ゾイドジェネシス ハウンドソルジャー<HOUNDSOLDIER>

■ハウンドソルジャー(シェパード型) データベース■

 発売年月 2005年3月  発売当時価格 1500円  動力 Hiゼンマイ

 型式番号 GZ-004

 スペック 全長:23.0m 全高:7.4mm 全幅:5.4m 重量:66t 最高速度:330km/h 乗員:1人

 主な武装
  クロスソーダー(×2) ハインドバスター 三連ブレストボンバー アクティブレーダー 追撃ミサイルポッド(×4) パワーコネクター

 特徴
  背部には中距離戦闘用に開発されたハインドバスター。
  頭部には近接するゾイドならば装甲をも貫く威力を持つクロスソーダーを装備した中距離・近接戦闘ちらにおいても高い戦闘能力を発揮する高機動型ゾイド。
  高性能のアクティブレーダーを装備しており、攻撃だけではなく索敵能力にも優れている。


前後より

超高速ゾイド、ハウンドソルジャーです。
メカ生体ゾイド版からカラー変更と一部設定の変更を経て、2005年にアニメ ゾイドジェネシスの機体として再販されました。(メカ生体版のレビューはこちら)

ハウンドソルジャーは、造り込みの甘さはあるものの、なかなかの名ゾイドだと思います。
機獣新世紀ゾイドでは再販されなかったハウンドソルジャー。
やっぱり暗黒大陸編のゾイドはなかなか再販が厳しいのかなぁ…と諦めかけていました。
しかし、ついにゾイドジェネシスの機体としてリリースが決定し、大喜びだった記憶があります。

形状は、キャップが変更され、ガンスナイパーなどが採用した新型キャップになっています。
しかし、それ以外は変化しておらず、かつてのままです。
特性としては、やはり槍での「突き」を強く意識した機体です。

ブレードライガー以降の高速ゾイドは、刀で「切り裂く」機体が多かった印象です。
なので、ハウンドソルジャーの「突く」という特性は、マンネリ化しつつあった高速ゾイドに新風を巻き起こせるのかな とも期待していました。


カラーリング

カラーリングは、とんでもなく渋くなっています。
しかし、見事なカラーだと思います。
かつての白・青・金のド派手なカラーは全く印象の異なるものになりました。
茶色を主としたカラーは砂漠戦を強く思わせます。
何ともミリタリー感満載のカラーで、両者とも甲乙つけがたい魅力があります。

茶色の色合いも絶妙で、絶妙に重量感と軽快さを併せ持つバランスだと思います。
改めてお見事です。


コマンドウルフと共に

同時期にリリースされた、コマンドウルフLCと似たカラーである事も見逃せません。
今までにない渋い砂漠戦高速戦隊。たまらない魅力があります。
ただ、惜しい事を言えば、茶色の色合いが少し異なります。
両者で共通していれば、更に統一感のある仕上がりになったと思います。

そういえば、メカ生体ゾイド時も、この両機は似たカラーをしていました。

ハウンドソルジャーとコマンドウルフが似たカラーなのは、宿命なのでしょうか。

同じイヌ科ゾイドという事もあり、カラーが共通しているのは改めて魅力です。


活躍

コマンドウルフと同じカラーという事で、ゾイドジェネシスではきっと一緒に戦うんだろうなーと確信していました。
あのハウンドソルジャーがアニメで暴れまわるとは。何とも感慨深いものだ…とワクワクしながらゾイドジェネシスを待っていたものです。
しかし、蓋をあけてみれば、ゾイドジェネシスにはハウンドソルジャーは登場せず…。
コマンドウルフLCは登場しましたが。

この期待外れは何ともガッカリするものでした。
最高の下地を作りながら登場する事すらなかったハウンドソルジャー。哀愁です。

ゾイドジェネシスは、セイバータイガーやエレファンダーなど、「ゾイドジェネシスシリーズとして発売されていない」キットが劇中に登場する一方、ハウンドソルジャーをはじめ、「ゾイドジェネシスシリーズとして発売された」にも関らず劇中に登場しなかった機体が多数あります。
そのアンバランスはどこから来たのだろう…。改めて見直しても、ちょっと悲しくなります。


突撃用高速ゾイド ハウンドソルジャー

劇中に登場しなかったのは残念ですが、それでも渋いカラーで再販された事は大きな喜びでした。
その点だけでも大満足なキットではあります。
一方、やはり、とても好きなゾイドだけに劇中で暴れされて欲しかったというのはどうしても捨てきれない思いです。
コマンドウルフやソードウルフとは全く異なるデザインなので、劇中に出していればなかなか映えたと思うのですが…。

嬉しい一方で、少しモヤモヤしたものも感じてしまうキットです。


バリエーションモデル

 メカ生体ゾイド ハウンドソルジャー


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