ゾイドワイルド第二弾発売!

7/27(土)、ゾイドワイルド第二弾が発売されました。
第一次弾時と同じく、急いで玩具屋へ走って買いました。


第二弾は2種類。グラキオサウルスとクワーガが発売。
第一弾6種類から比べると寂しい感じもしますが、いやそうではありません。
なんたって、ゾイドワイルドでは最大級の大きさを誇るグラキオサウルスが発売されたからです。


アニメでは一話から大活躍し存在感を大いに示していたグラキオ。
この巨大ゾイドの発売はまだかまだかと待ち続けた日々。
これがようやく来たのだから嬉しい瞬間でした。
またクワーガも一話から登場しているゾイドです。このゾイドもまた「ようやくやってきた!」でした。

最大のゾイドと最小級のゾイドを同時発売する構成もニクいです。
第二弾は2種類だけですが、最大と最小を同時に出すことで大きさの印象が寄り引き立って感じられます。
これは狙っていたのでしょうか。

さて、ここでは第ニ弾の簡単な感想なんかを書きたいと思います。

 

まず箱から。クワーガの箱は第一弾カブター、スコーピアと同じなので省略しますが、グラキオサウルスの箱はとても大きくてインパクト抜群です。

さすがは高価格帯アイテム。ワイルドライガーの箱と比べると差は歴然です。

厚みもかなりあります。

従来シリーズの巨大ゾイドクラスと比べても大きな箱です。

ゴルドス、ゴジュラス、アイアンコングなどの箱よりも大きい。ただし、このクラスと比べる厚みはやや薄めです。

第一弾のコラムでも書きましたが、ゾイドワイルドの箱は薄いのが特徴です。
グラキオサウルスの箱はワイルドシリーズ内では厚いですが、それでもランナーレス仕様の恩恵で過去シリーズよりは随分薄く抑えられています。

なお従来シリーズではゴジュラスMK-IIやウルトラザウルスなど更に巨大なゾイドも居ました。
それらと比べると、グラキオサウルスの箱と言えどさすがに一回り小さくなっています。

 

箱はこれ位にして、中身について書きましょう。
キットの仕様は基本的に第一弾と変わりありません。
テンションの上がる箱。ランナーレスの仕様。パーツは小袋に入っている。丁寧な復元の書。
特にクワーガは第一弾のカブター、スコーピアと全く同じ感覚で組めます。
そういう意味では新鮮味は薄いのですが、改めてゾイドワイルドの素晴らしい仕様を体感できるものでもあります。


また早々にクワガタVSカブトムシが出来るようになったのも嬉しいです。
2018年の夏に両機種を出したのは実に面白い。やもすれば売り上げを相互に相殺しかねないモチーフですが、同じ時期に発売した事は拍手です。


ちなみにメカ生体ゾイドではサイカーチスが1986年3月、ダブルソーダが1987年1月発売。
どちらも寒い時期に出ているのはちょっと不思議な感じもします。何か理由でもあったのでしょうか。
もしかすると、昔は虫取り少年が今より多かった。
だから「夏は本物のカブトムシやクワガタを捕まえて遊べ。そしてそれらが居ない時期はゾイドのカブトムシやクワガタで遊ぼうぜ」そんな思惑があったのかも……。

機獣新世紀ではサイカーチスとダブルソーダは同時に再販されました。1999年10月です。
こちらは、そろそろどちらも本物を見なくなった時期に発売されています。
発売時期もよくよく見ると面白いものかもしれません。

 

さてクワーガも面白いゾイドでしたが、何と言ってもグラキオサウルスがインパクト抜群です。

こちらは超巨大XLサイズということで、たしかにデカかった!

ワイルドライガーと比べるとこの通り。 XLサイズは伊達じゃありません。
ボディも大きいですが、首が雷竜のドッシリとした迫力が存分に再現されています。

ライダーはゾイドワイルドにしては珍しく、従来シリーズに近い姿勢で乗ります。

この姿勢はゆったり動くグラキオサウルスならではでしょう。またこの姿勢がドッシリ感のイメージを高めています。
(ただし設定上の最高速度は181km/hとかなり速いのですが)

 

雷竜型ゾイドは従来から多く居ました。幾つか比べてみましょう。


ビガザウロとはだいたい同じくらいの大きさです。
ただし体格がガッシリとしているので、ビガザウロよりかなり大きく見えます。


ウルトラザウルスよりはさすがに小さく、並べるとミドル級という感じがします。
戦艦と重巡くらいでしょうか。同スケールに見立てて二機で海を渡らせたらいい感じの航海シーンになりそうです。

