Zoids Ignition第50回アンケート -発展的な解釈- 集計結果

2014年12/15~12/30に実施した、第50回アンケート -発展的な解釈-の集計結果を公表します。

今回のアンケートは、全開、第49回アンケートの結果を受けたうえで、発展的な解釈をしていきたい。
そんなアンケートでした。

惜しいと感じる部分を惜しいと思うだけで終わるわけじゃなく、ぜひぜひ積極的に解釈したい所。
今回のアンケートは、そんな発展的な解釈をしていきたいと思います

アンケート意図の詳細に関しては、ブログで詳細を書いた記事があったのでを以下に抜粋します。

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第49回アンケートは、「ここがこうだったら良かったのに」という内容でした。
 例えば、
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ライジャー
 ■脚が動けないように思える。デザインは最低限「動ける」ような見た目が欲しい。
  キットも関節の可動が入れば良かった。
  そうなっていれば、「帝国最後のゾイド」「Hiユニット級最速」の機体として、より相応しくなったと思う。
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という回答があります。

第50回アンケートは、そういった回答に対する見解を答えて頂きたいというものです。

例1)
 「ライジャーの脚デザインについて」
  ライジャーの脚デザインは、キットでは価格との兼ね合いでああなっているが、実物の装甲は幾つかに分割されているのではないだろうか。
  例えば実物に肉抜きは無いだろう。そのように省略があると思う。
  ちょっと大胆な省略だが、実物のライジャーの脚装甲は幾つかに分割されていてもおかしくないと思う。

例2)
 「ライジャーの脚デザインについて」
  ライジャーの脚装甲は、末期の帝国が生み出した流体金属を使用した「曲がる装甲」なんていう新技術が使われていると考えてはどうでしょう?
  流体金属(ターミネーター2みたいな)。これは末期の帝国軍が遂に完成させた次世代技術である。ライジャーはその技術を使用した第一号ゾイドである。
  しかし本格的に導入される前に帝国は滅亡し、その技術もそこで潰えてしまったのであった…。
  ・・・というように妄想すれば、共和国の猛攻で滅亡寸前、末期の帝国が生み出した驚異のテクノロジーなんていう妄想が出来て面白いかも。

・・・というような回答が模範例になるかと思います。
要は、このライジャーの例だと、
49回アンケートでは、「負の要素」を答えて頂きました。また「改善案」も書いて頂いています。
改善策というのは「関節のあるデザインであるべきだった」というものです。
確かにそれは理想的なものです。
次世代のゾイドは、ライジャーという脚デザインに難を言わざるを得ないゾイドを経て、より完成度を高めてほしいと思います。
49回アンケートは、そのような”次代のゾイドの為に”という意図がありました。

対し、50回アンケートでの回答は、その負の要素を持ったゾイドについての見解を求めます。
負の要素。その反省を次代のゾイドの為に活かすのは素晴らしい事です。
しかし一方、やはりライジャーにも愛着は持ちたいです。
脚デザインの負の要素は認める。
一方、それを「ダメだったね。次はいいのにしよう」で終わるんじゃなくて、積極的に解釈したい。
そんな発展的な解釈が生まれるアンケートになれば良いと思っています。

是非、色んな発展的な解釈が集まる事に期待しています。

また、
 「ライジャーの脚デザインについて」
  私個人としてはなかなか好きです。
  というのも、いかにも関節が分かりやすく高速機らしいデザインは他のライガー系で幾らでも見れる。
  爪さえも無い”無骨な”脚を持つライジャーは個性的で、そこが好きです。
  確かに関節を付けたら万人受けはするだろうが、逆に無個性になってしまう事も危惧する。

というような、現状でも好きですよ 的なものでもOKです。
要は、賛同でも、反証でも、解釈でも、なんでも、「発展的な議論」な意見であれば何でもOKです。
逆に、「いやそんな事言われても・・・」なそこで終わっちゃう系な意見だとちょっと困ります。

設定に関しての意見も同じように、「このように解釈すれば世界観を広げる方向で消化できるのでは」というような、発展的な内容でお答えいただければ幸いです。

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という感じでした。初の試みとなるアンケートでしたが、結果は下に。


■アンケート項目詳細
 まずは、実施したアンケートの項目を記載します。

 項目1:-発展的な解釈を教えてください -
第50回アンケートの質問項目は、以上でした。

■投票数
 今回の投票数は30票でした。ご投票いただきました皆様、御礼申し上げます。
 では早速、発表します。


■質問1 -発展的な解釈を教えてください- 回答詳細

ハンマーヘッド

 ■個人的にハンマーヘッドの頭部や背中のブースターと言った装備はキットのデザインが好きです。
  その一方で、頭部の装備はカスタマイズパーツのバイキングランスに丸ごと換装できる事や、背中のブースターは外した状態でも鑑賞に耐えるデザインで
  あることを見ると、これらの部分は付け外しが容易で、用途に合わせて装備を換装できそうに思えます。
  ここから考えると、個人的にキットとして発売され、バトストなどにも登場したハンマーヘッドは、「空海両用機としての運用に最適化したフル装備仕様」
  であると解釈しました。

  背中に装備されているブースターは、同じ空海両用機のシンカーも大型のロケットブースターを装備している事から、マグネッサーシステムやハンマーヘッド
  本体に装備されている推進機だけでは水中での機動力はともかく、空中戦時の機動力には不足があり、背中のブースターも使う事で十分な機動力を確保したの
  ではないかと思います。(加えてブースターには水中と空中の両方で性能を発揮できるイオンエンジンなので水中での機動力も更に強化されている。)
  また、頭部の装備も、個人的にはシュモクザメの左右に張り出したデザインを武器のマウントラッチにすると言う解釈が好きですし、ノーマルの装備を外して
  バイキングランスユニットを付けるという方式から頭部の装備はある程度モジュール化されていて換装が容易である事から、モチーフになったシュモクザメの
  目に当たる部分をイメージしたセンサーなどを備えたユニットも存在したと思います。

  そして公式ファンブック2巻のハンマーヘッドの解説を見ると「生産コストがかかりすぎるため、現在、武装を簡略化した量産化タイプが検討されている。」と
  いう一文があることから、このコストダウンを図った量産化タイプがいたら、もしかしたら頭部はよりモチーフのシュモクザメに近くなり、背中のエンジンにつ
  いても、本体側の推進機の強化や改良によって、背中のエンジン抜きでも空海両用機として十分な性能を発揮できる量産型ハンマーヘッドになっていたかもしれ
  ないと思います。

 ■サメ類のアゴの開閉は片顎パーツの挟み込みによる手動ギミックには向いてないのではないでしょうか。 
  まず、サメ、特にシュモクザメの顎は他の魚類と違い鼻先から少し後ろにあります。
  もしハンマーヘッドのモチーフ通りの位置に開閉可能なアゴがあったとしても、床に当たる、あまりに目立たない、などの問題が考えられます。
  基本的にスタンドの使用を前提とせず、魚類は腹這いがちな本家ゾイドでこの位置のアゴの開閉を目立つものにするならば、多くのゾイドがそうであるような
  下顎のみの開閉ではなく、上顎も同時に大きく上を向くような構造が必要だと思います。
  そしてその場合、頭部のパーツ構造はそのギミックに特化したものになり、それならば動力と繋げたくなるというもの。
  ゼンマイ動力のハンマーヘッドが体のうねりと両立するのは少々厳しいでしょう。
  とはいえ実物のハンマーヘッドにはアゴがあるのかもしれません。裏返してキャップの前にあるハッチっぽいモールド、それっぽくないですか?
  ヘルダイバー然りサメ型にことごとく顎が無いのが寂しいのは同感です。
  モーター級で大型のホオジロザメかメガロドンあたりが来ればよかったのですが、サメ体型の大型機ってどう動かすのがいいんでしょうね。
  グスタフのようなデザインならともかくモーター使って単に車輪というのもギミック的に味気ないしデザインに響く、ヒレで這うのもサメがやると不恰好・・・
  いっそ動力という制約のないHMMという手も・・・

  目の部分がミサイルなのは個人的には好きです。背のハッチモールドしかないミサイルコンテナと外付け武装だけではパッとしないので。
  ただ横からだとキャノピーが見えないので水平につけた方がよかったかも。
  設定的にこじつけるならシュモクザメの感覚は遠距離・嗅覚、聴覚、近距離や砂中・ロレンチーニ器官、なので火器主体のハンマーヘッドはその位置にある
  ミサイルの誘導性能がその代わりってことでどうでしょうか。

  ブースター不要には同意。でも幸い一体型ではなく外付けなのでパージしちゃってもいいさと考えるんだ。
  ブースター単品として見れば素敵な改造パーツがお手元に!
  本体側がハードポイントとして扱いづらい凹側なうえ接続周りにモールドまであるのは「ここには何もなくてもいいんだ!」という何者かの意図が?とか想像
  してしまう。

 ■確かにHiゼンマイ機なので、口が欲しいというのは本音ですね。新世紀ゾイドは小型ゼンマイ機ですら標準で口が付いているのに。
  ただ、シュモクザメの最大の特徴といったらやっぱり口ではなく両サイドに大きく広がった「目」でありましょう。
  なので、あえて「目を特化させる為に口はオミットした」のではないだろうか。
  例えば…、ディメトロドン(生物の方)も、実際は当時の最強肉食動物であり、獰猛な捕食者だった。
  しかしゾイド・ディメトロドンは、背びれを特化して見せており、捕食者としての部分はあまり見えない(…というかエダフォサウルスのイメージに近い)。
  というように、バランスよくトータル的にモチーフを再現するのではなく、最も見せたい部分を特化させ見せたのがハンマーヘッドだと思う。

  …ただ、こういった上で更にハンマーヘッドにダメ出しをするなら、シュモクザメの目は「立体視」できる能力があり、視覚・感覚的に優れた場所だ。
  なので強力なミサイルではなく高性能なソナーというようなものにしておくべきだったとは思う。
  「飛べるサメ」にするならオナガザメの方がいいんじゃないかとか思ったりもする。
  口がない部分に対しては理解を示しつつ、やっぱり惜しい部分が多いゾイドではありますね。

