初めての方へのゾイド解説 ~代表的なゾイド~


ここでは、代表的なゾイドを幾つか紹介します。
200以上もあるゾイドの中でわずか幾つかだけですが、魅力の一端は伝わると思います。
解説は「メカ生体ゾイド」「機獣新世紀ゾイド」の設定を基準にしています。またストーリーに登場した順に紹介します。

 

ゴジュラス(恐竜型) ヘリック共和国軍大型ゾイド

絶大な格闘力を持つゾイドです。レッドホーンを片腕で投げ飛ばすほどの圧倒的なパワーを持ちます。
後発のアイアンコングでさえ、格闘戦ではゴジュラスに勝つ事ができません。
最高速度は低いものの、接近戦での運動性は俊敏です。デスザウラーが登場するまでは、格闘戦では無敗の王者でした。
当初は火力の低い機体でしたが、後にキャノン砲を積んだ「MK-II」に改良されました。

 

ガイサック(サソリ型) ヘリック共和国軍小型ゾイド

8本の脚を持つ特徴的な多脚機です。構造はクモ型ゾイド「グランチュラ」の発展型です。8本の脚でいかなる地帯も容易に走破します。
中でも、砂漠での行動力は抜群です。
武装は射撃武器と格闘武器がバランスよくあります。ただし装甲が少なく、サイズに比してやや撃たれ弱いのは弱点です。

 

ゴルドス(ステゴサウルス型) ヘリック共和国軍小型ゾイド

高性能電子装備を満載したゾイドです。背びれはレーダーで、索敵で威力をします。通信力も高く、共和国軍の目と耳を担うゾイドとして活躍します。
背中には105mmキャノン砲もあり、火力支援でも活躍します。
ただし、重装備な事から動きは遅く、敵に接近されればなす術がありません。
巨体を誇る割に交戦力は中型ゾイドにも容易に破壊される程であり、あくまで純粋な後方支援用ゾイドと言えます。

 

レッドホーン(スティラコサウルス型) ゼネバス帝国軍/ガイロス帝国軍大型ゾイド

ゼネバス帝国軍が開発した初の大型ゾイドです。大型砲による砲撃力、角による格闘戦の両方に対応しています。
偵察用ビークルや通信機能もあり、司令機としても活躍します。また大型ゾイドとしては生産性が高いのも大きな利点です。
初期の大型ゾイドなだけに、後の時代には旧式化し苦戦する局面も増えました。
しかし後に大幅な改良を施された改型「ダーク・ホーン」に新生しました。これは改造ゾイドの中でも特に有名な仕様です。

 

モルガ(虫型) ゼネバス帝国軍/ガイロス帝国軍小型ゾイド

前面が分厚い装甲になっており、敵の攻撃を跳ね返しながら体当たりを行います。
低姿勢も相まって、体当たりの成功率は高くなっています。
構造が簡易で、量産が極めて容易な利点もあります。現在、史上もっとも多く生産されたゾイドとされています。

 

ゲーター(ディメトロドン型) ゼネバス帝国軍/ガイロス帝国軍小型ゾイド

電子装備を持った偵察用ゾイドです。小型なので単機での能力はゴルドスに劣りますが、小型ならではの数で対抗します。
また小型なので隠密性も高く、最前線の偵察により向いた機体と言えます。
対ゾイド戦では非力ですが、前部のガトリングは対歩兵戦では絶大な力を発揮します。

 

サラマンダー(翼竜型) ヘリック共和国軍大型ゾイド

大型飛行ゾイドで、主に爆撃を任務とします。抜群の搭載量と長い航続力を持ちます。
数が揃えば本機だけで戦争に勝てるとさえ言われますが、野生ゾイドの生息数が少ない事と、翼の改造に手間を要する事から生産性は最低レベルです。
その為、本機だけでは決定力になれませんでした。しかし少数でも効果は抜群で、数々の戦果を挙げ活躍しました。

 

アイアンコング(ゴリラ型) ゼネバス帝国軍/ガイロス帝国軍大型ゾイド

対ゴジュラス用に開発されたゾイドです。格闘戦と砲撃戦を得意としますが、特に大型ミサイルを多く持ち砲撃力は抜群です。
格闘戦で絶大な強さを誇るゴジュラスを、遠距離から倒す事をコンセプトにしています。
完成後は、見事に目標通りの能力を発揮しゴジュラスの無敵時代を終わらせました。
しかしやはり格闘戦では勝つ事が難しく、総合的には「遠距離戦ならコング、接近戦ならゴジュラス」という互角の力関係をしています。
これは格闘戦に弱いわけではなく、ゴジュラスが強すぎる事が理由です。本機の格闘力はレッドホーンよりも格段に高い水準です。

