第一弾を組んでの感想2

今回のコラムは、前回(第一弾を組んでみての感想1)に続いて第一弾を組んでみての感想です。
ただし前回よりも詳しく見ていければと思います。

全機を組んでみての感想を一言で言うと「素晴らしかった」です。
期待以上でした。いや期待以上なんて軽く言えるもんじゃない…凄く感動させてくれました。

まず「動く玩具」というところから言うと、予想をはるかに超えるギミックで驚きました。
全機とも「歩く」だけでなく特徴的なギミックをプラスしています。

・ワイルドライガーは歩きながら徐々に姿勢を低くし、低くなり切ったタイミングから口パクを始める。
・ギルラプターは口パクと尻尾を振りながら歩行。ライダーも揺れる。口パクは動きのタイミングが工夫されており、いかにも「噛みつく」イメージにになっている。
・カブターは角を上下させながら歩行。これはサイカーチス(羽を開閉させながら歩行)と比べると面白い。
・スコーピアは腕を振りながら歩行。ガイサックが「歩くだけ」だった事と比べると素晴らしい進化をしている。
・ガノンタスは顔と尾を振りながら歩行。これが実に亀らしい動きになっていて必見。
・ガブリゲーターは顔と尾を振りながら歩行。大型ワニらしいゆったりとした、それでいて威圧感たっぷりの動き。

歩行時のギミックだけで「連動」箇所が多く見応えがあります。
それに加えて二段階目のギミック「ワイルドブラスト」があります。動く玩具・ゾイドの楽しさをより強調する工夫もされていて、それもまた面白いです。

・ワイルドライガーは背中のタテガミクローが勢いよく開閉。切りつけアクションを連続して行う。
・ギルラプターは背中のブレードとブースターを展開。ブレードは広範囲の角度で前後に動く。
・カブターは隠された二本目の角を展開。二本の角を上下させる。
・スコーピアは尻尾付近のブレードを二本展開。合計3本になった尻尾は小型機とは思えない大迫力。
・ガノンタスは装甲を開け中から巨大なキャノン砲を展開。激しく発射する。
・ガブリゲーターは背中が割れ口を超衝撃展開。激しく噛みつく。


ワイルドブラストは全機とも特徴的で面白いです。特にガブリゲーターの背中が衝撃展開するギミックは凄いです。
発売前にこのギミックが紹介された時は、正直どうなのかというのが感想でした。
なにも背中から割らなくても……。ワニだからあごで噛めばいいんでは……と思ったのでした。

いやしかし実際見ると「こまけえこたぁいいんだよ!!」というか。とにかく大迫力で最高に楽しめました。
何でも噛み砕く大迫力です。
発動時は口が前にせり出します。なので、ただでさえ巨大なガブリゲーターが更に巨大になります。
現物を見ると有無を言わせず「良いものだ!!!」と思えるようになっています。

ゾイドはたまに「無茶苦茶だけどそれがいい」という武器があります。
たとえば火器を増やすとカッコいい。でも付けすぎると重そう・やりすぎて逆に白ける感じになりがちです。
でもそれを振り切って超超過積載にすると一周回っていい感じに見えてくる。
例えばガンブラスターのハイパーローリングキャノンです。
「無茶苦茶な過武装だ・・・・・・・・いや、でもそれがいい!!!!!!!!!」
ガブリゲーターのワイルドブラストもその類です。無茶苦茶。やりすぎ。でもそれがいい!!!

 

ワイルドブラストは、実は発売前はそこまで期待していませんでした。
ガブリゲーターは上に書いた通り。
他は、例えばワイルドライガーは背中のブレードを展開します。
事前に思っていたのは、ワイルドブラスト(本能開放)なんだから野生的な事をすればいいのにという事でした。
つまり牙や爪での攻撃をより強調したものなら良い。しかしブレードという人工的なイメージの強いものが果たして「本能開放」なのだろうかと思っていたのです。
ズレてないかなぁ……と。


いやしかし、いざ組んでギミックを試してみると「これはなかないいものだな……!」と何度も何度もスイッチを入れる事になりました。
何しろ動きがいいのでニヤニヤしてしまう。
激しく動いている姿を見ていると次第に「これはこれで本能開放っぽいかも……。いやこれは本能解放に違いないわ!!」と思えてきてしまう。
あざやかな手のひら返しです。

