復刻版 デッド・ボーダー<DEAD BORDER>
■復刻版 デッド・ボーダー(恐竜型) データベース■
発売年月 2005年12月 発売当時価格 2500円※限定復刻 動力 モーター
型式番号 DPZ-09
スペック 全長19.6m 全高12.8m 全幅7.5m 重量92.0t 最高速度140km/h 乗員1名
主な武装
重力砲(×2) 高圧希硝酸噴出口 火炎放射機 150mmカノン砲(×2) 二連ビーム砲 レーザー砲(×2) ミサイルポッド 熱線砲(×3) ニードルガン(×4)
レーダーシールド
特徴
暗黒大陸軍機甲部隊所属メカ。暗黒大陸外辺の防衛を行うと共に、戦闘時には軍団の先鋒となる。
背部に装備された重力砲(G-カノン)は、暗黒大陸特有の物質の影響でできた発光体に蓄積された強大なエネルギーを使用する。
その破壊力は従来の兵器を遥かに上回る。
頭部シールドは、高性能の全方位レーダーで、直射光に弱い視覚器を保護する役割ももつ。
また瞬発力に優れており、格闘戦も得意とする。
前後より
2005年に数量限定で復刻された、暗黒軍斥候デッド・ボーダーです。
復刻の名の通り、色や形状の言変更は極めて少なく、出来る限りメカ生体版のデッド・ボーダーを再現しています。
暗黒軍ゾイドは、機獣新世紀ゾイドシリーズではほとんど復活しませんでした。
ほとんど…というかヘル・ディガンナーだけです。
おそらく、その強すぎる設定がネックとなり、登場する機会を失してしまったのだと思います。
加え、デッド・ボーダーは、ジェノザウラーという同クラスで似たモチーフのゾイドが登場した事が、登場をより困難にしたのだと思います。
そんなわけで、復活を望みつつもかなり望み薄だと諦めていたのですが、限定復刻という名で見事復活を遂げました。
再販の一報を聞いた時は、とても嬉しかったのを覚えています。
当時品と共に
色が変更されていないのは嬉しいです。デッド・ボーダーは、黒いボディからチラ見えする鮮烈な緑が魅力です。
デッド・ボーダーのデザインは、この色であるからこそのものだと思います。
メカ生体ゾイド時、同じ色をしたゾイドにヘル・ディガンナーがありました。
機獣新世紀版のヘルディガンナーを見ると、チラ見えする色が目立たなくなっており、かなり魅力薄になったと感じました。
保守的な意見かもしれませんが、初期暗黒ゾイドは色変更が困難な…、変えても元を超える事が難しいものだと思います。
なので、復刻という形になったのは改めて嬉しいです。
ただ、可能な限り当時品と同じになっていますが、微妙な違いはあります。
まず、かかとです。上の画像をよく見ると分かりますが、かかとが少し削られています。これにより、歩行が少し変わっています。
メカ生体版は完全二足歩行するものでしたが、復刻版は、かかとが削られているゆえ尻尾が地面に付きます。すなわち、三足歩行となっているのです。
姿勢は変わっていないので、かなり微妙な差ではあります。
また、重力砲も少し変わっています。
照準器(?)に繋がる細いパイプが削除されています。細く破損しやすい個所だったため、思い切って削除したのだと思われます。
あとは、電池ボックスがネジ止め式になっているのが形状の差です。
色も、微妙な変化があります。
パイプは、グレーから銀色に変わっています。この色の差は、当時品と復刻版を見分ける最も簡単な場所です。
緑色部分にも差があります。この部分は、昼間見ると同じ色に見えますが、暗い場所で見ると差が出ます。
もともと、この部分は蓄光パーツになっており、暗闇で光る仕様でした。
しかし、復刻版はこの部分の光が弱く、かなり薄くしか光りません。デッド・ボーダーのアイデンティティの部分だけに、ちょっと残念です。
と、深く見ると割と変更は多いです。ですが、可能な限り完全復刻に近づけてあるとも思います。
細かい差に愚痴を感じるより、当時に限りない姿で復刻してくれた事への感謝が圧倒的です。
復刻版 デッド・ボーダー
個人的な思い出ですが、メカ生体ゾイド当時、近所の友人がデッド・ボーダーを持っていました。
ゼネバス帝国が崩壊し、ストーリーが暗黒編に入った当時…、デッド・ボーダーは大プッシュされていました。
そのデザインは共和国派の私から見てもカッコ良く、欲しいなぁと思うものでした。
ですが、何となくな暗黙なルールで、友人が持ってるゾイドは買わないルールがあり、友人宅で羨ましがりながら眺めるのみのゾイドでした。
それから15年以上経ってようやくデッド・ボーダーが手に入ったのだから、その時の興奮は今でも覚えています。
組んでみた感想は、当時受けた衝撃と同じくらい凄いもので、改めてデッド・ボーダーに惹かれたのでした。
細かな差はありますが、それでも復刻の名に恥じない仕上がりです。
今でも色褪せないデザインを味わうに、とても良いキットだと思います。
バリエーションモデル