Zoids Ignition第49回アンケート -ここがこうだったら良かったのに キット・設定編- 集計結果

2014年11/30~12/14に実施した、第49回アンケート -ここがこうだったら良かったのに キット・設定編-の集計結果を公表します。

「ここがこうだったら良かったのに」というアンケート。
ゾイドは素晴らしいものですが、完璧でもありません。様々、ここがこうなっていれば…という箇所があります。
今回は、それらを今一度考え、次代を築く大きな糧としていければと思い、このような内容で実施しました。

ゾイドは様々な面で語る事ができますが、今回は「キット的(デザイン的)な面」「設定的な面」で答えて頂きました。
また、設定的な面は、バトストで答えて頂きました(アニメは省く)。


■アンケート項目詳細
 まずは、実施したアンケートの項目を記載します。

 項目1:-ここがこうだったら良かったのに キット・デザイン面 を教えてください -

 項目2:-ここがこうだったら良かったのに 設定面 を教えてください -

第49回アンケートの質問項目は、以上でした。

■投票数
 今回の投票数は38票でした。ご投票いただきました皆様、御礼申し上げます。
 では早速、発表します。


■質問1 -ここがこうだったら良かったのに キット・デザイン面 を教えてください- 回答詳細

ハンマーヘッド

 ■潜水艦を思わせるモールドが各部にありボディは秀逸なデザインだと思います。背びれも艦橋っぽいディティールと見事に融合している秀逸な箇所。
  ・・・なんですが、大型ブースターが邪魔で見れないのが惜しい。
  大型ブースターがデザイン上の明らかな邪魔になっていると思う。ウオディックやシンカーの自然に付いてる感じがするブースターやタンクとは歴然の差がある。
  いっそ撤去するか、付けるならもう少し気を配ったものにすべきだったと思う。
  また、目の処理もミサイルなのはどうかと思う。目の機能を思わせる装備の方が良かったのではないか。

 ■ステルスバイパーも同じく、こいつは「サメ」でありながら口が無く噛み付けないのはいかがなものかと思う。
  シュモクザメは人を襲うこともある凶暴な種類なので尚更だ。(これがジンベイザメ型の輸送艦とかならいいのですが)
  無理にシンカーに対抗して水空両用にせず、水中専門でウオディックやシンカーをその遊泳速度と強力な牙で狩る最強の海戦ゾイドとしてデザインした方が良かった
  のでは無いか。(そうすれば背部の大型ブースターも不要になり更にサメらしいフォルムに出来たと思われる)

 ■何故サメなのにアゴがないんだ。
  後は目の処理。本来シュモクザメの目に当たる部分であるミサイルポッドのカバーが凹んでいるあたりに、クリアパーツでラインセンサーでもあればきっちり目に見
  えるのに。

 ■シュモクザメという印象的なモチーフを使っていながら最大のアピールポイントである眼の位置に魚雷や銛を配置してしまった点。
  コックピットを左右に配置しろとは言いませんが、VLユニットのレーダーのもっと小型版ようなパーツをクリアパーツで両側に配置することでシュモクザメの眼を
  兵器としてアレンジしたと伝わると思えます。

 ■(ギミック面)シンカーやウォディック、アクアドンまで泳いでいた分、最初に実物をとったときは悪い意味で衝撃を受けました。
  せっかく背中にスチロールを入れられそうなエンジンがあるのでそこに入れる用のスチロールとウオディックのように体のひねりだけで泳げるように出来ていれば
  遊びがいが増えたのではと思います。

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ジェノザウラー

 ■(尾部)ジェノザウラーは荷電粒子砲の発射体勢をとる際に尻尾の放熱フィンを展開しますが、本家トミー(現タカラトミー)のキットのジェノザウラーは、試作段階
  ではこの尻尾の放熱フィンの展開ギミックがあったものの、製品版ではオミットされてしまい、実際にキットを作った際にガッカリした思い出があります・・・。
  尻尾の放熱フィンの展開機構がオミットされたのには、生産にかかるコストの面やパーツ点数が増える事による組み立て難易度の上昇と言った理由が考えられますが、
  同時に、アニメでジェノザウラーが荷電粒子砲を撃つシーンや、ゾイドサーガシリーズなどのゲームの戦闘デモなどでも、尻尾のフィンの展開はジェノ,フューラー
  系のゾイドの荷電粒子砲の発射シークエンスの中でも印象に残る部分の一つなので、製品版でオミットされたのはとても残念だと思います。
  もし試作段階であったこのギミックが製品版でもオミットされていなかったら、ジェノザウラーは更に遊びがいのあるゾイドになったと思います。

 ■(尾部)試作品に搭載されており、アニメでも特徴的に使用された放熱フィンの展開。
  パッケージ写真でも試作品が使用されている為、当然あるだろうと思ってジェノを購入。
  組み立てているときに「!?」となりました。
  総合的にジェノは傑作キットだと思いますが、ここは残念。

 ■(脚部)獣脚類のゾイドであるにもかかわらず、踵をつけた蹠行性であるのが気になりました。
  後継機のバーサークフューラーやダークスパイナーでは直っていて満足しました。

 ■荷電粒子砲の銃口が不自然なところから生えているのと、ガンスナイパーとかもですが、足は逆関節にしてほしかったと思います。
  フューラーでは改善されているとは言え、デザインが全然違うからジェノの代わりにはならないですし…

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ダークスパイナー

 ■デザインは素晴らしく、歩行補助板を用いた脚の処理など、ジェノ、フューラーを経て中型二足歩行ゾイドの完成に至ったように感じる。
  しかし、色が・・・。赤と黒を用いて、新生ゼネバスとしての中央大陸凱旋をイメージするようなカラーなどの方が相応しかったのではないかと思います。

 ■設定でも物議を醸しますが、個人的に色も問題があったと思います。
  青緑系にしても、かなり渋い青緑にすればもっと兵器らしさがあったと思います。色をミリタリー系にすれば、魅力的になったと思います。
  迷彩系の渋い配色にすれば、敵に気付かれず接近して毒電波の餌食に…という展開も有り得ます。
  子供に訴えかける為、より今までのゾイドと一線を画す為、毒電波を操る個性を分かりやすく表現する為等色々考えられますが、やはりもう少し渋い色のほうが
  かっこ良かったと思います。
  ダルトーンやダークトーンを使い、深緑や黄土色、灰色や黒を配置すれば大分違うと思います。

 ■やはり色が。デザインは凄くいいのに勿体無い。帝国らしいデザイン、造り込まれた構造、そういったものよりも奇抜さが最初に目立ち損してると思う。
  毒電波っぽくはありますが…。
  また、デザインが素晴らしいのはその通りですが、背びれが軟質パーツなのは塗りにくくて困った。尖ったパーツでもないのに何故・・・?

 ■赤くしてほしかったですね。 キラードームとの相性、ディメトロドンと並べたとき一目で発展型と認識しやすいですから。

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ケーニッヒウルフ

 ■このサイズのキットなのに歩くだけなのは勿体無い。背部のファンは回転するが全く目立たない。
  シャドーフォックスのレーザーバルカンみたいなガトリング系武装を背部に標準で搭載して連動回転させてフォックスのマルチウエポンラックを更に発展させた
  簡易CASの様なシステムとしてその1つにスナイパーライフル&ヘッドギアをリリースして欲しかった。
  また、装備しているヘッドギアもわざわざ「見て」撃つ必要は無いため不要な装備では無いかと思われる。
  オオカミであるケーニッヒウルフは鼻と耳が利くはずなので、そちらを設定面でクローズアップ(他のゾイドには無い感覚センサー(鼻)や振動感知アンテナ(耳)
  など)して、それのおかげで精密射撃やアンチステルスが出来るようにすれば十分であったと思う。
  例えばだが、「標準装備型(ビームガトリング)」に加えて別売りカスタマイズパーツとして「精密射撃装備型(スナイパーライフル)」、「長距離ミサイル装備
  型(AZ5連ミサイル+背部にアーバイン仕様コマンドウルフが装備したようなスプレッドミサイル)」、「捕縛装備型(大型電磁ネットで捕縛し電磁牙で倒す)」
  の3種類ぐらいを販売すれば「ライガーゼロの簡易版という存在」と「シャドーフォックスの発展型」と「ライガーゼロイクスのライバル」という3種の要素を全
  て満たしつつユーザーにも受け入れられるゾイドになったのでは無いかと思います。

 ■デザインはまさに「こういうのが欲しかったんだよ!!!」なものでした。
  今まで無かった犬系の大型。造り込まれたデザイン。
  ですが、火器を付けて欲しい…。
  ゴジュラスギガにも通じますが、なぜこんな極端なものを作るのかなぁと。0か100か じゃなくてバランス良くすればいいと思うんですが。
  ギミックとしては足首が開かない事と、ファンの位置が何とも「見えづらい&使いにくい」のが残念です。

 ■値段の割に同じ価格の機体よりだいぶ劣ると思う。
  武器別売りはいまさら語りつくされているので特にいうことはないがハードポイントがほとんどないのも原因だと思う。
  首の下、尾、腿、ディスチャージャーに軸がついてて背中に着脱式のアダプターパーツ(シャドーフォックスのマルチウェポンラックのような)を付けるべきだった
  と思う。欲を言えば値段を上げてでもライフルとミサイル同梱にしてさらにもう数種類武器を付けてくれれば・・・・。

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ゴジュラスギガ

 ■新生ゴジュラスに「絶大な格闘力を与える」というのは良いと思いますが、火器をまるまる撤去してしまうのは極端すぎると思います。
  ゴジュラスは格闘力は確かに凄い。けどゴジュラスは格闘だけというわけではないと思います。
  バトスト1内部図改ページの記述「単にパワーでねじ伏せるだけでなく、ビーム砲や連射砲を使ってシンカーなど空からの攻撃に対応できるのも強みだ」とあるよう
  に、ゴジュラスは「格闘に特化しているのは確かだが、その中で最低限の汎用性は持たせてある」ものと思います。
  全身に火器を適度に搭載するわけにはいかなかったのだろうか。
  「封印武装」というのは一応積んでいるけど何か違うと思う…。
  ギガのデザインは平坦な部分が多く、その意味でも全身に軽火器を積めば良いアクセントになったと思う。

 ■わかりやすい火器を何かしら付けてほしかった点。
  例えばアニメの治安局のギガの様に舌に火器を付ける、肩や背鰭が開いて火器が出てくるブラストルタイガーの様な仕掛けがほしかったです。
  確かに純粋に己の肉体のみを武器にするのは素晴らしいと思います。格闘に特化しているのは実にゴジュラスらしいし、男らしいです。
  しかし、やはり説得力を持たせるには少しの火器でも良いから付けてほしかったです。そうする事によって兵器としての価値もより高くなってくると思います。
  格闘に特化しているからといって、飛び道具が不要かというとそんな事は無いです。
  特化しても臨機応変に対応出来る余地はほしい所です。威嚇程度の威力のない物でも構わないので、火器は絶対に欲しいです。
  格闘の邪魔にならない様な分かりやすい位置に二種類くらい火器を付けるだけで、説得力は倍以上です。
  兵器としての有用性を表現する為には火器を付ける事は必要だったと思います。

 ■ゴジュラスの後継機たるに相応しい格闘能力がある、というのは外観でわかります。
  しかし、しかしです。何 故 火 器 が 皆 無 な ん だ! 追撃モードが特にヤバい、懐に潜り込まれたらそのまま試合終了です。
  腹部に速射砲を仕込むとか、尾部付け根に対空レーザーを仕込むとか、ゴジュラスの後継機ならそれらしい火器を散りばめるべきだった。
  そうすれば、今みたいな少し微妙な目で見られることはなかったと思うんですが……

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ライジャー

■デザインとしては流線型でよく似合っているのですが、関節の位置関係はもう少し詰めても良かったように思います。
キットを手に取るといつも構造について考え込んでしまいます。

■脚が動けないように思える。デザインは最低限「動ける」ような見た目が欲しい。キットも関節の可動が入れば良かった。
そうなっていれば、「帝国最後のゾイド」「Hiユニット級最速」の機体として、より相応しくなったと思う。

