ヘリック共和国軍 重装甲スペシャル級ゾイド ハイジャンパー
ヘリック共和国軍 重装甲スペシャル級ゾイド ハイジャンパー(カエル型)
テクニカルデータ:
全長:9.6m 全高:3.8m 重量:19.9t 陸上最高速度:200km/h 水上最高速度:52ノット 水中最高速度:30ノット
乗員:1名
主な武装:
連装加速ビーム砲 三連魚雷発射管
機体解説:
本機は共和国海軍増強の一環として開発された機体である。
超弩級戦艦ウルトラザウルス、駆逐艦バリゲーター、潜水艦フロレシオスで構成された共和国海軍は帝国海軍を圧倒していたが、
フロレシオスの旧式化や巡洋艦の不在などの問題も抱えていた。
巡洋艦は開発名称ディープダイバーの名で試作が進められ、一方、旧式化したフロレシオスに代わる新鋭機として本機の開発はスタートした。
フロレシオス以上の潜水性能を求められた本機には、素晴らしい潜水深度と水中運動性が付加されている。
加え、強靭な脚部を持っている為、陸上戦闘でも十分な能力を発揮する事が出来る。
水上や水中での旋回性能を高めるため、いわゆる尾部を与えられている。
その為、本機はカエルではあるが、オタマジャクシがカエルになった直後のような外観をしており非常にユニークである。
小型であり量産にも配慮した設計であり、大量生産が予定された。
しかしながら共和国軍の予想に反し、帝国海軍はウオディックを除きさしたる海戦ゾイドを開発せず、既存機だけで十分に対抗出来るものであった。
従って本機の存在意義は薄れ、量産はキャンセルされ試作のみの製作に留まった。
-胴体部-
クラス的には重装甲スペシャルですが、ライン的にはハイパワーユニット級のような新しいラインにしています。
ラインは意図的にシールドライガーに似せています(またカラーリングもシールドライガーを模しています)。
これは裏設定で、「開発会社がシールドライガーと同じ社である」としているからであり、キャノピーのラインなどにそれが現れているのが分かるかと思います。
また胸部武装と背中のビーム砲も、シードライガーのものに似せています。
というか、背部のビーム砲はシールドライガーのものと全く同じものとして描きました。
-脚部-
脚部は原画無しで描いています。
カエルのラインに見えるようにした他は、やはりシールドライガーに似せて作っています。
-原画-
このデザインを見ると、そこそこ作りこでいますが…、
一番最初期のデザイン画はこんなのでした。
これは、ディープダイバー等と同じく、当時コロコロで行われていたゾイドデザインコンテストに出して落選したものです。
当時はアタックゾイド的なノリで考えていました(キャノピーはありますが)。
それを、2006年ごろになって、本格的にリファインしたものが、今回掲載したものです。
バリゲーターやゴルドスなど、共和国ゾイドには特有の愛らしさがあります。
そうういうカワイイ系ゾイドが好きで、いっそ可愛さに特化したゾイドがあればいいなぁと思って描いています。
ただ、リアルさを十分に感じられるほどには作り込んで居ます。
また、原画の段階ではキャノピーが非常に大きいので複座にするつもりでした。
リファイン版の原画は、仕事中の息抜きに描いたものだったりします。
当時はゲーム会社に在籍してモンスターデザインなどをやっていました。その仕事の傍ら、オリジナルゾイドをいくつか思いつくままに描いてもいました。
一応は玩具の内部構造まで考えています。ゼンマイの回転を前後の脚に伝えるパーツが描かれているのが分かるでしょうか?