ツインドファング配布キャンペーン

2019年1月15日スタートで、ゾイドワイルド公式から粋なキャンペーンが行われました。
ワイルドライガー改造用パーツ「ツインドファング」が店頭で無料配布されるというもの。

「コロコロコミック2019年2月号を買って引換券を対象店舗に持っていけば」という条件はありますが、それでも大盤振る舞いと言えるでしょう。

ツインドファングは本来はファングタイガーが付けている装備です。
しかしこのパーツはワイルドライガーと互換性がある為、ワイルドライガー改造用パーツとして配布されました。
ツインドファングを付けたワイルドライガーは「ファングライガー」と呼ばれます。

こちらをゲットしてきたので、そのレポートを書きます。

 

~入手・開封・装着~

対象店舗でコロコロ付属の引換券を渡すとツインドファングがもらえる!

ツインドファングだけでなく、ちょっと豪華めなパッケージが渡されました。
同梱されているのは、ゾイドバトルカードハンターで使えるカードや、ツインドファングを使った各機の改造例などが載ったチラシなどです。


こちらは改造例。
「ワイルドライガー改造用パーツ」という扱いではありますが、ワイルドライガー以外にも広く転用できる模様。これは驚きです。

ファングライガーは漫画版ゾイドワイルドに登場しています。
こちらでは……、

ツインドファングをデスメタル帝国側が入手する。

ペンネが経営するゾイド工房に持ち込まれる。
デスメタル帝国で使う兵器パーツとして利用する旨が告げられる。
ペンネはその為の加工を行うことになる……という状況でアラシたちに遭遇。

ペンネはツインドファングをワイルドライガーに移植する。
ツインドファングを装備したワイルドライガー「ファングライガー」が完成した。

という流れになっていました。
つまりタイミングが少しズレたらこのパーツはデスメタル帝国ゾイドの誰かが装備していたかもしれない……。
ツインドファングは様々なゾイドに装備できる。これは、こうしたifの妄想が限りなく広がる最高の仕様と言えるでしょう。

チラシに感動しつつツインドファングを開けます。これは、

このような黒袋に入っています。中には……、


ツインドファングが2本(左右)入っています!
これはカッコいい! 格闘装備として非常に迫力のある造形をしています。

先に書いた通り元々はファングタイガー用の装備です。
しかし色が若干違うのと、いち早くゲットできる(※)のが大きな利点です。
※ファングタイガーの発売日はキャンペーンスタートから11日後の1/26

先端がかなり尖っています。玩具安全基準のギリギリまで攻めた感じがします。
新世紀ライガーやタイガーの多くは牙の先端が丸く不自然に膨らんでいました。特にブラストルタイガーは酷いものでした……。

それは玩具安全基準ゆえ仕方ない……のですが、やはり気になります。

これに対してツインドファングは、あらかじめ玩具安全基準の制限を見極めて造形されてる気がします。
なので上手く「先端に丸を追加しなくてもいい程度に安全」それでいて「しっかり尖って見える」という所を射止めたのだと思います。


ワイルドライガーのタテガミクローと並べるとこのような感じ。
個人的にはタテガミクローよりも好みです。大きくて、造形面でもハッタリ感があって好きです。
並べると、タテガミクローは人工装備という感じがします。対してツインドファングは、牙や爪と同じ「骨」というか……、元々から持っている装備という印象を受けます。
もしかしてファングタイガーがオリジナル機体であり、ワイルドライガーはそれを模倣して作られた兄弟機・クローン機なのではないか……なんていう妄想もはかどります。

ツインドファングの造形に惚れ惚れしつつ、ワイルドライガーに移植しましょう。

Before ノーマルのタテガミクロー

After ツインドファングに換装

これはいい!
大げさなクローがとても良い効果を出しています。ハッタリ感が増してカッコ良くなっています。
元の3本のタテガミクローのうち、中央だけは残っています。
その左右にツインドファングが付く構成です。ワイルドライガーとファングタイガーの力が複合してる感じがします。


大型のファングが凄くいい。この手の格闘装備は大きさがキーだと思います。単純に大きい方が当てやすいし威力も高くなりやすい。
見た目から強くなった感が伝わります。
ということで予想以上にカッコ良くなったファングライガーに大満足できる改造パーツでした。