 ■ハンマーヘッドはサメ(シュモクザメ)をモチーフとしつつ口が無いですが、個人的にその理由は、ノーマル仕様のハンマーヘッドの装備とバリゲーターの
  存在があったと思います。
  個人的な解釈ですが、ノーマルのハンマーヘッドは、バリゲーターとの連携も想定していたのではないかと思います。
  ハンマーヘッドがその機動力と空海両用機としての多面性で敵を翻弄し、ミサイルや各種火器で敵陣をかき乱した後にバリゲーターが接近戦で仕留めるのが
  当初想定されていた戦術で、 ハンマーヘッドは空海両用機としての運用や、頭部両横のウェポンラッチ化が優先された結果、バイトファングなどの口を使っ
  た格闘兵装はデッドウェイト化すると判断されてオミットされたのではないかと思います。
  その一方で、カスタマイズパーツのバイキングランスユニットの事を考えるとバリゲーターとの連携のほかに、ハンマーヘッド自体も格闘能力が求められて
  いたと思います。
  仮にファンブック2巻のハンマーヘッドの機体解説の中で触れられていた、「武装を簡略化した量産化タイプ」がノーマル装備とバイキングランスユニット
  装備の統合を図ったとしたら、格闘兵装としてバイトファングが装備される可能性もあるかもしれないと思います。

 ■TOMY的には、ミサイルハッチを展開した時にせり出してくるミサイルをサメの鋭い眼に見立てたのでは無いかと思います。
  眼=レーダーはある意味当たり前過ぎるので、あえて最大の武器をそこに配置したのかなと。
  牙が無いのは800円キットなので泣く泣くオミットしたのでしょう。
  また、バイキングランスユニットですがノコギリザメ型も候補に上がっていたがポシャったためにCPユニットに残してみたんじゃないかなあと思うとちょっと
  微笑ましいです。

 ■牙で攻撃するサメ型ゾイド、個人的には欲しいですが、ハンマーヘッドはシンカーの対抗機ととして作られたのでそれとは全く別の話。
  もしハンマーヘッドの代わりに作られていたら、バリゲーターと一緒にまとめて空から沈められ、共和国は敗北していたでしょう。
  水中専用の格闘機では最強の海戦ゾイドになることは無理だと思います。
  あと、もしハンマーヘッドに牙が付いていたとしても使うことなんてあるのでしょうか?
  「シュモクザメ型ゾイド」と「シュモクザメ」は別なので、モチーフを完全に再現するために必要性の薄い武装を搭載することもないと思います。
  デザイン的にシュモクザメには絶対牙や目が必要だと思うなら、自分で改造するのが一番早くで確実だと思います。

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セイスモサウルス

 ■確かに小さい。が、しかし、大きさはあれでいいと思っています。
  というのも、セイスモは「体全体を荷電粒子砲の粒子加速器と集束器にしている」という設定なので、「体がでっかい」よりも「とにかく長い」ものを求めるべき。
  そしてセイスモはその通りになっています。体がでっかいと、それゆえに長さが目立たないですからね。
  セイスモは、「体はあんなに小さいのに長さで言えばマッドサンダーより長い!」という所がインパクト大だったと思います。
  格闘戦をする機体であれば巨大な体が良いと思いますが、超集束荷電粒子砲を撃つゾイドとしてみれば理想的だと思います。
  ただ惜しいのは、撃つだけじゃなく前線に出てきて格闘戦まで行っちゃった事ですね…。このせいで混乱した気がする。

 ■セイスモサウルスは確かに全高が低すぎます。かく言う私もセイスモサウルスはもうもう少しがっちりさせるか巨大にすべきだったと思います。
  ただ、敢えて現行のセイスモの規模を肯定してみます。
  低い全高は敵から発見されにくくする為の配慮かもしれません。
  また、本当はもう少し巨大にしたかったけれど、戦争の長期化で余裕が無かったのかもしれません。
  最低限の費用で最高の戦果を挙げる為、セイスモサウルスはこんな全高になったのかも。
  また書籍や媒体によってギガより強いとされるのも、例外機体なのかもしれません。
  ひょっとしたら一部のセイスモサウルスは後期改良型で、より巨大に作られたり俊敏に作られたりして接近戦に強い機体が居るのかも。
  かなり無理矢理な解釈ですが、敢えて肯定してみても面白いですよね。

 ■>>全高が低すぎます
  >>華奢で小柄すぎる
  これは、セイスモサウルスの亜成体サイズだからだと解釈できます。成体ではなくなぜ亜成体か?理由2つ

  ①セイスモ成体サイズをそのまま戦闘用にすると、巨大化しすぎるから。
   巨大な成体なら、その分パワーも増えて荷電粒子砲も威力があがります。でも目立ってしまいます。スナイパーは敵にばれないよう小柄なほうがいいのです。
   でも、小さなゾイドではゴジュラスギガを倒すほどの荷電粒子砲は撃てない。ギガを倒せるゼネバス砲を撃つパワーがあり、かつ少しでも目立たず小さくしたい。
   その妥協でセイズモサウルスは亜成体サイズになった。

  ②指令室がない。ウルトラザウルスは体内に司令室や格納庫があります。
   しかしセイズモの場合、司令機能(と必要な通信機器)はディメトロドンに任せ、格納庫はSSゾイドに自力で移動させるので不要になった。
   つまりウルトラザウルスに比べて能力を減らしてます。それだけ期待をスリム化させたのです。

 ■※セイスモサウルスは曲射出来るかもしれないという解釈
  「ゼネバス砲」とは言うが、ギル・ベイダーのビームスマッシャーの技術と関係ある気がする。
  素人考えではあるが、電気を帯びた光弾がスピンしながら動けば電磁石的な何かになって(「ローレンツ力」とか「右手の法則」とかが関係すると思う)惑星の
  磁界との関係で力が加わって射線が曲がるのではないかと、何となく思う。
  スピンする荷電粒子を発射するということはイメージ的にも、ライフル弾を発射する狙撃手のようであり、また、スピンする向きや回転速度で曲げ具合を調整で
  きるならば、それはまるで変化球を投げる投手のようであり、設定として程よくハッタリが効くのではなかろうか。
  キングゴジュラスに多少のダメージを与えた兵器が形を変えてギガにも向けられたと考えると設定のつながりがあるようで面白い。
  ただし、ビームスマッシャーの原理が良く分からないという問題を抱えたままの解釈案だけれども。
  とりあえず過去にガイロス帝国が円盤状の光弾を撃てたんだから、きっとネオゼネバス帝国にもできるはず・・・。

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ダークスパイナー

 ■リアリティが無いかもしれないが、「ジャミングには高度な職人技が必要である」というような、「そもそもこのゾイドは長期的な運用が難しい仕組みだった」
  という設定はどうか。
  「初めはカタログどおりのスペックだったが、この機に依存する作戦を繰り返した結果、一人乗りゆえにパイロットへの負荷が重く、過労で次々とベテランパイ
  ロットを喪失し、なかば自壊するように最強時代が終わった。」とする設定はどうか。
  ついでにエースパイロットのエピソードも盛り込められる。

 ■むしろ強力すぎるジャミングウェーブがギガとゴルヘックスに封じられて以後、めっきり出番が減ってしまったのが残念でなりません。
  スパイナーはジャミングウェーブが無くとも強力なゾイドです。格闘戦ではジェノザウラーに匹敵し、後に搭乗するブロックスを予見したかのような、小型ゾイド
  との合体機能も備えています。
  脚部アンカー、尻尾の放熱システム等の基本装備から察するに、チューン次第では荷電粒子砲の搭載も可能なのではないでしょうか?
  ジャミングウェーブが陳腐化したとしても腐らせておくには勿体無い素材です。
  ジャミングブレードを破壊されても、自慢の格闘能力やキラードームとの連携で共和国軍を手こずらせる、といったシーンや、バーサークフューラーに準ずる格闘機
  として改造されたスパイナーが登場する、といったシーンがあっても良かったんじゃないかと思います。
  ジャミングウェーブは強力ですが、それだけをウリにしてしまったのは失敗でしょう。
  主人公機ブレードライガーも、ウリはブレードだけでなく、強力なEシールドとブースターを持っています。
  好きなゾイドであるが故、強力過ぎる一能力で一発屋と化してしまったのが残念でなりません。

 ■ダークスナイパーのデザイン・フォルムは正しくスピノザウルスの姿形を忠実がつ格好良く再現しており、メカの作り込みも装甲と内部メカのバランスが程良い感
  じになっていると思います。一目見て「購入したい」と思ったことは確かです。
  私がダークスナイパーに相応しいシチュエーションを考えるとすると「セイスモサウルス護衛機」と位置付けてみました。
  ジャミングウェーブは確かにやり過ぎの感があります。
  よって、ヒット&アウェイでゴジュラスギガを翻弄・足止め(願わくば中破を狙う)に特化したスピードタイプ、ちょうどジュラシックパーク3に出てきたスピノ
  サウルスのような感じです。
  ダークスナイパーが敵ゾイドを足止めしている間にセイスモサウルスが荷電粒子砲の発射準備完了、Fire!というシチュエーションは如何でしょうか?
  ダークスナイパー、セイスモサウルス双方に欠点はあるが、共に協力することで補い合う、とした方が単機で何でもできてしまう万能機というゾイドより、魅力的
  かつ色々想像、カスタマイズしやすくなると考えてます。

 ■ジャミングウェーブは個人的には無くてもいい設定ですが、無印アニメみたいな世界で悪役が使うのにはぴったりだと思います。
  アニメのジェノザウラーの荷電粒子砲発射シーンを見たとき、発射がバレバレの隙だらけで時間がかかるので見てから回避や阻止余裕だなと思いましたが、ジャミ
  ングウェーブも同様に足を止めて背びれを展開し動かして発射するなら十分事前に止められるはず。
  もしくはダークスパイナーの索敵・射撃範囲外から攻撃すればいいわけで、ゼロパンツァーの半分程度しかない紙装甲ならゴルドスで余裕で落とせると思います。
  接近して格闘しないと勝てないゾイドが中心の時代だったので、猛威をふるっていただけな気がします。

