で隙のない能力でデザインも良いですが、あまりにも優等生過ぎて面白味が無いです。
 これがサイの本能で突撃しかできないのが弱点とか装備を詰め込みすぎて中型のくせに高価で帝国軍のゾイド生産能力を圧迫してしまったとか、何かしら欠点が
 あった方が魅力があったと思います。
 「他の小中型ゾイドを生産する意味無いよね?陸上は全部ライモスでいいんじゃないの?」となってしまいます

■レドラーでしょう。登場した時にサラマンダーを切断するジオラマが一枚でもあれば……
 結局終始制空権はヘリックにあったとしか思えず。

■デッド・ボーダー。強すぎ。
 ただ、ガンブラスターが登場してからは一転してやられ役に。そういう意味ではバランスは取れているかもしれない…。

■カノンフォートでしょうか。せめてガンブラスターの脇を固めて共に砲撃! などして一矢報いる機会があれば…殆どただやられてただけ。

■暗黒軍ゾイド全体の設定。ハイパーインフレでした。

■オルディオス、やはり飛ぶ必要は無かったんじゃないかなと思います。
 飛んだことにより「馬」という部分が消えてしまいました。
 速度と跳躍によりギルベイダーにも届きうる一撃を放つことが出来、普段は超高速と馬力を持つ陸上ゾイド、だったら最高でした。
 また、グレートバスターも砲撃装備よりは取り付け位置的にも槍としての装備の方が合っていたかなと感じます。(西洋の甲冑のようなフォルムなので)

■ケーニッヒウルフ
 ・理由
  好きなゾイドではあるけれど、流石にノーマルでは火器が無い上に、エネルギーが有り余ってオーバーヒートの危険性があり、必殺のエレクトリックファンガー
  には機能停止してしまう恐れがあるというのは、軍用のゾイドとしては不安要素が強すぎると思う。
  また、ライガーゼロの代替機として見てもタイプゼロ装備以外の換装形態の代わりになるかと言うと疑問が残る。
 ・改善案
  現状の設定のままでならと言う場合、
  火器がなく、オーバーヒートや機能停止の危険性といった不安要素が強いのは急造機や試作機、初期型だからであるとして、ある程度量産化が進んだ後の機体は
  ノーマル機でも火器を搭載し、不安要素を軍用機として安定して運用できるくらいまで解消されたと言う設定にすればいいと思う。
  また、火器に関しては専用CPのデュアルスナイパーライフルはオプションとして、とり回し易い軽機関銃の類をノーマル機の下記として装備して必要に応じて
   デュアルスナイパーライフルと換装できるようにすればいいと思う。
  加えて、ライガーゼロの代替機としての面に関しては、シュナイダーやパンツァーの分までカバーするのではなくタイプゼロ装備のライガーゼロの代替機として
  開発した機体という事にすればいいと思う。

■リアル系を目指すならば、ケーニッヒウルフのような「必殺武器を使うと自身が機能停止する恐れがある」ようなものは出すべきじゃないと思います。
 ヒーローが登場する漫画ならかっこいいんですけどね、、、線引きをしてほしいなと思います。
 というか、バトストで登場シーンが少なすぎて使用されていなかった気が…。

■ゴジュラスギガは色々と残念でした。火器が無い…いや、あるけどゾイドコア砲というよくわからないもので、しかも一度も使われなかった…。
 設定では「デスザウラーの荷電粒子砲も遥かに越える」とされていますが、説得力がないと思います。
 格闘力もけっきょくデスザウラーとどっちが上やねん!という所がモヤモヤ。個体差ですかね・・・。
 活躍シーンも少なく、「すごいのが出るぞ、出るぞ・・・!」「あんまり凄くなかったー」という感じで…。

■ゴジュラスギガ
 ・理由
  希少な野生体を使い絶大な戦闘力を持っている反面、通常火器がないのは心許無いし、命と引き替えの切り札として装備されているゾイド核砲も蛇足だと思う。
  特にゾイド核砲は威力はともかく命と引き替えと言うリスクを考慮すれば使い所はかなり難しいと思うし、希少な野生体を使っているにもかかわらず自滅技を
  持っていると言うのは少々矛盾していると思う。
  そもそも自滅技を使うくらいなら自爆装置で十分だと思う。

 ・改善案
  胸部や尻尾の付け根に小火器を装備し、ゾイド核砲はオミットする。
  背ビレは「キャノン砲などの装備を搭載するためのウェポンラックを非使用時に覆っておくカバーやレーダー」と言う設定にする。