やはりゾイドは実際手に取ってこそ分かる事が多いと思いました。
これはいくら画像や動画で見ていても伝わりにくいと思います。ぜひとも実キットを手にとってもらいたいところです。

 

電動ゾイドにはもう一つ大きな驚きがありました。
第一弾の電動ゾイドはワイルドライガー、ギルラプター、ガノンタス、ガブリゲーターですが、これらはすべて同じ動力ボックスを持っていました。

全てこの動力ボックスから作られています。これは凄い事です。

「共通規格の動力ボックス」というと機獣新世紀ゾイドを思い出します。
機獣新世紀ゾイドでは専用動力ボックスが増えすぎた印象があります。
同じような大きさ・体形のジェノザウラー・バーサークフューラー・ダークスパイナーでさえ全て違う動力ボックスを使っています。
これは製造コストを上げていたよなぁと思います。

メカ生体ゾイドだとビガザウロとゴジュラスが同じ。デスザウラーとマッドサンダーが同じなどかなりの共通があり設計の巧みさを感じました。
なぜ共通規格の仕様が好きかというと、「専用」だと凄い動きのゾイドでも「専用の動力ボックスだからそりゃそうだ」となるわけです。
でも同じ動力ボックスを使いつつ全く違う動きになっていたら「スゲー、どうやってるの!?」という探求になるわけです。
同じ動力ボックスを使っているからこそ設計の巧、カラクリの面白さがより強く伝わります。
今回、専用ではなく汎用。共通規格の動力ボックスである事はとても喜ばしい事だと思います。

更に言うと、脚の長いワイルドライガー、短足のガノンタス、平べったいガブリゲーター、二足歩行のギルラプター。
これが全て同じ動力ボックスを使っています。メカ生体ゾイド以上の使いまわしです。これは本当に凄い!
メカ生体ゾイドは同じような大きさ・同じような姿勢のゾイドでも幾つかの動力ボックスがあります。
レッドホーンとサーベルタイガーは同じような大きさですが動力ボックスは別物。ゴジュラスとデスザウラーも別物。

ゾイドワイルドはこれらが全て共通であるようなもの。メカ生体ゾイド以上の凄まじい共通化です。

おそらくメカ生体ゾイドは「最初のシリーズ」だから、シリーズの途中で想定外の事態も多発し、どうしても新しい動力ボックスが必要になったりしたのでしょう。
今回の徹底した動力ボックス共通は、「今までのシリーズの設計を徹底的に見直した。そして汎用性のある使いやすい共通規格動力ボックスを開発した」事により実現されたと思います。
本当に凄い事です。
単にギミックが凄いだけじゃなく。共通規格の動力ボックスから造られているのが凄い!

 

近年展開された「ゾイドオリジナル」が手動ギミックに重きを置いていたので、正直に言うともう職人的な連動なんて出来ないのかな……と思っていました。
なのでゾイドワイルドの動きにはそこまで期待していなかったのが本音でした。
それは完全にゾイドチームの開発力をなめてました。本当に申し訳ない思いでいっぱいです。
ゾイドワイルドの動きと仕様は素晴らしかった…!

 

動力ギミックといえば「マスターピース」についても触れておかねばならないでしょう。

これは複雑な動きをする傑作でした……が、やはり大人向けの豪華な玩具だったと思います。
動きには制御用チップや複数のモーターを使う豪華絢爛な仕様。決して安価で流せない(量産効果を見込んでもそれほど下がらないでしょう)ハイエンドなものでした。
キッズ向けのゾイドには決して成り得ない。

ギミックも凄いんですが、チップや複数のモーターを使う仕様は従来のゾイドの進化系かと言われるとそうだとは言い切れないと思います。

初期ゾイドが持っていた哲学は雑誌STARLOG1985年8月号で語られています。
ゾイドの設計は「動力は一つだけ。そこから設計でどこまで面白い動きを作れるか」という挑戦でもありました。
「設計の巧みで複雑な動きを魅せる」というゾイドシリーズ。
それを思ったとき、更に複雑な動きにしたマスターピース。その答えがチップや複数のモーターであったなら純粋な進化系とは言い難いと思うのです。