操縦性に優れ、生産性も比較的高くなっています。ゴリラ型特有の器用さで、あらゆる任務を遂行する汎用性もあります。
これらを加味すれば、ゴジュラスを超えたとも評されます。
ガイロス帝国軍も本機を高く評価し、主力大型機として運用しました。

 

イグアン(恐竜型) ゼネバス帝国軍/ガイロス帝国軍小型ゾイド

ゴドスに苦戦する帝国軍が、鹵獲したゴドスをコピー改良して完成させたゾイドです。
大部分の設計はゴドスと共通ですが、背部のフレキシブルスラスターなど独自の装備も持ちます。
帝国軍主力歩兵ゾイドとして運用されました。イグアンの完成で、帝国軍は戦力を大きく底上げしました。

 

サイカーチス(カブトムシ型) ゼネバス帝国軍小型ゾイド

対地攻撃で威力を発揮するヘリ的な能力を持ったゾイドです。
空戦性能は低いですが、地上ゾイドからは大いに恐れられています。後に共和国軍も同タイプのクワガタ型ゾイド「ダブルソーダ」を開発しました。

 

カノントータス(亀型) ヘリック共和国軍小型ゾイド

分厚い装甲と、突撃砲による抜群の砲撃力。シンプルな設計ながら、抜群の戦果を挙げる名機としてその名を轟かせているゾイドです。
生還性の高さやユーモラスな外観から、共和国兵士から特に愛されているゾイドでもあります。
弱点は機動力と運動性の低さで、接近戦は大の苦手です。

 

サーベルタイガー/セイバータイガー(トラ型) ゼネバス帝国軍/ガイロス帝国軍大型ゾイド

サーベルタイガーは史上初の大型高速ゾイドです。200km/hの最高速度で敵に襲い掛かります。
登場当初、高速戦闘を行う本機は戦場で大きな衝撃を与えました。
山岳などの険しい地帯でも十分に運用できる点も大きな利点です。従来の大型ゾイドは、険しい地帯では行動の自由を奪われる事が避けられませんでした。
後に与えた影響は絶大で、シールドライガーをはじめとする同系機が多く登場しています。

セイバータイガーは、サーベルタイガーを改良したゾイドです。内部のアップデートが図られ、最高速度が240km/hにまで向上しました。
グランドカタストロフが起こった影響で、当時の新鋭機や強力機の多くは野性ゾイドの絶滅から再配備が行えない状況になりました。
両軍は、グランドカタストロフを生き延びた「旧式」を再配備せざるを得ない状況になりました。
その事から、内部を徹底改良してせめて向上させる策がほぼ全機に対して行われました。
機獣新世紀ゾイドの時代に配備されているゾイドは、外観は同じながらも時代相応の新技術で内部をアップデートされたゾイドがほとんどです。
その中でも、特に大きな向上を果たしたのがセイバータイガーです。名称が変わった事も、別機とも言える程の向上をよく物語っています。

 

ウルトラザウルス(ウルトラサウロス型) ヘリック共和国軍大型ゾイド

水陸両用ゾイドです。ゴジュラスの二倍以上という規格外の重量を持ちます。
四門の36cmウルトラキャノン砲を持ち、敵を破壊します。指令能力もあり、共和国大部隊を指揮統括する事もできます。
その力で共和国の勝利に大きく貢献しました。弱点は重量ゆえの運動性の低さで、接近戦は苦手とします。その為、運用時は味方ゾイドが周辺で護衛をするのが基本です。

グランドカタストロフ後は野生ゾイドが絶滅し、ZAC2099年時点で現存するのは既に戦闘ゾイド化を終えた一機のみとなっています。
その為、当初は大統領専用の非戦闘ゾイドとして内地に置かれていましたが、苛烈さを増す戦況に最後の一機も戦場に送られる事になりました。

 

ウオディック(魚型) ゼネバス帝国軍/ガイロス帝国軍中型ゾイド

高性能潜水艦です。敵が探知できないほどの深海から必殺の魚雷を発射します。
登場当初は猛威をふるい、ウルトラザウルスさえも一方的に沈める無敵を発揮しました。
グランドカタストロフ時に野生ゾイドは絶滅寸前まで個体数を減らしましたが、後にオーガノイドシステムを応用した個体数増加措置が採られて回復しました。
その後は再び戦闘用に運用されています。