■ゴジュラスギガ
 共和国の象徴、ゴジュラスの新型。
 完全無欠の格闘系を謳われるも、黒星が目立ちその性能には疑問が残る。

 以下改善案
 ①カタログスペックで上回ると明言されたデスザウラーを実際に圧倒する。
  デススティンガーの改良機を一撃で倒すのも悪くはない。しかし、初陣ではまずデスザウラーと戦わせるべきだった。そして、圧倒的に勝つ!
  そうした上で、アロザウラーのバトルストーリーの様に悪条件が重なればデスザウラーに負けるというのを描写すれば、尚良かった。

 ②デスザウラーの初陣の意趣返し。
  ただ一機のゴジュラスギガがデスザウラー十数機を相手取り格闘戦で蹂躙する。しかし歴戦の猛者が駆るデスザウラーが最強機の意地を見せ、荷電粒子砲と格闘を
  絡めてギガに反撃。火器のないギガは柔軟に応じれず逆転負け。
  辺りには無惨に砕け散ったデスザウラーが無数に横たわり、目の前に残るギガの残骸を見て戦慄するデスザウラー一機…

  受け売りだがこんな鮮烈な戦いを見てみたかった。
  ギガは勝ちが圧倒的に足りなかった。
  共和国の象徴であり、新型ゴジュラスなのだからまず勝たせるべきだ。
  勝たせた上で「たまに」負けるのはかまわないしやるべきだ。だがまず勝たせなければ最強が名前負けしてしまう。

■ゴジュラス
 ゾイドの代名詞でありながら、後続のゴジュラスギガが余り活躍できなかったこと。
 こんなことならゴジュラス改造でジ・オーガ並の設定の改造機を出してくれた方が盛り上がったと思う

■セイスモサウルス
 ・理由
  超長距離砲撃に主眼を置いたゾイドでありながら、接近戦でも体格的にそう変わらないライガーゼロフェニックスの武器が通用せず、いくらスピードを犠牲にして
  いたと言ってもゼロフェニックスが集団で突撃しても逆にセイスモの方がゼロを蹂躙すると言うのはやりすぎだと思うし、荷電粒子吸入ファンが腹側にあると言う
  のも余計な物を巻き込みそうで疑問が残る。

 ・改善案
  とにかく相手を近づかせない事を大前提として、懐に入り込まれてしまえばライガーゼロのような高速ゾイドや中型ゾイドにも勝機があるとする。
  また、荷電粒子吸入ファンは背中に配置すればいいと思う。
  そもそもセイスモは全身にハリネズミのように火器を搭載しているので相手を近づかせない戦い方は出来るし、吸入ファンを背中に配置しても十分防衛できると思う。
  体格が体格なので、「ゼネバス砲による超長距離射撃はゴジュラスギガすら倒し、全身にハリネズミの様に搭載されたレーザー機銃やビーム砲で容易に接近できない
  様に防御を固めているが、それらを掻い潜って接近戦に持ち込めば軽量な高速ゾイドでも勝機がある。」
  と言う設定であればいいと思いますし、荷電粒子吸入ファンに関しても、「荷電粒子の効率的な吸収の為には背中にファンを設置するのが最適であり、全身の火器は
  敵の接近を阻止するだけでなく、このファンを防衛する為にも必要な装備である。」
  と言う設定であればいいと思います。

■ダークスパイナー
 ・理由
  強い電子戦ゾイドと言うのはいいのだが、バトストだとジャミングウェーブのやりすぎ感が否めない。

 ・改善案
  少なくともバトストでは
  ・「高度に制御されたゾイドはコントロールしやすいが、野生の本能が色濃いライガーゼロやケーニッヒウルフなどの完全野生体ベース機や電磁シールドを持つ
   ガンブラスターにはジャミングウェーブの効果が薄く、操る事は出来ない。」
  ・「副座式にして機体の操縦担当とジャミングウェーブの制御担当に分ける。」
  ・「簡単な対処で無力化することが出来、初見殺しとしては有効だが対処も容易である。」
 と言った設定があればいいと思います。

■ダークスパイナー
 どうも卑怯な気がしてしまって…。戦争だから卑怯も何もないわけですが、んー・・・とモヤモヤしたものが残ります。
 「高出力ジャミングウェーブはエネルギーを大量に消費するので、使用時間は短時間に限られる」あるいは「小型ゾイドは造作も無く操れるが大型ゾイドともなれ
 ば操れる機数は大きく制限される」ようなものがあれば、まだ良かったと思うのですが。

