機獣新世紀ゾイド ネオゼネバス帝国軍 ハンマーロック<HAMMER ROCK>

■ハンマーロック(ゴリラ型) データベース■

 発売年月 2001年12月  発売当時価格 600円  動力 小型ゼンマイ

 型式番号 EZ-056

 スペック 全長5.6m 全高6.7m 重量26.8t 最高速度180km/h 乗員1名

 主な武装
  ハンマーナックル(×2) 連装ビーム砲 バルカン砲パック 誘導対空ミサイル(×4)

 特徴
  ハンマーロックは、中央大陸戦争時代に旧ゼネバス帝国が開発した強力な小型ゾイドだ。
  アイアンコングの小型版とも言うべきパワー、格闘能力、汎用性を誇り、総合性能では最新鋭の小型ゾイドですら上回る。
  そのためプロイツェンは、きたるべき首都反乱に備え、密かにこの機体をPK師団に大量配備していたのである。


前後より

小型コング、ハンマーロックです。
メカ生体ゾイド版から、カラー変更と一部形状の変化を経て、2001年に再販されました。(メカ生体版のレビューはこちら)

機獣新世紀シリーズにおいて、帝国小型ゾイドは当初こそ順調に再販が進められたものの、シンカーを最後にパタリと止まってしまいました。
そこから、実に1年以上再販なし。Hiユニット機や共和国機は幾つか再販されていましたが。
帝国小型ゾイドの状況に、当時はかなり嘆いていたものです。そこへ、ようやくハンマーロックが再販。その再販はかなり嬉しかった記憶があります。

ハンマーロックは、当初はもっともっと早くに再販するだろうと思っていました。
アイアンコングの廉価版として必須だろうと思っていたし、レッドホーンの箱などに背景として写っていたからです。

早期の再販を確信していただけに、かなりヤキモキされられました。その分、再販時は速攻で買いに行ったものです。

再販に際し、キャップがレブラプターと同形状の新型になっています。
これは、シンカーとも共通するものです。流麗な帝国機には似合っており、なかなか良い感じです。
シンカーは、後部ノズル位置で弊害を起こしていましたが(シンカーレビュー参照)、ハンマーロックはそういった事はありません。


カラーリング

カラーリングは、かなり大胆に変わっています。
先のレッドホーンの箱の事もあり、再販時には新世紀イグアンのような配色で復活するだろうと予想していました。
なので、かなり驚いた記憶があります。

黒とグレーの配色で、どちらかというと共和国的な色に感じます。
このカラーリングは、ヨーロッパでかつて販売されていたゾイドのカラーに酷似します。

ヨーロッパ版では、ゾイドの陣営が日本版と異なっており、ハンマーロック(ZORE)は共和国側でした。

海外版のカラーを知っている人にとっては、この再販版カラーは「お!」と思わせるものだったと思います。
しかし、大半の知らない人にとっては、帝国らしさの薄いカラーに写ったんじゃないかなぁと思います。
黒部分がシンカーのようなメタリック、灰色部分が銀なら、ある程度帝国らしいカラーになったと思います。
そうなっていないのは残念です。

「知らない人も楽しめる。でも知ってたらより楽しい」というのは素晴らしいと思います。
しかし「知らないと半減する」ものはあまり良くないと思います。
そういった意味で、個人的には高評価をつけがたいカラーだと感じます。
レッドホーンの箱を見ていたので、昔に近しいカラーを強く望んでしまっていたという事もあるのですが。

個人的には残念なカラー変更でしたが、元のものとミックスすると面白い事になります。
黒パーツをメカ生体版に移植すると、帝国最強部隊カラーのハンマーロックが出来上がります。

アイアンコングと同じ配色で、凄みが増します。
個人的には今ひとつなカラーですが、こうした楽しみに活かせるのは最高です。

残ったパーツを汲むと、やや精彩を欠いた感じになりますが。

ただ、これはこれで完成直後で部隊カラーを塗られる前という感じで好きです。


戦歴

かつて、格闘戦では小型最強に君臨したハンマーロックです。
しかしレブラプターが居る中、はたしてどんな活躍をするんだろう…と思っていました。

蓋をあけてみれば、レブラプターを破る活躍を見せつけ、これは大きな驚きでした。

かつてのレブラプターの性能から考えれば、さすがにちょっとやりすぎだったような気はしないでもないです。
しかし、ハンマーロックがそのパワフルさを見せ付けたというのは喜ばしい事でした。

アイアンコングと部隊を形成する事もあり、その姿は往年の活躍を見ているようで心躍るものでした。


万能歩兵 ハンマーロック

色に関して微妙な不満はあるものの、この名ゾイドがいよいよ再販されたのは嬉しかったです。
また、レブラプターを倒したのはやりすぎに思えた…とはいえ、やはり活躍が見れたのは素直に嬉しいことでした。

活躍はあまり長く続かず、初登場時以外は画面に映ることすらめったになくなりましたが、それでも名歩兵として活躍が続いたと想像したい所です。
個人的に気になるのは、スナイプマスターとどっちが格闘力が上なのかなぁという事です。
あのレブラプターを倒したという事で、かなりいい勝負をしてくれそうな気がします。

また、レッドホーンの箱に写っていた事も、やはり妄想を膨らませます。
少数ながら、初期においても運用されていたのだろうか。その模様はどんなものだったのだろうか。
名歩兵だけに、色々と妄想したいと思います。


バリエーションモデル

 メカ生体ゾイド ハンマーロック

 月刊ゾイドグラフィックス ハンマーロック


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