 

シールドライガー(ライオン型) ヘリック共和国軍大型ゾイド

サーベルタイガーに対抗して開発された高速ゾイドです。同機を超える250km/hの最高速度を誇ります。
完成後は期待通りの能力でサーベルタイガーを撃破しました。
設計は「鹵獲したサーベルタイガーをコピーし、共和国独自の技術を加える」という手順で行われました。
これは、当時の共和国軍は独力で大型高速ゾイドを開発するだけの技術がなかった為です。
このような手順を踏んだ為、設計は酷似し姉妹機と言える程になっています。
共和国独自の技術とは、サーベルタイガー以上の速度を実現するハイパーチャージャーやインタークーラー、そしてビーム砲を跳ね返すEシールド等です。

 

コマンドウルフ(狼型) ヘリック共和国軍中型ゾイド

共和国高速ゾイド部隊の中核をなすゾイドです。
機動力と運動性が高く、敵小型ゾイドを次々にしとめます。
シールドライガーをはじめ、より高性能の高速ゾイドは多くあります。しかしコマンドウルフは操縦性が抜群で生産性も高いため、兵器としては極めて高い評価を得ています。

 

デスザウラー(恐竜型) ゼネバス帝国軍/ガイロス帝国軍大型ゾイド

ゼネバス帝国軍が全力をもって完成させた最大最強ゾイドです。
史上最強の「荷電粒子砲」を持ちます。これは照射対象を原子にまで変えてしまう恐るべき砲で、幾多の共和国ゾイドを破壊しました。
格闘戦にも強く、片腕でゴジュラスを投げ飛ばし、尻尾の一撃で大破させる事ができます。
歴戦のエースが乗るゴジュラス部隊に包囲されながら、全機を撃退した事もあります。
その反則的な強さから戦況を一気にゼネバス帝国軍優位に変えてみせました。しかし後に、マッドサンダーの登場でついに敗北しました。

グランドカタストロフで野生ゾイドは絶滅したものの、何らかの要素は生き残りました。
その為、ZAC2099年以降のガイロス帝国軍はオーガノイドシステムを使ってデスザウラーを復活する計画を立てました。
後に計画は成功し、数十機のデスザウラーが配備されています。オーガノイドシステムを使った事で、出力は大幅に向上し旧大戦時から大幅な強化を果たしています。
実戦では、時を同じくして再配備されたマッドサンダーと対峙、同機がやや弱体化していた事もあって互角に戦う強さをみせました。

 

レドラー(ドラゴン型) ゼネバス帝国軍/ガイロス帝国軍中型ゾイド

プテラスやシュトルヒを大きく越える能力を持った飛行ゾイドです。後部に切断翼を持っており、すれ違いざまに敵を切り裂きます。
このコンセプトは後の多くのゾイドに影響を与えました。搭載量もあり、爆撃機に転化する事もできます。
評価は高く、後にガイロス帝国軍も本機を主力戦闘機として運用しました。

 

アロザウラー(アロサウルス型) ヘリック共和国軍中型ゾイド

ゴドスの後継機として開発されたゾイドです。あらゆる能力が大きく向上し、格闘力は更に高まりました。
量産後は共和国主力歩兵ゾイドの座に君臨しました。

 

マッドサンダー(トリケラトプス型) ヘリック共和国軍大型ゾイド

対デスザウラー用として開発された決戦ゾイドです。ウルトラザウルスをも超える超重量を持ちます。
前頭部のフリルは反荷電粒子シールドと呼ばれる特殊装備で、デスザウラーの荷電粒子砲を完璧に防ぎます。
二本の角はマグネーザーと呼ばれるドリルで、あらゆる装甲を穿ちます。完成後は期待通りの能力でデスザウラーを倒しました。

グランドカタストロフでほどんどの野生ゾイドが絶滅し、わずかな数の「幼体」が生き残っただけでした。
その為、共和国軍はマッドサンダーの復活を幼体が成長するまで待たざるを得ませんでした。
ZAC2099年以降、苛烈さを増す戦況にマッドサンダーの復活が急速に望まれるようになりました。
しかしその時は、まだマッドサンダー野生ゾイドは完全に成熟しきっていませんでした。
それでも戦闘ゾイドへの改造が強行された為、この時のマッドサンダーは旧大戦時よりも幾らか弱体化しています。