 ■ジャミング能力の限界(操れないゾイドもいるのか?例えば超巨大クラスは無理とか、何機までいけるのか?とか)が詳しく描写されていないのと、やはり同士打
  ちさせるというのは従来のゾイド戦からすると「卑怯」に見えるためいまいち受け入れられてないのかなと思います。
  しかし、貴重な自軍ゾイドを一機でも失いたくない(ネオゼネバスはただでさえ数でいえば少ない)、ネオゼネバスの苦肉の策なんじゃないかと思います。
  ゾイド星の人々は基本的に戦いは正面から堂々とという人が多い(実際、再販シュトルヒの付属バトストではアクア大尉がキメラゾイド軍団に「こんな戦いはゾイ
  ドじゃない!」と憤るシーンがある)はずなので、同士討ちをさせて勝つゾイドを用いてしか勝利を得られない自分達を恥じつつもダークスパイナーを完成させた
  ・・・・なんて妄想を膨らませてみたいところです。

 ■※カラーリングについて
  個人的にあのカラーリングは好きだったので、ここまで多くの苦言が寄せられていることにショックを隠しきれません。
  あの緑色はジャングルなどに溶け込むための森林迷彩であると解釈しています。熱帯地域の植物は派手な色彩をしたものが多く、鮮やかな緑色をした動物や昆虫も
  多いです。箱絵でも、スパイナーは森の中にいますし。
  また、アクセントカラーである紫は、レドラーやゲーター、ジェノザウラーなどと同じく、新世紀版のガイロス帝国カラーを汲んでいるのだと思います。
  こう考えると、緑・紫色のダークスパイナーは、鉄竜騎兵団がネオゼネバス建国前(建前上はガイロス帝国軍に属していた頃)に使用していた機体であったと解釈
  できます。
  ネオゼネバス建国後に軍制改革を経て、赤いゼネバスカラーのダークスパイナーが配備される、といった展開がなされると面白いかもしれません。

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ジェノザウラー

 
■※ジェノザウラー放熱フィンを作ってみよう。
  ちょっとアンケートの趣旨とずれてしまい申し訳ありませんが、簡単な改造テクニックの解説をもって回答とさせていただきます。
  用意するのはジェノザウラーのキット、そして赤と黒の画用紙。
  まず、お笑いテレビ番組などでおなじみの「ハリセン」のような、赤い画用紙を屏風状に折ってハリセン状の物体を尻尾の関節ごとに合わせた小さなサイズで作り、
  両面テープなどでジェノの尻尾の各パーツの上下に貼りつけます。
  尻尾に貼り付けた反対側には黒い画用紙で作った装甲風のパーツを貼り付けてみてください。あっという間にキット試作品のような放熱フィンのできあがり!

  ・・・アンケート回答にかこつけて関係ないことを言っている感がぬぐえませんが、要するに、改造をもっと気軽にできるようになればいいと思います。
  公式サイドからの改造テク情報の発信もありでしょう。懐古趣味と言われるかもしれませんが、改造例をパッケージに描く手法が廃れているのは惜しいです。
  他社製品を買わないと再現できないような(「別売の改造用パーツを買ってね」という)広報にもならないような改造例イラストは企業の戦略に反するかもしれま
  せんが、製品をより深く味わう情報をユーザーが共有する仕掛けが欲しいです。
  (さらにわがままを言うことが許されるならば、いつでもどこでも素材が手に入る環境が理想です。プレミアのついた当時品を改造の失敗でゴミにしてしまうリス
   クは負いたくないものです。・・・ずっと流通させ続けること自体がハードルの高いことなのは重々承知していますが・・・しかし、もしも「キットは改造され
   ることが前提」という風潮が主流になった場合、あからさまな手抜き製品の登場を招きそうなので複雑な心境ですが。)

 ■尻尾の放熱フィン展開ギミックが無かったのは本当に惜しい、きっとTOMYもぜひ装備させたかったが出来なかったのでしょうね・・・・
  でも後にバーサークフューラーできっちりリベンジを果たしてくれたのは嬉しかったです。足の構造とかも進化してますしね。

 ■※ジェノザウラーの蹠行について
  マーダと違い大型でサラマンダーよりも前傾姿勢であることや、荷電粒子砲の発射時のアンカーギミックの都合でそうせざるを得なかったと思います。
  むしろ彼の後継機がしっかり改善されているのは彼がしっかりと尻尾を上げて歩ける、ということを世間アピールし、ライオンのライバルであるティラノ系のゾイド
  の系譜を作ったからだと思います。

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ケーニッヒウルフ

 ■ケーニッヒウルフはノーマルだと射撃や暗視用のスコープが付いたヘッドギアを持ちながら火器が無く、 加えて有り余るパワーによるオーバーヒートのリスクや
  格闘技で機能停止の危険があると言うハイリスクな必殺技のエレクトリックファンガーと、装備や能力面で様々な問題を抱えていますが、個人的にこれは、ZAC
  2101年当時、最新鋭機としてロールアウトされたばかりの頃のケーニッヒは、暗黒大陸での戦いが激化する中で完成が急がれた結果、諸問題を解決しきれないま
  ま実戦配備をせざるを得なくなってしまった為、この様になってしまったのだと思います。

  また、この時点で完全野生体ベースのゾイドと明言されていたのは、大まかに言えばライガーゼロ,バーサークフューラー,ケーニッヒウルフの3体で、この内
  ライガーゼロとバーサークフューラーは元々帝国製で、共和国はニクシー基地で奪取した機体などを基にライガーゼロの量産化こそ出来たものの、完全野生体ベー
  ス 機の開発に関するノウハウには帝国よりも遅れがあり、装備も含めた開発は難航していた可能性もあると思います。

  加えて、当時のWebコミックの「バックスVSマヤ」の第1話のセリカ少尉の台詞の中で、
  「野生ベースなので専用の武装の開発が間に合っておらず、スモークディスチャージャー(マルチディスチャージャー)と偵察用カメラ(ヘッドギアの装備一
  式?)でイッパイイッパイだった。」と言う旨が語られていた為、ロールアウトして間もない頃のケーニッヒは、ガチで武装の完成が間に合っていなかったか、
  完成していても本格的な量産に移行する前の段階だった可能性もあると思います。
  更に、オオカミ型の特性を活かした鼻や耳の能力を活かしたセンサー系ではなく、外付けの暗視スコープなどの機能を備えたヘッドギアを装備している事に関し
  ても、オオカミの鼻や耳の能力を活かしたセンサー系の開発が間に合わず、外付け式のヘッドギアで賄わざるをえなかったからだと思います。(耳に関してはシャ
  ドーフォックスのマルチイヤーセンサーの技術が流用できそうですが、ケーニッヒ用として調整した物の開発が間に合わなかった可能性もあると思います。)

  その結果、本来ならばデュアルスナイパーライフル(当時のPVではマシンガンの様に連射をしているあたり、狙撃だけでなく、割りと何でもこなせそうな武装っ
  ぽい)などの武装を装備し、本体の諸問題も解消した状態で実戦投入する筈だったのが、プロイツェンの目論む「擦り切れるような消耗戦」が始まりつつある中
  で、暗黒大陸での戦いの激化した為に、本体の諸問題を解消できず、武装もろくに完成していない今の不完全な状態で実戦配備せざるをえなかったのではないか
  と思います。

  そもそもケーニッヒウルフは、ファンブック3巻の機体解説で、 「ライガーゼロの性能は共和国司令部を十分に満足させるものであったが、ベースとなる野生体
  の捕獲の困難さCASの採用によるコスト増から来る量産の困難さが問題視されて、それに代わる量産機として開発された機体」と言う旨が語られていたので、共
  和国が帝国のライガーゼロの試作機を入手したニクシー基地での戦い(ZAC2100年10月)から、量産されたライガーゼロが対デススティンガー(改造機のキラー
  ・フロム・ザ・ダーク)戦で実戦投入された時期(ZAC2101年3月)までの間にライガーゼロの性能評価が済み、同時に量産化の困難さが判明したとすると、ケー
  ニッヒの開発から実戦配備までの期間は、ライガーゼロの入手から実戦投入までの5ヶ月間(ZAC2100年10月~ZAC2101年3月)から遅くてもバトスト4巻の
  対ゼロイクス戦でハーマンの機体が登場したZAC2101年9月頃までの間の一年以内、最短で半年掛かるか掛からないかの時間しかない事になります。(仮にラ
  イガーゼロを入手する以前から西方大陸産のオオカミ型野生体をベースにした機体の開発計画があったとしても実質的に帝国製の機体のコピーであるライガーゼ
  ロに比べて、完全新規のゾイドであるケーニッヒウルフが実戦用に形を成すのは相当に急ピッチだったと思います。)

  なので、実戦配備され始めた頃のケーニッヒの不安定さは、急造ゆえの不安定さという側面もあり、 もし開発開始から実戦配備までの間に開発に十分な余裕とノ
  ウハウがあったのなら、あるいは後年のゴジュラスギガの配備などが進められた頃の中央大陸でのネオゼネバスとの戦いの頃には、諸々の不安定さや火器の不足
  を解消したケーニッヒが活躍したと思います。

 ■すでにシールド、ブレード、ゼロと同級の高速ゾイドが三機種もあるのに登場したケーニッヒウルフ。
  ゼロの廉価版代替機種とされていますが果たして本当に必要があったのか?
  ケーニッヒウルフには、ライガーゼロとの切っても切れない因縁があったのではないでしょうか。

  ・西方大陸から帝国軍を追放した共和国軍は、敵本土である暗黒大陸へ上陸し一気に決着をつける作戦を立案する。
   それは地形の険しい暗黒大陸の本土でも本来の機動性を発揮できる高速ゾイドにより編成された大規模な部隊を編成し、それにより電撃的強襲をかけて敵陣を
   切り崩し、後続の主力部隊で一気に叩いて早期に決着をつける作戦であった。

  ・この高速ゾイド部隊を編成するに当たって、新型機の開発は不可欠だった。
   シールドライガーやコマンドウルフは旧式機であるため戦力面で不安が残り、シールドの上位機種であるブレードライガーは所詮、対OS搭載機=ジェノザウラー
   用の急造兵器に過ぎず操作性に難があったからだ。
   とはいえ戦力的にブレードライガーを外すわけにもいかず、コマンドウルフの後継発展機の開発がスタートする。

