ラウンドホーン

テクニカルデータ:
 全長:10.1m 全高:9.8m 重量:32.1t 最高速度:170km/h 乗員:1名

主な武装:
 火炎放射器 ヒート牙(×2) ミサイルポッド 6砲身ガトリングキャノン(×2) スモークランチャー

開発経緯等:
 ツインホーンは皇帝親衛隊所属機として開発されており、同クラスの通常小型ゾイドよりも強力なスペックが要求された。
 格闘戦で重戦闘が出来る事・砲戦で優位に立てるだけの火力を有する事を両立させるべく、マンモス型として開発される事となった。

 完成した機体は格闘戦にも砲撃戦にも対応した、同時期においては革新的な機体となった。
 しかしながら高度な要求を無理に実現した機体でもあった為、カタログスペックほどの能力は発揮出来なかったと言われる。
 特に小回りが効かず、フットワークの軽いゴドスに翻弄される事が多かった。
 ツインホーンはその大パワーを実現させるべく大型のエンジンを腹部に備えているが、大型のエンジンには冷却等の理由から十分な装甲が確保できず、
 側面から撃ち抜かれる事も多く最大の問題とされた。
 そこで腰部に装備した砲を水平方向に旋回できるように改修する案が出され、直ちに生産タイプが切り替わった。
 また複雑な改造ではない為、前線での現地改修も多く行われたという。

 しかしながら改修時期においては、より強力なゾイドが戦場に登場し始めており、ツインホーンの砲では撃ち抜けぬ程に敵装甲が進化していた。
 そこで更に砲も換装する事になり、強力なガトリング砲を搭載する事となった。
 こうして、ようやくツインホーンは強力な格闘力と十分な砲力を得るに至った。

 この改修を受けたツインホーンは、全周囲対応型ツインホーンの意味を込め、ラウンドホーンと呼ばれた。


-製作-


ツインホーン…、個人的にはとても好きなんですが、今ひとつ人気がありません…。
真っ赤な色は鮮やかすぎて眩しい(シュトルヒにはあの赤がにあっていると思いますが、ツインホーンは色に機体が追いついていない気がします)。
武装はコンパクトに綺麗にまとまっていますが、それゆえに綺麗すぎて今ひとつ物足りない気もする。
そこで、そういった点を解消すべく製作しました。

色は随分彩度を落としました。
前線で使い古されて徐々に鮮やかさが消えていったというようなイメージで塗っています。

武装面では、腰のビーム砲座部分に手を入れようと当初から決めていました。
というのもの、これはツインホーンに限ったものではないのですが、ゾイドの砲座は固定式のものが多く、上下の角度はともかく左右に旋回できないものが多いです。
これは実に不思議な話で、単純な話が側面からの敵に対応出来ない…。
レッドホーンやマッドサンダーなど一部を除いて、装備している砲が一方向にしか撃てない点は疑問を感じます。

腰の方さ部分は切り落とし、新規にジョイントを作りました。
ここに、旋回可能な砲を持ったツインホーンを作る事に成功しました。


武装はこのように取り外し、取り付けができるようになりました。
また、ついでだからと大型の火力ユニットも製作しました。


これは、ガンダムSeedのスラッシュザクファントムという機体に付いていたガトリングユニットです。
低価格帯のプラモデルで、丁度良いなと思える形状のものだったので頂戴しました。
また、基部はシールドライガーの余剰パーツから作っています。

この基部は、今回のガトリングの他にも、ゾイドの基本経の武器なら搭載可能なように作っています。

似合うかどうかはともかく盛大に盛れます。


先に書いたように、基本パターンに戻す事もできます。
基部の旋回も可能になっています。
これで戦場の表現がしやすくなったかなと思います。

後になって見返すと、色はパーツ単位で塗り分けた方が良かったかなとか脚部の裏面を埋めた方が良かったとか様々思う部分はありますが、新規の武器を制作し
旋回可能な仕様に出来ただけで満足している機体でもあります。
この機体は、オリジナル武器を初めて作った機体という意味での思い入れがある機体です。

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