 

~ギミック~

ここからはギミックについて書きます。
カッコいいファングライガー。ただ一つだけ残念なのは、ワイルドブラストのギミックが死ぬことです。

この通り、展開しようとして途中で止まります。
これは、ツインドファングのパーツのはまり具合がキツいからです。

ワイルドライガーのタテガミクローは「プラプラ」という表現が似合うくらいのはまり具合で付いています。
好きな位置で固定するのが無理なくらいのプラプラ感。
対してツインドファングはある程度シッカリとはまります。
好きな位置で止めておける位にしっかりしています。これが災いしてギミックの途中で止まってしまうわけです。

展開時に、プラプラなタテガミクローは振り回す力に引っ張られて前に倒れます。
一方しっかりはまったツインドファングは途中で止まってしまう。

結果、ギミックが死ぬ……。

いやしかし、落胆するのは早計です。これは弱点ではありません!
否むしろ、この仕様こそが最強な所です!!
以下、ちょっと興奮気味に解説します。

そのままではギミックが動かない。これは当然です。
漫画でも改造を担当したペンネがこう言っています。


別のゾイドの装備を無理やり装備したら拒絶反応が出てワイルドブラストできない……!
そう、現在はワイルドライガーに別のゾイド(ファングタイガー)のパーツを移植しているから拒絶反応が出ている状況です。

ならどうするか。
これはもう「動いてくれ!!」という想いをゾイドに伝えるしかありません。
ゾイドとパーツをなじませる。そうすれば動いてくれます。

すなわち改造です。
実はちょっとした改造で動くようになります。

これはあえてそうなっていると思います。いじってみてそう思いました。
私がやった改造を以下に書きます。

タテガミクローはまり方がプラプラ、それゆえ動くと書きました。であれば、単純な話でツインドファングを削ればいい話です。
こちらもプラプラにしてやればOK。


赤で囲ってる部分の穴の大きさ、これはファングタイガーの方がやや小さい気がします。
なのでまず、この部分の穴をやや拡張します。


元々の穴は3.2mmくらいでしたが、ピンバイスで3.6mmまで拡張しました。
(一気に3.6mmピンバイスを使わず3.4mm→3.6mmの順で拡張する)

更に、パーツの幅もやや厚いです。紙ヤスリで削って薄くします。


やりすぎなくて大丈夫。わずかで良いです。

こうして加工すると、動画のようにプラプラになります。
タテガミクローと同程度のプラプラ感になりました。
それではこれで動かしてみましょう。

発動した! ……のですが、その直後にまた止まってしまいます。
ギギギギ!!! とギアに負荷をかけている音がしています。
これはマズい。どうも何かが引っ掛かっているようです。
(この状態で無理やり動かし続けると壊れる危険性があるので注意)

振り下ろした時にツインドファングの一部がタテガミクロー基部の内部に入ってしまいます。
それによってギアにひっかかってしてしまい、「ギギギギ・・・」となっているようです。

どうしたものか。
私は、「ツインドファングが内部に入らないように、必要以上に下がらないようにすれば良い」と思いました。
すなわち、適切な位置で止まるように「ストッパー」を用意すれば良いと考えたわけです。


プラ板とプラ柱を使って簡単なストッパーを作りました。
都合が良い事にツインドファングには3mm穴があらかじめ開いています。それを使えばストッパーは簡単に付けることができました。

現在は機能面だけを考えているので不格好です。
動きが成功した暁には、見栄えを考えた造形で作り直したいところです。

さてストッパーができたので動かします。
新生した相棒よ、さあやろうか、ワイルドブラストを!!

成 功 !
ということでワイルドブラストのギミックが見事に蘇りました!