  ・その矢先、西方大陸駐屯部隊は帝国軍の試作高速ゾイド=ライガーゼロを奪取することに成功。
   これは西方大陸原産の野生体をベースにしたことでOS未搭載ながらも高性能を実現したゾイドであり、軍部は驚嘆。
   CASによる換装も高速ゾイド部隊「閃光師団」での運用に合致しており、共和国軍は求めていた閃光師団主力新型高速ゾイドを偶然にも手に入れた形になる。
   これは野生体の生息域を確保した後、すぐさまコピー生産され量産がスタート。専用CASも急ピッチで開発された。
   ライガーゼロの入手により、共和国軍の暗黒大陸上陸作戦は数ヶ月早くスタートすることになった。

  ・一方、コマンドウルフの後継機開発陣営では、ライガーゼロと同様に狼型完全野生体(これはコマンドウルフの野生体よりも大型であり、完成するゾイドも大型機
   になるとされた)をベースにしたゾイドの開発と、コマンドウルフのサポート機としての役割を重視した中型機の開発が並行して行われていたが、ライガーゼロの量
   産が機動に乗った段階で、完全野生体ベース機ではなく中型機の開発を優先し、閃光師団の主力に内定したライガーゼロをサポートできる機体とするこに決定した。
   これが後のシャドーフォックスである。

  ・一旦は開発が滞っていた完全野生体狼型であるが、共和国軍が暗黒大陸に上陸した段階で開発が再開される。
   帝国の内乱とゼロの兄弟機であるBFの出現、そして帝国軍においてもライガーゼロ配備の動きがある、というのがその理由である。

  ・また、ライガーゼロは野生体の確保から機体とCASの生産、さらに換装用の設備の生産まで考えればブレードライガーの三倍違いコストがかかることも問題点だっ
   た。
   一方、狼型野生体は複数個体が群れを成して生息することから、野生体確保の観点ではライオン型よりもコスト安であった。
   そして、何よりも、帝国軍のコピー機を閃光師団の主力としている現状を良しとしない将校が多いというのも、開発続行の大きな理由であった。野生体ベース狼型
   には、名実共に対ライガーゼロ用ゾイドとしての性能が求められたのである。

  ・完全野生体ベースの狼型、ケーニッヒウルフは大体の完成を見た。後は武装の完成を待つのみとなったが、戦局はそれを許さなかった。
   帝国軍がデスザウラーの再配備を開始、さらにライガーゼロ、それも独自のCASを装備したタイプの配備を開始したのだ。
   共和国軍は対デスザウラー用ゾイド、マッドサンダーを不完全ながら復元。ケーニッヒウルフはその護衛機として多くが配備された。
   その際、武装は生産がまったく追いついておらず、非武装状態が基本形態であるとして工場出荷された。
   そのため武装が装備されたのは一握りの機のみで、前線へ十分に専用武装が行き渡るのにはそれから時間がかかったようである。

  ・ケーニッヒウルフは対ライガーゼロ機として十分に活躍したが、共和国軍はネオゼネバス帝国に本土を攻められ敗北。
   以降の大型高速ゾイドには、因縁のライガーゼロが再度選ばれることとなる。これは、同盟を結んだガイロス帝国にてライガーゼロの生産が行えるためである。

  ・なお、ガイロス帝国にてライガーゼロは必須のゾイドであった。これはライガーゼロが実質的にセイバータイガーの後継機として開発がスタートしたためである。
   特にコックピットのコンソール等はセイバータイガーと同規格のものが使用されている。
   ライトニングサイクスはあくまでヘルキャットの後継機であり、帝国の大型高速ゾイド使い、通称タイガー乗り達は、大型でパワフルな新鋭高速ゾイドを求め続け
   ていたのである。確保できる野生体の関係でライガータイプとなったことは皮肉ではあるが。

  まとめとしては、
  ・ケーニッヒウルフはライガーゼロの廉価版代替機という名目の元に開発が進められたが、その実は敵国のコピー機を主力高速ゾイドとして運用している現状に待っ
   たをかける、対ライガーゼロ用のゾイドであった。
   というところでしょうか。

 ■ケーニッヒウルフの武装と必殺技「エレクトリックファンガー」について
  多分、他の多くのゾイダーも同じようなことを考えているでしょうし、wikipediaにも似たようなことが書いていましたから公式の資料にも記述されているとは思い
  ますが、敢て書きます。
  ケーニッヒウルフは本当はまだ試作段階の機体で、前線とか軍の上層部から早く完成させるように色々と圧力がかけられたから強引に完成させられたのではないか、
  と思えます。
  火器が無いのもケーニッヒに相応しい火器の開発が間に合わなかったからだと解釈できますし、機体の機能を停止させかねない必殺技も、恐らく「機体の機能を停止
  させかねない」という欠陥を修正している余裕が無かったためだと考えることが出来ます。
  そう考えると、兵器として疑問だらけのケーニッヒウルフも合理的な解釈が出来ると思います。

 ■地味な設定として、コマンドウルフのフレームを用いているというのがあります。そう、実はケーニッヒはもっともっと強くなれる機体なのです。
  諸々の事情(ネオゼネバスの台頭、ブロックス軍団にメインが移った、など)で完全な姿にはついになれませんでしたが・・・。
  本当のケーニッヒはヘッドギア無しでもステルス機を自らの眼・鼻・耳で察知し精密射撃を可能であり、ブレードアタックをも上回る威力のエレクトリックファン
  ガーが使えるはずです。たぶん

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ゴジュラスギガ

 ■ゴジュラスギガの火器の無さについて。
  本当は火器を付けたかった共和国も戦争の長期化でギガに効果的な武装を作る余裕が無かったのかもしれません。
  また、バスターイーグルとの連携を前提に作られたと考えれば、納得出来るかも。
  …やっぱり火器は欲しいですけれど…

  次にゴジュラスギガの強さです。
  実際はとんでもなく強いがデータに反映されにくい強さなのかもしれません。あるいは単なる過大評価で、ギガはそんなに強くなかったか。
  確かにギガの強さは分かりにくいです。デスザウラーを接近戦で上回るとされたり、万全の状態でも五分と五分とされたりと一定しません。
  しかし、そもそも共和国ゾイドは帝国と比べて性能にばらつきがある設定です。
  共和国ゾイドはゾイド本来の野生の生命力を重視する設計でした。まして完全野生体ゾイドですから、機体によって極端に性能にばらつきが出るの可能性が濃厚です。
  そして仮想敵のデスザウラーのデータが強化前の旧デスのものだったのでしょう。
  更にテスト用のゴジュラスギガが極端に強い機体ばかりだったとは考えられないでしょうか。
  実際には極端に弱い機体も居て、平均の格闘評価がデスザウラーと同じだったとは考えられませんでしょうか。
  つまりそもそもゴジュラスギガの格闘性能が過大評価で、実際は全体の平均で見た時デスと同じ程度だったと考えればあやふやな表記も自然なものになってきます。
  もしくは、ゴジュラスギガは気性が荒く、乗りこなしにくい。性能上は凄くてもデータにしにくい強さなのかも。
  ギガは、例えゴジュラスを操縦し慣れている歴戦の猛者でも拒絶するくらい自我が強い描写があります。
  (アロザウラー付属のEXバトルストーリーから)とするなら、性能上はデスザウラーを大きく上回っていたが、操縦が難しくて思った程戦果を挙げられなかった。
  そしてその戦果から相対評価がデスザウラーと互角とされたというのはどうでしょうか。
  やや厳しいこじつけですが、現行の表現を何とか肯定できたらと思いました。

 ■当時の共和国は本当にお金が無く、標準装備の武器をつけるのすらギリギリだったため、「もう火器が欲しい奴はその辺にあるの勝手につけてって!一人3個まで
  ね!バナナはおやつに入りません!」となった。(実はスナイプマスターも同じ)
  そこでゴジュラスギガに乗ることになったパイロットはそこら辺にあった火器を自分でつけたり、それまでに乗ってたゾイドから自分で付け替えたりしたため、標準
  ではギガには火器が無いのである

 ■※改造の提案
  あの力強く重厚なフォルム、共和国の名機「ゴジュラス」の名を受け継ぐに相応しいゾイドだと思います。
  なので、ゴジュラス同様ギガも装甲、内部メカに機械の精密なデザインかつパワー溢れるモールド等を入れてみると、誰もが「ゴジュラスの後継機だ!」と受け入れる
  ようなより素晴らしいゾイドになり得ると思います。
  後、火器が事実上無いに等しいのは面白くないのでこれまたゴジュラスに搭載していた火器類を最新のバージョンにアップグレードした物を搭載、という仕様にしては
  どうでしょうか?

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ケーニッヒウルフやゴジュラスギガなど火器が無いゾイドについて
 ■機獣新世紀時代のちびっこたちにとって、小さな火器は「本当に役にたつの?」なものだから付けなかったのではないか、と思います。
  実は他ならぬ私がそう感じていまして、火器に関してはシールドライガーDCS並みの大きさがあって、格闘武器に関してはブレードライガーのレーザーブレード並み
  の大きさがあって初めて強力な武器だと感じていた……はずです。
  もちろん シールドライガーの爪や牙も「そこまで強力なの?」という感じでした。
  その為、小型の火器を付けては完全野生体の荒々しい本能を強調することは出来なかったと思います。
  あくまで体が武器、ということを示すためには、小型の火器を一切とりつけなかったのは正解といえるでしょう。

 ■レドラー、レブラプター、ケーニッヒウルフ、ゴジュラスギガなどどれも機動力があり、強力な格闘で攻撃するゾイドなので、余計な重さをなくすために火器を標準
  装備していないというだけのことではないでしょうか?
  実際には任務やパイロットの好みに合わせて、当然のように火器を装備していたはずです。
  キットに武器をつけてほしかった、というなら賛成ですが、その分値段が上がるなら一長一短なので、ケーニッヒのように別売りというのはむしろよかったのではと
  思います。
  そもそも火器が付いてないのはおかしいと思うなら、手持ちの武器パーツを好みで付ければいいだけなのでは?