■コックピットの風防が閉まらないのは流石にいただけませんでした。が、それでも、ライジャーが好きなゾイドであることに変わりはありませんけどね。

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アロザウラー
 ■非常にゾイドらしいゾイドで好きなのですが、アロサウルスとは似ても似つかぬ名前負けの外見なのが気になりました。
  せめて頭がもう少し大きければアロサウルス型に見えたと思います。

 ■(RZ版の色)初代ゴドス風の配色を受け継いだのは…なんでこの時期に?というのはありますが、系譜としてはわかります。
  ただ手と足が装甲っぽくない色をしていて、さらに膝を装甲でガードしているように見えるので、妙に脆そうだなと。
  顔と手足の色が一緒のほうがゴドスとの統一感も出てよかったんじゃないかと思います。

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ガル・タイガー
 ■ガル・タイガーはプロポーションは良いが色で大損していると思う。
  なにしろ派手で奇抜すぎるので、プロポーションは良さに気付く前に色を批判したくなってしまう。
  その事が低評価に繋がっていると思う。
  純暗黒ゾイドらしい黒を記帳としたカラーにすれば、あんがい化けるのではないか。
  黒にすれば、ディティール量が少ないのも多少誤魔化せると思う(もちろん最も良いのはディティール量も増やす事だが)。

 ■カラーリングが中途半端だったと思う。トラを思わせるカラーリングにしたいなら、黄色をベースに黒のラインを入れて、虎っぽくしても良かった。
  まあ、暗黒軍らしく黒をベースに緑色のクリアパーツが最も似合っていたのではないかと思います。
  背部の荷電粒子砲は、もっと強引に載せた感じが欲しかったですね。
  砲塔と、その周辺だけディティールを増やすとか、バスタートータスのように背中全体に被るようなサイズにするとか。
  「荷電粒子砲」の名を背負うには迫力不足な気がいたします。
  ここまで書いておいてなんですが…ガル・タイガーは好きなんです。これまでのゾイドに比べて至らない点は否めませんが…可愛いんですよ、この子が。

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ガンスナイパー
 ■ランナーの話になってしまうのですが、ガンスナイパーのパーツをランナーから切り離す際、パーツとランナーの間隔があまりにも狭すぎてニッパーが入りづらく
  切り離し作業がスムーズに行えなかったことがありました(特に腕の爪部分のパーツ)
  もうちょっとパーツとランナーの間にニッパーが入りやすい間隔が空いていればよかったかなぁと思います。

 ■ちょっと過積載な部分はあるけど(レブラプターと比べると特に)、デザインは最高。ただやっぱり金型の精度が勿体無かったですねえ。
  再生産のたびに少しずつ改修されてマシになっていましたが、最後までついに他ゾイドのような精度に追いつく事は無かった。
  ただ、それだけにHMM版がより素晴らしいものに見えたのは皮肉でもありますね。

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ガンブラスター(RZ版)
 ■背部のエネルギーチャージャーとローリングキャノンのパイプパーツがなくなったところ。
  箱ではちゃんと付いていたので、製品版では大きくデザインを損ねていると思います。
  エレファンダー(だったと思う)のようにエアパッキンで保護するなどの対処ができたはず(コストを考えると難しいとは思いますが)だと思うと残念です。

 ■パイプが無くなったのがちょっと気になりますねえ。
  背中のものはともかく(旧品はすぐ折れた)、砲のものは強度的に問題なかったんじゃないかな。
  また、色が渋くなったのは大歓迎…なんですが、ボディと脚・あごのパーツが同じになったので、メリハリが無い。脚・あごのパーツは黒の方が良かった。
  というか、ガンブラスターのみならず再販品全般ですが、もともと同じ色だったパーツを2色に分けるとか、別だった色を同じにするというのは良くないと思う。

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コマンドウルフ アーバイン仕様
 ■新規パーツでロングレンジキャノンを作ったのに、なんで「パイロットが露出する」ように作ったんだろう…。
  アニメ劇中再現機。アーバイン仕様。それを新規パーツを同梱して再現。なのに何故こんな半端な形に…。

 ■もともとのコマンドウルフのビーム砲のパーツに重ねる形で作られている点。
  アニメ初期のアーバイン機の再現をするとき等、装備の付け替えに一手間かかってしまうので簡単に代えられるとよかった。

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ストームソーダー
 ■背中のエンジンパックのカスタマイズパーツが発売されなかったのは本当に勿体無い。
  せっかくの外付けなのだから、爆撃タイプとか砲撃タイプとか色々できたと思うのですが・・・・。

 ■ストームソーダーへの文句というわけじゃなく、背中の拡張性を活かさなかった事が悔やまれる…。
  なんとも勿体無い。

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セイスモサウルス
 ■全長はいいのですが全高が低すぎます。
  せめてゴルドスくらいの高さがあったら迫力もあり、ネオゼネバスの旗艦ゾイドらしくなっていいと思いました。
  デザインは素晴らしく価格アップしても買いたい思えるゾイドだったので残念です。(あの価格がいいという人もいると思いますが)

 ■なんか小さすぎるなーと思うのです。
  「ディティールが細かすぎる」 「31門レーザー機銃が小さすぎる」
  のが原因かと思います。
  キットとしては、本当は1.5倍くらいのサイズにするつもりでデザインしていたんじゃないでしょうか。
  それが、実際に立体化してみたら大きすぎたり首や尾に負担がかかりすぎたりすることが判明し、やむなく予定より縮小した・・・とか。
  確かにこれ以上長くなったら置き場所に困ってしまうんですが、もうちょっと迫力が欲しい!
  大きくするのが無理でもデザイン変更により「大きく見せる」ことはできたかも知れない、と考えると、何とも惜しいと思ってしまいます。

 ■新たな帝国最強ゾイドです。
  (少なくとも設定上は)平成ゾイドの中で接近戦最強のギガを封殺する為、超遠距離砲撃からの一撃必殺を主軸に開発された巨大ゾイドです。
  開発経緯は面白く、かつてのゴジュラスとアイアンコングの様な関係です。
  問題はセイスモサウルスが華奢で小柄すぎる点です。
  巨大ゾイドとしては縦に細長く、ライガー系
ゾイドに簡単に倒されそうです。
  実際はバトルストーリーでライガーゼロフェニックスの部隊を滅茶苦茶にしたそうですが、正直とてもそうは見えません。
  大きさで損をしています。キットの値段的に難しかったんでしょうけれど、もう少し首を太く足や胴体を巨大にしてほしかった所です。
  帝国の新たな最強ゾイドですから、ややがっちりさせても良かったと思います。
  見た目の説得力って大事です。

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アイアンコング シュバルツ仕様
 ■カラーリングの再現や、幻のカスタマイズパーツである「カスタマイズパーツA-1」を同梱して、加工無しで右肩へのビームガトリングの装着が可能なのはとても
  素晴らしいですし、過去のイベントでの限定販売のみに終わった「カスタマイズパーツA-1」を入手できる機会が出来たのは更に素晴らしいのですが、「シュバル
  ツ仕様アイアンコング」として見た場合、背中の装備がノーマルアイアンコングのままである事や、ガトリングの横の給弾ベルトが無い事などが気になります・・・。
  (あと、ガトリングに付いてる帝国共通武器とか・・・。)
  その為、デザインはともかく、装備の再現度という点においては、HMM版に劣ってしまう所があると思います・・・。
  個人的には帝国共通武器や給弾ベルトは他のゾイドやプラモデルからの流用でどうにかなる側面もあるとは思いますが、背中の装備に関しては、ミサイルのかわり
  にレッドホーンの3連装リニアキャノンを装備する事になるので、この点に関しては専用パーツを新規で付属して欲しかったと思いますし、理想を言えば背中の装備
  を再現するパーツと帝国共通武器があれば、既存キットのパーツを適度に流用しつつ、アニメ劇中のシュバルツ仕様アイアンコングにより近い姿のキットになったと
  思います。(そこに給弾ベルトが付けば更にいいです。)

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スナイプマスター
 ■一気に武装がスナイパーライフルだけになったのはさすがにスッキリさせすぎたように思える。
  カスタマイズパーツをつけるウエポンラックはたくさんあるが。
  スナイパーライフルも、ガンスナイパーから発展させたかったのは分かるがあそこまでライフルそのもののデザインで無くても良かったのでは。

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スピノサパー
 ■(背中のジョイント)何故か彼だけジョイントが凹ジョイントで基本的な追加パーツを付けにくいところ。
  ランナーを利用すれば凹同士での装着が可能だが、詰まってしまう危険性や横の部分に出っ張りがあり付けられるものが限られてしまっている。
  マルチオペレーションアームという設定に対して汎用性の低さが目立つのでせめて汎用カスタマイズパーツが装着しやすくしてあれば遊びやすくてよかったと思います。

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レブラプター
 ■首を伸ばすことができるようにするか、ガンスナイパーのように前に出しておいたほうが、よりモチーフとなったベロキラプトルっぽくていいのではと思った。
  火器が一切無いのではなく、アニメのように腕に二門くらいはつけてもいいと思います。
  脚のキャップ型モールドが不自然な位置にあるのも修正できないかと感じます。

 ■火器が一切無いのはどうか。アニメの様に小火器でも付けておくべきと思う。キャップ型のモールドが各所で潰れているのも気になる。
  従来より生物らしさを全面に押し出したデザインというのは面白いし肯定したい…が、もう少し詰めをキッチリしておいて欲しかった。

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LBゴジュラス
 ■レジェンドブロックスのゴジュラス自体は、全体的にゴジュラスの特徴を結構捉えていていいのですが、腕に関してはラプトイエーガーと同じ共通フレームを
  使ってるので、どうしても違和感が拭えませんでした・・・。
  同じレジェンドブロックスのMK-2限定型だと4連速射砲でいい感じに誤魔化せてるんですが、ノーマルだとどうしても目立ってしまうので、共通フレームを使
  わずに、腕にも専用パーツを使えばもっと良くなったと思います。

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エクスグランチュラ
 ■母体がグランチュラだから仕方がないとはいえ、できればもう1箇所ゼンマイで動くギミックが欲しかった。

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エレファンダー
 ■キットとしては素晴らしい出来なのですが、もう少し大きく作って欲しかったというのがあります。
  /0劇中でもかなり大型のゾイドという扱いでしたので、3000円クラスのキットで大きなストライクアイアンクローでライガーを捕まえられるようなサイズで
  あれば非常によかったと思います。
  換装パーツが最初から全部入っているすごい良心的なキットですが、でかいゾイドにして代わりにパーツはCPユニットにしても良かったかなと思いますね。

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オルディオス
 ■あの翼とグレートバスターは不要だったと思う。翼を無くした分、後ろ足を複雑な構造にして素晴らしい歩行アクションを施してくれたら最高でした。

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ガイサック
 ■尻尾が針ないし格闘装備じゃないのはモチーフとかけ離れていて惜しいと思う。
  代わりに装備している尻尾のビーム砲もサイズからいえば大きい部類の武器だが必殺の装備と言うほどでもない。
  やはり毒に順ずる効果を施した格闘兵装にすべきだったと思う。

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ギル・ベイダー
 ■(腹部)レッドホーンの電池ボックスの蓋そのままで、周りにもディティールが無いのが浮いてると思います。
  折角接続穴(レッドホーンでのパイプ用)があるので、腹を覆うようなパーツがあったら良かったなと。

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キングゴジュラスのキャップ
 ■ワンオフ機なので、キャップも専用のものが見てみたかったです。

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クリムゾンホーン
 ■そのままでも結構好きなんだけど、原型機がイケメンすぎるせいで…。
  目つきが穏やかになってしまっていたり、砲の可動がイマイチだったりするのは気になるところ。

