月刊ゾイドグラフィックスVol.05 ツインホーン

■月刊ゾイドグラフィックスVol.5 ツインホーン データベース■

 発売年月 2008年08月  発売当時価格 1800円


キット構成

メカ生体ゾイド、ツインホーンの復刻版です。メカ生体ゾイドキットの完全復刻を謳った月刊ゾイドグラフィックスのVol.5として登場しました。
ただの復刻ではなく、ボーナスパーツや冊子が同梱されています。
当時品の完全復刻である事も魅力的ですが、ツインホーンは長らく再販が無かったキットなので、その重要性は非常に高いものでした。


内容物① ツインホーン

ツインホーンのキットは、外観的には「完全復刻」の名の通り1986年当時のキットと何ら変わりません。(メカ生体版のレビューはこちら)
色も、微妙な色合いまで含めて完全再現されています。

ただ一点、ゼンマイがパワーダウンしています。
使用されているのは同型のマイクロゼンマイですが、内部的な問題で、旧製品に比べると目に見えてパワーダウンしています。
ゾイドグラフィックスの機体はどれも同じ傾向がありますが、特にツインホーンのゼンマイはパワーダウン著しいゼンマイになっていました。
その為、ゼンマイを巻いても数歩しか歩かないようになっており、非常に残念です。
「接地させるとロクに歩かないが、機体を持ち上げるとまた動き出す」ような感じです。

ゼンマイの個体差も激しく、ものによっては旧製品並みのパワーのものもあれば、それこそ1歩も歩かないようなゼンマイもあったようです。
総合的に判断すると、やはりあまり良くない状況だったと言わざるを得ません。
せっかくの動力ゾイドを再販してのこの状況は何とも歯がゆく、次代の教訓にしてもらいたいと強く思います。


内容物② ジオラマベース

ボーナスパーツとして、ジオラマベースが付いています。ゾイドグラフィックスVol.1 ゴドスに付属していたものと全く同じです。
なので、ありがたみは少し薄れていますが、とはいえベースゆえに何枚あっても嬉しいのも確か。
台座にしても良し、組み合わせても良し。嬉しいパーツです。

ゾイドグラフィックスVol.1~vol.5までのボーナスパーツを組み合わせると、この通り。

メカ生体ゾイド時代の周辺アイテム「DZ-01 ディオラマベースNo.1 コンバットベース」が、兵士を除き再現できます。


内容物③ 冊子

ゾイドグラフィックスではお馴染みの冊子も、もちろん付いています。

ゾイドバイブルの再録やツインホーンの詳しい機体解説、フルカラーの組み立て説明書、ゾイド博物館などで構成されています。

ツインホーンの解説に関しては、この冊子で新しく追加された設定もあるように感じました。
ただツインホーンをやや持ち上げすぎかなと思う部分がありつつも、おおむね良くまとまっていると感じました。

巻末のゾイド博物館も、あいかわらず素晴らしい資料にあふれています。
ここで始めて発表されたゾイドのデザイン画が多数あります。今回のものは暗黒系ゾイドのスケッチが多数です。


ゾイドグラフィックスVol.5 ツインホーン

ゾイドグラフィックスシリーズならではの、安定の復刻具合と嬉しいボーナスパーツ。価格は上がっていますが、充分に見合う価値はあると思います。
しかもツインホーンは超久々の再販だったから、なおのこと喜びは大です。

ゼンマイのみ残念ですが、トータルでは大満足と言える内容だと思います。


バリエーションモデル
 メカ生体ゾイド ツインホーン


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