アニメの感想 第6話

こちらのコラムに続いて、第6話の感想です。

第5話「祭りで決闘!ライガーVSグラキオ」

冒頭で空腹で行き倒れそうになるアラシ(成長しないのか……)。それを助けたのはゾイドハンターの村だった……。

今話は「ゾイドハンターの村」なる場所が出てきました。
ゾイドワイルドの世界ではゾイド乗りの事を「ライダー」「ゾイドハンター」などと呼びます。

「ゾイドハンターが作った村」なんていうのがある。
この村(テンガロ村)はゾイドハンターの村というだけあって、ゾイドには極めて好意的です。


ワイルドライガーにも子供たちがじゃれついています。
……ワイルドライガーが全く嫌がっていないという事は、悪意がない者には牙をむかない性格のでしょうか。

 

さて今作では「ゾイドは生態系の頂点に立つ」とされていて、人類の生活圏を大きく制限しています。
それでもゾイドを嫌い恐れるアラシの村のようなものが全てでなく、ゾイドに親しみを持って共存を目指す村もある。
そんな世界も見えてきました。これは貴重な情報でした。

アラシの村との差は何だろう。どこで差が生まれたのだろう。
これは多分ですが、アラシの村は普通に生活していてゾイドに生活圏をどんどん圧迫されている。
森に入り資源や物資を調達するには大きな危険が伴う。
だからゾイドを恐れ嫌うようになったと思います。
対してゾイドハンターの村は、村の成立がそもそもゾイドと共にある者によって作られた。
だから最初の基本の考えがゾイドと共生するというものなのだと思います。

ただし今話に登場した村は、ゾイドハンターの村を自称していながらも保有するゾイドは皆無という状態でもありました。
後半は別のゾイドハンターの村との「ゾイド祭」をするのですが、どうも例年は本物ではなくありあわせの材料で作ったハリボテゾイドをぶつけ合っている模様……。
ゾイドと共生する村としての成長はこれから、といった所でしょうか。

 

デスメタル帝国は世界征服を野望として掲げています。
その為に主力歩兵ラプトール、四天王の強力ゾイド、ギャラガーのデスレックスなどの大部隊を保有しています。

ゾイドハンターの村は、デスメタル帝国の野望達成の障害になっていたりするのだろうか?
「各地にゾイドハンターの村があるので、これを実力で排除できるだけの部隊を保有する必要がある……」

今話でもデスメタル帝国の部隊は出てきましたが、あまり村を気にかけている感じはありませんでした。
これはゾイドハンターの村なので監視の必要はある。ただ現在はゾイドを保有せず脅威ではないから監視だけで構わない。そんな事なのかもしれないと思いました。
この辺りの事情は更に追って行きたい所です。

 

さて世界観の考察はこれ位で。
今話では、タイトルの通りグラキオサウルスVSワイルドライガーの戦いが描かれました。

ゾイドハンターの村(テンガロ村)に立ち寄ったアラシ&ワイルドライガー。この村では隣のゾイドハンターの村との間で「ゾイド祭」をやっていて丁度そのシーズンだ。
せっかくだから本物のゾイドを持っているアラシに出場が打診され、快諾。
しかしその頃、隣のゾイドハンターの村にもクロアメ&グラキオサウルスが立ち寄っていたのであった……。

そんなわけでワイルドライガーVSグラキオサウルスが描かれたのですが、何と言ってもグラキオサウルスのの重量感たっぷりな魅力が存分に描かれました。
またこのカットを見ていると、キットのハンマー裏側を塗り分けたくなります。肉抜き感が全くなくなりデザインとしてとてもカッコ良くなってます!

重戦闘ゾイドの魅力。ライガーのスピードとはまた違った魅力が描かれるのは嬉しい事です。
戦いは狭いフィールドでライガーのスピードを活かしにくいという条件もありましたが、終始グラキオサウルス優勢。
今までの敵はラプトールが中心。最大でも同クラスのギルラプターだったので、ワイルドライガーにとっては初となる自分より大きな敵との戦いです。
巨大ゾイド特有の圧迫感も美味く表現されていて、4話のギルラプター戦に続いて見所の多い試合でした。

グラキオサウルスを見事に操るライダー……、クロアメの正体も気になります。
グラキオサウスルを相棒としている…。実は父イカヅチじゃないかとも若干思っているんですが、これも今後追っていきたいです。

ただ残念なのは戦いの途中でデスメタル帝国部隊が乱入、その結果せっかく盛り上がったグラキオVSライガーが短時間で終わってしまったところでしょうか。
乱入後はデスメタル帝国ラプトール部隊との戦いに。
正直ラプトールとの戦いは既に沢山描いているので、今回はグラキオVSライガーに死力して欲しかった。
またワイルドライガーはVSグラキオ戦では通常戦闘をしていましたが、デスメタルが現れた瞬間にワイルドブラスト。
そろそろラプター程度は通常戦闘で倒す描写が見てみたい気もします。
ワイルドブラスト・必殺技要素での販促は絶対必要だとは思いますが、毎回本能開放・キングオブクローのくだりが同じなのでややマンネリ感を感じたりもします。

それでもラプトール相手にグラキオサウルス&クロアメがワイルドブラストを披露。
地面を割るとんでもない威力を示してくれたりと、総合的な満足度は非常に高い回でもありました。
事前においてグラキオサウルスのワイルドブラストは「威力高そうだけどピンポイントで当てるのが難しそう」と思っていました。
いやしかしまさかの地面割り。そこまでの威力があったとは!

世界観に関する情報が少しずつ見えてきたし、ワイルドライガー&アラシ以外でワイルドブラストをするゾイド&キャラが初登場したのも大きな見所でした。
まさかワイルドブラスト第二号がグラキオサウルス&クロアメだとは思っていなかったのでかなり驚きましたが。
グラキオサウルスの本能解放はインパクト抜群&カッコ良くて、他のゾイドでも早く見たくなります。
6話はそんな今後のワイルドブラストに期待を持たせてくれる話でもありました。

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