機獣新世紀ゾイド ヘリック共和国軍 ベアファイター<BEAR FIGHTER>

■ベアファイター(クマ型) データベース■

 発売年月 2001年3月  発売当時価格 1000円(本体価格930円+手数料70円)※誌上通販限定  動力 Hiゼンマイ

 型式番号 記載無し

 スペック 全長12.0m 全高6.8m 重量45.6t 陸上最高速度200km/h 乗員1名 ※公式ファンブック3より

 主な武装
  2連装電磁キャノン砲 6連装ミサイルランチャー 超硬度セラミック爪(×4) 複合装甲 超強化キャノピー センサー(×2) ※公式ファンブック3より

 特徴
  旧大戦においてゼネバス帝国の城塞を次々に撃破した実績を持つこの名機は、2足走行形態から4足走行形態へと自在に切り替え可能な可変機獣。
  高速の4足形態で敵陣に切りこみ、格闘戦に持ち込むと2足形態へ変形。その重装甲と超パワーで敵ゾイドを粉砕するのだ。 ※公式ファンブック3より


前後より

重パワー級ゾイド、ベアファイターです。
メカ生体ゾイド版から、カラー変更と一部設定の変更を経て、2001年に誌上通販限定で再販されました。(メカ生体版のレビューはこちら)

機獣新世紀ゾイドにおけるベアファイターのキットは、かなり貴重です。
というのも、コロコロコミック2001年4月号(3月発売)において誌上限定通販として再販されたモデルであり、購入がかなり限られていたからです。
2000年に同じく誌上限定通販で再販されたブラックライモスとも共通しす。メカ生体ゾイド時のライバルが、揃って誌上限定で再販された事は運命を感じます。
しかし両ゾイドとも間違いなく傑作機なので、一般発売すべきだったと強く思います。

設定は箱に記載が無かったので、全て公式ファンブック3から抜粋しています。
それによると最高速度が200km/hとされており、メカ生体時代のベアファイターNewと同等の機体である事が伺えます。
ストーリー設定的にはメカ生体ゾイド後の舞台なので、これは妥当な判断だと思います。

なお機獣新世紀ゾイドの世界でも普通に量産されている機体のようで、特にレアな機体というわけではないようです。
そういった設定であれば、販売方法も一般発売にした方が良かったのではないかと思います。


直立形態 前後より

形状は何ら変っていないので、相変わらずの傑作デザインが楽しめます。
ギミックも健在で、4足でも2足でも楽しめます。
この驚異的なギミックは時代を経ても色あせていません。しつこいようですが、やはりこういった点からも一般販売すべきだったと思ってしまいます。


カラーリング

機体性能的にはベアファイターNewのものを引き継いでいますが、カラーリングはノーマルタイプが意識されています。
しかし並べてみると、同じようでかなり違います。

まずキャノピーは機獣新世紀ゾイド標準的カラーであるオレンジに変っています。
その他でも、装甲の茶色は彩度が低くやや薄い色になりました。灰色部分もやや薄く緑味がかった色になっています。
また、緑もわずかに色味が違います。メカ生体版は茶色が少し混じったような緑ですが、機獣新世紀版は比較的鮮やかな緑をしています。
実はキャップ以外の色は全て変化しており、パッと見の印象はともかく、比べると差は歴然です。

個人的にはメカ生体版の色の方が好みです。キャノピーも、茶色い装甲と併せるならオレンジよりブラウンの方が似合っていると思います。
いっそ、中途半端に似せるなら別のカラーにしても良かったと思います。
ベアファイターは、メカ生体ゾイド時から一機だけ浮いたカラーだったのは否めません。
なので、思い切って大胆にカラー変更し、いかにも共和国らしい白い装甲を纏わせても良かったと思います。


重装甲突撃型 ベアファイター

戦歴としてはほとんど劇中に登場せず、せいぜいウルトラザウルス基地を爆撃するザバット部隊に対し防空戦闘を繰り広げた程度です。
その他、ブラックライモスにパンチを見舞う写真も紹介されていたので、表立っていない局地戦では活躍していたとは思いますが。
しかしそれでも、メカ生体時の勇猛果敢な戦闘から比べると、戦果的にも寂しいものだったと思います。

この傑作機が大いに暴れまわらなかったのは何とも惜しい事だと思います。
クマというモチーフは他に無いものであり、その点でも独自性を発揮し大いに立ち回れる貴重な存在だったと思います。
次期シリーズでは大々的に復活し暴れまわる事を期待しています。


バリエーションモデル

 メカ生体ゾイド ベアファイター

 メカ生体ゾイド ベアファイターNew


Back(機獣新世紀ゾイド)
Back(限定品)
index

inserted by FC2 system