ゾイドリバースセンチュリー キングライガー

■キングライガー(ライオン型) データベース■

 発売年月 2009年2月  発売当時価格 2500円  動力 モーター

 型式番号 HRZ-012

 スペック 全長19.8m 全高7.9m 重量69.0t 最高速度280km/h 乗員1名

 主な武装
  メガバルカン(×2) レーザーブレード(×4) ビームニードル 電磁シールド(×4) アクティブレーダー(×2) エネルギー加速装置(×2) パワーコネクター

 特徴
  ヘリック共和国軍が中型以上で初めて磁気嵐環境対応化に成功した高速ゾイド。
  速力は過去最速ではなかったが、参謀本部は敵現存戦力にこれを超える速力はないと予測。
  判断は的中し、防御装備である電磁シールド併用の効果を上げ、強行偵察に活躍した。


前後より

共和国軍高機動ゾイド、キングライガーです。リバースセンチュリーシリーズで、復刻再販となりました。(メカ生体版のレビューはこちら)
リバースセンチュリーシリーズのゾイドらしく、色変えや形状変化は極めて少なくなっており、「復刻」とも言うべき仕上がりになっています。

リバースセンチュリーシリーズでは、ジークドーベルに対抗する形で登場しています。
メカ生体ゾイド期には、「ジーク・ドーベルとハウンドソルジャー」がライバル関係でした。
また、「強行偵察に活躍した」との設定がされています。偵察なら、より高速を誇るハウンドソルジャーの方が適していそうな気がします。
察するに、この時期のハウンドソルジャーはグランドカタストロフの影響を受け死滅、あるいは行動不能に陥っていたのかもしれません。

…身も蓋もないメタ的な事を言ってしまうと、ハウンドソルジャーはゾイドジェネシス時に再販されていたからなのでしょうが。


メカ生体版と共に

メカ生体版と比べると、まさに復刻というべきレベルになっている事が分かります。
キングライガーの赤は微妙な色合いで、しかもメタリックがかっています。その辺りの具合も、比べても差が分からないレベルで再現されています。

ただ、形状はわずかながら変化しています。
それは、頭部のコックピットハッチ部分です。

メカ生体版には無かったハードポイントが存在すのが分かると思います。

キングライガーは、メカ生体ゾイド末期に強化改造型「キングバロン」になりました。
キングバロンは頭部に砲を増設しており、ハードポイントがこの時に加えられました。

リバースセンチュリー版キングライガーは、改定後のキングバロン対応型の金型を使っている為、このハードポイントもあるというわけです。

比べると、無い方がスッキリしていて高速機らしいなとは思います。
しかし、特に気になるような目立つものではありません。また、その気になれば削ってしまえばメカ生体版と同じ形状に戻す事も可能です。


戦歴

劇中では、その高速性を活かし強行偵察機として大活躍しました。
様々な要因でジークドーベルの性能が低下していた事もあり、スペック上ではより高速を誇る筈のジークドーベルの追撃を振り切り任務を成功させています。

また、更なる死角ガルタイガーが登場した際も、捕捉を許す事は無く活動を続けています。
戦歴は、派手さは無いものの大きな効果を示したようにされており、功労機として良いでしょう。
一方で、戦闘用としては全く運用されていない事は残念だなぁとも思います。
数度くらいはジークドーベルやガルタイガーとの直接的な戦いを描いておいても良かったと思うのですが。


最速 キングライガー

戦歴に多少のモヤモヤ感は残りますが、復刻としては極めて高いレベルを誇っていると思います。
あえて不満を言えば、グレードアップユニット「ウイングライダー」が復刻しなかった事でしょうか。
amazonのキングライガーページには「ウイングライダーが付く」と書かれていたのですが、そんな事はなかった…。

復刻されなかったグレードアップユニットといえば、他にもハイパービームガンやアイフラッシャーがあります。
しかし、それらは復刻が告知される事はなかった。
対して、ウイングライダーはなまじ期待させておいて無くなったのだから、ちょっと残念というか、恨みがましく思ってしまいます。

結果として復刻されなかったとはいえ、このような告知が出たという事は復刻が検討されていて可能性も高かったという事でしょう。
そのように思うと、ますます残念です。

本体は復刻版として素晴らしい具合を誇っているのは確かですが、そういった意味では課題も残してしまったキットだと思います。


バリエーションモデル
 メカ生体ゾイド キングライガー

 メカ生体ゾイド キングバロン

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