ディガルド武国 超巨大空中空母 バイオカイザー


ディガルド武国 超巨大空中空母 バイオカイザー(マッコウクジラ型)
 テクニカルデータ:
  全長:384m 全高:99m 重量:19600t 飛行最高速度:580km/h 水上最高速度:32ノット 水中最高速度:21ノット

 機体解説:
 
 ディガルド武国の飛行空母である。
  史上最大級の大きさを誇る。全長は実に284m、重量は2万t近くにも達する。まさに究極の巨大空母である。

  内部の格納庫に主力ゾイドを満載して輸送する。移動は水上/水中/飛行のいずれかが可能である。
  航空ゾイドは後部飛行甲板や頭部ハッチから射出する。陸戦ゾイドの昇降は舌部から行う。
  燃料・弾薬・リペアパーツなども積載している。単なる輸送艦としてではなく、前線の一大基地として運用する事ができる。

  本機は、きたるべき天空通商条約の破棄とそれに伴うソラシティ侵攻の切り札として極秘裏に開発された。

  巨大さゆえに速力や運動性は期待できない。
  最高速度は音速の半分に過ぎず、航空ゾイドとしては最も遅い部類に入る。運動性も無きに等しい。
  加えて固定火器を持たず、飛行ゾイドに狙われるのは大きな危険である。
  ただ非常時には、積載したゾイドを射出し迎撃する事もできる。
  また装甲もぶ厚く、少しくらいの攻撃では墜とされぬ頑丈さも持つ。

  大量のゾイドや物資を積載できる本機は、まさに戦略級ゾイドといえる。


-ハッチ-
    
設定上、とてつもなく巨大です。大小様々なゾイドを積載可能です。特に航空機は多数積載出来ます。
大型機は頭部ハッチを開けて発艦します。小型機は後部に飛行甲板から発艦します。


-胴体部-

むき出しの極太パイプを腸のように見せています。また目を複数あるように見せ、不気味さを強調した感じにしています。
直線と曲線のバランスも、メカではあるがあくまで生物的になる様に描いています。


-全体線画-

マッコウクジラをモチーフにしていますが脚があります。しかも多脚です。
目と併せて不気味で異質な感じを強調しています。
この脚で、陸上でもある程度の歩行能力を有します。ただしこれは「一応は動ける」程度でしかありません。

多脚や多眼のコンセプトは、任天堂のゲームソフト「スーパーメトロイド」の影響が強いです。
同作の敵キャラ「クロコマイヤー」「ドレイゴン」が本機にかなり似たデザインをしています。


-頭部-

舌に見える部分が、陸上ゾイドを乗り降りさせる為のラダーです。
モチーフはクジラ……、その中でもマッコウクジラなので、不気味にしつつもモチーフが分かるようにはしています。


-脚部-

ランディングギアとして機能し、また陸上で動く為の脚部です。
バイオゾイドは連動がなく手動ギミックのみのシリーズなので、制作されるとすればボールジョイントでぐりぐり動く感じになるだろうと妄想しています。



バイオゾイドはあまり好きではなく、キットを手に取ってもあまり馴染めませんでした。
いわゆる通常ゾイドの方が好きです。

個人的に一番好きなのはゴジュラスやコングのようなスタイルです。が、まぁ、それだけではネタ切れや飽きが生じてくるのは分かります。
そこで新たなコンセプトとしてバイオゾイドが現れたのはとても良いと思います。
新しい風を起こしたと言える。

しかしバイオゾイドの問題は、それまでのゾイドが持っていた「リアルなメカ」という点が限りなく低くなっていた点だと思います。
正直、メカ部分の造りは最低レベルだったと思っています。
骨を模したヘルアーマーは面白いコンセプトです。が、メカ部分の造りが弱いのでどうしてもヘルアーマーが栄えない。むしろ奇をてらった感を強く感じてしまう。

バイオカイザーは、「異型のゾイドをリアルなメカ生体として作ってみたい」というコンセプトで制作したものです。
多脚で多眼など、バイオゾイド以上に無茶苦茶になっていますが、メカはリアルに造り込んだつもりです。
そしてバイオゾイドは、この位思い切っても良かったのではないかなと思っています。

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