改造する中で思い入れがどんどん向上します。
俺の相棒! という感じになってきます。

……と、ここまで改造した時点で、実はもっと簡単にギミック復活ができると知りました。
ギミック復活を目指す熱いユーザーによって、ストッパーを作らなくて済む方法が発見されていたのです。

ツインドファングの穴を拡張、紙ヤスリで少し薄くするところまでは同じです。
その後…、


赤線を引いた部分でカットします。


こういうことです。出っ張った部分が無くなっているのに注目してください。
ニッパーで切り取るだけで加工完了です。

これでギミックが復活するとのこと。
では試してみましょう。

成 功 ! !
大成功です。見事に動きました。

なるほど、パーツが下がった時に切り取った部分が内部に干渉するようになっていたようです。
最初に作ったストッパーは「そこまで下がらないようにした」という回答です。
対してこれは「下がっても大丈夫なようにした」という回答です。

同じワイルドブラストを復活させるにしても違う回答があるというのは面白いです。
最初にやったのは少々回りくどいです。後で知った方法は簡単でスマート。今からやる方は絶対にこっちがおススメです。

でも最初に作ったストッパーは、それはそれで考えながらやったのが楽しかったので無駄じゃないと思います。
あと、あまり形状を変えたくないユーザーにはオススメでしょうか。

さて。
ツインドファングはそのままでは動きません。でもちょっとした改造で動くようになります。
漫画版でも最初は動きませんでした。でもアラシが熱い思いをライガーにぶつけたら見事に展開しました。

ツインドファングを手に入れたユーザーで、ギミックが死ぬ事に落胆した割合は多いと思います。
しかし簡単な改造で動くようになるので、ぜひ挑戦してほしいと思います。
ゾイドへの熱い想いを改造としてぶつけよう! そうすればギミックは復活します。

「ゾイドへの想いをぶつけて動くようにする」
ツインドファングは、作中のアラシと同じ体験をするキットになっているのが凄い構成だと思います。

決して難度は高くないです。というか、かなり簡単です。
必要な材料は最小限(ピンバイス、紙ヤスリ、ニッパー)。
それをすれば、ギミックが復活して最高に思い入れが増したファングライガーが完成します。

改造は、穴を拡張して紙ヤスリで厚みを調整。これは工具の使い方入門講座という感じがします。
次に、ニッパーでパーツの一部だけ切り取る。これも工具の使い方の入門っぽい感じがします。

ツインドファングはそのまま組み込んでも動かない。動きというゾイドの大きな魅力を殺してしまう。
こんなにギミックを大切にしたシリーズなのに何故?
これはいったん意図的にガッカリさせて。
でもそこから、「実は少しだけ手間をかければ動くんだよ」という構造にしてる。
その中で愛着を向上させようって魂胆じゃないかなと思いました。
何とも狡猾な仕様です。

という事で、以上が「この仕様こそが最強な所です!!」と書いた理由です。

 

~更に改造~

ここからは、更に改造します。
既にギミックは復活しました。が、完璧ではありません。なぜなら、中央のワイルドライガーから残っているタテガミクロー、これは動かなくなっているからです。

ワイルドライガーだとこの部分も動くようになっています。
これをどうにかファングライガーでもできないかなと思い、いじってみました。

実はこれも超簡単な改造で復活できます。
いきなりですが完成系から示しましょう。

中央のクローまで動いているのが分かると思います。
ツインドファングと中央のタテガミクロー。合計3本を動かしながら歩くファングライガーが完成しました。

作り方を解説します。
用意するのは短く切った3mmプラ柱だけ!

ツインドファングにはあらかじめ3mm穴が開いています。ここに差し込みます。

これだけでOKです。
もう少し詳しく言うと、中央のタテガミクローに干渉する程度に差し込みます。


中央のタテガミクローは裏面に平らな部分があります。そこに当たる程度です。

展開後のタテガミクローのギミックは、
「左右のクローが上下する」
「左右のクローは中央のクローを持ち上げながら動いている」
「その結果、中央のクローも動いている」
というものです。

ツインドファングは中央のクローを持ち上る構造になっていません。
なので、その機構を作ったというわけです。

あらかじめ3mm穴が使いやすい位置に開いていたので助かりました。
この穴の位置は、改造しやすいように狙って設計されたと思います。

改造はこれだけ。プラ柱があれば1~2分で完了するほどのお手軽さです。

ここまでの改造をまとめましょう。ツインドファングは、
1:動かない
2:加工してツインドファングを動くようにしよう
3:中央のタテガミクローも連動させよう

という手順を極めて分かりやすく簡単に体験できるようになった構造だと思いました。

オマケで、見た目も整えましょう。

オススメの手順は、まずプラ柱を両側に出して挿します。

次に用意するのはコトブキヤHMMの小型キャップ。

HMM小型キャップは内径が3mmなので今回使用しているプラ柱にピッタリです。
HMM小型キャップがない場合は、適当に内径3mmの何かを探して使えばOKです(そういう何かを探すのも改造の醍醐味でしょう)。

