オリプラコレクションPART2 ウルトラザウルス


前後より


メカ生体ゾイド期の周辺アイテム「オリプラコレクションPART2」のウルトラザウルスです。
デスザウラーと共に、PART2ラインナップの中では目玉と言える機体でしょう。

組み立て前の状態はこちら。

これを折って組む事で完成します。

完成度はかなり高くなっています。最初の画像を見れば、かなりウルトラしているのが分かると思います。
特に、頭部の再現度は特筆です。
この無茶な構造でよくやったなと思います。

オリプラコレクションは、PART1は全体的に造形的には微妙な印象が拭えませんでした。
しかし、PART2は全体的にかなりレベルアップしており、鑑賞に堪え得るものになっていると思います。

オリプラは、もともと構造を楽しむものとして始まっていると思います。
なのでPART1は造形面まで手が回らないところもあった…。しかしPART2では経験を経た事で設計にある程度の余裕が生まれ、造形面にも配慮が加わったと感じます。


側面より


尾の関節部がちょっと悲しいですが、それでも立派にウルトラザウルスしています。全体的なバランスはかなり良好です。

オリジナルと比ると、改めて良い仕上がりをしている事が分かります。
各部のディティールも、かなり高レベルで再現されている事が分かります。

可動も良好です。首と尾が自由に動きます。
首は、オリジナルと違い縦方向の可動は出来ません。しかし横方向に振る事が出来ます。
尾は、オリジナルと違い横方向の可動は出来ません。しかし縦方向に振る事が出来ます。

どちらも、オリジナルと逆方向の可動になっているのが面白いです。
ただ、手を離した瞬間元の位置に戻ってしまうもので、ポーズを付けた状態で固定する事は不可能です。
それでも、遊びがいはオリプラの全ラインナップ中で最高です。

このように素晴らしいオリプラ版ウルトラザウルスですが、実は弱点もあります。それはキャノン砲を積んでいないという事です。
あのウルトラザウルスの代名詞、36cm高速キャノン砲を積んでいないのは残念です。

しかし、この点も武器パーツを組む事でカバーできるようになっています。


武器パーツ装着


左右のハードポイントに、キャノン砲を取り付けます。
武器パーツはウルトラキャノン砲を模した造りになっています。シックリ感も抜群です。
もちろん、仰角を付けることも出来ます。

可動範囲は本家以上で、真上や後まで向けられます。また俯角を付ける事も出来ます。

ただ、門数が半減しているのは惜しいです。
ウルトラザウルスと言えば4門のキャノン砲。オリプラ版は2門です。
無理に4門を再現していれば、バランスが崩れていたかもしれません。現状のバランスはかなり良好です。
なので、これでいいのかなぁという気もします。

個人的には、これはゾイドバトルストーリー3巻に出てきた空母型のウルトラザウルスだと脳内補完しています。

一応、別の武器パーツを使えば4門のキャノン砲にする事も出来ます。

しかし、シックリ感で言えばやや劣ると思います。

ハードポイントは、両側の他に背中にもあります。
もちろん、ここに武器を付ける事も可能です。

バトスト3の空母タイプとして脳内補完していると書きましたが、本気でそのタイプを目指すなら、この背中ハードポイントを利用し大型の飛行甲板を自作し取り付ければ良いと思います。

もちろん、この位置に対空砲などを取り付けても似合うと思います。
なかなか使い勝手の良い位置にハードポイントを持ってきています。


オリプラ ウルトラザウルス


総合的に、かなり高い完成度を持っています。
ゾイドバトルストーリーでも、遠景モデルとして使用されているのを確認しています。

水上を航行するウルトラザウルス艦隊。
高空の飛行ゾイドと水上ゾイドの対比が素晴らしい。実に上手い使い方です。
モデルの完成度が高い事もあり、違和感なく仕上がっています。

ところで、ギル・ベイダーの後方に居るサラマンダーはプテラスからの改造モデルです。
また破壊されている共和国空母は、Jr.ゾイド版ウルトラザウルスのパーツを一部使用して作られています。
色んなモデルが一堂に会した面白い画面になっています。

オリプラコレクションの中ではトップクラスの完成度で、満足度の高いものになっています。
レアな一品ですが、「コレクターアイテムとして」ではなく、純粋にキットの出来の良さゆえにオススメしたいアイテムです。



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