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グレイヴクアマ
 ■(牽引用フック)他のゾイドを運ぶためのものですが、形状はSSクラスのキャップの形状ですし、幅もほぼディマンティス専用、またスタンドも付いていないので
  輸送シーンで飾るには別途スタンドを用意しないといけません。
  そもそも飛行可能なディマンティスを輸送する意味とは・・・
  同じ輸送用ならば、汎用性の高いコンテナを角から中心に伸ばすワイヤー風に四箇所からのスタンドとして配置すれば輸送する形のまま飾ることが可能で、更に
  コンテナは実際に予備のキャップや人間のフィギュアをしまえるカプセルであればプレイバリューも高く良かったと思います。
  もっともコンテナでは値段的に厳しいものになるとは思いますが・・・

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ゲーター(EZ版)
 ■機獣新世紀の初期の再販組にあって、レドラー共々紫を主体にすると言う大胆なカラーリング変更をしたゲーターですが、 個人的に同時期に再販されたイグアンや
  モルガなどが赤やガンメタなど、メカ生体版のカラーリングのイメージを残しつつ適度なアレンジを加えたものであったのに対して、紫を主体にしたゲーターのEZ
  版カラーにはかなり違和感を感じました。
  私自身は機獣新世紀世代なんですが、ゲーターに先駆けて再販されていたゴジュラスやレッドホーンのキットの箱裏の写真(当時のコロコロやファンブック一巻に
  も掲載されていたもの)にはメカ生体時代のカラーリングのゲーターが使用されていて、それに馴染みがあった故に、機獣新世紀版のゲーターのカラーリングには
  違和感を感じてしまいました。
  電子戦用と言う地味目なポジションの機体なだけに、カラーリングで特徴を出そうと言う意図もあったのかもしれないと思いますが、個人的にはイグアンやモルガ
  と同様に、赤やガンメタを主にしたカラーリングであれば、軍団としての統一感があってよかったと思う。

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ケーニッヒウルフMK-II
 ■ケーニッヒウルフMk-2は、赤銅色の装甲に赤い四肢や首のフレームと言う赤系の色同士の組み合わせで、配色的にも色味的にも、個人的にゾイドのカラバリの中
  でも最悪の部類に入るカラーリングです。
  個人的には、フレームの赤い色を胴体と同じ紫色にするれば、もうちょっと引き締まったカラーリングになると思います。
  加えて、デュアルスナイパーライフルも、カスタマイズパーツやヘビーアームズケーニッヒ付属のものと同じように黒一色の方が良かったと思います
  また、あくまで個人的な好みの入った話ですが、ケーニッヒウルフにMk-2と言う名前を付けるのならば、メカ生体時代の共和国Mk-2部隊のカラーリングをオマー
  ジュしたカラーリングであれば、もっと良かったと思います。
  具体的には、初代カラーをベースに、
  ・装甲とキャノピーのカラーはそのまま
  ・爪などの銀色の所は金
  ・黒い所は青
  ・キャップは白
  ・デュアルスナイパーライフルとミサイルポッドは黒
  と言ったカラーリングだったら、Mk-2と言う名前的にも良かったと思います。

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ゴドス
 ■もう少し手のデザインは爪っぽい造形に、そして僅かながらでも前傾姿勢にすれば恐竜に見えると思う。現状だと「人型」に見えてしまう(牙がないので余計に)
  その点、イグアンはほぼ同じフレームなのに恐竜に見えるよう工夫していて良いですね。

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コマンドウルフRGCのギミック
 ■まず、首が一番上まで上がるようにしてほしかったです。レールガンを三段式にして一段あたりの長さを短くすれば達成できたと思います。
  また、PVで弾を発射している場面があったので、レールガンには実際に発射ギミックをつけてほしかったと思います。

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サラマンダーのスプリングギミック
 ■サラマンダーや他の一部のキットに搭載されているミサイル発射ギミックですが、ゾイドとは相性の悪いギミックに思えます。
  特にサラマンダーの場合は
  ①ミサイルをセットして飾っておいた方が絵になりますが、セットしたままだとバネに負担がかかってしまい発射の威力を下げてしまう。
  ②ミサイルの大きさは十分だが、形状が発射ギミックのためにミサイルっぽくないデザインになっていて威力があるように思えない。
  ③アイアンコングと違い一発こっきりなのに発射ための例の懲罰席の存在。
  などもあり、特にあわないギミックだと思います。
  仮に設置するにしても、背中ではなく腹部のバルカンファランクスの位置などにあれば爆撃用の投下ギミックとしてそれらくなったと思います。
  また背中にはレイノスのようにレーダーを配置することでより正確な攻撃を行える、という方が説得力があったように思います。

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シールドライガーMK-II
 ■キャノンビーム砲の金色がカタログと同じなら完璧だった。

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スネークス(ステルスバイパー)
 ■(ギミック)せっかく蛇らしい動きをしているのに早くてわかりにくい点。
  テーブルのような狭い場所で止まりきれずに落ちてしまった経験もありますし、設定速度に対してキットのスピードは早すぎると思います。
  蛇が獲物に狙いを定めるときのようにもう少しゆっくりと動いてもらえた方が隠密行動っぽさが出てよかったと思います。

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デスザウラーの粒子砲砲身
 ■切り札の荷電粒子砲の砲身が造形されてないのは寂しいかなと。

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ツインホーンの武器ジョイント
 ■ツインホーン自体のデザインは無骨な感じがして好きなのですが、他のゾイドの武器が装備できるジョイントが少ないく、自分好みのカスタマイズが気軽にできない
  という点が気になりました。
  背中にもう一箇所ほどジョイントがあればカスタマイズのしやすさ、遊びやすさも上がっていたのではないかな~とかんじました。

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ドスゴドス
 ■値段が上がっても、ハイパワーユニットにして欲しかった。
  スピノサパーも同様。 スピノサパーは買うまではハイパワーユニットと思ってました(笑)

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バイオラプター
 ■バイオゾイドの中でも比較的安価なキットなのですが、動力をオミットしてアクション性を重視したキットでありながら、実際にキットを作った際には、動く
  関節が少なくて残念だと思いました。
  組み立てやすさや遊ぶ際の強度を考慮した部分もあると思いますが、キットの値段は1000円なので、値段から見ても物足りなさが強かったです・・・。
  せめて肘と膝の関節や、首と尻尾の節々も可動してくれたら、もっと満足度が上がったと思います。(あと、足の装甲の外れやすさ(ちょうどフレームのパーツ
  を分割している所に装甲を付けるので外れやすい)も改善してくれたら更にいいと思います。)

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バリゲーター
 ■口を開けたらコックピット丸見え、好きなデザインだけに、もう1パーツ追加してくれたらよかったのにと今でも思います。HMMでリメイクしてほしいです。

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マルダー
 ■装甲(カタツムリの殻)の中央下方に覗くシリンダー等のメカ部分が、装甲と一体成型のモールドになっているが、装甲の裏側からはめ込むような別パーツに
  なっていればより一層よかった。(例えば、カノントータスの胴体側面のように。)
  今のままでも傑作キットですけどね!

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ライガーゼロイクス
 ■脛にアーマーがついていないので足が貧弱に見える
  機能やギミックは置いといてとりあえず脛アーマーを付けてほしかった。
  ゼロファルコンも同様に。

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ライトニングサイクス
 ■超高速機であるので、背中のパルスレーザーライフルはもう少し小型の装備である方がより説得力が出たと思う。
  ジェット機を思わせるようなブースターと一体化したデザイン自体は良いものであるが砲が長すぎると思う。
  ちなみに顔もチーターらしさがあまり感じられず惜しいと思う。

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ハードポイント
 ■①直径を3.5mmに統一してほしかった。
   そうすると、小型ゾイドのゴムキャップと互換性を持たせられますし、折れにくくなります。
  ②もっと増やしてほしかった。
   モルガ、アイアンコング、カノンフォートはハードポイントが少ない。モルガなら、背中にハードポイントを増やせたはず。
  ③5mm⇒3mmの変換ハードポイントがない。
   ブロックスは、間接もハードポイントも5mmで統一されて良かった。でも従来武装をつける変換ができれば、お気に入りの武器をブロックスにつけて遊ぶこともできた。

 ■小型キャップの軸は3.5mm。標準の武器取り付けハードポイントは3.2mm。
  互換性が惜しいところで無い。
  「キャップ位置に武器を取り付けたい!」っていう事、よくあります。この仕様が統一されていれば更に拡張性が高まったと思う。

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共和国側のキャノピー
 ■一目で何処の所属か分かる意匠として、共和国ゾイドはキャノピー式操縦席という伝統を貫いてほしかったです。
  無論何事にも例外は必要です。帝国のデスザウラーはキャノピー式ですし、突撃ゾイドは装甲式操縦席がぴったりです。
  しかし、両軍の差別化の為共和国軍はキャノピー式の機体を多めに維持してほしかったという気持ちが強いです。
  キャノピーはゾイドらしさを倍増させます。キャノピーの奥に目があったりなかったりで充分意匠の変化も楽しめます。

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箱と実キットの色の違い
 ■メカ生体ではシールドMK-IIキャノン砲の金色、新世紀は大多数。箱の色と実物の色があまりにも違う事が多い。
  そして大多数、箱の方がいい色だと思う。モヤモヤ感が出る仕様は出来るだけ無くして欲しい。

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ブロックス
 ■通常の動力ゾイドでリリースしてくれよ!という機体が多いと思う。
  特にナイトワイズ・バスターイーグル・ジェットファルコン・モサスレッジ・ダブルアームリザード・カノンダイバー・ボルドガルドは動力付きで普通にリリース
  して欲しかった機種である。
  列挙した機種は「フクロウ」「イヌワシ」「ハヤブサ」「モササウルス」「コモドオオトカゲ」「ウミガメ」「パノプロサウルス」と今までの機種とモチーフ被り
  が無い上にカッコよく、元の生物も強い生物で是非通常ゾイドで欲しいところです。
  また、スティルアーマーはノコギリザメ型でハンマーヘッドのライバルとして用いればいいゾイドになりえたと思う。

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ネオブロックス
 ■全体的に良いパーツの宝庫です。旧ブロックスと組み合わせてよし、ネオのみで弄り倒してもよし。
  ですが、足首をボールジョイント化したことで踏ん張りが利くようになったのはいいんですが、そのせいで細かいポーズがつけづらくなったのが痛い。
  ボールジョイントをパーツにポンと埋め込んでるだけなので、足首の可動域が90年台のガンプラレベルなんですよね……
  装甲でうまく長いジョイントを隠してるLBゴジュラスなんかは可動域とデザインを上手く両立させてるんですけど、ブレイブジャガーあたりはちょっと可動域が厳しい。
  飛びかかるポーズが取りにくいのは、四足肉食獣型としては痛いです。パーツの出来はいい(弄り甲斐的な意味で)だけにもったいない。

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バイオゾイド全般
 ■キャップに代わる丸いパーツ(Eランナーのパーツ)を四肢関節だけでなく、首や尾にも多様したらもっと良かったと思います。

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脚部の構造
 ■ガンスナイパーなどの2足歩行恐竜ゾイドの脚部が、蹠行性になっている。実際は趾行性のはず。
  マーダーやスナイプマスターのように趾行性なら、ガンスナイパーはよりリアルなのに。

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スピノサパーの「ある意味突き抜けたデザイン」とその後に出た同モデルの「ダークスパイナー」
 ■子どもながらに「スピノ」の意味は「回転ノコギリ(スピンにちなんで)」で「サパー」は「それでザクッと切る」と勘違いさせたのは懐かしい思い出です。
  その後同スピノサウルスモデルのダークスパイナーが公開されたときは「おいおいこれがスピノサウルスだったのかよ」と驚くこととなりました。
  これはキットとかデザインの話ではない(かもしれない)のですが、同モデルの機体は近い時期に出すべきではなかったのではないかと思います。

様々な意見が寄せられましたが、ハンマーヘッドが1位なのはちょっと意外でした。
「あごがない」のは、変り種としてならアリかもしれませんが、決定番的なあごのある強力なサメ型が不在なので、余計にそう感じられる面が強いのでしょう。

