ダイナス帝国軍 ネオブロックス級ゾイド イクチオスティング


ダイナス帝国軍 ネオブロックス級ゾイド イクチオスティング(イクチオサウルス型)
 テクニカルデータ:
  全長:17.5m 全高:9.8m 重量:50.0t 水上最高速度:42ノット 水中最高速度:31ノット 乗員:1名

 主な武装:
  バイトファング、クラッシュフィン、128mm砲(×2)、3連装魚雷発射管(×2)、バラストタンク

 機体解説:
 
 ダイナス帝国軍機械獣である。
  惑星Ziの大部分を占める広大な海を支配する事は、惑星制覇において必要不可欠であった。
  そこで海戦用ゾイドが開発される事になり、本機が誕生した。

  強力な砲は弾の切り替えにより、水中/水上での発射が可能である。
  海戦はもとより、強力な砲を生かし陸上への射撃も重要な任務としている。
  三連装魚雷発射管も強力で、特に水中戦では主力武器となる。
  水中での動きは極めて良好で、敵を確実に捕捉する。
  機体後部には高性能バラストタンクを備えており、急激な潜行や浮上が可能である。

  
  唯一、対空戦闘は苦手としているが、潜行能力がある為致命傷ではないと言える。
  飛行ゾイドと遭遇した際は急速先行して難を逃れる。
  しかし急降下攻撃をされれば間に合わない可能性もある。チェンジマイズで対空用の小型火器を増設した方が安全ではあるだろう。


-デザイン-
ネオブロックスの新規ゾイドは、どれも旧来と違う新しいテイストのラインを持ったゾイドで、あまり馴染めなかったのが正直なところです。
そこで、旧来のゾイドのようなラインでネオブロックス新規ゾイドを作ったらどうなるだろう、と思い、作ったものです。

128mm砲とバラストタンクを省いた状態

イクチオサウルスは現代のイルカに良く似た外観を持つ、古代の海洋生物です。
ただ魚竜なので、背びれは垂直についています。
気性は荒く、見た目はイルカに似るが攻撃性はシャチい近いようなイメージです。
ゾイドとしては非常に美味しいモチーフだと思います。
また表面がイルカのようにスベスベしているので、帝国ゾイドにはうってつけのモチーフであるとも思います。

ラインはレッドホーンやディメトロドン等の帝国大型ゾイドを意識しています。
コックピットハッチやディティールの掘り方などに、かなりの影響が見られます。
ただし意図的に、尻尾だけは他の箇所とは違ったラインで処理しています。


-各部-

ひれ

航空機の主翼のようなディティールを加える。
ネオブロックスの稼動軸へ接続。裏面には5mmジョイントを装備。

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方向舵

航空機の垂直尾翼のようなデザイン。基部から回転できるので、まさに舵。

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128mm砲

水中弾と通常弾が装備可能な砲。
デザインはスタンダードにゾイド兵器らしいデザイン。接続方法も標準的ネオブロックス武装に同じ。
※線画の内、赤で示した部分は5mmジョイントあるいは基部で、チェンジマイズに対応。

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バラストタンク

デザイン自体はウディックに共通するものを感じさせるラインにする。
中に発泡スチロールを仕込めるようにすれば風呂ゾイドに。

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クラッシュフィン

水中/水上で高速を発揮するイクチオスティングの速力を支える要。
格闘戦でも使用出来る為、かなり丈夫でもある。
※線画の内、赤で示した部分は5mmジョイントあるいは基部で、チェンジマイズに対応。


-胴体図-

※線画の内、赤で示した部分は5mmジョイントあるいは基部で、チェンジマイズに対応。


-構造-
  


-メカモールドパネル-


ネオブロックスゾイドの利点は広い可動範囲であり、弱点はその可動を確保するためにデザインが犠牲になっている点です。
特に、露骨にネオブロックスパーツが見えているモノが多く、非常に見苦しいと感じます。
そこでこのメカモールドパネルを採用する事を提案します。

メカを表現したパネルを用意し、装甲の裏側に貼り付けます。

  (正面から)
装甲裏面への貼り付けは正面図を参照。
これにより、可動を殺す事無く見栄えも保つようにする。


 

ネオブロックスは、高い秘めたる可能性を持ったシリーズだったと思います。
その可能性に対し、今一歩踏み込めなかったゆえに失敗した悲劇のシリーズだと思います。
願わくば、このような旧来のゾイドと比べても違和感の無いデザインのものが出ていれば、もう少し頑張れたのではないかと思ったりもします。

装甲が流麗なのでスクラッチビルドは難しそうですが、何かの形として立体化したいなと思っています。

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