 

デッド・ボーダー(タルボサウルス型) ガイロス帝国軍大型ゾイド

ガイロス帝国軍が開発した初の大型ゾイドです。
「ディオハリコン」と呼ばれる特殊機構を内蔵しており、ゴジュラスをも圧倒する強さを発揮しました。背中には重力砲を持っています。
旧大戦では猛威を振るいましたが、ZAC2099年以降の配備は確認されていません。原因がディオハリコンの消失にあるのか、あるいは野生ゾイドが絶滅したのかは謎です。

 

ギル・ベイダー(ワイバーン型) ガイロス帝国軍大型ゾイド

ガイロス帝国軍が誇る最大最強ゾイドです。
超巨大飛行ゾイドで、サラマンダーを遥かに越える爆撃力を持ちます。
両翼のビームスマッシャーはあらゆるものを切り裂きます。その他にも、プラス間粒子砲やツインメイザーなどの強力武器を満載しています。
その力でヘリック共和国に甚大なダメージを与えました。
ZAC2099年以降の配備は確認されていません。

 

キングゴジュラス(ティラノサウルス型)

ヘリック共和国軍が誇る、両軍を通じて最大最強を誇るゾイドです。
旧大戦時に登場したゾイドでありながら、現在でも本機に勝てるゾイドは存在しません。
デスザウラー部隊を単機で壊滅させるほどの凄まじい格闘力を持ちます。
胸部のスーパーガトリングとダブルキャノン、口腔内から発射するスーパーサウンドブラスターも強力無比を誇ります。
防御力も高く、わずかなダメージを与える事さえ至難です。
ZAC2099年以降の配備は確認されていません。

 

ジェノザウラー(ティラノサウルス型) ガイロス帝国軍大型ゾイド

両軍を通じて、ZAC2099年以降に完成した初の完全新型ゾイドです。
オーガノイドシステムを搭載した初のゾイドです。その事から絶大な能力を発揮します。
性能試験の模擬戦では、相対する強化型レッドホーンと強化型セイバータイガーを単機で迎え撃って圧勝しています。
しかしオーガノイドシステムは絶大な強さを提供する一方、パイロットへの過度な負担をかけるものでもありました。
ジェノザウラーはオーガノイドシステムを搭載した初のゾイドなので、開発中はその点が考慮されていませんでした。
結果として言えば、一号機は強力だが乗りこなせる者はエース中のエースだけという極端な仕上がりになりました。

オーガノイドシステムのデメリットを知った帝国軍は、後にオーガノイドシステムの出力を落としたタイプを量産機として生産しました。
その結果、若干の能力低下と引き換えにエース級であれば操縦可能な程度にまで安定しました。
一方、一号機はエース中のエースの愛機として更なる能力向上を果たした怪物「ジェノブレイカー」に進化しています。

外観からわかるように、「量産型デスザウラー」的な側面もあります。出力は劣るものの、荷電粒子砲を発射する事もできます。

 

レブラプター(ヴェロキラプトル型) ガイロス帝国軍大型ゾイド

オーガノイドシステムを一部使用して完成した次世代小型ゾイドです。
使用した出力が低い為、操縦にエース級の腕は要しません。それでもオーガノイドシステムの効果は絶大で、このクラスとしては極めて高い能力を持ちます。
特に格闘戦を重視して設計されています。格闘戦では、中型ゾイドとも十分に戦えます。
ただし標準装備では火器がなく、砲撃戦に対応できない事は大きな弱点です。その為、多くの砲を持つガンスナイパーが登場した後は苦戦するようになりました。

 

ブレードライガー(ライオン型) ヘリック共和国軍大型ゾイド

シールドライガーにオーガノイドシステムを組み込んだゾイドです。
最高速度は50km/h以上も向上して305km/hになりました。
火力を低下させる代わりに、格闘戦に特化した仕様になっています。両脇のレーザーブレードで敵を切り裂く戦法を得意としています。
大幅な向上を果たしたものの、オーガノイドシステム搭載機特有の扱いにくさから一部のエースにしか使えない機体でもあります。
その為、量産機ではオーガノイドシステムの使用レベルを下げる措置が採られました。これにより多くのパイロットが乗れる利点が出た反面、強さは低下してしまいました。
この事情はジェノザウラーと全く同じです。

 