 ■ゴジュラスギガ、ケーニッヒウルフの火器追加について。
  通常では火器は皆無と言っても差し支えなく、追加パーツも貧相さが否めないため、まずは追加火器をさらに増やす必要があります。
  腹部に衝撃砲、背部にはライフルといった定番装備ですらこの二機種にとっては革新的なものですので、これらをベースに実弾特化、ビーム特化などのバリエーショ
  ン機体を「本体同梱」で出すべだけでも、売上はけっこう上がったと思います。
  私としては、別売りの強化パーツを想定された機体以外に組み込んで楽しんでいたこともあり、簡易アタッチメントも付属していればさらに嬉しいことこの上ありま
  せん。
  そういう楽しみをBLOXに特化させてしまったが故に、動力ゾイドへのフィードバックがおざなりになったと考えると、シリーズの舵取りについてやるせなさを感
  じます。

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ブロックスのモチーフ
 ■逆に、今までに無い・しかも魅力的なモチーフを使ったからこそ、ブロックスが好スタートを切れたところもあるんじゃないかなあと思います。
  新シリーズのモチーフとしてはこれ以上無い良いモチーフを選んだなという気がします。
  モサスレッジは動力ゾイドとして開発されていたら、体の下に車輪のある姿になっていたと思います。
  ナイトワイズの飛行形態も、ブロックスだからこそのモチーフじゃないかなあと。そういった所も無視できないと思います。
  もちろん、動力ゾイド版も欲しいですが!今後に期待したいですね。

 ■通常の動力ゾイドで、とのことだが、動力を搭載した場合、普通の四足のゾイドなら歩かせる、モササウルスやウミガメでは車輪で動きつつヒレを動かす、といっ
  た動きは出来るが、鳥系のゾイドは中々それらしい動きは難しいと思う。
  かといって動力を持たないSSゾイドにするには大きな翼を持つモチーフは使いにくいこともあり、ブロックスというあたしいアプローチでキット化することはアリ
  だったと思う。
  また翼は組み替えの際に使い勝手のいいパーツなので、商品としても人気が出ると判断されたのだと思う。

 ■ブロックスは確かに従来の動力を持つゾイドとしてリリースして欲しいモチーフが多いですが、 その一方で、それらのモチーフのブロックスは個性的なデザインが
  多く、また、モチーフのデザインを活かした特徴的なパーツも数多くあり、自分だけのオリジナルゾイドを組むのに重宝する所もあります。
  なので、ブロックスと同じモチーフの動力付きゾイドも欲しいですが、ブロックスにはブロックスの良さがあると思いますし、私は個性的なモチーフを持つブロック
  スも大好きです。

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シュトルヒ
 ■旧と新で設定に食い違いが出ていますが、個人的には旧資料の戦力比較にて、プテラスと引き分けならまだしも、敗北となっていることに強烈な違和感を感じます。
  プテラスの対抗機種でありながら戦力比較で敗北って…。
  そして新資料では強く設定しすぎで、まるでレドラーの設定を書いてあるような感じがします。

  しかし、個人的にはこんなところかと思います。
  ・旧対戦時から、性能をフルに発揮できれば空戦能力はプテラスを凌駕する。
  ・しかしドッグファイトでプテラスを圧倒することを重要視するあまり設計に無理な部分が多く、ペイロードにも余裕がなく発展性に難がある。
  ・そのため、熟練したパイロットでなければ100%の力を発揮できない。本来なら時間をかけてこれらの問題を解決する必要があったが戦局が厳しくなりその余裕もな
   く、精鋭揃いの皇帝親衛隊所属機としてロールアウトせざるを得なくなる。
  ・その後一般部隊にも配備されるが、空戦機としては前級にあたるシンカーから機種転換した並のパイロットには扱い切れるはずもなく、いたずらに被害が増えていく。
  ・一方空戦ゾイド開発で帝国に勝る共和国には空戦ゾイドの扱いに長けたパイロットも多く、また十分に煮詰められた技術で開発された扱いやすく安定した性能のプテ
   ラスを大量に配備しており、シュトルヒが制空権を奪うことはできなかった。事実上、兵器としてシュトルヒはプテラスに敗北した。
  ・その後レドラーの登場で戦闘機としての役割を失う。プテラスやシンカーと違い爆装に対応できないシュトルヒは戦場から姿を消して行く。
  ・後の時代、ネオゼネバスが中央大陸を統治した際、航空戦力が必要になる。しかし暗黒大陸原産のレドラー、ザバット、グレイヴクアマはこれ以上の増産ができず、
   ブロックスのフライシザースは無人機かつ試験機的な性質が強く、ロードゲイルは操作性に難がある。
   新型機を開発するにしても決戦兵器開発中であるためその余力もなかった。
   そのため中央大陸原産で安く大量生産できる飛行ゾイドを求めた結果、シュトルヒに白羽の矢が立った。
  ・OS面の技術躍進や機体の改良もあり、操作性は改善。また元々優れていた運動性はさらに向上し、レイノスやストームソーダーに並ぶ。
   ただし根本的な性能差を埋められたわけではないため、これらの機とのドッグファイトは俄然不利である。
  ・なお、これを機に操作性に難のあるロードゲイルの廉価版代替機種として、キメラブロックスの指揮機として運用された改造機も登場した。

  まとめとしては、
  ・シュトルヒは元々プテラスを凌ぐ性能を持っていたが、主力戦闘機としては操作性も機械的にも問題があり、実質的には皇帝親衛隊専用機しか100%の性能を発揮
   できずに終わった。
  ・新世紀で復活しある程度の性能向上も果たしたが、元がシュトルヒなので大きな活躍は演じておらず、そのほとんどが廉価版ロードゲイルとしてキメラの指揮に当
   たった。
   …といったところでしょうか。

  ■シュトルヒに限ったことではないが、一撃離脱なのか格闘戦なのかなど、その当時の流行した戦法について解説があると少しは納得できる。
  (飛行機の例なら、偵察機同士石を投げ合っていた時代からステルス機の時代までの間、様々な流行り廃りがあったはず。ベトナム戦争初期のミグとファントムの関
   係のような、ややこしいパターンも実際にある。)
  また、ゾイドの優秀さを示す根拠として、単純な速度や火器の破壊力だけでなく、レーダー類などの情報機器や機体の信頼性など、もっと様々な性能を根拠にしても
  いいと思う。

  ■機獣新世紀には「グランドカスタトロフの後にゾイドは人間の管理下に入り、パワーが低下した」という設定があります。
  ただ、パワーが低下したのは事実であっても皆が皆、一様に低下したとは書いてありません。
  その為、プテラスはパワーの低下が大きくシュトルヒはパワーの低下が小さかったのではないか、と考えられます。
  そう考えると、シュトルヒがとても強くても不思議はないと思います。

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ガイサック
 ■ガイサックの尻尾の装備は射撃系の武器ですが、ノーマル仕様と重装甲パーツ装備時でそれぞれ異なる装備をしているので、この部分は色々と装備を換装できると
  思います。
  また、漫画版機獣新世紀ゾイドの第1話でバンを襲った野良ガイサックの尻尾の先の装備はブレード状の格闘兵装だったので、ガイサックの尻尾の先には格闘兵装
  や毒、またはそれに準じた能力(電気ショックなど)を持った装備がある可能性は十分にあると思います。
  その一方で、サソリの中には毒液を噴射する種類もいるので、尻尾の武器が射撃系と言うのも、
  モチーフ再現的にはあながち間違っていると言う訳ではないと思います。(イメージ的には直接針で刺す方がサソリっぽい気もしますが・・・。)

 ■実際のサソリの中には刺されると人間でも死んでしまうくらい毒の強いものもいますが、これくらいの体重差がある相手も倒せるというのを、ゾイドでもリアルに
  再現すると、デスザウラーがガイサックに刺されて死んじゃうことになります(笑)
  ガイサック好きな自分はこれでもいいですが、これを面白いと思う人っているのでしょうか?
  ゾイドはゾイド、生物は生物であくまでも別物、なんでもかんでも忠実に再現することでリアルに見えるわけではないと思います。
  実はガイサックは本物のサソリとは全然フォルムが違いますが、そこにさらに機械っぽさやゾイドらしいデザインを取り入れてそれでもサソリ型に見えるんだから
  これでいいと思ってます。
  ちなみに旧ガイサックにはポイズンジェットスプレーという毒っぽい武装もあったりします。
  実際に毒を飛ばすサソリもいるらしいので、一応リアルでもあるのかと思います。
  というか脇腹からブレードが出るライオンがアニメの主役をやってるのに、ガイサックがモチーフからかけ離れてると言われても(笑)

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ガル・タイガー
 ■初めてガル・タイガーを見たときに感じたのは「やっぱり虎は惑星Zでも黄色と黒なんだ」でした。
  当時の自分は、虎型ゾイドの野生体も地球上の一般的な虎と同じく黄色に黒の縞と思っていたんですね。
  なので「野生体のカラーリングに近いガル・タイガーは野生体の力をセイバータイガー以上に引出し、絶大なる力を誇っていたとはず。
  なるほど、それなら小型とはいえ荷電粒子砲を配置できても不思議ではない。」という解釈を展開しておりました。
  後々になって、シールドライガーもセイバータイガーも黄色系をメインカラーにしたモデルが登場しました(デザートライガー、チームにゃんにゃん、皇帝陛下用
  セイバータイガー等)。
  細かいカラーリングは置いといて、黄色にと黒というカラーリングは虎型・獅子型ゾイドとしては一つの象徴的な「あるべきカラーリング」なのかな、と解釈して
  います。

 ■本当はもっと虎っぽいカラーリングだったが、それで決定しようとしたら某関西の野球チームの熱狂的ファンから「なんで悪いやつの色をタイガースと同じにす
  んねや!」とクレームが入りあんな色に・・・・

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エレファンダーのサイズ
 ■やはり象というモチーフとゾイドマンモスの存在を比較してみるとあのサイズでちょうどいいサイズだったと思う。
  また、CASで様々なパターンになれる分、あれ以上大型では使用できる場面が限定されてしまい、汎用性の高い現在のサイズの方が使いやすいと言えるのでない
  でしょうか。

 ■エレファンダーが小さいという意見ですが、ゾイドで一番困るのは置く場所の問題なのであのサイズで十分だと思います。
  どちらかというとアニメの表現の仕方の問題だと思いました。
  個人的にはむしろライガー系が大きすぎると思ってます。
  もうみんなあのサイズで慣れちゃってると思うし、むしろライガーがすべての基準なのかもしれないですが、コマンドウルフより一回り大きいくらいでいいです。

