ゼネバス帝国軍 B/O級ゾイド グランドチキン


ゼネバス帝国軍 B/O級ゾイド グランドチキン(トリ型)
 テクニカルデータ:
  全長:14.6m 全高:14.4m 重量:66t 陸上最高速度:200km/h 最高飛行速度:400km/h 乗員:1名

 主な武装:
  アイアンスティング  高感度レーダーフィン(×6)  全天候3Dレーダー  濃硫酸砲  レーザーサーチャー  高速キャノン砲(×2) 
  小型ビーム砲(×2)  自己誘導ミサイルランチャー
  高軌道飛行ウイング(MK-IIタイプのみ)  エネルギータンク(MK-IIタイプのみ)   10連ミサイルポッド(MK-IIタイプのみ)

 機体解説:
  帝国軍鳥型大型戦闘機怪獣である。
  レッドホーンに次ぐ大型ゾイドとして開発されたが、慣れぬ鳥型に手間取り、完成はアイアンコングよりも後れる事になった。
  特に飛行ゾイドの開発経験に乏しい帝国では、このサイズの機械獣は飛ばすだけでも精一杯であった。
  完成した本機は、一応は飛行可能なものの、その速度はせいぜい400km/hに過ぎず、また限界飛行高度も低かった。

  とはいえ、陸上ゾイドを相手にするには十分な能力であり、またジェットエンジンを地上走行時に使用する事で、最高速度200km/hという非常に高い走破力も得た。
  野性体の特性もあり、小回り・瞬発力に長け、格闘戦を最も得意とする。
  また頭部から首にかけて備えられたレーダーにより、策的能力にも優れる。
  これは共和国軍戦闘機怪獣“ゾイドゴジュラス”が、高性能レーダーを備えていた事に影響を受けたものである。

  同時期には、サーベルタイガーが完成しているが、この機体もまた格闘戦を得意とする機械獣であった。
  国力的に余裕方無い帝国では、この二機をコンペにかけ、片方のみを量産する事となった。
  競合の結果、サーベルタイガーが総合的に優れる事が判明し、本機の命運はそこで尽きた。
  だが本機が劣っていたわけではなく、サーベルタイガーが優秀すぎた事が不運であったと見るべきであろう。
  この機体は、大掛かりなエンジンも無しに200km/hの速度を出し、小回り・瞬発力共にグランドチキンを上回っていた。

  帝国ゾイドとしては軽装甲に属しているが、これは速力を優先した結果である。
  その為、撃たれると非常に弱い。この点もサーベルタイガーに敗北した大きな理由であった。


-胴体部-

帝国軍らしく、曲面を主体に構成しています。
比較的ベタに仕上げていますが、例えば頭頂部のレーダーはキット的に言うとコックピットハッチを空ける時の“つまみ”になっていたり、
タマゴ型のモールドがある点などを見つけてもらえれば嬉しいです。
また帝国標準武器セットを扱っている点も注目して頂ければ幸いです。


-脚部-

逆関節の構造はいかにもメカっぽくて好きです。
ディティールはニワトリの脚っぽい感じに入れています。また構造は実際に歩行可能なように考えていたりもします。
運動性能が高い設定の機体ですが、それを表すように装甲は軽めにしています。


-翼-

ラインはシュトルヒを参考にしていますが、骨組みではなく、全て埋まった翼です。
フラップや補助翼を入れるとリアルさが増すと思います。


-原画-

原画はかなり汚いです…。

原画でも分かると思いますが、当初からMK-IIを想定したデザインにしていました(設定とは矛盾してしまいますが)。
高機動ウイングと、グレートサーベルのものと同タイプのミサイルポッド、エネルギータンクを装備できます。
カラーリングは帝国最強部隊のもので、ちょうどサーベルタイガー→グレートサーベルの構図に似ています。

デザイン自体や設定はオーソドックスにまとめたつもりですが、帝国共通武器セットを使ったり帝国MK-II装備を装備可能だったりする所から、
コダワリを感じていただければ幸いです。

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