複雑な動きに対して、ゾイドは常に設計の追及で対応していました。
連動箇所の増加。関節の複雑な動き。キングゴジュラスは2パターンの複雑なアクションを切り替える事さえやっています。
私はこれこそがゾイドの面白さだと思います。

下はシールドライガーのマスターピース版/通常版の動力ボックス。
マスターピース版は複雑な動きを作る為にかなり大型化しています。
そしてこちらは下面から見たところ。

マスターピース版は「アイドリング→歩行→咆哮」という複雑なアクションをします。
咆哮後はアイドリングに戻り…というループですが、5回以上ループするとランダムでアクションするようになります。
この複雑な動きを実現する為の制御用チップが見えます。

もちろんこれはこれで一つの答えではありましょう。
「大人向けにいい夢を見せてくれる豪華トイ」として言えば満点です(尻尾が切れやすいこと意外……)。
ですが本来の位置である子供向けのトイという枠ではない。

否定するわけじゃなくて、もちろんそんなのもあって良い。大歓迎です。
ですが何よりそうあって欲しいと思うのは、「ゾイドというメディアが大きくなってほしい、もっともっと成長して欲しい」ということです。
そう思うなら、メインストリームとしてキッズ向け…新規ファンを会得しやすいシリーズがあるべきだと思います。
新規ファンが増える状態でなおかつ大人向けの夢のマスターピースがあるならば良い。
けどもマスターピースがあるだけなら大きな成長が有るのだろうか? と思ってしまうわけであります。
面倒くさい意見だと思いますが。

さて今回のゾイドワイルドは「動力は一つだけ」で、各機とも設計の巧みで面白い動きを作っています。
しかも動力ボックスは全部共通だから、設計の巧みさがより伝わります。ゼンマイゾイドも同じです。
この事から初代ゾイドと同じか更に発展したアツいゾイドになっている。ゾイドが再びやって来た! という感じになっています。

 

私はメカ生体シリーズの年季の入ったゾイダーで、そのシリーズへの想いが何より強い自信があります。
そんな私に「あの頃のゾイドと同じくらいアツい!!」と思わせてくれるゾイドワイルドは凄いです。
まだまだ新型が控えています。
期待はMAXですが、更に魅せてくれるでしょう。それを確信しています。

  

デザインも予想以上に良かったです。骨に肉(装甲)を付けるというのが面白い。

こちらのコラム(ゾイドワイルドのデザイン)でも書きましたが、最初のゾイドは骨型でした。それがゴドスくらいから肉が付いた状態の造形が標準になった。
その後はどんどん造りがガッシリしていったんですが、初期においては確かに骨だったのです。
ゾイドワイルドではそれを強く意識していると思います。

またこの点において言えばマスターピースも素晴らしい出来でした。
マスターピースも骨を強く意識したデザインでした。
先に高額で子供向けのメインストリームにはなりえないと書きました。それはその通りですが、デザイン面ではとても大きな貢献をしてくれたと思います。
マスターピースがメカ生体ゾイド初期にされていた「骨」というデザインを見つめ直してデザインした。
そのクッションがあったから今回のゾイドワイルド各機の完成度も大きく高まったと思います。

 

ゾイドワイルドでは従来シリーズの人気モチーフが多数登場しているのも面白いです。
第一弾はライオン、ワニ、サソリ、カメ、ラプトル、カブトムシ。全て過去にあったモチーフです。
並べて楽しむ事もできます。


従来シリーズのデザインも良いが今シリーズのデザインも良い。
双方を比べると、それぞれの良さがより見えてくるのが良いです。


たとえば軽量級デザインのバリゲーターを見ると、ガッシリたくましく噛み付く迫力満点のガブリゲーターの力強さが良く分かる。
一方、ガブリゲーターを見ているビーム砲やミサイルが付いた戦闘兵器的デザインのバリゲーターのカッコ良さも良く分かる。

ワニと言えばゴツゴツした表皮を持ちますが、ガブリゲーターはツルッとした装甲です。
モチーフと反している。ですが体全体が大きくて迫力満点なのとゴツゴツした骨の部分が露出しているからちゃんとワニに見える。
一方バリゲーターは小型で迫力は今ひとつですが、モチーフに極めて忠実なゴツゴツした装甲を持っていてワニに見えます。