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ゴジュラスの扱い
 
■まぁ、ゴジュラスファンとしては残念な感じではありますね。
  新世紀にゾイドとは絶望的に「相性が悪い」それが不運だったのだと思えば、まぁ納得できなくは無い…のですが、しかし。
  しかしそれなら、あそこまで「最強」と期待させておいてこの扱いかよ…っていうのがあるんですね。
  いっそ、そんなあおりが無いなら受けるダメージもマシだったかもしれません。
  または、「最強とあおりつつ勝てない」描写にするのであれば、それなりの威厳を持たせた死に際にすべきだった。
  為すすべなく吹き飛ばすだけでは、ゴジュラスの立つ瀬が無い。また倒す新型機の方も格が付かないものであろう。
  起こった事柄は同じだとしても、その描写により説得力を生むものを心がけて欲しい次第です。

 ■代表的ゾイドとしてあれだけ優遇されてれば十分だと思います。
  むしろ見た目で高く評価されてるゾイドの代表ではないでしょうか。

  もっと強くして活躍させてほしいということなんでしょうけど、個人的にゴジュラスは弱点欠点が多過ぎて最強と呼ぶには説得力がないと思います。
  足が遅く、相手が格闘戦を挑んでくれないと勝てないのはどうなのでしょうか?
  重すぎて格闘性能は落ちそうなのに結局キャノンを装備しちゃってたり。
  そう考えれば相応の扱いどころか優遇されてると言えると思います。

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オーガノイドシステムと完全野生について
 ■オーガノイドシステムと完全野生体の強さは互角で良いと思います。
  オーガノイドシステムは虚弱化したゾイドを極限まで強化する技術で、能力値の上げ幅が非常に大きい。
  完全野生体は元から強い機体だが、結果的にはオーガノイドシステム搭載機と互角。
  オーガノイドシステムはそれ以上の機体の強化は望めないが、野生体はまだ若干強化の余地があり、オーガノイドシステムと比べてリスクが少ないというのは
  どうでしょうか。
  例えば、オーガノイドシステムのリスクはゾイド凶暴化や操縦者の精神に悪影響の他に、ゾイド核に負担をかけ、核の寿命の低下等も考えられます。
  しかし野生体もリスクはあり、はオーガノイドシステムと比べて機体の調子にムラがあり、時に絶大な強さを発揮するが、時にあっさり負けてしまう事は考えら
  れないでしょうか?
  強さの性能としては互角、しかし様々な事を考えて野生体が優先されたと考えれば面白いです。

 ■これは今でもファンブックやホビージャパンを辿ってしか分からないため、もう少しコロコロや付属冊子で掘り下げるべきだったと思います。
  オーガノイドシステムから完全野生体への移り変わりについては、デススティンガーやライガーゼロの活躍から説得力があったものの、ダークスパイナーやセイス
  モサウルスの頃にはすっかり消え失せ、投げっぱなしにした印象しか抱きませんでした。
  私としては新型ゾイドにも○○の技術が活かされているなど関連性をつけ、シールド→ブレードのように世代間のシンパシーや進化の系譜を紡げるようにするのが
  良かったと思っています。
  また帝国、共和国の中でも別系譜から生まれた類似機体の争い、共闘を描くのもいいと思っています。
  ライガーゼロに対してのケーニッヒウルフ、バーサークフューラーに対してのジェノザウラー、ダークスパイナーの構図をこれらに絡めていくことで、似たり寄っ
  たりの機体ばかりだとか、どいつもこいつも高速ゾイドといった飽和感を和らげることができたかもしれません。

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ゾイドの意思について
 ■過剰に生物らしさを出すとリアル戦記から外れてしまうし、かといって完全な無機質と同列に語ってしまうとゾイドらしさがなくなりますね。
  どちらもバランス良くやっていければ一番だと思います。
  思うに、バトストはやや兵器寄りに描く事が良く、アニメや漫画だとやや生物寄りに描く事が良いのではないだろうか。
  バトストは戦争だし、アニメや漫画はやっぱり少年の成長っていうのがテーマになりがち。
  双方で使い分けたら良いと思います。
  ただやってはならないのは、双方の境界が曖昧になってしまうことで、これは正直に言うと機獣新世紀ゾイドがやってしまった事だと思います。

 ■個人的にこの意見には全くその通りだと思いました。
  兵器として改造されてるなら意思は完全になく、好戦的な種族は戦闘になるとコアが活性化する、とかそのくらいで十分な気がします。
  この話について考えたとき、ゾイドと初代仮面ライダーって境遇が似てるなって思ったんですが、もし改造後のゾイドに意思があったら仮面ライダーと同じように、
  野生ゾイドを乱獲し戦争をしようとする人間に反旗を翻すんじゃないかと思いました。
  ただ、「ゾイドは意思を持った相棒!」で育ったアニメ世代に思い出全否定するようなことを言っても意味はないので、設定をしっかりと作り、別物として分けて
  いくのが一番無難かなと思います。
  個人的には/0やフューザーズのような競技ならパートナーやペットみたいな感覚で意思あり、戦争ものなら完全な兵器で意思なしとかがいいかと思いました。

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新世紀に多かった一発屋で終わったゾイドについて
 ■これには全面的に同意です。
  エレフェンダーにしろマッドサンダーにしろ、魅力的で充分戦える基本性能を持っているし、他にも一発屋で終わらせるには勿体無い機体が山程います。
  たしかにバトルストーリーの都合や、新作を発売し続けなければ会社は利益を獲得出来ない事もあるでしょう。
  しかし、次々に新作を出し続ければ飽きやすくもなりますし、もっとそれぞれの機体を長く丁寧に扱ってほしかったです。
  戦争中なのに、あまりに短い期間で次々に新機体を製造し続けるのは説得力に欠けます。
  総力戦という背景があるなら、たとえ旧式でも改良して運用せねば間に合いません。
  現場からすれば、使える機体なら何でも使いたい筈。局地戦用や、特殊な運用の機体を除いて、何度も運用出来そうな機体は多いです。
  フェードアウトした機体の中には旧式化もしていなさそうな機体すらあります。
  背景でさりげなくでも良いですから、もっと長期間、もっと活躍している機体が描かれれば尚良かったかなと思います。

 ■新世紀ではエレファンダーやSSゾイドなど、出ては消えてトイ○らスで投げ売りされる姿が散見されました。
  しかし当時の私はそれすら確保しようとしなかったところから、シナリオで燃え尽きた機体は魅力がどれだけ薄れるかを痛感しています。
  そこでメカ生体時代を見習って色変え(リファイン)や、追加装備同梱タイプの販売によって、再び輝きを取り戻すきっかけを与えればよいと思いました。
  それを実践していたコマンドACはアニメがあったとはいえ魅力的でしたし、塗装は敷居が高いなと思う子供でも、元カラーと新カラーを組み合わせて手軽にオリ
  ジナルの機体を生み出せるため、よりその機体に愛着を持てるようになると思います。
  もしコマンドACが予想の売り上げを下回っていたがために、その計画が頓挫したという可能性もあるとは思いますが…

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LBゴジュラス
 ■腕がいまいちなのは自分も感じました。
  パーツの流用はゾイドの得意分野ですし、コスト削減のためにどんどんやってもらって結構なんですが、初期ゾイドのような言われるまでパーツが共通なのに気
  づかないくらいうまくやってほしかったです。
  発売された時期が悪かった気がしてもったいないです。

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アロザウラー
 ■実は寸法で言えば比率としてゴジュラスくらい大型の頭部です。
  手足のバランスも酷似します。多分、ディティールのスッキリ感が小さく錯覚させているんでしょうね。
  また、小さく見える事は良いと思います。
  ティラノサウルス=頭がデカいイメージ
  アロサウルス=ティラノよりやや小型で俊敏なイメージ
  じゃないかなあ。自分の周りの事しか分からないんですが、子供の頃の(そして今でも)、両者のイメージってそんな感じです。

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エナジーライガーのポンプ
 ■私もポンプは要らないかも…と思います。
  玩具の機構的には斬新で、面白いと思います。
  ごちゃごちゃした山盛り武装も帝国の後には退けない故の無理な設計思想が垣間見られて興味深いです。
  ただ、高速ゾイドの山盛り武装は個人的に運用方法と合致しないのであまり得意ではありません。
  ましてそれが空気抵抗を受けまくる様な位置であったり、形だったりすると余計に気になります。
  カエルや芋虫型のゾイドに搭載するというのはその通りだと思います。大変素晴らしいご意見で、感動しました。
  ポンプという発想自体は面白いですが、搭載する機体を間違えた感じです。

  …しかし敢えて肯定するならば、エナジーライガーは新ゾイドの顔とも言えるライガー型です。
  最終盤に登場した最強級機体、そこに新しい要素を加えて、より素晴らしい機体にしようとしたのではないでしょうか。
  さらにケーニッヒウルフやゴジュラスギガ等火器の無い機体が目をつけられたのもあり、その反省から山盛り武装にしたと考えられます。
  もしそうなら極端すぎですが…
  ただ、山盛り武装にポンプを詰め込んで新しい境地を模索しようとした心意気は尊敬したいです。
  極端にならず、慎重且つ小綺麗にまとめさえすればエナジーも更にもっと素晴らしい機体になったでしょう。

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オルディオスの翼および飛行方法
 ■まず、オルディオスの翼は横に倒すことができると考えます。
  (ゾイドガム版がそのような形態をとることができるので、本物も同様の機構を備えていると捉えます)
  その際はグレートバスターが邪魔になってしまうので、干渉しないよう常に後ろに向けているのかも知れません。
  (前に撃つことができなくなるので、その場合は高速で相手を追い抜いてから撃ち込むのかな・・・)

  また、「そもそも羽ばたく必要がない」とも考えます。
  同時期に登場したバトルクーガーは「羽ばたける翼」を持っています。オルディオスが同じ機構の翼を持っていないのなら、それはオルディオスが「バトルクー
  ガーとは異なる独自の飛行方法」を持っているから、ということになります。
  私はそれを、オルディオスの謎能力「時空航行能力」だと考えます。
  「時空~」という表現はさすがに誇張されたものだとは思いますし、具体的にどのようなものなのかは分かりませんが、オルディオスだけが持つ「羽ばたかなく
  ても飛べる能力」であることは間違いないと思います。

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キラードームのレドーム
 ■通説ではレドームにしてみたら思いのほか固くて装甲としてもいけるとなった・・・とあるが実は逆である。
  帝国のとある科学者が凍ったカニを電子レンジに掛けたら中で爆発して電子レンジが吹き飛んだため、カニの甲羅にはもしかして物凄い電子能力があるのでは無い
  かと思い立ち、甲羅でもあり電子装備でもある、あの装備が誕生したのです!