外側の出っ張った方にHMMキャップを付けます。

メカニカルな感じがUPしました。


これにて美観も良くなったと思います。


私の改造はこれにて完了。たいへん満足しています。

という事で、ギミック復活という普段はなかなかやらない改造を体験させてくれたツインドファングに大感謝。とても楽しい体験ができました。
初見ではギミックが死ぬ「おいおい……」と思える仕様ですが、実は改造しやすいように作られていた。
これは本当に凄い構成だと思います。

 

~キッズの挑戦~

ワイルドライガーにツインドファングを移植する。そしてギミックを復活させファングライガーを完成させる。
これは全国のキッズにもぜひ挑戦して欲しいなと思っています。

失敗する恐れがほとんどない改造です。
・ピンバイスでの穴あけ→拡張するだけなので超絶簡単。
・ヤスリで削って薄くする→どの程度薄くするかはアバウトで大丈夫。多少削りすぎても全く問題ない。
・不要なでっぱりをカット→ニッパーを一回入れればOKな位に簡単。やはり位置は多少アバウトでもOK。

どうも大人になってくると「特典パーツは貴重だからそのままの姿で保存したい……」という打算が出がちですが、子供だとその辺あまり関係なく気軽に使うだろうし。

改造は、いずれも工具の使い方の入門のような難度になっているのが特徴です。

今のキッズはニッパーさえ持ったことがない割合が多いらしい。
それを考えると、入門用の難度になっているのは極めて適切だと思います。

昔は……、メカ生体の時代はそれこそカッターナイフで鉛筆を削れる少年が基準でした。
だから改造講座で平気で「切れ」だの「加工しろ」だの超絶難度の高い指示がしてあるわけです。
基本的に改造講座は対象年齢ができることを想定した上で「その一段上の指示をしている」構成が多いです。
(中には一段では済んでいない超絶難度の指示もありましたが……)

機獣新世紀ゾイドでも改造講座は多く行われました。
この時はメカ生体時の講座難度をそのまま引き継いでいる感じがします。
1999年は、既にカッターナイフで鉛筆を削る時代ではありませんでした。
なので、難度そのままの改造指示は当時のキッズには極めて難しく映ったでしょう。ただまぁ、これはこれで憧れを抱かせるという良い側面もありました。

さて今回のファングライガー。
工具の入門用のような今回の難度になっており、極めて大きな意味があると思いました。

私は、ゾイドが少年を成長させるものであればより嬉しいと思います。
2018年にスタートしたゾイドワイルド。
機獣新世紀ゾイドの頃と比べてさえ、工具に触れる機会が減った。
ニッパーが使えないキッズが多い。
だからゾイドワイルドはランナーレスにした。これは正解ですが、いつまでもこのレベルに留まっておくのかという問題でもあります。

ゾイドに触れさせる。その中で成長を促す構成にできないか。
少しずつ工具を紹介したり、色んなテクニックを教える構成にできないか。
そんなことを狙っていると思います。

ゾイドワイルドは「冒険の書」の冊子でパーツの組み換えの改造作例を示しています。

この本の中には、たとえばクワーガの牙をラプトールに付けたりする作例が載っています。
装甲や武器パーツを組み替える遊びです。
これは最初のステップでしょう。

ツインドファングの改造は、二段階目のステップだと思います。

 

次世代ワールドホビーフェア '19 Winterでは、

武器パーツを使った改造も予告されています。

この武器パーツはコトブキヤのM.S.Gパーツ。
コトブキヤM.S.Gは、ランナーがある一般的なプラモ的構成です。
これを示すということは、ついにニッパーの使用を視野に入れたのでしょう。

ツインドファングは、ニッパーを使えば簡単にギミック復活ができる。
ニッパーを使えばこんな事ができるんだよ。
他にも工具はこんなものがあるんだよ。
こういう工具を使えるようになれば、ゾイドはもっともっとも面白くなるんだよ。
と、そういう段階にゾイドワイルドはきたのだと思います。