■ダークスパイナーのジャミングウェーブ。
 単体でほぼ敵軍全体を壊滅できるのはやりすぎだと思いますし、デスザウラーのようにパワーで圧倒するのではなく所謂「洗脳」で相手を倒すというのもなんだか
 卑怯な感じがして微妙でした。
 せっかく合体機能があるのにジャミング強すぎて「キラードームとは何だったのか…」という問題点も。
 キラードームと合体しなければジャミングウェーブの真価が発揮できない、くらいにしておいた方が良かったと思います。

■エナジーライガーですかね。
 重戦闘ゾイドをも倒し得る力を持つが戦闘可能時間が少ない上に暴走する危険があるってあんた…
 それは完成した機体とは言えんでしょうと。
 仮にも一国の長たる皇帝とその親衛隊が搭乗する機体なのだから最優先すべきは信頼性なんじゃ無いの? と疑問に思ってしまいます。
 技術の進歩のために製作された実験機で親衛隊によって動作試験が行われていたが戦況が悪化していくのに従い親衛隊ですら前線に投入されることになったため
 未完成の状態だが制式化された。
 そのため性能は十分なものを持つが信頼性は低いものとなってしまっている という設定に変更した上で、やや無理はあるのですが初期のジェット戦闘機に乗って
 戦ったドイツのガーランド大佐のように皇帝が我儘を言って強引に搭乗しているとかならまだ分かるんですがね…

■ダークスパイナー、ギガ、セイスモ、エナジーライガーの面々。
 どうも色々と安っぽい気がしてしまって……。
 強すぎてもパッとしなくてもダメな好例(?)のように思います。
 デザインや設定は本当にカッコいいのですが。玩具も存在感があるのに。惜しい。

■ジェノリッター
 ①「パイロットのアッシュは騎士道ゆえに荷電粒子砲を一騎打ちで使わない」という設定は、実戦の中で騎士道とか言ってる場合か、とツッコミをかけたくなって
  しまいます。
  「荷電粒子砲は使うのが難しいから、アッシュほどのエースパイロットでもあまり使わない」とした方がよかったと思います。
 ②戦歴面では(漫画に準拠すると)デビュー戦で戦った相手はOS未搭載の旧式機改造型に過ぎないシールドライガーTGでインパクト不足ですし、その上、「若い
  オオカミと三本の矢」では旧式格下OS無しの三拍子そろったコマンドウルフに敗退する、という醜態を晒してしまっています。
  対ウォール・スペクター戦ではスペクター機をブレードライガーにするかジェノリッターの相手をスペクター小隊全員にすれば、
  「若いオオカミ」ではザッパ機をケーニッヒウルフにすれば(これはこれで無理かもしれませんが)、「ジェノリッターは強い」と印象付けられた……かもしれません。

■ダブルアームリザード
 ・理由
  扱いやすく汎用性に優れるブロックスゾイドであり、狂暴なキメラブロックスの様な2種の生物の特徴を併せ持つキメラやマトリクスドラゴンの様な4体合体の
  幻獣型ではなく、2体合体ではあるが実在する生物をモチーフとしたゾイドで「操縦性が極端に悪化するのでエース級にしか扱えない」と言うのはやりすぎだと思う。

 ・改善案
  「操縦性が極端に悪化するのでエース級にしか扱えない」と言う設定は丸々無くしてしまってもいいと思うし、残すにしても「単体のブロックスよりも操縦性が
  悪化するが、2人のパイロットで操縦を分担する事でこれをカバーする。」と言った感じで、複数人で操縦する事で操縦性の悪化をある程度カバーできる様な設
  定があればいいと思う。

■鳴り物入りで登場したけれど、とりあえず強いとだけ設定されているだけでパッとしなかったり、機体設定や武装の機能があやふやだったりするのは残念。
 旧、新、どちらも末期に見受けられる。

 


今回のアンケートは、このような結果になりました。
「設定・戦歴」といえば、やはり、深くゾイドを愛するディープなファンであればある程に、こだわる要素だと思います。
それだけに、今回寄せられた意見は、マニアックでどれも興味深いものばかりでした。

面白い設定はデザインをより魅力にします。デザインで「?」な部分があっても、設定でカバーしてしまえる場合もあります。
戦歴は、そのゾイドをより印象深くします。
今回、この設定・先手気が「良い」「改善して欲しい」の両方でアンケートを行いましたが、改めて興味深い意見が出たと思います。

願わくば、時期シリーズでも魅力的な設定や戦歴が生まれ、ディープなファンを大いに沸かせてほしいところです。

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