オリプラコレクションPART1 ゾイドゴジュラス


前後より


メカ生体ゾイド期の周辺アイテム「オリプラコレクション」のゾイドゴジュラスです。
名称は「ゴジュラス」ではなく「ゾイドゴジュラス」になっています。

組み立て前の状態はこちら。

これを折って組む事で完成します。

あのゴジュラスがこんな構造で出来上がってしまうのは驚きですが、やはり、かなり無茶した感じは否めません。
れっきとした公式アイテムですが、パチ臭を強く感じてしまうのは正直なところです。


側面より


側面から見ると、バランスの悪さがかなり目立ちます。

オリジナルと比べると、確かに再現しているところもあるけどかなり違う…、パチ臭さを改めて感じてしまいます。
各部バランスもかなりおかしく、特に腕は付き位置・大きさ共に違和感が大です。

頭部の再現もイマイチです。
鼻先のディティールはよく再現されていますが、キャノピー周りなどはもう少し頑張って欲しかった所です。

オリプラという構造上、完成後の可動は一切ありません。
ただ唯一、無理やり口を開かせる事は出来ます。

ただ、あごが外れてしまいます。開けない方が賢明だと思います。
口の開きに関してですが、あごが外れる事も問題ですが、牙も問題です。

上下とも、「左右で繋がった」ように造形されています。
金型の関係でやむうなくこうなっているのだと思いますが…、残念感は否めません。

特徴的な部分があまり再現されていないのもマイナスです。
特に、ヒレやバックパックはどうにかして再現して欲しかったです。
バックパックは中央部分だけは再現されています。しかし左右2基のロケットエンジンブースターが再現されておらず、中途半端な感じがします。

弱点ばかり並べているような気がしますが、もう一つ弱点があります。
オリプラという構成上、仕方ないものではありますが…、前から見ると悲惨です。

胸部に大きな穴が開いています。腹部はかろうじでオリジナルと同じ排気口がありますが。
ちょっと、撃ち抜かれてしまったように見えます。


武器パーツ装着


別カプセルの武器を取り付け、MK-II化させる事が出来ます。
首にハードポイントが設けられています。ここに武器パーツを取り付ける事で完成します。
ゾイドゴジュラスには、「武器Aを取り付ける」事が帯で推奨されています。

確かにMK-II的ではありますが、微妙に違います。
この微妙な違いが絶妙なコレジャナイ感をかもし出しており、パチ臭さを際立たせています。


キャノン砲の造形はオリジナルに似せてありますが、砲身はかなり短かくなっています。が、これはこれで良い気もします。
元はロケットエンジンブースターを基部として取り付けてありましたが、オリプラ版は独自の武器パーツがあり、それにキャノン砲を取り付けるようになっています。
中央の独自武器は旋回が可能で、キャノン砲は仰角を付けるが可能です。この為、キャノン砲で狙える射角は元よりかなり広くなっています。

四連速射砲は再現されていませんが、些細な問題な気もします。

武器パーツAを取り付ける事が正解ですが、武器Bを付ける事も出来ます。

ただ、あまり似合わないとは思いますが。

ハードポイントの径は通常ゾイドと同じな為、通常ゾイドの武器を流用する事も出来ます。

改造の幅が広がります。 似合うのを探すのはなかなか大変ですが。


オリプラ ゾイドゴジュラス


やはり、かなり厳し目の評価を付けざるを得ない一品だと思います。
部分的に見れば、脚部のディティールなどは良く再現されているし、猛烈な数のキャップもよく再現されていたり、良い部分もありますが。
ただ、全体的なバランスのマズさが際立ちます。
その点に気を配っていれば、パチ臭薄く「さすが公式」なアイテムになったかもしれませんが。

かなりマニア向けの一品ですが、その怪しさゆえに妙な味わいもあるような気がします。



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