2位以下も、様々な意見が寄せられています。
大きな部分から細部にこだわったものまで様々です。

しかし、現在では難点となっている部分をリニューアルする。あるいはこの反省を活かした次世代キットを開発する。
そういったものが出来ると最高だと思います。
こういった風に考えると、やはり次代に期待せずには居れません。そんな風に強く思います。 


■質問2 -ここがこうだったら良かったのに 設定面 - 回答詳細

ダークスパイナー

 ■以前の「電子戦ゾイドで好きな機体」に関するアンケートの際にも触れましたが、個人的にはダークスパイナーのジャミングウェーブの様な能力は、たまになら
  あってもいいと思います。
  ただ、設定面から見た場合、ダークパイナーのジャミングウェーブの設定は、バトストのようなリアリティを重視した世界観と致命的に相性が悪かったと思います。
  バトストのようなリアリティを重視した世界観において、「1人乗りでジャミングウェーブを使って相手を自在に操って同士討ちさせる事が出来る」と言うのはや
  りすぎ感が否めない所があり、幾つかデメリットや制限を設けるべきだったと思います。
  例えば、
  ・「2人乗りにしてダークスパイナーの操縦とジャミングウェーブのコントロールを2人で分担する。」
  ・「ジャミングウェーブの力は、グランチャーのように相手の行動の自由を奪う程度か、相手の有人機の操縦系を奪えても、操れるのは1体が限界くらいで、敵の
    ゾイドを一度に複数体操ることはできない。」
  ・「相手が有人機の場合、完全に操縦系を奪う事は不可能。」
  ・「ジャミングウェーブを使う際は身動きが取れなくなり、無防備になってしまう。」
  ・「長時間使用するとダークスパイナー自身にもジャミングウェーブの影響が及んでしまう為、使用時間に制限がある。」
  と言った感じで、様々なデメリットや制限などを設けて、
  また、相手にもガンブラスターの電磁シールド(グランチャーのジャミングウェーブと干渉して効果を軽減した。)や、武装を解いて素体になる事で野生体の本能
  を解放したライガーゼロなどの様に、何かしらかの対抗策を設けることによって、「脅威ではあるが攻略法はある」ようにすれば、バトストのようなリアリティを
  重視した世界観の作品でもやりすぎ感は無いと思います。
  その一方で、アニメ無印や実際に登場したZOIDS惑星Zi、/0やゾイドバトラー雷牙の様な、冒険ものやバトルもの、ホビー系の作品であれば、この設定のままでも
  悪役らしさが強く出ていて、相性的にも抜群だと思います。

 ■やはりジャミングで敵ゾイドを操るのはやりすぎ。背びれも前に倒さなくていいと思います。
  フューラーを前線での戦闘力による士気向上のための「猛将」とし、スパイナーは飛行ゾイド・シュトルヒと連携し戦場の情報を把握、部隊全体にリアルタイムで
  正確な情報を送信しつつ、その機動力とパワーで最前線でも指揮が取れる、「軍師」もしくは「知将」といった感じで活躍したならば面白かったと思います。
  ゾイドを操る設定も自軍のキメラ部隊までにとどめておくべきだったかと。

 ■以前の電子戦ゾイドのアンケートと似通ってしまいますが、ダークスパイナーの毒電波攻撃は限界を設けるべきだったと思います。
  「この一機あれば無敵。」というのは戦記物として如何なものかと思います。
  毒電波は何処まで届くのか、飛行ゾイドや潜水ゾイドにはどこまで毒電波が届くのか、一機で何体を狂わせられるのか等、ここはぼかさずにはっきりと明言して
  ほしかった所です。
  また、電子戦ゾイドに毒電波を妨害される、完全野生体ゾイドや闘争心の強いゾイドには効きづらい等にすれば、従来のゾイドにもある程度抵抗が出来て面白い
  と思います。それだけ制限を設けても、他の帝国機と連携すれば充分に戦果を挙げられるゾイドだと思います。

 ■ジャミングウェーブはやりすぎ。
  意のままに敵を操り同士討ちというのは…、確かに凄いけど魅力的じゃないと思う。
  ゾイドらしく自らパワフルに暴れまわる方がいいんじゃないかなあ…。

 ■よほどTOMYは当時クローズアップされていたスピノサウルスを起用したかったのかもしれないが、このジャミング能力はバーサークフューラーのCASで良
  かったと思う。
  主役が一時的にこのゾイドに移ったためフューラーのCASがシュトゥルムユニットで打ち止めになってしまった。
  そもそも「バーサークフューラー」自体が荷電粒子砲も格闘もEシールドもブースターも使えてCASの意味が無いくらい万能過ぎるのがいけないのかもしれな
  いが、「格闘型(バーサーク)」「超高速型(シュトゥルム)」「ジャミング型(スピノ)」「砲撃型(ヤクト)」に出来なかったのかと・・・。

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セイスモサウルス

 ■荷電粒子ファンが腹部にある上に格闘戦でも近接射撃でも強力というのはやりすぎだったと思う。
  (一応、超長距離砲撃は電子ゾイドの補助が無いと命中率が下がるという欠点はあるが・・・)
  ウルトラザウルス以上に非力で格闘では無力とするとか、一発撃つごとに膨大なエネルギーを消費するため新興国であるネオゼネバスの財力ではあまり撃てない
  とか(笑)、もう少し弱点を設けた方が可愛げのある魅力的なゾイドになったのでは無いだろうか。

 ■無敵すぎて白けるのは否めない。こちらのサイトにある”セイスモサウルスの設定について”のようになっていれば良かったと思う。

 ■殆どのゾイドを火力で瞬殺できるのに、ギガ並に格闘も出来るのはやりすぎかな、尻尾が凱龍輝クラスを撃破できる位だと、凱龍輝とギガの連携が光ると思います。

 ■砲撃戦ならまだしも、全てにおいてゴジュラスギガより強いというのは、どうにも・・・

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キラードーム

 ■カニ型であるという独自性は良いが、甲羅がレドームである必要性は無かったと思う。
  生物としてのカニの甲羅は「甲羅」であり、感覚器官などでは無いためだ。
  デザイン的にまん丸である必要もあまり感じられず、ふつうに楕円形の硬い装甲、の方が良かったと思う。
  そもそもレドームなのに装甲でもあるというのは無理があるのでは。

 ■別にカニを電子機にしなくてもいいのでは。しかも殻をレドームにするっていうのはモチーフを活かした設定とは言えないと思う。
  いや、レドームであり重装甲でもあるという設定ではあるが、こんなに万能すぎていいのだろうか?
  あるものを実現すれば必然的に別のものに負荷が来る。その難しい中でバランスを取るべきではないだろうか。

 ■元は電子戦用に開発されたけど後で重装甲のレドームが戦闘にも十分向いてるということが分かりました、というのが行き当たりばったりな感じがしたので、
  そこは電子戦もできるけど自己防衛用の装備が少し搭載されているぐらいの設定でよかったのではないかなぁと思います。

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ケーニッヒウルフ

 ■もう少し強くても良かったです。何をそんなに自重する必要があったのでしょう。
  今までとんでもゾイド、やり過ぎゾイドを大量に設定して来たにも関わらず、どうしてここに来てこんなに素晴らしい機体を控えめな性能にする必要があったのか
  甚だ疑問です。
  ライガーゼロと潰し合うのを恐れたのかもしれませんが、狼型が好きな者にとってこれは切ないです。
  まず暗視スコープを持っているにもかかわらず火器が皆無な点が最大の謎です。
  ほぼ同時期開発された帝国性のライガーゼロイクスが光学迷彩を持っていたから一応理由付けは出来ますが、火器の一つや二つ別に付けてくれたって良いじゃない
  ですか。
  ライガーゼロが高費用で生産が難しい為に埋め合わせの為に開発されたそうですが、何故同じく生産費用がかかる完全野生体ゾイドで代替する必要があるのかも疑
  問です。
  完全野生体を使うなら、費用を抑える為以外にもしっかりした理由が欲しかった所です。ライガーゼロより従順で扱いやすいとか…
  他にもCASが無い代わりにライガーゼロの取り外しできる装甲より頑丈とかどうでしょうか。
  奥義のエレクトリックファンガーもハイリスクローリターンというか、格闘装備で使うと機能停止の可能性があるとは如何なものでしょう。
  これでデスザウラー等の格上を撤退に追い込む威力ならばまだ良いのでしょうけれど…
  例えば、ライガーゼロに比べて燃費がよく少ない燃料で遠くまで移動出来る、ライガーゼロと比べて最高速度が落ちるものの最高速度を長期間維持出来る、ライガー
  ゼロに比べて索敵能力に秀でている等です。
  見た目は火器が無い事を除けば100点満点ですので、以上の様な救済が欲しいです。

 ■デザインの問題でもあるし設定の問題でもあるのでどっちに書くか迷いましたが、やはり火器が無いのはどうかと思う。
  また「エレクトリックファンガーを使うと機能停止する危険がある」設定もヒーローものの世界観ならともかくリアル系であるところのバトストにはなじまないと思う。

 ■機能停止のせいで産廃扱いのエレクトリックファンガー
  ハイリスクがあるにもかかわらず搭載するのならリスクを大きく上回る威力が有るとゆう事を見せるべきだったと思う。(デスザウラーすらもフリーズさせるとか)
  具体例として、FB4のマッドのピンチにデスに噛みついて自分もろとも機能停止させて一緒にマグネーザーで貫かれるとか(DBの悟空のように)ならよりドラ
  マチックだったと思う。
  デュアルスナイパーライフルも精密射撃が売りのはずなのにそうゆう描写が無いので重装甲な大型ゾイドの関節部などの弱いところのみを精確に撃ち抜くシーンが
  あるとよかった。
  具体例として煙幕に紛れてデスザウラーに対して足関節に撃ちこんで動きを止めた後にジャンプしてトップビュウから背中のファンに撃ちこむとか・・・・はやり
  過ぎかな。

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オルディオス
 ■キットの部分と被りますが、翼を無くして運動能力、最高速度維持能力両面で最速のユニコーン型突撃ゾイドの方が良かったかなと思います。
  ペガサス型の方は改造機・姉妹機・換装装備として対ギルベイダー用に角の代わりにグレートバスターと翼を装備しているタイプをリリースしていれば面白かった
  かなと思います。

 ■これがマッハ3.6で飛べるなら今までの飛行ゾイドって何だったんだろう…と思ってしまいました。
  「機体デザインから説得力のあるスペックにした」というより、「ギル・ベイダーに対抗出来るスペックにむりやり設定した」ような印象を受けます。
   展開上の都合で設定するから負の循環が生まれる。残念ながらその例になってしまっていると思います。

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ゴジュラスギガ
 ■まずゴジュラスギガの格闘性能です。
  なぜ通常火器を全て捨ててまで格闘に特化しているにも関わらずデスザウラーに負けそうになるのか、不思議でなりません。
  通常火器が付いているならば、格闘能力はこのままでも良いのですが、使える火器が一切無いにも関わらず、旧式のデスザウラーと格闘性能が互角なのは当惑します。
  運動性が勝っている為に万全ならデスザウラーに勝てるという事らしいですが………やはり納得ができません。
  デスザウラーがオーガノイドシステムで強化されているとはいえ、最初の設定では格闘戦で勝てると名言されたデスザウラーと格闘評価が同じなのはやはり如何なもの
  かと思います。
  ギガの特性上遠距離戦に対応出来ないのであれば、純粋に格闘評価ではデスザウラーに大きく水を開けてほしかったです。
  格闘特化して旧世代のデスザウラーと同じなのは、共和国の技術力を疑ってしまいます。ひいてはギガの対抗機のセイスモの存在意義すら揺るぎます。
  帝国最強の強化デスザウラーでさえ接近されては勝てないならば初めてセイスモサウルス開発が説得力を帯びてくる。これが良いと思います。
  接近されてはまず勝てないという旧時代のマッドサンダー並みの絶望感がギガには欲しかったと強く思います。

