シールドライガー ANIME 10th EDITION バン・フライハイト仕様 <SHIELD LIGER ANIME 10th EDITION >
■シールドライガー ANIME 10th EDITION バン・フライハイト仕様(ライオン型) データベース■
発売年月 2008年12月 発売当時価格 4500円 動力 モーター
型式番号 記載なし
スペック 全長21.6m 全高9.0m 重量92.0t 最高速度250km/h 乗員1名
主な武装
レーザーサーベル(×2) ストライククロー(×4) AMD2連装20mmビーム砲 対ゾイド3連衝撃砲 展開式ミサイルポッド(×2) 対ゾイド30mm2連装ビーム砲
エネルギーシールド発生装置
特徴
中央大陸戦争時代に、ゼネバス帝国のサーベルタイガーに対抗してヘリック共和国が開発したライオン型ゾイド。
最高速度250キロで走行しその性能はサーベルタイガーを上回る。
スクラップとなって乗り捨てられていたシールドライガーと、カプセルに閉じ込められていたオーガノイドのジークが融合し再生、主人公・バンの愛機として活躍する。
後にレイヴンのジェノザウラーによって撃破されるが、フィーネとジークの力によってブレードライガーとして蘇る。
■パイロット紹介 ~バン・フライハイトとは~
主人公。ダン・フライハイトのようなゾイド乗りになることを夢見る少年。
盗賊団に追われ、逃げ延びた砂漠の遺跡でカプセルに閉じ込められていたオーガノイドのジークと古代ゾイド人のフィーネと出会う。
その後ジークの力で再生した、シールドライガーを愛機としフィーネの過去を探すたびに出る事となった。
旅の途中でコマンドウルフに乗るアーバインやグスタフに乗る運び屋・ムンベイ、セイバータイガーに乗るレイヴンといった様々な人々、ゾイドと出会い人間的にも
ゾイド乗りとして成長していく。
前後より
1999年に放映されたアニメゾイドの主役機、シールドライガーです。
キットはシールドライガーのカラーバリエーション+オマケで構成されています。
1999年にシールドライガーは発売(再販)されていますが、その時はアニメ仕様ではなくバトスト仕様でした。
色も微妙に違っていたし、パイロットフィギュアも一般兵でした。
それから9年。ようやく、アニメ仕様のシールドライガーとして発売されたのです。
アニメ仕様という事で、元のキットにはなかったオマケパーツが入っています。
まずは、ジーク、バン、フィーネの1/72スケールフィギュアです。
このフィギュア、元はブレードライガーに付属していたものですが、今回シールドライガーにも付属しました。
やはり、これがあると一気にアニメ仕様な感じがします。バンとフィーネは、座りと立ちの二種類が付属するのも気が利いています。
ただ、シールドライガーの金型は変化していません。なので、コックピットにバン&フィーネを座らせる事は出来ません。
微妙な不満は残ります。
コックピットといえば、鼻先のでっぱり部分は塗装で青くなっており、通常機と印象が異なっています。
アニメ劇中を再現すべく努力が払われた結果と思います。
ただ、出来れば新規に金型を作る事は出来なかったのかと思ってしまいます。塗装では、パッと見はともかく、よく見れば「違うなぁ」と思ってします。
このシールドライガー バン仕様の定価は4500円。
メカ生体版が1980円、機獣新世紀版が2000円だった事を思えば、驚異的な上昇です。
その価格差を思えば、正直、もう少し贅沢な仕様にして欲しかったなぁと思ってしまいます。
希望としては、
頭部は新規造形のものを付属させ、バンとフィーネを二人とも座れるようなものに。
ついでに、アニメ劇中のシールドライガーはモールドに多少の差が認められます。側面のパイプが無いなどです。
その辺を再現できていれば最高です。
そして、キャノピーもアニメ仕様のものを付属させる。
ノーマル仕様のものも同梱しコンパチキットとすれば、なお良いです。
そうなっていれば、倍以上に膨れた定価も十分に納得できたと思います。
現状は、確かに気の利いたボーナスパーツであり塗装済みパーツです。しかし、半端さ・不満も感じてしまいます。
アニメ放映から9年後にアニメ仕様機が出たというのは凄い事で、それだけで喜ぶべきかもしれません。
その事情を考えれば、定価もまぁ納得出来なくもないです。
それでも、やっぱりモヤモヤ感は残ってしまいます。
キットには、DVDも付属します。ケースは紙ケースです。
これは、アニメ劇中のシールドライガーが活躍するシーンを中心にしたボーナス映像集です。
尺は短くオマケの域を出ないものですが、気軽に見る分には良いものでしょう。
ブレードライガーと共に
ブレードライガーと並べると感慨深いというか感無量というか、そんな感じがします。
ブレードライガーは、当時からバン仕様が発売されていました(ブレードライガーのキットはアニメ仕様/バトスト仕様がコンパチだった)。
ようやく2機、並びました。
劇中で、バンがシールドライガーの後に乗ったのがブレードライガー。並べれば、ニヤニヤ感も高まるというものです。
カラーリングはかなり似ていますが、微妙に違います。
アニメ劇中でも似て非なるカラーだったので、これを機にアニメを見直して比べてみるのも面白いと思います。
カラーリング
青系のシールドライガーを並べると、色の違いが面白いです。
元のメカ生体版の水色。そこから色が濃くなり再就役した機獣新世紀版。
バン仕様は、中間のような感じです。
バン仕様の設定は、「旧大戦時に放棄されたシールドライガーが蘇った」ものなので、ちょうど両者の橋渡しのような色合いになっているのかもしれません。
ゾイドは再販されるたびに色が変わる事が多い為、カラーバリエーションの非常に多いゾイドもあります。
しかし、同系色でこれだけバリエーションがあるのは珍しいです。
色の他の差は、尾部先端のビーム砲です。
アニメ劇中では尾部に砲を付けていなかったので、バン仕様も付けないように指示されています。
パーツ自体は同梱されているので、余剰パーツは他のゾイドに流用する事もできます。
アニメ劇中仕様 シールドライガー
定価に対し不満もありますが、ようやく出たアニメ仕様は感慨深いものでもあります。
「牙は銀、爪は金」といった部分も再現されています。
頭部などやはり残念な部分もありますが、あの名作アニメを思い出す友としては魅力的なキットです。
特にシールドライガーが活躍した前半を見る時、手元に置いておきたくなるキットです。
バリエーションモデル
機獣新世紀ゾイド シールドライガーDCS-J
復刻版シールドライガーMK-II
シールドライガー コマンダー仕様