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ギル・ベイダー
 ■ビームスマッシャーの威力ですが、これに関しては「投稿者さんが書いている理想的な形になっている」と解釈する事も出来ます。
  新バトスト2巻が発売されていないのが悔やまれますね。
  以下、何故そう思うのかを書きます。

  学年誌の資料を基に推測しています。
  ビームスマッシャーですが、「翼のノコギリ部分を直接ブチ当てる」ものと、「射出する」ものの2パターンがあります。
  もちろん、威力が高いのは前者であると思います(そう明記されているわけではないが普通に考えてそうなるだろう)
  注目すべきはマッドサンダーVSギル・ベイダーです。複数回、両者の戦いは行われているので抜粋します。

  ●マッドサンダーVSギル・ベイダー
   ギル・ベイダーは地上戦でマッドに挑む。翼を直接マグネーザーにぶつけ、マグネーザーは折れてしまう。(その後マッドの負け)
  ●グレートサンダー(対ギル用改造マッド)VSギル・ベイダー
   ギル・ベイダーは翼を直接ぶつけようと低空に侵入するが、マッドにかわされた上、手痛い反撃を喰らう。(その後引き分け)
  ●マッドジェット(対ギル用改造マッド)VSギル・ベイダー
   空中で両者が全力の体当たり。マッドが競り勝ちギルは地上へ落下する。(その後マッドの逆転負け)

  まずギルがビームスマッシャーを「射出して」マッドを倒した事は無い。という事は逆に言えば、
  ・ビームスマッシャーは、射出するとその瞬間から威力が減衰してしまう
  ・マッドサンダー級の装甲を貫くには威力100%の状態、すなわち「直接」ぶつけるしかない。
  と考える事が出来るのではないでしょうか。
  (サンダーパイレーツ艦隊の一件は例外と思う。なにしろアレはフロートを破壊するだけでいいだろうから・・・)

  また、マッドジェットの一件は直接ぶつける事の難しさを物語っている。
  マッドのマグネーザーは突っ込めば良いだけだが、ギルの場合は両翼のノコ部分を正確に当てなければならない。
  そこを外すと自爆しかねない…。
  ギルの弱点は以上の様に考えられると思う。
  それでも、射出であってもガンブラスターやオルディオスを真っ二つにする事が出来るのは凄い威力ですけどね。

  防御面に関しては仰るとおりだと思います。これは現段階では「強すぎ」を否定できません。
  ギル・ベイダーはカッコいいし、強いという設定に対して素晴らしい説得力を持つデザインです。
  ティラノ、トリケラ。恐竜会の二大ヒーローが既に出ている中、更に上回るゾイドとして飛行可能なドラゴン系が出たというのも自然な流れだと思います。
  攻撃面は上で書いたようなものだと思うので、更に防御面でもいずれ合理的な解釈が出来ると良いですね。

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キングゴジュラス
 ■実のところ、そこまで強くないと思います。
  現在は強かったというイメージが誇張されまくっている現状だと思います。
  仮に…、ゾイドがウルトラザウルス登場・ゼネバス帝国の滅亡という所で終わっていたら、「ウルトラ強すぎ」という意見が出ていたんじゃないかなあ。
  ゴジュラス2機以上のパワー。ウルトラキャノン砲。全包囲攻撃。ミサイル攻撃に耐える防御力。
  多分、強すぎという批判は最後に登場したゾイドの宿命だと思います。
  ただ問題は
  ①「新ゾイドバトルストーリー完結編」が作られなかったせいで、イメージが誇張されて伝わっている
  ②公式が、むしろそのイメージでキンゴジュを扱っている(リバセン)
  なのではないかな。

  当時の学年誌だと、跳躍してギルを捕まえる描写は無いですね。
  むしろ低空に侵入したギルを捉えられず、チタンクローでもって腕をもぎ取られた事があります。
  この跡オルディオスの助けがあって何とか形勢逆転するわけですが、おそらく1対1なら負けていましたね。
  別の号でも苦戦しつつ倒すものがあります。
  ・・・改造ゾイドの「ギルザウラー」を跳躍して捕らえた事ならありますね。
  しかしあの時「しまった、近づきすぎたか」というギル側の台詞があるので、低空に進入しすぎていた可能性が大きいです。
  いずれにせよ、多少のジャンプは出来るが高空に行けるほどでは決して無いというものでしょう。
  単純なジャンプであればゴジュラスだって出来る(サーベルタイガー研究所進入の一件を思い出されたし)ので、問題ないものと思います。

  頑丈さに関しては、先に書いたようにギルに腕をもがれている一件があります。なので頑丈は頑丈だが突破不可能なわけじゃないと思います。
  ただ、海戦に関しては仰るとおりですね。ここは専門家に任せて欲しいです。
  「大陸間戦争なので海上戦闘能力はぜひ欲しい!」というのは分からなくも無いんですが。
  とはいえ、海戦をした具体的な描写が皆無なので、実際の戦力はなんとも言えないものでもあります。
  「海中基地で完成したキングゴジュラスは、そこから自力で浮上して暗黒大陸へ上陸した」というのがある程度です。

  以上を総合して考えると、「キンゴジュも必ずしも無敵ではない」
  攻略しがいのある、またパイロットに任命されても決して油断できないゾイドになるのでは?

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ゴルヘックス(新世紀版)
 ■カラーリングが新世紀版だと緑とオレンジになっていますが、緑を基調としたカラーリングはゴルドスの後継機であることを表現していると解釈できるかと思われ
  ます。
  余談ですが、ゴルヘックスはステゴサウルス型と公式で説明されていますが、個人的にはトウジャンゴサウルスに似ているように思えます。
  (背中の板の形状やステゴサウルスとのサイズ差を考えると)

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ザバット
 ■無人機なのに精密爆撃が出来る事に対して
  これはまさにゾイドが兵器であり、生き物である、ということで説明が付く気がします。
  実際の蝙蝠が自ら発する超音波で対象の位置や大きさを把握できるようにザバットも正確に空間認識が出来るため、遠隔操作ながら精密な爆撃が出来るいうのは問題
  なく思える。
  逆に単純な空戦力にはならず、有人機は偵察や輸送が主な任務である点。
  更に精密な爆撃に対しても(遠隔操作故なのか航続距離の問題なのか不明だが)母艦をある程度目的地まで近づけなければならずバトストではそこをつかれサラマン
  ダーに母艦のモビーディックを撃墜され追撃不可能に陥ってしまったこともあり。
  ザバットは特別強い機体ではなく、むしろザバットは運用が極めて特殊であり、その際にも無人故の数の暴力が一番の利点というニッチな機体だといえると思います。

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サラマンダーのスプリングギミック
 ■ミサイル発射ギミックですが、当時の玩具は「バネで何かを飛ばす」ギミックはメジャーなものだったんですね。
  むしろゾイドで発射ギミックが限られたゾイドしかないのが不思議なくらいに。
  という時代背景を考えると搭載しているのも納得かもしれません。
  また、このミサイルはサラマンダー用に開発されたものではなく、もともとは「ディオラマベースでラックス」に付属する陸上基地用のミサイルでした。
  なので、「陸上用装備を積んで軽がる飛べるサラマンダーすげえ!」っていう所は大きなアピールだったんじゃないかなと思います。
  ・・・余談ですが、この陸上基地用のミサイルをサラマンダー用に流用したからこそ、あの懲罰席になったんですね…。

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バイオゾイドの装甲
 ■確かに通常兵器を一切受けないのはやり過ぎです。
  明らかに製作者側が持て余している様に感じました。
  バイオゾイドは華奢で小柄の子も多いので、それこそ巨大ゾイドの格闘攻撃で強引に突破出来る様にすればよかったのでは?
  そうすれば高速ゾイドの影に隠れがちな巨大ゾイドにも大きな利点が出来るでしょう。
  あぁでも巨大恐竜型ゾイドは絶滅した世界観なのでしたっけ。この設定も悲しいですね。
  旧来のゾイド像を全否定するのではなく、共存出来る設定を望みます。

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バリゲーターのコクピット
 ■実はあの懲罰席は、キットでは再現されていないがバリゲーターの「舌の上」に当たり、実際は戦闘時にはカノントータスの首のようにぐぐっと奥に引っ込むよう
  になっている。
  簡単に言うと喉の奥に一時的に飲み込まれて隠れるようになっているのだ。
  実際そのまま飲み込まれて出てこれないパイロットもたまにいるとかいないとか・・・・

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レブラプターのキャップ状モールド
 ■レブラプターの各箇所にあるキャップ状のモールドですが、実際のキャップよりも一回り小さく造形されています。
  これは「デザインの段階ではもう少し大きく作る予定だったが、キット化に際し都合により縮小した」形跡だと思います。
  そのまま縮小した結果、もともとキャップを使用する予定だった位置に「小さいキャップ状のモールド」が残った、という解釈です。
  実物のレブラプターはキャップ状のモールドの位置に本当のキャップが付いている、対してキットのキャップはキットの都合で付いている(わざわざモールドを削っ
  て付いているため)、と考えます。

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共和国側のキャノピー
 ■確かに私も「わかりやすい」のが好きなので共和国=キャノピーの伝統を貫いて欲しかったところ。
  意見にもあるように、ディバイソン&マッドサンダーはその特性上納得できますが。
  ただ、この両機を除き初めて装甲式コックピットを採用したカノンフォートは、小型ディバイソンという側面がありました。
  なので、なんとなく納得できるものはありました。
  そこからなし崩し的に装甲化されてゆくわけですが、装甲式になったのは残念だと思う一方、移行のさせ方は綺麗だったなと思います。
  ちょうど、帝国を完全に下し、その技術を得た時期でもあっただろう。その事も説得力を高めています。
  ・・・余談ながら、新世紀はガンスナイパーがキャノピー式だったので凄く喜んでいました。
  ですがその後は装甲式ばかりになってちょっと残念でしたね、、。