さてウルトラザウルスよりはさすがに小さいのですが、それでもXLサイズの名に恥じぬ巨大感があります。
ウルトラザウルスのサイズは「規格外」という感じがします。もはや行き着くところまでいっているイメージです。
対してグラキオサウルスは「常識的なサイズの中では最大」という感じがします。

 

さてゾイドワイルドの機体なので、もちろんワイルドブラストできます。

クワーガは手動で巨大な鎌を展開するものでしたが、グラキオサウルスは今までにない凄まじいインパクトを放っています。
歩きだし、そして停止。停止すると両サイドのハンマーボーンを前方に出す。そして……、

これを勢いよく打ち付ける!
これが本当に凄い勢いで打ち付けており、「ゴッ!!」と音まで立てています。
XLサイズ、最高価格帯アイテムなので凄いギミックだろうとは予想していましたが、予想をはるかに超える内容で驚きました。
これは凄いです。凄すぎます。

 

ゾイドワイルドの電動ゾイドは、こちらのコラム(ゾイドワイルドの動力を考える-動力ボックス編1-)で書いた通り汎用動力ボックスを使って素晴らしい工夫をしています。
グラキオサウルスの動力ボックスはどうだったでしょうか。これについても書いておきます。

動力ボックスは…、

専用のようです。
横に置いたワイルドライガーの動力ボックスと比べると、かなり複雑なゴツい造りをしているのが分かるでしょう。

詳しく見ます。

どうやら小型の動力ボックスが中央にあって、それを包むように専用ユニットが付いている構成のようです。
動力ボックス自体は小型で、ニ軸タイプです。大型アイテムなのに四軸じゃなかった!
またモーターは140モーターのようです。電源は単三×2。このクラスでも130モーターを使わなかったのは意外です。

さてニ軸タイプの動力ボックスですが、周囲を囲うユニットで動きを複雑化させています。
これはヴァルガの動力ボックスと同じ考えです。
参照(ゾイドワイルドのギミック-リバースセンチュリーを振り返る-)

ただし今のところの感想ですが、ヴァルガのユニットと違って耐久性はかなり高そうな印象を持っています。
ヴァルガの耐久性は低く、張り切ってゼンマイを限界まで巻くとそれだけで壊れる事さえありました。
グラキオサウルスのユニットは、組む時に何度か噛み合いが上手く行かずに「ガッガッガッ!」となったりしたんですが、それでも壊れることなく問題なく動いています。
説明書にもこのようにあります。

どうやら「間違って組む=動力ユニットに想定外の負荷がかかる」事さえ許容した設計になっている模様。
これは凄い事です。
まぁ真の耐久性はは経年しないと分からない所もありますが、かなり期待できると思います。

駆動時の音はさすがに複雑なのでワイルドライガー等よりは大き目です。
ただし、従来シリーズのゾイドよりは静か目。そんなバランスです。


さてグラキオサウスルの動力ボックス全体ですが、「動力ボックスを専用ユニットで囲う」事で完成しています。
中の動力ボックス自体は汎用性を考慮したもののようです。前面には回転ギアもあります。
これはおそらくですがデスレックスにも使われるものではないでしょうか。
デスレックスもこの動力ボックスを使いつつ、周囲を専用ユニットで覆う事をすると予想しています。
気の早い話ですが、発売時にはそれにも注目していきたいです。

 

専用ユニット部分を自分で組めないのは少し寂しいような気もします。
でもおそらくかなり複雑な造りでしょう。だから仕方なかったような気もします。
(現在は元に戻せなくなるのが怖くてまだ分解で来ていません。いずれこの部分は分解したいと思います)

動力ボックスを完全同一としつつ設計で個別のギミックを生み出した第一弾の各機。
これらはカラクリ的な設計の面白さを凄く強調しています。
対してグラキオサウスルのユニットは、「豪華さで圧倒する高価格帯アイテムに相応しい仕様」と言えます。
そして更に、「一見すると専用豪華ユニットに見えるが、よく見るとコア部分は汎用性のある小型ニ軸ユニット」という事に気づける構成でもあります。
やはり素晴らしい仕様だと思います。

 

第二弾のゾイドも素晴らしい仕様でした。
ゾイドワイルドがますます勢い付いている事を確信します。
第三弾以降にも期待です。

Back
index

inserted by FC2 system