ビース共和国軍 ネオブロックスゾイド パラザウラー


ビース共和国軍 ネオブロックス級ゾイド パラザウラー(パラサウロロフス型)
 テクニカルデータ:
  全長:19.2m 全高:7.6m 重量:48.0t 最高速度:90km/h 乗員:1名

 主な武装:
  索敵用レドーム

 機体解説:
 
 ビース共和国軍機械獣であり、電子線の要となるべく開発されたゾイドである。
  背中に巨大な高性能レドームを装備しており、前線での情報収集に当たる。
  また、ジャミングを放ち、敵の通信網を遮断する事も可能である。

  機動力に関しては劣悪であり、ラプトイエーガー等の高機動ゾイドと交戦した場合、一方的に破壊される事は避けられない。
  反面、強靭な四足は安定感と持続力に優れ、山岳など険しい地形でも速度を落とさずに活動できる。

  レドームは全天候型であり、あらゆる地域でその威力を発揮できる。
  本機は純粋な電子戦ゾイドであり、攻撃用はおろか自衛用の小火器すら装備しない。
  しかし安定感のある四足ゾイドゆえに、チェンジマイズによりかなりの大型火器を装備する事も可能である。
  その場合、レドームと連動して高い命中率が期待できるものであり、優秀な後方支援機としての運用が現在検討中である。


-デザイン-
イクチオスティングと同時期に考えたものです。
当時はまだネオブロックスのLBレッドホーンが発売された頃で、ネオブロックスがまだ続いてゆくと思われていた時期です。

ネオブロックス新規のゾイドのデザイン的は、従来のゾイドと相容れない部分が多く、もう少し相容れるデザインがあればいいのになと思い、考えたゾイドです。
設定的に、「ビース共和国」は名前が示す通り現生の動物をモチーフにし、「ダイナス帝国」は名前の通り恐竜をモチーフにするのが大前提のシリーズでした。
そこへ共和国設定で恐竜型を出すのは反則な気もしますが、まぁLBゴジュラスやLBアイアンコングがあるわけだし、いいかなとも思いました。

レドームとエンジンを省いた状態


-各部-

頭部 首装甲

頭部はアロザウラーやベアファイターなどの、スタンダードな共和国デザインを踏襲。
首装甲も同じようなスタンダードなデザイン。首装甲はネオブロックス(小)に覆いかぶさる形で取り付けられる。
※線画の内、赤で示した部分は5mmジョイントあるいは基部で、チェンジマイズに対応。

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胴体延長パーツ

ネオブロックス(中)と(大)の間に挟み、胴体を延長する。
長い5mmジョイントが伸びる為、串刺しで様々なパーツを装着する事が可能。
※線画の内、赤で示した部分は5mmジョイントあるいは基部で、チェンジマイズに対応。

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背中ジョイント

背中に、エンジンやレドームを装着する為のパーツ。
※線画の内、赤で示した部分は5mmジョイントあるいは基部で、チェンジマイズに対応。

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エンジン

背中にのジョイントに接続して使用。ゴジュラスの背中のものに酷似。
※線画の内、赤で示した部分は5mmジョイントあるいは基部で、チェンジマイズに対応。

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レドーム

全天候性の高性能レドーム。
円形の回転型レドームで、キット的には手動で回転させる事が可能。
汎用パーツであり、他のネオブロックスゾイドに使用し、偵察部隊を制作することも可能。
※線画の内、赤で示した部分は5mmジョイントあるいは基部で、チェンジマイズに対応。


-胴体部分-


※線画の内、赤で示した部分は5mmジョイントあるいは基部で、チェンジマイズに対応。


-構造-

ネオブロックスの並びは「小・中・大」


-尾部B案-

いわゆるメカ生体的デザイン。

パラザウラーは、「こんなネオブロックス新ゾイドが欲しい!」というのではなく、こんなパーツがほしいなぁ…という発想からスタートして考えたゾイドです。
もちろん、こんなネオブロックス新ゾイドがあればいいなという思いもあるにはありました。
ただそれより、こんなパーツがあれば色んなものが作れるのになぁ…という歯がゆい思いがつまった一機です。

電子戦機を作る際に便利であろうレドーム、大型ゾイドを作る時に便利になるであろう延長パーツ、スタンダードな形の尾部等です。
こういった汎用性の強いパーツがもっと出ていればチェンジマイズの幅が広がり、あるいはネオブロックスはもっと長く続いていたのかも…と思います。

また、個人的なこだわりはゴジュラスを模した背中のエンジンだったりします。
これはあえてあからさまに似せたもので、仮に商品化されたと仮定すれば、LBゴジュラスの背中に装備させたいなと考えながら描きました。

LBシリーズは第一弾のムラサメライガー&ゴジュラスは作りがまだ甘く、しかし第二弾のアイアンコングやゴジュラスMK-IIで「何が起こった!?」と言いたくなるほど
出来が上がっていました。
細部までディティールを再現し、それを無理なくネオブロックスに落とし込んでいる見事なものでした。

LBシリーズの好評を受けて作り込みを上げた……のかどうかは分かりませんが、ともかくゴジュラスに関して言えばMK-IIの追加パーツの出来が良さ過ぎて、
もとの本体の作りが劣って見えるという現象になっていたと思います。
しかしそれは、もし後続のシリーズが続いていたなら、補って行けたものと思います。
ジョイントが共通なんだから、汎用パーツさえ出ていれば……。

そういった思いのある一機です。

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