ゾイドフューザーズ ブルーシティー治安局 アロザウラー<AROSAURER >
■アロザウラー(アロサウルス型) データベース■
発売年月 2004年9月 発売当時価格 1280円 動力 Hiゼンマイ
型式番号 FZ-009
スペック 全長13.7m 全高10.8m 重量62.0t 最高速度170km/h 乗員1名
主な武装
エレクトロンバイトファング エレクトロンクロー(×2) 火炎放射器(×2) AZ105mm2連装ビーム砲(×2) パトライト(×2)
特徴
中型ながら高い格闘能力を持つ。汎用性が高いため数多くのカスタマイズ機が治安局に配備されている。
前後より
ゾイドフューザーズ版のアロザウラーです。キットは、アロザウラーの色変えと一部形状の変更が行われています。
名称はアロザウラーのまま変更されていませんが、媒体によってはアロザウラーPBSと表記されている場合もあります。
作中では、治安局に所属するゾイドとして活躍しています。
治安局所属という事で、FZ版ゴジュラスギガと同じく、肩にパトランプを新設しています。
ゴジュラスギガと装備位置が同じであるのは良い配慮だと思います。似た体形の機体だけに、並べた時の統一感は心地良いものがあります。
形状も、とってつけたような違和感は少なく、追加装備の割には馴染んでいると思います。
ただ、パトランプ装着の為に元キットの形状が一部削られているのは難点です。
取り外して、純粋なアロザウラーの色変えとして楽しみたい場合は、この穴が少し気になる事になります。
出来れば、「穴を開けて付ける」のはやめて欲しかったです。
これがもし、「3.2mmの通常ハードポイントと同じ系の軸を作って」それによりパトランプを増設する仕様にしていればどれほど良かったか。
アロザウラーは傑作ゾイドですが、上半身におけるハードポイント不足はやや否めません。
せっかく変えるなら、汎用性を増やす方向で変えて欲しかったです。
「ハードポイントを増やす」仕様なら、仮にユーザーがプラスされた部分を不要と思ったとして、ノーマルと同じ形状に戻すのは容易です。
削れば良いだけなので。
しかし現状の穴が開いた仕様では、ノーマルと同じ状態に戻すのはかなり困難です。
そういった意味で、パトランプの装備は悪くないと思いますが、一方で残念なものも感じてしまいます。
もう一つ気になるのは、箱です。
箱の写真ですが、かなりの前傾姿勢に改造され写されています。顔なんて真正面を向いています。
これはキットでは明らかに取れないポーズで、ちょっとどうなのかなぁと思ってしまいます。
まぁ、「パッケージの写真は改造をしてあります。商品のポーズの可動範囲は限られています」とは書かれていますが…、それでも大胆すぎます。
フューザーズのキット箱はキットでは取れないポーズが付けられたものが珍しくありませんが、アロザウラーほど大胆に変えられたものはありません。
アロザウラーは傑作キットだと思うし、買ったユーザーの満足度は総じて高いものと思います。
しかしこのパッケージだと、前傾姿勢のキットを期待して買うユーザーがいるのではないか。その結果、姿勢でガッカリしてしまうユーザーが多いのではないか。
そんな事を思ってしまいます。
そんなわけで、出来るだけ実キットと離れすぎない事を心がけて欲しいなぁと思ってしまった箱でした。
カラーリング
アロザウラーのバリエーションとしては、メカ生体、機獣新世紀に続き3種類目となります。
色変更はかなり大胆です。
ゾイドフューザーズでは、治安局に所属する機体として登場しています。同じ設定のゴジュラスギガやゴルヘックスとカラーリングが統一されています。
カラーの統一は良いのですが、やはり玩具っぽい印象はぬぐえません。特にアロザウラーは顔全体が青になっているので、どぎつい印象がいっそう強いです。
まぁ、実際に玩具ではあるんですが…、もうちょっと実機感のある色合いだと良かったのになぁと改めて思います。
こうして並べると、個人的には初代カラーが最も好きです。
カラーリングの清潔感や実機感において抜群だと思います。また、個人的には腕や脚の色を装甲部分と統一している方が好みでもあります。
ブルーシティ治安局所属 アロザウラー
作中での活躍としては、9話「がんばれ治安局」が筆頭です。
9話はアロザウラー(というかパイロットであるチャオ)が主人公とも言える話で、アロザウラー好きとしては心躍る回でした。
治安局のアロザウラーVS窃盗団のアロザウラーなんていう夢の対決も見せてくれたし、印象深い回です。
キットとしては気になる部分も色々とありますが、作中の活躍と共に思い出すと、なかなか味わいあるものでもあります。
バリエーションモデル