ゾイドワイルドはまた、新展開も控えています。
ツインドファング引換券が付属したコロコロ2月号。同号では、「ゾイドワイルドバトルウォーズ」という戦記の展開も告知されました。

こちらでは様々な改造ゾイドが登場します。
それを再現する講座も出るでしょう。でも、一気に高度な講座を作るとニッパーさえ握ったことがないキッズは置いてけぼりになる。
その為に、今は工具を使う楽しさを伝える事をしているのだと思います。

改造の楽しさをメカ生体や機獣新世紀の頃からのユーザーは確実に知っているでしょう。
今のキッズにもぜひその楽しさを知って欲しい。
ツインドファングは、その為の第一歩として最高のパーツだと思いました。

ただ現時点では「ツインドファングは動きません」というアナウンスしかされていません。これだけが唯一の心配です。

やろうとすればキッズでも簡単にできる難度の改造です。
ただ、やるきっかけがないと厳しいでしょう。
「自分で改造できることに気付け、方法を探れ」というのは酷です。
できれば今後、公式からも改造講座が出ると良いのですが。次号コロコロ(3月号)か、あるいはファングタイガーのキットに同梱するような形で。

 

~ファングタイガーのこと~
ここからは補足です。

ツインドファング配布のキャンペーンは1/15から2/25までとなっていましたが、人気過ぎて私の近所の店では1/18位から配布終了の店が出始めました。

1/20にはほぼ全滅。おそらくそれなりの数は用意していただろうに、まさに瞬殺です。
今回のキャンペーンはゾイドワイルド人気の高まりを実感しました。
他所でも配布終了店舗が増えていると聞きます。おそらく1月中に残のある店舗は0になるでしょう。

引き換え券の付いたコロコロ2月号は2/14まで書店で販売され続けます。
そこそこ多い数のキッズが配布終了を知らずにコロコロを買い、そして店頭に行ってガッカリするかもしれない。
ただ、今回の配布キャンペーンでとても良いと思うのは救済があることです。

1/26にはファングタイガーが発売されます。
もちろんツインドファングが入っています。そのパーツを流用すればワイルドライガーに装備する事は可能(色は少し違いますが)。
「貰い損ねたらそこで完全終了」ではなくて「ファングタイガーを買えば同じ体験ができる」というのは良い配慮でしょう。

いち早くコロコロを買っておもちゃ売り場にかけつける。そんな熱を持ったユーザーに特典があるのは良いこと。
しかし一方で、様々な事情でそうしたいけど叶わないユーザーだって居るでしょう。特に地方だとなかなか店がないというケースもあるだろうし……。
そうしたユーザーへの配慮として、ファングタイガーを買えば良いという方法が用意されているのは凄く良いことです。

販売促進的な意味で言っても上手いなぁと思います。
今回のキャンペーンは、何から何まで最高の仕様だと感心するばかりです。

さてファングタイガーは買って試したい事が幾つかあります。
ファングタイガーのツインドファングをライガーに移植すると……、タイガーの背中が寂しくなってしまいます。
なので、逆にライガーのクローを移植できないかという試みをしたいと思っています。

あと、ツインドファングをライガーに移植しギミックを正常にしようと思えば多少の改造が必要です。
改造後のツインドファング。穴を拡張し、厚みを削り、出っ張りを除去した状態。これでファングタイガーは正常に動くのか。これもまた試したいことです。
改造後でもファングタイガーが正常に動くなら、ファングタイガーを買ったユーザーでも改造に挑戦しやすいでしょう。
「改造したら元に戻せない」だったらやっぱり少し躊躇してしまいます。
あるいは、戻せないとすれば後々に別の武器がファングタイガー用カスタマイズパーツとして出ると良いなぁとも思っています。

ツインドファング配布のキャンペーンは本当に楽しませてくれる最高のものでした。
引き換え券を持って店頭に行くワクワク感があり、
ギミックで一瞬戸惑いつつも改造で貴重な体験と喜びを味わわせてくれて、
そうしている内にファングタイガーが発売される。

こんなことができることは幸せだなあと思うばかりです。

Back
index

inserted by FC2 system