  また、封印武装32門ゾイド核砲の設定も首を傾げざるを得ません。
  なぜ共和国の新たな切り札に自爆兵器を忍ばせるのか、甚だ疑問です。
  命と引き換えに一度だけ使用可能というのは兵器として非常に荒唐無稽な設定です。
  希少種で軍の切り札という重要な機体なのですから、もっと汎用性が高い武装にしてほしかったです。
  更に威力にも疑問符です。
  最初自分は32門の内1門分でも命中すればデスザウラーの大口径荷電粒子砲を大きく上回ると思っておりましたが、どうやら全弾命中でその威力だそうです。
  というのもライガーゼロフェニックスのチャージミサイルの威力が32門ゾイド核砲1門分の威力とされているからです。
  そしてそのライガーゼロフェニックスの射撃評価はあまり高く無い筈です。
  さらに本編で一度も使用されておりません。
  これが一度撃って帝国の一都市を壊滅させるとかそういった衝撃的な破壊力ならば装備させる価値もあるのでしょうけど、そんなこともおそらくありません。
  ならば、ケーニッヒウルフのエレクトリックファンガーの様に一度機能停止するか激しい消耗程度で、大口径荷電粒子砲3発分にするというはどうでしょうか。
  威力に具体的な数値を使う事で説得力も持たせる事が出来ると思います。なにより自爆兵器という設定は切り札ゾイドに搭載する意味合いが薄いです。
  ゴジュラスギガの性能設定がしっかりしてくると、セイスモサウルスやライガーゼロフェニックス等も強さの土台が確固たるものになります。
  ギガの接近戦での強さが絶望的だからこそ距離を離してセイスモサウルスの一撃必殺戦法しか対抗手段が無かったという設定がより力強くなりますし、32門ゾイド
  核砲の制約が少なければより撃ちやすく、具体的な威力を示せばライガーゼロフェニックスのチャージミサイルの強さもより鮮烈なものになる筈です。
  ギガの救済は、より多くのゾイドの救済に繋がると思います。

 ■「無敵時代」が欲しかった。
  デスザウラーとほぼ互角に戦えるのでも十分凄いのだが、共和国反抗の希望というゾイドなのだから、ネオゼネバスを追い詰めるぐらいの進撃を見せて欲しかった。

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ギル・ベイダー
 ■攻撃の届かない超高空から一方的にとんでもない威力の飛び道具を撃ち続けるだけでキングゴジュラスとオルディオスの全てのゾイドを殲滅出来るのはやりすぎです。
  しかもギルベイダー自身が陸戦ゾイド並の頑丈な装甲を持つというのはどうかと思います。このゾイドを切っ掛けにもはや旧ゾイドはインフレに歯止めがかからなく
  なったと思います。
  アイアンコングやセイスモサウルスは多くの陸戦ゾイドが接近すればまだ逆転の可能性があります。
  しかし、空へ逃げれば無敵のギルベイダーに対抗するには同じくやりすぎゾイドで対応するしかないと思うのです。
  それでは戦術に制限が出来てしまいます。この設定のせいで航空ゾイド以外での対抗は難しく、完全に舞台は空戦に移っています。
  今までの人気ゾイドのほとんどが陸戦ゾイドという事を考えれば、これらの人気陸戦ゾイドに対抗出来る余地を残しておいた方が良いのではないかと思います。
  ギルベイダーは意匠面では大変魅力的な航空ゾイドですので、航空ゾイドの中では最強という地位は維持してほしいところです。
  つまり対地爆撃機から対空戦闘機への変身です。
  まず航空ゾイドならば軽量化のために装甲を薄くしたほうが良いと思います。
  航空ゾイドとしては非常に頑丈な部類に入るが、同規模の陸戦ゾイドと比べればかなり脆いというように練り直してほしいです。
  そしてビームスマッシャーの威力も下方修正してほしいです。
  至近距離で撃てばマッドサンダーを始めとする鉄壁の装甲を持つゾイドでさえ大破させてしまう程の威力であるが、ビームスマッシャーは急速に減退拡散してしまう
  ので、巨大ゾイドを葬るには接近せねばならない。
  しかしそうすればギルベイダーも相手の攻撃圏内に入ってしまう。ビームスマッシャーや頑丈な装甲は、対空戦闘機としてみれば最強なのは間違いないが、その特殊
  な性質上本来絶対的有利な地上ゾイドに後手に回る事がある。
  こうすれば、従来の陸戦ゾイドにも対抗可能です。
  マッドサンダーとの力関係が一方的なものではないし、より緊張感溢れる戦場の場面が作られると思います。
  ギルにとってもマッドにとっても命懸けの一か八かという攻防です。
  もしくは、マッドは低空飛行のギルベイダーにも四足歩行という体型から対応が難しいが、デスザウラーは二足歩行で俊敏且つ大口径荷電粒子砲もある為、よりギル
  ベイダーに有利をとれるとすれば良いかと思います。
  つまり、デスザウラーはギルベイダーに有利で、ギルベイダーはマッドサンダーに有利で、マッドサンダーはデスザウラーに有利という三竦みの関係でも面白いと思
  います。
  ヘリック共和国、ゼネバス帝国、ガイロス帝国の最強ゾイドがそれぞれ三竦みしていれば駆け引きもより複雑化します。

 ■マッドサンダーの正面装甲を切り裂くのは威力ありすぎかと、性質上、上方から自由に後背面を攻撃でき、圧勝できるので、少し落としても魅力は減らないと思います。

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マッドサンダー(機獣新世紀)
 ■帝国のデスザウラーは強化され、共和国のマッドサンダーが弱体化させられるのは何事でしょうか!?
  …すみません、熱くなり過ぎました。
  バランス調整なのは分かります。かつてのマッドサンダーのままだと強力無比すぎて扱いに困ったのでしょう。
  ただそれならマッドサンダーの性能を弱体化させるのではなく、デスザウラーが大幅に強化された事と、徹底した対マッド戦術教育によって、帝国がマッドサンダー
  を作戦で落とした、としてほしいのです。
  たしかに弱体化して尚、数で勝るデスザウラーを押さえ込み、相打ちに持ち込んだとすればマッドサンダーファンの顔も立ちます。
  デスザウラーファンからしてみれば、かつて勝てなかった天敵に相打ちとはいえ抵抗できる様になったのは嬉しいでしょう。
  しかし、これ見よがしなバランス調整は冷めますし、人気のある方を強化したのではないかと邪推してしまいます。
  私は、デスザウラーの方がマッドサンダーより人気が高いと言われている様に錯覚してしまいました。
  …実際そうかもしれませんけど、ここまで露骨だと本当に悲しくなります。
  アイデンティティの反荷電粒子シールドを肝心の対策している筈の荷電粒子砲に溶かされれば、マッドサンダーの魅力も半減です。

  個人的にはこうなら良かったです。
  マッドサンダーは前面からの攻撃には完全無欠。
  それはデスザウラーの荷電粒子砲さえ無効化する反荷電粒子シールドのお陰であり、元から重装甲で頑丈なゾイドだから。
  しかしマッドサンダーにはハイパーローリングチャージャーという致命的弱点があります。鉄壁のシールドも体全体を覆う訳では無いのです。
  これ程分かりやすい一点突破型の機体ならば、そのハイパーローリングチャージャーを狙って一機のデスザウラーが陽動し、もう一機のデスザウラーが弱点を後ろ
  から狙うという対策で充分対応出来たと思います。
  マッドサンダーの機動力が削がれ、デスザウラーが有利な地形に誘い込んで地形効果を活かしても面白いと思います。最強の盾は絶対に破れない。
  けれど盾に覆われていない弱点を全力で攻撃すれば逆転は可能。
  そして帝国はそれを想定して軍事訓練を積んでいた。さらにデスザウラーは性能を大幅に強化し、機敏且つ強力になっていた。
  駄目押しとばかりにデスザウラーの方が数で勝っている。
  しかしあらゆる対策を施しても、対デスザウラー戦に特化したマッドサンダーは一筋縄ではいかなかった。結果両者相打ち。
  こうした方が、少なくとも私には諦めがつきました。対策をすれば優劣関係は逆転しうると分かりやすく印象付けられますし、戦争は数だという事も演出出来ます。
  現行の強化デスザウラーと弱体化マッドの相打ちでは「結局ゾイドは性能だよ。」と言い聞かされているように見えてなりません。
  矛盾した言い方ですが、帝国の作戦勝ちによる”相打ち”としてほしかったです。
  それと大切な事ですが、デスザウラーにぶつかる前に帝国の強豪ゾイドを難なく蹴散らし、雷神の風格を見せつけてほしかったです。
  平成の新型ゾイドを活躍させたいのは分かりますが、その新型でさえ相手にならない程の強さを見せつければ後のデスザウラー戦での苦戦によってデスザウラーを
  より強く見せる事が出来たと思います。
  例えばジェノザウラーやジェノブレイカーで構成された部隊を、マッドサンダーが殲滅したり、アイアンコングの大部隊がマッドサンダーを迎え撃つも虚しく全滅とか…
  しかし帝国側の犠牲も無駄ではなく、打倒マッドサンダーに向けて着々とマッドの情報を収集をし、帝国最強の強化デスザウラーのマッド殲滅作戦の礎となっていく…
  そうして最終的に壮絶なデスマッド相打ち劇へと膨らんでいくというのはどうでしょうか。

  更に言えば、戦いの後にマッドサンダーが(おそらく)絶滅したのも寂しいです。
  一機か二機だけでも残り、その後も共和国の新型ゾイドに混じって帝国を震え上がらせる様子が描かれていれば、仮に弱体化していた設定であっても面白かったと思
  います。
  最悪戦いの傷が癒えきっていなくても、司令塔としての役割は充分果たせたと思います。
  ましてマッドサンダーなのですから、最高級の自衛能力も誇ります。
  生き残った数少ないマッドが司令塔になり、ゴジュラスギガを率いている様も想像すればワクワクします。
  力と頑丈さのマッドと、速さと力のギガが共闘する様は帝国からすればさぞや恐ろしい事でしょう。

 ■デスザウラーを倒せなかったのは残念でならない。
  と言うよりデスザウラーを倒せないマッドサンダーなら復活させる意味が共和国的に意味が無いのでは?

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レドラー
 ■いや、機銃くらいつけてください…。ドラゴンらしく火炎放射器なんかでも。
  おいレブラプター、お前もだよ!