コックピットの仕様……ライダー式とかキャノピー式とかそんなことも、比べれば互いが互いの魅力を再確認させてくれます。
そんな風に楽しめるのが最高です。

 

キットの全体的な仕様についても改めて見ましょう。
箱のデザイン、開けた時の優しさについては第一弾を組んでみての感想1で書きました。

説明書は「復元の書」。これは世界観や機体解説などの情報が載った永久保存版。組み立てはフルカラー&動画サポートまでされている。
これほど嬉しく、また手厚いサポートは存在するのだろうか? そう思える程の充実。改めて良い仕様です。

復元の書については更に詳しく見ましょう。

電動ゾイドは一冊の本タイプ。ゼンマイゾイドは2枚の紙になっています。
ゾイドワイルドはランナーレス仕様なので「パーツ一覧」のページがあります。
ここがまた気が効いています。

小型ゾイドのパーツ一覧は…、

このように、一覧の上にパーツを置いておけるようになっています。
最初にこうしてパーツを並べれば、組み立て(パーツ探し)がかなり容易になります。
これもまたチビッコでも組み立てられるような最高の配慮でしょう。

ただ電動ゾイドではパーツが小さく印刷されていて、このような並べはできなくなっています。
これは少し残念ですが、もしかすると小型ゾイドはより低年齢層が組む事を想定しているのかもしれません。
対して電動ゾイドはチビッコの中でも少し大きくなったコが組む事を想定。それゆえ小さく印刷したのかも…。

なお電動ゾイドでも優しさはあります。
一冊の本のようになった電動ゾイド用復元の書ですが、「組み立て説明のどのページを開けても常にパーツ一覧ページが見れる」ようになっています。

これによって組みやすさ・パーツの確認しやすさがかなりUPしています。

組み立て説明は「小型ゾイドは本当に優しく」「電動ゾイドは少しだけ難度を上げるけど十分に優しく」なっています。
共に優しい仕様ながら、小型ゾイドはより最初の入門用・電動ゾイドは次のステップ。そんな意識しているのかもしれません。

 

組み立て説明は、カラーになっただけでなく一工程で組ませる指示が減っているのも特徴です。

従来シリーズの説明書は、そこそこ多くの部品を一工程で組ませる指示になっていました。対してゾイドワイルドでは本当に少しずつ組ませています。
これもまた組みやすさへの配慮です。
工程数が増えれば説明書を作る労力が増えるし紙代だって上がります。それを承知で丁寧な説明書にしたのは大拍手です。

 

ランナーレスの仕様もとてもありがたかったです。
面倒くさいのもプラモ……ではあるんですが、とにかく気軽に組めるのが最高でした。
切り口も美麗です。
もしどうしても気になる部分があればニッパーなどで処理すれば良いでしょう…が、今のところそこまで致命的なパーツには出合ってません。
切り口は心配していたのでこれは一安心です。

 

ハードポイントがあるのも嬉しい。
そしてまた従来ゾイドとの互換が保たれている!! これは最高でした。

従来ゾイドのハードポイントは公称3mm、実寸は3.2mmです(3mm+若干のふくらみがある)。
従来ゾイド用の装備はそのままゾイドワイルドキットに流用できます。
更に試してみると、市販の3mmジョイントのパーツも使えるようです。

ガブリゲーターに付けているのは、コトブキヤから出ている「M.S.G モデリングサポートグッズ MW-20ガトリングガン」。ジョイントは3mmです。
適切な保持力で付けることが出来ました。

様々なパーツを付けて楽しめます。
それにしても3mmにも3.2mmにも対応とはどういう事でしょう?
従来ゾイドに市販の3mmジョイント用武器を差し込むとキツキツです。ですがゾイドワイルドでは普通に使えている…。

もしかして3.1mm程度に調整されているのかもしれません。0.1mm程度なら前後(3.0mm/3.2mm)どちらでも受け付け可能という。
これは実測したわけじゃないので何とも言いかねます。がまぁ、重要なのは使えるという事です。
なんにしても色々使えるのは喜ばしい限りです。

