ヘリック共和国軍 重装甲スペシャル級ゾイド グラントス


ヘリック共和国軍 重装甲スペシャル級ゾイド グラントス(ゾウ型)
 テクニカルデータ:
  全長:10.6m 全高:6.3m 重量:32.2t 最高速度:120km/h 乗員:2名

 主な武装:
  火炎放射器  レーザーファング(×2) ビーム砲(×4)  30mm対ゾイド砲  レーダーイヤー  レーダー

 機体解説:
 
 続々と登場する敵新型ゾイドに対し、既存のゾイドでは能力不足が目立ってきた。
  かつて小型最強を誇ったゴドスでさえ、ハンマーロックやイグアンには苦戦を強いられていた。
  そこで新たに敵ゾイドを凌駕する機体が必要とされ、本機は製作された。

  開発コンセプトとして特徴的なのは、重装甲ユニットの搭載を当初より盛り込んでいる事である。
  重装甲ユニットは「ゴドス」「ガイサック」用に開発された追加装備ユニットであり、戦闘力の飛躍的向上をもたらす。
  反面、外付けユニットであるがゆえに機体バランスを少なからず崩すものでもあり、指揮官機を除き通常はノーマル装備で運用される事が多かった。

  本機は、当初よりこれを全て搭載する事を前提としている為、安定感のある4足機械獣とされた。
  こうして完成した本機は、ついに重装甲ユニットの力をフルに発揮できる機体となった。
  またパワーもこのクラスとしては優秀で、格闘戦も得意とする。
  しかし時代は徐々にゾイドに大型化を求めており、開発とほぼ同時期に新機軸「Hiユニット」が誕生した。
  その結果、同ユニットを搭載したゾイドの開発・研究が優先されるようになった。
  その為、重装甲スペシャル級としては理想的な能力を持った本機は、各種データを記録しただけで量産される事はついに無かった。


-デザイン-

共和国重装甲スペシャル級のゴチャゴチャ具合が好きで、そのラインに近いものを目指しています。
ただし重装甲スペシャル級としては後期に属する設定でもあるので、装甲のラインはそれなりに整えています。

このクラスのゾイドは溝の彫りが非常に深く、それが非常に魅力的だと思います。それをこの機体でも出来れば…と思って書いています。
脚部はヒザから下はビガザウロなどのものに似せたつもりです。

重装甲ユニットを使い切るというコンセプトは我ながら面白いと思います。
背中のガンナーシートと砲・レーダーの配置はとても気に入っています。
ただ、重装甲コックピットはゾウの顔に似合わないと思ったので使わなかったのですが…。
(重装甲コックピットはハードポイントが無いなどいまいち使いにくいと思います)


-原画-

デザイン自体は、2000年にコロコロコミックで行われたアイデアコンテストに送り、見事玉砕したものです。
当時はこういう新ゾイドが出れば良いなぁと思っていました。
細部を整えてはいますが、基本的には当時のままのデザインで仕上げています。


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