 ■いかにゾイドといえど。いかにクローやソードで格闘戦をするといっても。火器は備えようや…。
  火器が一切無いので、冷静に考えるとプテラスにも負けちゃいそうな気もする。
  翼にちょうどいいハードポイントがあるじゃないですか!小型ビーム砲を付けて欲しい。切に。
  もしくは、外観上見えないけど翼内砲があるという設定が欲しい。

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SSゾイド
 ■設定として「小さいくせに強すぎる」というのがあると思う。アイゼンドラグーンが少数精鋭のため単独で強力なゾイドを欲したのは分かるが。
  「レドラーより格闘能力に優れたグレイブクアマ」
  「ジャミングが仕事なのに小型マグネーザーを備え通常の小型ゾイドより強いグランチャー」
  「荷電粒子砲とレーザーソードとEシールドを備えたディロフォース」
  「ブラキオスより強いマッカーチス」
  「無人機なのに精密爆撃が出来るザバット」
  はいくらなんでも既存ゾイドの力関係をあまりにも無視しすぎていると思う。ザバットなんてじゃあパイロットがいない方が強いのか?という疑問すら出てきます。

 ■どれもサイズの割にはオーバースペックの様に感じたので、もう少し弱くてもよかったのではないかと思います。

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エナジーライガー
 ■(ポンプ)なんとかデザインに組み込もうとしているのはわかるが、やはり高速ゾイドであり、ライオン型に組み込むには無理のあるデザインだと思う。
  エアーを使ったギミックならよりそれにあうモチーフ(カエル型の口に隠すとか、芋虫型の体そのものをポンプにしてしまうとか)を選んだ方がモチーフとギミック
  を上手く組み合わせられてゾイドらしくてよかったと思う。

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エレファンダー(および一発屋で終わった機体の面々)
 ■主にエレファンダーに代表されるように、ストーリーの一場面で主役になってそれで終わりといった機体がファンブック以降で多かったことが残念。
  エレファンダーなら万能性を生かして後々も戦えるし、マッドサンダーをデスザウラー戦ですべて失ったのは共和国軍最大の失敗(指揮官機の不在というストーリー
  展開上でも戦力としても)。
  ゾイドは(現実は)おもちゃではあるが「ごっこあそびにおける自分の相棒」としての役割があるため、「脇での活躍」を映すことで「自分たちが頑張っている」と
  思わせたり、遊びのバリエーションを増やす機会(親が新作を買わない言い訳)にもなる。
  だから一発屋のような役割はいけないと思う。

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キングゴジュラス
 ■強すぎるの一言に尽きます。
  最強最後のゾイドにしたかったのは分かりますが、限度というものがあります。
  どんなに好きなゾイドが居て、そのゾイドが強くても、結局最強なのはキングゴジュラスというのは、何と言うか切ないです。
  攻略の糸口を残してほしいです。この辺りのゾイドはとんでも設定が多いので、どうしてもその中で最強の機体となると、やり過ぎ感溢れるゾイドになってしまい
  がちです。
  ただ、この一機で何でも出来るし最強というのは駄目です。やはり何かしら不得意分野や弱点があり、そこを突かれると脆いというところが欲しいです。

  まず一点目。地上ゾイドなのに飛行ゾイドギルベイダーを跳躍して捕らえるのはやりすぎです。
  重々しい外見の巨大ゾイドが超高空まで跳躍するのは無理があります。わざわざ宙を舞わず、飛び道具で対応してほしかったです。
  キングゴジュラスには様々な強力火器がありますから、普通に火器で迎撃したほうが説得力や現実味が強かったかなと思います。

  次に二点目。これほど強力な陸上ゾイドが海戦にも対応している点も疑問です。
  様々な地形に対応出来る代わりに、その地形に特化したゾイドには一歩劣る等の設定にしなければ、「もうあいつ一機で良いんじゃないかな?」となってしまい、
  一気に興ざめしてしまいます。
  やはり純海戦ゾイドには不利としてほしい所です。

  三点目。頑丈且つ俊敏な所。
  接近すればまず無敵なのは良いでしょう。元祖格闘王ゴジュラスの名を受け継いでいるのですから、そこは良いのです。
  問題は飛び道具、頑丈な装甲、グラヴィティモーメントバリア、さらに高速ゾイドを捕らえる俊敏さを持つ所です。
  巨大ゾイドなのですから、途方も無く頑丈ならばやや鈍重、もしくはある程度俊敏ならば装甲が薄い、バリアが破れる限界を明言する等、制限が欲しいのです。
  遠中近距離全てに対応出来、それら全てで最高の戦果を挙げる事が出来るばかりか、陸海空全ての地形に対応可能なのはゾイドの設定を根本から揺るがします。

  私がキングゴジュラスの設定を練り直すなら、近距離では無敵だが、頑丈さに重きを置き過ぎた結果、とんでもなく鈍重になってしまった。
  それを補う為に強力な火器を付けたが、最新鋭の高速ゾイドを相手取るのは不得手である。
  また、火器の開口部、体重のかかる脚部の膝裏、小さな顔は装甲が薄く最新鋭の高速ゾイドならば集中砲火にて破壊は充分可能としたいです。
  また、量産は不可能であると明言してほしいのも一つです。
  こうすれば、平成世代でなぜ高速ゾイドが大量に開発されたかも強引ではありますが、理由付けは可能です。

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サラマンダー
 ■せめてアイアンコングとは互角の戦力にして欲しかった。
  コングより上にしろとまでは言わないが、互角でも十分説得力があるように思います。

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スナイプマスター
 ■せっかく装備を簡略化までさせたのに狙撃能力が具体的に描写されていない。
  スナイパーシートが追加されたので命中精度は上がっているとは思うのだが、それを発揮する場面が欲しかった。
  本当はアニメでナオミ・フリューゲルが乗って狙撃してくれたら一番良かったのだが・・・・

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ダブルアームリザード
 ■汎用性が売りのブロックスで、キメラでもない合体ブロックスであるにも関わらず、「操縦性が極端に悪化してエース級パイロットにしか乗りこなせない。」と
  言うのはちょっと蛇足だったような気がします。
  合体すると多少操縦性が悪くなるというのは悪く無いのですが、「エース級にしか乗りこなせない。」と言うのは、マトリクスドラゴンやグリフォン(バスター
  イーグル,レオブレイズ,ウネンラギアの合体ブロックス)の様な幻獣型の合体ブロックスの方が良かったと思います。

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ディバイソン
 ■装甲強度をもう少し高くしてほしい。
  突撃ゾイドのディバイソンは設定的にも重装甲ゾイドです。そのディバイソンの装甲強度が高速ゾイドのライガーゼロパンツァーより低いのは悲しいです。
  代表的突撃ゾイドのディバイソンには意地を見せてほしいです。
  ディバイソンは登場時にすでに不利な戦いを強いられ、それでも尚戦い続けた漢ゾイド。売りの頑丈さは高くあってほしいです。
  如何に技術革新があったとしても、旧式のディバイソンも改良されていない訳は無く、より頑丈になっていてもおかしくありません。
  技術革新で新型のパンツァーの装甲が高速ゾイドなのに堅いのは当然です。
  でも突撃ゾイドより堅くすると説得力が無くなる様な気がします。せめてディバイソンの方が頑丈であってほしかったです。
  といっても、ライガーゼロパンツァーも好きな機体の一つですから複雑なんですよね…しかしやはり、頭から突っ込む漢ゾイドは頑丈であってほしいです。
  頑丈さが売りなら、用途の違う機体に頑丈さで負けないでほしいな…

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デススティンガー
 ■Eシールドについて。心配しなくてもお前の装甲は頑丈だから。
  一応脚部が脆いので、その周辺だけ展開するとかの方がよかったのでは。

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バーサークフューラー(素体)
 ■ライバルのライガーゼロに対してこちらは素体は完全に骨組みでしかないと思えるデザインはもったいなく感じた。
  ゼロは本編で素体での格闘などをしているが、同じように素体でも一定の戦闘能力を発揮できるデザインであって欲しかった
  (パイロットの安全を無視すれば可能なのかも知れないが・・・)

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ランスタッグ
 ■エッジの効いたアニメ版と優しい雰囲気のキット、デザインはどちらも好きなのですが、キットの脚の肉抜きはちょっと辛いものがあります。
  キットの価格帯設定上仕方のないことのようには思いますが、もう少し気を使ってほしかったところではあります。

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ゴジュラスの扱い
 ■身を伴った活躍をもう少し演じてほしかったです。
  ゾイドファンの中でさえゴジュラス=噛ませ犬というのが定説になりきってしまっているのが悲しいのです。
  完全な贔屓目ですが、もう少し活躍してくれたっていいじゃないですか…
  ゴジュラスファンではありますが、今ゴジュラスが強いゾイドと言っているのは余程ゴジュラスに強い愛情を注いでいる人だけだと思います。
  かつての最強機が勝てない程の高性能機は凄いと表現したいのでしょうけど、ゴジュラスは負けている印象しかありません。見た目が非常に魅力的なだけに
  とても残念です。
  また、ゴジュラスは巨大決戦ゾイドです。代表的巨大ゾイドのゴジュラスが負けまくっていては、巨大ゾイドは弱いという錯覚に陥りかねません。
  ゾイドの代表とも言われるゴジュラスが勝てないのを見ると、「あぁ、ゾイドって性能なんだな」と思いますし、それで冷めてゾイドファンを離れた人も居
  るかもしれません。
  かつて私もそうでした。設定上は最新鋭のゾイドにも引けを取らないとされますが、結局最後はいつも破壊されてしまいます。
  せめて平成ゾイド開始時には(天敵のデスザウラー以上のゾイドが絶滅した世界観では)一時でも良いですから大活躍してほしかったです。
  徐々に時代が移り変わっていくのは当然ですし、高性能機もいずれは旧式化します。
  ゴジュラスも例外ではありませんが、かつての最強ゾイドがデスザウラー登場後は負け戦ばかり目立ちます。
  これでは極端すぎます。設定上有利な相手も多く居ますし、あのデススティンガーでさえ力ではゴジュラスと互角です。
  しかし勝った描写の方が少ないのは如何なものでしょうか。
  デスザウラー等ゴジュラスより新しい世代の同系統の巨大決戦ゾイドにゴジュラスが勝てないのは仕方ないでしょう。
  しかし、違う系統や用途の違う規模のゾイドには勝ってほしいし、旧式でも得意分野では勝てる事もあるというのを表現してほしかったのです。
  それがかつての最強の機体なら尚更です。
  せめて設定上互角の力を持つとされるデススティンガーを実際に下す場面や、一度負けて大破させられてしまったレブラプターの大群に雪辱を晴らす場面、接近
  戦に持ち込めば有利とされるジェノザウラーに迫って撤退させる場面は描いてほしかったのです。
  贔屓目なのも、個人的な拘りが強すぎるのも重々承知です。
  しかし、かつて最強の名を一度でも冠した事がある機体なら、活躍場面がもう少しあっても良いでしょう。
  設定上だけでなく、実を伴った活躍をしてほしかったです。

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ブロックス
 ■玩具としては優秀な有形ブロック玩具だったものの、 ゾイドに抱き合わせられたせいで道連れにされたような感じですが…
  戦場で空中合体は別タイトルを立ち上げて他所でやってほしかったなと。
  前線基地で組み替えて出撃…みたいなのなら全然アリというか大好きですけど。

 ■一気に飛躍しすぎたのは否めないですね。
  合体変形も自由自在。ノンリスク。これさえあればスーパーパワーアップ。
  もうちょっと抑えて欲しかったです。
  玩具としてはいいものだし惜しいです。

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オーガノイドシステムと完全野生、どっちが強いの?
 ■設定上ではバーサークフューラーはジェノブレイカーより上としていますが、はたしてどうなのか?と思います。
  バトルストーリー上では、先行機のジェノザウラーの荷電粒子砲をEシールドで耐えるところや撃破したシーンがありますが、グランチャーなど電子戦ゾイドの
  サポートもあって勝っているため、よくわからないところがあります。
  ゴジュラスギガとステルススティンガー(改造デススティンガー)の戦いでも、追撃モードというギガの独特の性能があって勝ったので、見ていく限りだと同等
  としか思えないのです。
  そのため、人工的に強くした(オーガノイドシステム)か、もともとの野生体を活かした設計にした(完全野生体)でよかったと思います。
  (引合いをしなければ強さのインフレと叩かれることは無かったと思います)

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バイオゾイドの装甲
 ■特殊な合金で無いと全く効かないというのはやりすぎだったと思う。
  この設定のせいで番組内で既存ゾイドは完全な役立たずと化してしまいファンからの反発を買ったと思う。

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バトスト1,3巻の大型ゾイド戦力比較表
 ■基本的にメカ生体好きですが、あの比較法はどうにかならなかったのか。
  そしてなぜ3巻で改善しなかったのだろう。「勝率 レッドホーン7割:マンモス3割」とかなら分かるが。

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プテラスVSシュトルヒ
 ■バトスト:引き分け→バトスト3:プテラスの勝ち(ここは他にも変わってるしバージョンアップの差か何かかと)
  →EZシュトルヒ冊子&ファンブック4:プテラスをはるかに上回り→
  月刊ゾイドグラフィックス:プテラスを凌ぐ能力を持って導入された本機も、制空権を取り返すまでには至らず(レドラー登場までプテラスが空の覇者)
  ………月刊ゾイドグラフィックスで間を取る感じで整合性を取ろうとはされたように見えますが、かえって滅茶苦茶になった気が…
  機獣新世紀で突然シュトルヒを強い事にしたのは、やめた方がよかったと思います。