ただハードポイントによっては、微妙にゆるい個所もありました。同じ武器でも、場所によって少し外れやすいことがあります。
ハードポイントの直径が超完璧には統一できていないのかもしれません。
まぁ、そういう場合は何かをかませて付けるなどすれば良いでしょう。

 

ゾイドワイルド第一弾を組んだ感想は、全体的に本当に素晴らしい仕上がりをしているという事です。
期待をはるかに上回る感動がありました。

ただ一方で不備も幾つかは感じました。
一つは組み立てについてです。サポートは万全。そもそも組みやすい仕様ですが……、目のはめ込みだけがどのゾイドもキツいです。

はめ込みにはけっこう力が要る。下手したらパチンとふっ飛んでいきかねません。
飛び散ったパーツは妖怪パーツ隠しによって別次元に葬られるので紛失する可能性が高い……。


しかもパッと見で左右どちらかが分からないのが大変です。

従来ゾイドはパーツに「25」や「18」などのパーツ番号刻印がありました。今回は基本的に刻印がありません。

パーツ番号刻印の例。コマンドウルフのスモークディスチャージャーは、裏面にパーツ番号の「27」の刻印があります。

全体的に親切丁寧な仕様の中で、これだけはなくなってしまっています。
これは付けておいてほしかった。特に目については、裏面に分かりやすく番号を付けておいてほしかったです。

はめ込みに力が必要なというのは、一度はめると外すのが困難という事でもあります。
不可能ではないんですが、なかなか難しいです。
ゾイドワイルドは骨格状態でも見栄えが高く、この状態でも飾っておきたくなります。
一機しかない場合は気分に応じて装甲を外して完成形/骨格状態を組み替えたりしたい。

でも「骨格状態では目を付けない」事になっています……。気軽に外せないのは大きな問題だと思います。

次はスイッチです。
ワイルドライガーとガノンタスは、第一弾を組んでみての感想1で書いた通り、スイッチに部品が重ねてあって「美観」「スイッチの入れやすさ」の双方を見事にクリアしていました。
ですが、ギルラプターとガブリゲーターはスイッチが入れづらくなっています。これは困りました。

ギルラプターは、ウイングショーテルを収納しているとスイッチを入れるのがかなり難しいです。狭い中を奥の方まで手を突っ込まなきゃいけない…。

ガブリゲーターは他の機に比べて力が要ります。ガチッ!と力を込めてスライドさせなきゃスイッチが入らない。当初組み方を間違えたか?と思った程でした。

 

スイッチが入れにくいのはちょっとなー……と思います。
ギルラプターはスイッチがそもそも見えにくくなっています。
多分、美観を優先したのでしょう。それは別にいい。
確かに「いかにもスイッチですよ」というバーはデザイン上みっともない。
ですが…、スイッチが入れにくくなるくらいなら多少見栄えが悪くともバーを出した方が良いと思います。
動く玩具なんだから、ここはちょっと難があると言わざるを得ないと思いました。

「目パーツのはめ込みにくさ」「スイッチの仕様」これは今後改善されていくといいなと思います。パーツ番号の刻印もできるだけ進めて欲しいです。
スイッチはワイルドライガーとガノンタスが素晴らしい仕様だったので、同じようなものが増えればいいと思います。
それが難しければ従来通り少々わざとらしくても良いので使いやすいバーにして欲しいです。

 

あとこれは後々改造パーツなどが出るとすればですが、こんな事を妄想しています。
ゾイドワイルドは工具無しで組み立て可能! 袋を開けるハサミさえ不要です。
いやしかし電動ゾイドでは一つだけ必要な工具があります。それはプラスドライバー。
電池ボックスがネジ式。

単4電池を使う玩具だとST法で簡単に開かないようにする義務付けがあるそうです。
なのでネジ式。誤飲防止です。
それは仕方ないんですが、面倒なのも確か。
今後、改造パーツなどが出るとすれば、底面に「+」のモールドを入れてドライバーの代用にできるようなものがあると更に気が利いていると思います。

 

第一弾を組んでざっと感じたのはこんな所です。
総じて言うと改めて凄く良かった。予想をはるかに超える出来で、まさにゾイドだ!!!と思えるものでした。
キットとして楽しませてくれる。最高の玩具。そんな風に仕上がっています。

感じた改善点も修正されていくといいなと思います。
それも含めて、今後にも超期待です。

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