ガンスナイパー(ヴェロキラプトル型) ヘリック共和国軍小型ゾイド

オーガノイドシステムを一部使用して完成した次世代小型ゾイドです。
ガイロス帝国軍のレブラプターに似ていますが、同じヴェロキラプトル型でありながらも砲撃力に特化している点で対照的な設計です。
また、ブレードライガーの行動に随伴できる程の機動力も持っています。

 

ライガーゼロ(ライオン型) ヘリック共和国軍大型ゾイド

次世代型ライガーです。元々はガイロス帝国軍が開発したゾイドでしたが、完成した一号機を共和国軍が鹵獲し自軍装備にしました。
オーガノイドシステムでのゾイド強化は様々な課題を残しました。そこで、同システムに頼らず「野性ゾイドの性能を極限にまで引き出す」設計が行われる事になりました。
ゾイド本来の強さを素直に伸ばす設計で、実にブレードライガーをも超える能力になりました。その設計から、操縦には「精神リンク」が推奨されます。

また、「CAS(チェンジングアーマーシステム)と呼ばれる機構を装備しているのも特徴です。
これは大掛かりな装備変更を迅速に行えるようにしたシステムです。ライガーゼロは出撃時に作戦に応じた最適な装備を付けます。
一例を挙げると、汎用性のある「タイプゼロ」 砲撃に特化した「パンツァー」等です。この他にも様々な装備があります。

戦闘ゾイドは、初期の頃は野生ゾイドの特性を活かす設計が主でした。しかし技術進歩に伴い、人工的な後付け装備を重視する設計にシフトするようになりました。
そんな中で、ライガーゼロは久々に出た本来の力を活かした設計のゾイドとして注目されました。

 

ダークスパイナー(スピノサウルス型) ネオゼネバス帝国軍大型ゾイド

敵の電子機器を誤作動させる「ジャミングウェーブ」を持ったゾイドです。
これを照射されると、対象は行動の自由が奪われます。その後は鹵獲や敵機間で同士討ちをさせるような事さえ可能です。
また直接的な交戦力も高く、格闘戦ではジェノザウラーとも互角に戦えます。ただし、荷電粒子砲は装備していないので砲撃力では一歩劣ります。

 

メガレオン(カメレオン型) ヘリック共和国軍SSゾイド

高い対空能力を持ち、敵飛行ゾイドの迎撃に活躍します。
機動力は低いものの、高度な光学迷彩機能を持ち高い隠密性を発揮します。主に待ち伏せ戦法を得意とします。
また隠密性の高さから偵察でも使用される事もあります。

 

ゴジュラスギガ(ギガノトサウルス型) ヘリック共和国軍大型ゾイド

ゴジュラスの後継機として完成したパワフルなゾイドです。古代チタニウム製の装甲は高い剛性と軽量化を両立しています。
格闘戦を得意とする直立姿勢と、追撃時に高速を発揮する前傾姿勢を瞬時に切り替える事ができます。
格闘力はデスザウラーと同等で、更に同機の荷電粒子砲にも3発程度まで耐えるハイパーEシールドを搭載している超強力機です。
共和国軍が反撃の切り札として開発したゾイドで、期待通りの能力を発揮しました。
しかし一部の機は、生産を急ぎ過ぎたために調整不足で本来の力を発揮できない事もありました。



ゾイドの役割」の項目で解説したように、ゾイドにはそれぞれ個性があります。格闘戦が得意・砲撃が得意・輸送が得意・速い・飛べるなどです。
各機が連携する事で、最適な戦果を挙げる事ができます。
このような各ゾイドの「連携」というリアル系な戦闘が主ではありますが、それだけではありません。
ここがゾイドの面白い所でもあります。ゾイドには、稀に反則級の強さを持ったゾイドが登場する事があります。

例えばデスザウラーは、登場当時に圧倒的な強さでありとあらゆる敵を排除しました。
キャノン砲も効かない。ゴジュラスが束になっても勝てない。速度を生かしてシールドライガーが戦っても無理。飛行ゾイドでさえ返り討ちにあう。
デスザウラーは、共和国軍の見事な連携を自身の圧倒的な強さで下したのです。

ゾイドは基本的にリアル系で、「量産機」こそが戦場を作る描写になっています。
ですが、稀に出るこうしたスーパーメカ的な「単機で戦場を変えてしまう超強力ゾイド」も登場します。
そのバランスもゾイドの魅力です。

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