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リバースセンチュリーの磁気嵐対応型ゾイド達のその後
 ■リバースセンチュリーそのものが尻切れトンボで終わってしまったが故の所もあると思いますが、リバセンに登場したドスゴドスやヴァルガなどの磁気嵐対応型
  の新型ゾイドたちが、機獣新世紀の時代にはどうなったのかを明文化して欲しかったです。
  一応、HMM版ガンスナイパーの機体解説では、「ドスゴドスは磁気嵐対応型として設計された為、磁気嵐終息後の再設計では性能低下を免れず、ゴドスの再配備
  とガンスナイパーの開発に移行した。」と言う風に記載されていましたが、個人的には、公式(タカラトミー)サイドでその辺を明文化して欲しかったと思います。
  また、個人的にはドスゴドスやヴァルガなどの磁気嵐対応型のゾイドは、
  「磁気嵐終息後も改装を重ねて後方の実験部隊や首都防衛隊のゾイドとして少数が配備されていた。」とか、
  「再設計による性能の低下はあっても、その後の改装で十分補えるくらいで、致命的な問題は無かったものの、大異変からの復興や、西方大陸戦争への緊張が高ま
   る中で、コストの問題などから旧式機の再配備や、そのノウハウを活かした新型機の開発が優先された為に第一線を退いた。」と言う設定があれば、
  「機獣新世紀の時代でも、バトストでは描かれなかった所にこれらの機体も存在している。」と言う風に補完できて良かったと思います。

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あえてゾイド乗り・パイロットの顔写真、細かいプロフィールはいらないのでは?
 ■無印アニメ放送に合わせて、西方大陸戦争編はガン〇ムの如くエースパイロット(男女共に)は公式ファンブックの巻末に顔写真とプロフィールが一人一人に作ら
  れていましたが、自分はゾイドの物語を脳内設定みたいな想像力を掻き立てて楽しみたい方なので「名もなき兵士達が戦場でゾイドを駆る物語」で徹底したストー
  リーで良いと思います。
  自分で考えて生み出した物に勝るものは無いのでは、と思う次第。

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もっと機体特性や地形効果を活かしてほしい
 ■バトルストーリー本編で一見不利な関係を地形効果を活かして突破する方を見てみたいです。
  勿論全く無い訳では無く、シンカーやゴーレム、グランチャー等主に帝国ゾイドが機体特性や地形効果で活躍しています。
  セイスモサウルスも高速ゾイドが動きにくい状態では一方的に暴れ回りました。しかし、もっと見たいです。
  例えばガイサックの遊撃部隊が砂漠での戦闘で格上相手に思わぬ大戦果を挙げる、例えばほとんどの地形に対応しているゴジュラスが、効果的な地形効果で最新鋭
  ゾイドの小隊を一機で壊滅に追い込む。
  主に「旧式の共和国ゾイド」が活躍する場面が見たいです。
  時代が移ろうのは当然です。どんな機体もやがては旧式化します。旧式が真正面から最新鋭に勝つのは極めて難しいでしょう。
  だからこそ、せっかく設定があるのなら得意な地形や機体特性を活かし、勝てる様をもっと見たいのです。

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初期のトカゲ人間
 ■途中からドラゴンボールに出てきていた動物さんたちのようになってしまったが……。
  結構カッコ良かったので最後まで出てきてほしかった。

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ゾイド野生体の設定
 ■いくら相似進化と言えど、地球の生物に似すぎでは。「ゾイドオリジナル」では説得力のある設定に変更されていて納得しました。

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設定面 ゾイド種の大きさ
 ■地球上の動物と惑星Ziの動物は違う。また、遺伝子改良できる。とはいえ、ゾイドの大きさに違和感がある。
  ゴーレム・ツインホーン・メガトロプス・ケーニッヒウルフをサイズ比較すると、なんとも違和感。
  ゴーレムはシロテナガザル型、ツインホーンをファルコネリ象型ならサイズ設定に違和感ないけど。

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設定面 惑星Ziの大きさ
 ■地球よりも小さいと、それだけ大型動物は多種多様になれるだろうか?というか動物が大型化できるだろうか?
  惑星そのものが小さければ、諸島動物の矮小化現象が惑星規模で起きるのではと思ってしまう。

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ゾイドの意思
 ■子供向けかどうかで別れるかもしれないが、ゾイドは基本的に無理矢理戦わされているのであって、パイロットを守ったりはしないと思う。
  パイロットは操れている安心感を以て(ある意味上の立場にいる者として)たまに気まぐれに気遣う、ゾイドはたまに命令に反して逃げる、或は戦う位にとどめた方が
  自然な気がする。

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大型ゾイドの特長
 ■今のところ単なる短所となっている大型ゾイドの体躯。
  パワーの違い、或はEシールド以上の防御力を自然と持てるなど、生命体出力の強さを使って色々説明してほしい。

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ゾイドオリジナルの世界観設定
 ■ラインナップの4分の3が機獣新世紀で登場したゾイドにも関わらず、メカ生体時代を舞台とし、公式サイトで「コンセプトアートストーリーの流れを汲む
  展開。」と言いつつも世界観的にはコンセプトアートとはまた別物、しかもこれらに加えて「正史」と言うワードも使っているのだから、個人的に戸惑いと
  混乱を隠せませんでした。
  ゾイドオリジナルは、それぞれのゾイドにスポットを当てたストーリーそのものは良いですし、 「機獣新世紀のゾイドがメカ生体の時代に既にいた」と言う
  点についても、もっと設定面でフォローがあればよかったと思います。
  (例えば、「元々メカ生体時代に機体そのものは開発されたが、当時は新型機の開発コンペに敗北して没になってしまったり、完成した機体やそのデータの
   殆どが戦火や惑星Zi大異変の影響で失われてしてしまい、幻のゾイドになってしまったものを機獣新世紀の時代に残されたデータなどを基に再び開発した」
   など。)
  また、ゾイドオリジナルのストーリーをそのままに、設定面での理想を言えば、「正史」を謳うのではなく、かつての妄想戦記の様に、従来の設定を覆す様な
  大胆な要素を盛り込んでいても、「こんな事があったのかもしれない」,「こんな可能性もある」,「あくまでも“妄想”戦記である」と言う感じで、一種の抜
  け道の様なモノが用意された世界観であれば良かったと思います。

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ジェノリッター
 ■とにかく設定面で色々と損をしているゾイドだと思います。
  まず、公式サイトのジェノリッターのページの冒頭の「中央大陸戦争末期に強力な切り札として開発されたジェノザウラーを基にする機体」と言う一文や、ス
  トーリーの方の機体紹介で触れられている「ゾイドとパイロットの連携を深め戦闘力を高めるかわりに、ゾイドの意思がパイロットの精神にも影響を及ぼし、
  凶暴化させたり暴走するなどの問題を抱えた新システム」と言うオーガノイドシステムを連想させるシステムの設定には、機獣新世紀が展開していた当時にファ
  ンブック二巻を熱中して読んでいた事もあって、個人的にかなり強い違和感を感じました。
  個人的に、仮にジェノザウラーが中央大陸戦争に開発されていたとしたら「デスザウラーなどの巨大ゾイドでは進入が困難な中央山脈などの入り組んだ地形での
  戦闘を視野に入れ、デスザウラーの高い格闘性能や荷電粒子砲の火力を維持しつつ、デスザウラーのダウンサイジング化と高機動化を目指して開発が進められた
  機体だが、荷電粒子砲の小型化や、より戦闘力を高める新システムの開発に難航する戦局は悪化し、完成した頃には既に大戦は末期で、実戦配備された機体は極
  少数に止まった。」と言うような感じの設定だったら良かったと思います。

  また、「荷電粒子砲はパイロットであるアッシュが騎士道を重んじるので1対1での戦闘では使われることは無い。」と言う設定は、公式サイトのストーリーで
  は相手(ウォール曹長)の戦術に敬服するまでは普通に使っていたり、ゾイドSSの方のストーリーに至っては、「戦闘が長引くのは大事に障る」と、戦いに決着
  を付けるために思いっきり使っていたりと、どちらも(描写的に)相手はウォールのシールドライガー1機と言う状況でありながら荷電粒子砲を使うと言うのは、
  「アッシュは騎士道を重んじるので1対1の戦闘では荷電粒子砲を使わない。」と言う設定と矛盾しているように感じられて、設定がストーリーの足を引っ張っ
  ている印象があります。
  アッシュが騎士道を重んじると言う設定自体はいいと思いますが、「荷電粒子砲を使わない」と言う部分は、「1対1の戦いでは荷電粒子砲を極力使わないよう
  に心がけているが、いざと言う時には躊躇無く使う覚悟も持ち合わせている」と言う風に、騎士道を重んじつつも、必要とあれば荷電粒子砲を使う事にも躊躇い
  が無いという風であれば良かったと思います。

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ジェノリッターのパイロット、アッシュ・ラボーンの設定について
 ■まず、ジェノリッターの「ジェノザウラーと同様に荷電粒子砲を備えるが、騎士道を重んじるアッシュによって対峙した敵との1対1の戦いでは使われることは無い」
  という設定についてです。
  荷電粒子砲は扱いにくい武器なので濫用してほしくないとは思うのですが、だからと言って「騎士道を重んじる」という原理で抑制されても戦いを舐めているとしか
  思えません。個人的には「扱いにくい武器であり、アッシュの実力を以ってしても使用する機会はなかなか見出せない」の方が良かったと思います。
  また、荷電粒子砲云々の設定は結局のところなし崩し的に無かったことになってしまっているみたいですし、アッシュの騎士道を窺える場面は戦死したウォール・
  スペクターに敬意を払う場面しか無いので、公式サイト上に騎士道云々などと書く必要はなかったと思います。

  ただそれ以前に、わざわざ「騎士道を重んじる~」等という設定をいちいち紹介しなくても人格が窺い知れるほどの貫禄を物語の中で示してほしかったと思います。
  そもそもアッシュには
  美形
  帝国軍屈指のエースパイロット
  帝国軍人たちからの厚い人望
  ジェノ使い
  等、物語の登場人物しては(お約束通り過ぎる感じもしますが)美味しい要素がたくさん盛り込まれており、その気になればゾイドオリジナルのバトスト全体を通
  しての主人公の一人として運用することさえ可能だと思います(帝国の人間なので単独主人公は流石に無理だと思いますが)。
  そのため、(僭越な提言ではありますが)ゾイドオリジナルのストーリー展開を例えば「アッシュ・ラボーンの脅威と彼に勇敢に立ち向かう共和国(あるいは連邦)
  のゾイド乗りたちの戦いを描く」というものにしたら、(もちろん書き手の実力にもよりますが)わざわざ設定を解説するまでも無いほどの貫禄を得られたのでは
  ないか、と思います。

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『ゾイドSS』の話の組み立てについて
 ■「ジェノリッター編」について
  ジェノリッターの戦闘能力の凄さやアッシュのゾイド乗りとしての実力が分かり辛い構成になっていると思います。
  ジェノリッターの戦歴はヤークトジェノ時代のシールドライガーを相手にした演習とウォール・スペクターのシールドライガーTG戦だけで、どちらも旧式機を相手に
  した一騎打ちです。
  ヤークトジェノ時の演習は性能が旧式機を上回ることを示すことやアッシュが生身でゾイドの暴走を止めることが眼目だと思いますので、別にあれでいいと思います。
  問題はシールドライガーTG戦で、
  ①ジェノリッターは演習でとっくにシールドライガーを撃破しているので、改造機とはいえ今更シールドライガーを撃破されてもインパクトが薄い。
   しかも、ジェノリッターは惑星Ziでのオーガノイドシステムに当たるシステムを搭載しているので、戦闘能力は飛躍的に上がっているはず。
   シールドライガー相手に長丁場になっては、かえってジェノリッターの戦闘能力に疑念が生じる。
  ②ウォール・スペクターもエースパイロットとして描かれているが、尺の都合上、読者からすると「ウォールはエースパイロット」ではなく「作者はウォールをエース
   パイロットと設定している」と感じるのが限界だと思われる。その為、「ウォールを倒したアッシュは凄い」とは感じられない。
   しかも、「ジェノザウラー改造機対シールドライガー改造機」だったために「シールドライガーでジェノザウラー改造機にかじりつき続けたウォールは凄い」という
   印象すら感じてしまう。
  という二点から、アッシュのゾイド乗りとしての実力とジェノリッターの恐ろしさが描かれたようには感じられません。