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設定面 ゾイド種の大きさ
 ■ゾイド種の大きさがチグハグな点について
  例)メガトロプス(トリケラトプス)<ツインホーン(マンモス)<(オオカミ)
  ①もともと惑星Ziの動物ゾイドは、大きさの多様化が起きやすかった。
   というのも地球以上に地形と環境が複雑なため、体のサイズを大型化or小型化する進化をゾイドはかなりの頻度で行なっていた。
   だから餌の少ない寒冷な小島には、小型のマンモス(ツインホーン)。餌の覆い大森林には、大型のオオカミ(ケーニッヒ)が生息している。
  ②さらに遺伝子改良技術と品種改良を行なうことで、ゾイドの大きさをさらに極端化できた。
   地球のイヌですら、チワワとダイアウルフ(イヌの近縁種)とでサイズ差は驚くほど。それくらいのサイズ差をゾイドは人工的に短期間で作られた。

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生物としてのゾイドとは
 ■戦車や飛行機など、あえて非ゾイドの兵器を公式のストーリーにしつこいほど登場させ、それらを徹底的に無機質に描写するとゾイドの生き物らしさが引き立つか
  もしれない。
  ただしお約束として、非ゾイドの兵器が簡単にゾイドに勝ってはいけない。

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大型ゾイド、巨大ゾイドの特徴
 ■やはり巨大ゾイドの特性が短所ばかりになっているのは悲しいですね。
  確かに平成では高速ゾイドが主役ですが、巨大ゾイドの分かりやすい特徴が欲しいのは賛成です。
  大きいだけではなく、頑丈、強いというのがもっと明確に描けてほしいです。
  高速ゾイドがEシールドを搭載するのは分かりますが、巨大ゾイドまでシールド搭載はいただけません。そのままで頑丈で良いと思います。
  巨大ゾイドと他のゾイドには圧倒的な壁があるとしても良かったじゃないですか。
  現状平成で格を保ち、それなりに納得いく強敵として描かれたのはデスザウラーだけだと思います。
  高速ゾイドは巨大ゾイドや大型ゾイドより圧倒的に速く、懐に飛び込みやすい訳ですし、関節や口腔内等分かりやすい弱点があるゾイドにとって、そこを突かれな
  ければまず攻略不能。
  それくらい巨大ゾイドは強くて良いと思います。
  勿論高速ゾイドが活躍しても良いんですよ。
  速いというのは変幻自在な最高の特徴ですからね。でもやっぱり巨大ゾイドをもう少し強く描いてくれとも良かったかな…

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荷電粒子ビーム砲という名称について
 ■新世紀では荷電粒子ビーム砲という呼称のもと、ゴドスらが装備しているこの砲。しかし、わざわざ「荷電粒子」の後に「ビーム」と付ける必要はあるのか、「頭が
  頭痛で痛い」と言っているようなものではないかと感じます。
  そこで、「荷電粒子砲」と「荷電粒子ビーム砲」は別物であると考えるに至りました。

  おおよそ、荷電粒子砲を撃つゾイドはジェノ然り、デスザウラー然り、セイスモ然り、ファンやインテークを持っています。
  そのため、機体あるいは荷電粒子砲を撃つためのメカニックが停止しなければ無尽蔵に撃てると考えます。
  しかし、その一方でゴドス、イグアン、サイカーチス、カノントータスらは荷電粒子を供給する装備を持っていません。
  持っていたとしても今度は粒子を圧縮し、加速できるシステムを既存の兵器(メタな事を言うと装備の名称変更)と同じ大きさにまで・・・というのは難しいと思い
  ます。
  そのため、荷電粒子を溜めておけるタンクの様なものから供給された粒子を撃っていたと考えます。
  故に、荷電粒子が無くなれば弾切れと同じになります。
  しかし、あの大きさから考えるとすぐに粒子は無くなるでしょう。
  そのため、「元からあるビーム兵器に荷電粒子を足して威力を高めようとしたのが荷電粒子ビーム砲」だと思います。

  纏めると
  「荷電粒子100%で撃てるのが荷電粒子砲」、「ビームに荷電粒子を付加させて撃つのが荷電粒子ビーム砲」 であると考えます。

  なお、そうなると、ガル・タイガーの超小型荷電粒子砲は?という話になります。
  僕としては、「荷電粒子砲自体は一撃必殺の武器である、故に砲の大きさ変えても威力は変わらないのではないか」という仮説のもと造られたのではないかと思います。
  砲門を小さくする以上、余り太いビームや長射程にはならないと思います。
  そのため、一度に撃つ粒子の量も少なくなり、結果、荷電粒子砲を撃つのに必要なメカニックもその分小型にできたのだと思います。
  荷電粒子を供給するのは脇腹から腰にかけての排気口のようなモールドでしょう。あれを粒子の供給口と考えれば納得がいくと思います。

 ※編注
  新世紀での荷電粒子砲搭載機と名称は、
  ●カノントータス:液冷式荷電粒子ビーム砲
  ●ゴドス・イグアン・サイカーチス:小口径荷電粒子ビーム砲
  ●デスザウラー:大口径荷電粒子ビーム砲
  ●ジェノザウラー:集束荷電粒子砲
  ●デススティンガー・バーサークフューラー:荷電粒子砲
  ●ディロフォース:小型荷電粒子砲
  ●セイスモサウルス:超集束荷電粒子砲
  ●凱龍輝:集光荷電粒子砲
  ですね。

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あえてゾイド乗り・パイロットの顔写真、細かいプロフィールはいらないのでは?
 ■基本的に賛成ですが、そうはいっても全パイロットの詳細プロフィールがあるわけじゃありません。
  まだまだ未知の部隊、そこに所属するパイロットなどなど、妄想できる余地は大いにあると思います!

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ジェノリッター
 ■ジェノリッター操縦者の騎士道精神について
  はっきり言って要りませんよね。
  軍人は国家の為に全力を賭して任務を遂行する者。個人的な拘りで最強武器を使わないのは駄目です。
  それは任務放棄や背信行為にさえとられかねないです。しかもその設定が不自然に枷になり、物語に引き込まれないなら尚更です。
  騎士道精神云々はすっぱり切り取り、任務結果を重んじる生粋の軍人だが、敵国だからと戦士を愚弄する事も無く、戦死した者達や戦友を讃える正々堂々とした男
  で良かったんじゃないかな…と思います。
  もし、騎士道精神をどうしても生かしたいなら、任務と騎士道の狭間で苦しみ続ける様をきっちりはっきり描写したら良いのではないでしょうか。

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ゾイドSSジェノリッター編
 ■旧式相手に勝っても…
  演習の時に撃破した同型の改造機ではインパクトに欠けるというのはその通りだと思います。
  ただでさえゾイドは新型が活躍する傾向にあるのですから、同世代か次世代の格上機体をぶつけるべきです。
  そこで勝って初めて操縦者の腕が認められると思います。といってもジェノリッターと同格以上のゾイドが中々居ないので難しくはあるんでしょうけど…
  小隊等を相手に多対一で大暴れならまだ…というのもその通りですね。
  現行のままではシールドライガーでジェノに食らいついた方が凄く感じてしまい、どちらかというとシールドライガーの操縦者の方が上手な感じがするのも同意です。
  色々考えての結果なんでしょうけど、色々考えて微妙な作品になるなら、偏って突き抜けても良かったかも。

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ゾイドSSコマンドウルフRGC編
 ■たしかに死ぬであろう人物が生き残ると、戦争を嘗めているとしか思えないですよね。
  意見者様のおっしゃったご意見には頷くばかりです。
  ①パークスが狙撃をした後、危険を感じたアッシュがテッドたちを潰しに来る。
  ②ジェノリッター、イーノとパークスを撃破。更にテッドの機体に襲いかかる。
  ③テッド、新兵なので恐怖に駆られて一瞬目の前が真っ暗になる。しかし、コマンドウルフがとっさに自分でレールガンを発射しジェノリッターを中破させたため、
   テッドは助かる。但し、ドラグーンシュタールが背中に刺さってテッドのコマンドウルフも致命傷を負う。
  ④テッド、ジェノリッターが去ったところを見計らって愛機に向かって「お前……」とかと語りかける。コマンド、「クゥン……」とかと言い残して息絶える。
  ⑤テッドはしばらく感傷に浸ったがイーノとパークスのことを思い出し、二人の愛機のコックピットに駆け寄る。しかし二人とも死んでいた。
   テッド、深い悲しみに襲われる。  
  ⑥ザッパはその様子を傍らから見ていた。顔にはあからさまに出ていないものの、イーノとパークスを死なせてしまったことについて後悔と自責の念を感じ、また、
   自らの力量の衰えを実感して涙を流す。

  この一連の流れが黄金展開だと思います。
  個人的に、戦争は悲惨であるが、無抵抗でいる訳にもいかない。辛いが国の為に戦わねばならぬ時がある。しかし男達は前を向いて生きる。
  そんな状況に胸うたれるのが戦記物の醍醐味だと思います。やはり物悲しい展開も必要かと思います。
  ただ、あくまで肯定的に捉えるなら、子供にも配慮し、英雄は生き残る、絆は素晴らしい、としたかったのかも。
  軍人の回顧録等を見ると、実際の戦争も案外なし崩し的で、生き残る事もあったらしいですが、そこを狙ったのかもしれませんね。


今回のアンケートの結果はこのようになりました。
様々な意見が寄せられました。びっくりする位、色んな発展的な提案を頂きました。
例えば、前回、多くの「惜しい」が寄せられたハンマーヘッドには沢山の意見が集まっています。
解釈の方向性も様々ありますが、一つ確実に言える事は凄くいいアンケートになったなという事です。
ここで寄せられた意見をもとに、賛同するも良し、刺激を受けて自分なりの解釈を試みるも良し、とにかく進んで行きたい所です。

ゾイドには無限の可能性がある事を強く感じました。
一つだけ惜しいのは、まだまだここから更に議論を進めたいのに!という所です。
アンケートは半月に一度というスタイルなので、リアルタイムで会話がしにくい…。
こういった議論は、チャットなど即座に反応でき、議論が進むものの方が良いのかなぁとも思いました。
まぁ、このような感想を抱く事もまた「発展的になれた」という事で。
そのような方向性もまた、検討していきたい所です。

ともかく、今回は素晴らしいアンケートになったと思います。
こういった意見の出し合いは本当に有益なものだと思います。また行いたいと思います!

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