  尺が短い漫画なので、ゾイドの性能の高さやゾイド乗りとしての実力は「格下の機体で格上と戦う」か「小勢で大勢と戦う」という場面を描くことによって示すべき
  だと思います。
  そのため、アッシュとウォールの対決の場面は「ジェノリッター単機で乗り込んできたアッシュが連邦軍基地に残っていたシールドライガー一個小隊を撃破する」と
  いう形にするか、アッシュとウォールの一騎打ちは動かせないのなら、アッシュとジェノリッターがプテラス隊やシールドライガーの上陸部隊を撃破した場面を残し
  ておくか、スペクター小隊をウォール戦の前座として出撃させ、ジェノリッターに全滅させられる、という描写を入れる必要があったと思います。

  後、前編でアッシュが持っていたでかい剣がシュールでしたし、ヤークトジェノの暴走を止めて以降全く出番がありませんから、特に描かなくてよかったと思います。
  ヤークトジェノ暴走の場面ではアッシュは鎧みたいなパイロットスーツでは無く礼服を着用していて、その一環として帯剣していた、で充分なはずですし。
  ついでに、皇帝の親衛部隊の名前が「親衛騎士団」であるのは何だか……副題「碧きドラゴンと孤高の騎士」の「孤高の騎士」がアッシュを指す以上、「騎士」はアッ
  シュに限定すべきでしょうから、違和感を覚えます。「近衛師団」とか「親衛隊」とかで良かったと思います。

  「コマンドウルフRGC編」について
  登場人物の動かし方がおかしいと感じられます。
  まず、(士官学校での日常生活が描かれている点からしても)イーノとパークスは普通だったら戦死してテッド・スペクターの精神的成長を促す、あるいは、戦争の
  現実を教えるという役周りの登場人物で、ついでに、ザッパ隊長にも挫折と後悔を味あわせるという役目もあるはずです。
  それがあっさりと生き残ってしまったというのは……何だか、どこか戦争を甘く見ているという感じがして印象が良くありません。
  一応、ウォールが死んでいるのでテッドとザッパについてはこれ以上身近なところから死者を出してやらなくてもいいだろうという意見もありそうですけれど、テッ
  ドについては、ウォールの息子として出したければ、ミラージュフォックス編やジェノリッター編の中でウォールとの交流をじっくりと、それも、(回想とかでなし
  に)直接描写する必要があります(例えば、ザッパに無理矢理くっついてウォールの基地に来てウォールを激励するとか)。
  そういった下準備が無いので、いくら親子と設定されていても、どこか「そういう設定なのだから」と無理矢理押し通している印象が否めません。その為、対ジェノ
  リッター戦でテッド達三人が出撃を志願した場面での、パークスの「自分だけが悲劇のヒーローと思ってんの」というセリフが図星に思えてしまいます。
  むしろ、そもそもテッドをウォール・スペクターの息子とする必要があったのかどうかという時点で疑問を感じます。その設定をつけるくらいなら、極力コマンドウ
  ルフRGC編内の要素で話を完結させてほしかったと思います。
  また、ザッパに関しても、(歴戦の軍人であるにもかかわらず)物語の中での経験の積み重ねが充分な印象が無いため、不自然に達観している、という感じがします。
  「ウォールの死を悲しんでいるに違いない」という実感が持てません。その為、こちらでも設定で無理矢理押し通そうとしている感じがします。
  また、テッドのコマンドウルフが弾道の計算をしていたというくだりも、テッドの回想と「信じる」という一言で話が進んでしまった感じなので……絆はこんな簡単
  にできないだろう、と感じられて悪印象です。それに、レールガンを3つならべて狙撃、というのも、いくらフィクションとはいえこれは……と感じます。

  (私が思いつく限りですが)例えば以下のようにすれば、戦争ものとして及第点を満たせただろうと思います。
  ①パークスが狙撃をした後、危険を感じたアッシュがテッドたちを潰しに来る。
  ②ジェノリッター、イーノとパークスを撃破。更にテッドの機体に襲いかかる。
  ③テッド、新兵なので恐怖に駆られて一瞬目の前が真っ暗になる。
   しかし、コマンドウルフがとっさに自分でレールガンを発射しジェノリッターを中破させたため、テッドは助かる。
   但し、ドラグーンシュタールが背中に刺さってテッドのコマンドウルフも致命傷を負う。
  ④テッド、ジェノリッターが去ったところを見計らって愛機に向かって「お前……」とかと語りかける。コマンド、「クゥン……」とかと言い残して息絶える。
  ⑤テッドはしばらく感傷に浸ったがイーノとパークスのことを思い出し、二人の愛機のコックピットに駆け寄る。
   しかし二人とも死んでいた。テッド、深い悲しみに襲われる。
  ⑥ザッパはその様子を傍らから見ていた。
   顔にはあからさまに出ていないものの、イーノとパークスを死なせてしまったことについて後悔と自責の念を感じ、また、自らの力量の衰えを実感して涙を流す。

  「ストームソーダーFSV編」について
  まず、帝国軍が遠隔操縦で大部隊を投入するというのはやめてほしかったです。
  この時点で帝国は本国を失っていますから、人員にも物資にも不自由するはずです。
  それなのにオーガノイドマスク装着という設定でゾイドの大部隊を投入するのは……
  余りにもご都合主義も甚だしい気がします。
  それに、祖国を追われた上大陸全土に覇を唱える連邦軍を相手に(常識的に考えて)限られたゾイドや人員、物資をやりくりして戦わねばならない(はずの)帝国軍
  の苦労に全く目を向けていない、という嫌な感じさえします。
  次に、帝国軍の基地をフレイムスラッシュで破壊するというくだりですが、特攻を連想して不謹慎に感じる人もいると思います。
  しかも、ストームソーダー飛行隊は体当たりをして生還してしまう訳ですから、たとえフィクションであっても、ご都合主義の度が過ぎていると思います。
  特攻になってしまった以上、せめてストームソーダーは破壊されパイロットも戦死、としなければならないでしょうし、そうしなければ不快なものを感じて眉をしか
  める読者も少なくは無いと思います。

  最後に、結局『ゾイドSS』のエピローグはまだまだ戦いは続くという感じでしたので、そうなるくらいなら「ストームソーダーFSV編」はバッドエンドとか、ストー
  ムソーダー隊は任務に成功したけど連邦軍全体は敗北したという感じのエンドにして欲しかったと思います。
  『電ホビ』連載時でそういう終わり方だったら35周年企画があると期待できたのですが、単行本化時に書きおろしのエピローグで「実は帝国軍は負けていませんでし
  た」では後から取ってつけた感じがしますし、そもそも「ストームソーダー飛行隊が潰した基地は偽物でした」というのはありきたりのご都合主義という感じで快く
  思えません。

  ただここまで言ってしまうと、「ストームソーダーFSV編」については話を改良するどころか根本から書きなおさなくてはならないので、いくら「ここがこうだった
  ら良かったのに」であったとしても行き過ぎだとは思います。それでもその危険を冒して私個人の改善案を示したら以下のようになります。
  ①連邦軍は基地への上陸に成功した、という状況にする。
  ②だけど帝国軍の激しい抵抗に連邦軍は退却を余儀なくされる。
   個人的にはアッシュとジェノリッターの参戦で連邦軍は危機に陥った、という展開がベストだと思います。
  ③連邦軍の退却を助けるためにストームソーダー飛行隊に出撃命令が下る。
   ストームソーダー飛行隊はジェノリッターと交戦し、大きな犠牲を払いつつも連邦軍全軍が退却するまでジェノリッターを阻止し続けた。
   こうだったらまだよかったと思います。

設定面では、「バランスを欠いた」ものが多くランクしている印象です。
やはり設定というのは微妙な問題でもあり、万人が100点を出すような形は不可能でもあります。
しかし趨勢として過度な不満が無く、それでいて十分な満足が得られるようなレベルは要求したい所です。
今回寄せられた意見を、貴重な糧とし、より良い展開やより良い見せ方を研究していって欲しい所です。


※番外編
 キットや設定に関する事ではない意見も一部寄せられましたので、ここに記載します。
 また、デザイン面では具体的なものではなく次代への提案も頂きましたので、併せてここで記載します。

設定を記載した資料の入手難度
 ■・旧バトスト
  ・戦闘機獣のすべて
  ・ヒストリーオブゾイド
  ・ゾイドバトルコミック

  いずれも入手難度が高すぎ!
  再販してください!
  思うにゾイドにおいて「昭和派と平成派」の対立が発生した原因のひとつには、「旧時代の資料が入手困難だった」という事も一因にあると思います。
  「旧ゾイドでは○○は△△だった、と□□に書いてある」という意見に対し、該当する□□を所持していない人にとっては、良くて「ふーん」、悪くて「そんなの
  知らねーよ(古い設定を押し付けるんじゃねーよ」になってしまいます。
  □□が容易に入手できる環境であれば、「そうなんだ、今度しらべてみよう」「確かに○○は△△と書いてある。だとすれば、こういった理由(技術革新・野生ゾ
  イドの変異etc)があったのでは・・・」と補完する楽しみがあり、発展的議論が出来たかもしれません。
  ゾイド30周年記念時に、予約限定でも、web公開でも復刊を期待したのですが(公式アンケートにも記入しました)かないませんでした。
  小学館との版権、数十年前の印刷原本の保管状況等、難しい点はあると思いますが、なんとかお願いしたいです。

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ゾイドのカタログ
 ■1987年2月版~1988年3月版の間の空白。(なぜ無いのかと、探していた時期がありました。)
  1986年7月版(だっけ?)の詰め込み感。
  にしても、カタログでもゴーレムは優遇されすぎ。

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人型ゾイドを見直す
 ■現在、HMMで復活しているZナイトのような人型(巨人型)ゾイドを最新の技術でリニュアールしてみるのも一興と思います。
  Zナイトシリーズはデザイン面が既存のロボット物と一線を画する魅力があります。
  よく見てみると、Zナイトはヘラクレスオオカブトに共通する意匠が垣間見えると思います。
  ゾイド=動物型ロボという点も踏まえて「獣人型」、ウェアウルフやミノタウロス、ドラゴニュート等動物と人型のハイブリットロボとしてリニュアールしてみる
  のも悪くないと思います。
  トミーは今タカラと合併してタカラトミーとなっているので逆に人型ロボ「トランスフォーマー」を扱ってきた技術をゾイドシリーズに注入したら、どんな凄いも
  のが生まれるのか個人的に興味があります。

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暗黒戦争編のゾイド、生物的、クリーチャーな魅力が出るようなデザインにしては?
 ■暗黒戦争編末期のゾイド、デッドボーダー・オルディオス・そしてギルベイダー等は、幻獣としてのデザインがそれ以前のゾイドとは別の魅力を出していると
  私は考えていますが、武装のデザイン、モールド、色合い等がどうしても安いイメージを与えてしまっている部分があるのも事実と思います。
  機械としての部分(内蔵メカ、骨格部分等)と生物的にアレンジできる外装(バイオゾイドのような化石、骨のような感じ)にリニュアールしてみるとがらりと
  印象が変わると思います。
  より一層生物としての側面と機械の精密さを打ち出したハイブリットメカとなるのでは?


今回のアンケートの結果はこのようになりました。
様々な負の意見が寄せられましたが、しかしこれは全て愛するがゆえの意見!もっと良くなって欲しいからこそ言う、真剣な意見です。
好きというのは何でも肯定する事ではなく、もっと良くなって欲しいからこそ時に厳しい意見も言う。そんな事であると思います。
そういった意味で、今回寄せられた貴重な意見は、本当に次代への糧としていければ良いなと思います。

また、それと並行し、ユーザー側での発展的な「解釈」も求められるものとも思います。
そういったものも、ぜひぜひ見出していきたい所です。

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