Zoids Ignitio90回アンケート -ゾイドに似合うストーリー- 集計結果

2016年10/15~10/30に実施した、第90回アンケート -ゾイドに似合うストーリー-の集計結果を公表します。

ゾイドは懐の広いメディア。それゆえ色々な世界で展開する事ができます。

ゾイドは戦闘兵器。だからバトストが似合う。
ゾイド星は8万光年の彼方の異星。だから大宇宙のロマンがあり探求するのも楽しい。
ゾイドは優秀な組み立てキット。だから作る方向での作品も魅力的。

そんな風に、色々な方向でストーリーを考えられます。
今回は、「こんな展開がゾイドに似合うのでは。こんな展開が好きだ」を教えて頂きました。


■アンケート項目詳細
 まずは、実施したアンケートの項目を記載します。

 項目1-ゾイドに似合うストーリーを教えてください! -

第90回アンケートの質問項目は、以上でした。

■投票数
 今回の投票数は27票でした。ご感想いただきました皆様、御礼申し上げます。
 では早速、発表します。


■質問1 -ゾイドに似合うストーリーを教えてください! - 回答詳細
 幾つかのカテゴリーに分けて掲載しています。

バトスト系
■私は、もともと歴史小説が好きで、ゾイドでもガンダムでも、メカニカルそのものよりも人物の動きや歴史の流れ、あるいは情勢下における選択のほうに燃えるクチです。
 そんな私からすると、ある程度は骨太な展開が好きですね。
 ただ、完全に男ばかり、というのも違和感があります。人間、どす黒い・薄汚い欲望もあれば、透き通るような純真さも同時に備わっているもの。
 武骨さと、大局を含めた歴史の唸り、そしてその合間に繊細さも垣間見える……そんな展開が好みで、そんなゾイドを見てみたいです。
 というと無茶苦茶さじ加減が難しいのですが。まさしく「それが出来れば苦労はない」のでしょう。
 も、実際新世紀ゾイドバトルストーリーは、そういった展開だった気がします。
 ゼネバス帝国の復興を掛けた歴史の流れ(ギュンターの奮闘)と、その合間に垣間見える人々の情熱(ハルフォード中佐の特攻)や人やゾイドの繋がり(リッツ、
 アーサー、ジェノブレイカー)、恋愛(ヴォルフとアンナ)。
 武骨であり、そしてその合間に純真が輝く、そんな人間ドラマと歴史ドラマを、ゾイドという生き物のいる世界で見てみたいです。
 (個人的に、あの新世紀の激動の中に一瞬差し込み、そして散ったヴォルフとアンナの愛情はものすごいショックでした……救いのない悲恋は本来嫌いなのですが……)
 とにかくハードルは高いですが、というか無い物ねだりにも等しいですが、求めるのはそう言った展開でしょうか。

■なんだかんだいって、やはりゾイドは兵器であるからバトストは絶対に外せないと思います。
 今後もストーリーの中核としてあり続けて欲しい。もちろん冒険やホビーを軸にした展開も歓迎する。ただ根はバトストであって欲しいと言う事です。
 そしてバトストは空間の広がりを感じる大河ストーリーであって欲しい。メカ生体ゾイドの群像劇のスタイルはまさしく素晴らしかった。
 新世紀ゾイドの展開もメカ生体世代へのファンサービスを含みつつ素晴らしいものだと思いますが、やはりライガーが目立ちすぎるというのはあったと思います。
 さりげない描写で世界観の広がりを感じさせるような見事な展開を求めます。
 また表面だけ専門用語で飾り「それっぽさ」を出した程度ではなく、また安易に流行を真似て美少女科学者を出したりするのではなく、真に中身のある骨太のものが欲しい。

■「群像劇」
 ゾイドに似合うストーリーの方向性と言えば、真っ先に浮かぶのが「群像劇」と言うスタイルです。
 ゾイドの特徴の一つは様々な種類の機体が登場する多種多様さです。
 様々なゾイドにスポットを当てる「群像劇」と言うスタイルは、そのゾイドに合わせたストーリーや、逆にストーリーに合ったゾイドを起用し易く、ゾイドとの相性は
 とてもいいと思います。

 「群像劇」と言えば、同じく「群像劇」のスタイルをとっていた昔のトランスフォーマー(初代アニメぐらいの頃)のキャッチフレーズに、「君が選ぶ、君のヒーロー」
 と言うモノがありましたが、これはゾイドにも合うと思います。
 また、ゾイドに似合うストーリーと言えば、戦記、バトルモノ、ホビーなど、他にも様々な方向性のストーリーがありますが、個人的には「群像劇」と言うスタイルは
 それらとの相性もいいと思います。
 様々なゾイドや様々なパイロットが登場し、その誰もが主役になれると言うのが「群像劇」の良い所であり、それは戦記であれ、バトルモノであれ、ホビーであれ、
 変わらない事であると思います。

 非常にザックリとしていますが、大まかな方向性としては、「群像劇」はゾイドに似合うストーリーであると思います。

■「戦記モノ」
 ゾイドに似合うストーリーと言えば、バトストでも馴染み深い「戦記モノ」と言うスタイルがゾイドにピッタリな方向性の1つであると思います。

 「戦記モノ」はメカ生体や機獣新世紀、リバースセンチュリーなど、ゾイドと常に共にあるスタイルであっただけに、馴染み深さや安心感があるのも大きいです。
 また、ゾイドにはミリタリックな雰囲気もあり、その色が強い機体も多く、ゴルドスやディメトロドンの様な電子戦機と言うド派手な戦闘とはちょっと縁遠い機体にも
 等しく活躍の場を与えやすいのも「戦記モノ」の良い所であると思います。

 「戦記モノ」は見方によってはマンネリに映るかもしれませんが、ゾイドに似合うストーリーの代名詞的な方向性でもあると思います。

■前線部隊のみならず、後方支援部隊にもスポットを当てた戦記物。戦闘ばかりだとどうしても四足獣や恐竜型に偏ってしまう気がします。
 どちらもゾイドの中心であることは疑いようはありませんが、ゾイドの魅力は亀や芋虫など、一見弱そうな生物も商品展開した多様性にあると思っています。
 多種多様な部隊によるゾイド運用を見たい!

■やはり戦記あるいは戦争ものは外せないと思います。
 帝国ゾイドは性能に万能色が多少あるのでそこまでではありませんが、共和国ゾイドは初期からかなり役割分担が明確であるように感じます。

■マッドサンダーをも破壊するダークホーン、オルディオスをも締め上げるデビルコングなど、ゼネバス軍よりも優れたガイロス軍の技術力。
 ガイロスの支援でゼネバスも一度は中央大陸への再度の侵略を果たしたことといい、中央大陸戦争当時からゼネバス軍はガイロス軍の属国に近い存在だったのかも。

■ゾイドを使って情報収集することが意外と多い印象があります。
 そういった基地や要塞の中出の戦いが好きです。
 基地内とかのシーンでは歩兵の姿が見られるので、歩兵でゾイドとどう戦うのかなど想像力が刺激されて好きですね。

■ガイロス軍統治時代におけるゼネバス軍残党やネオゼネバス軍統治時代における共和国軍残党などによる不毛なテロ事件を見てみたいです。
 あの闘争本能旺盛なゾイド人が、おとなしく軍門に下るとは思えないので。

■リバースセンチュリーのその後の話を見てみたいです。
 キングゴジュラスの残骸を組み合わせて、失われたであろうコアはデスザウラーのもので代用した暗黒軍仕様のキングゴジュラスを期待していたのですが。
 もしくはキングゴジュラスの技術を導入したギルベイダーの新型とか。

■傭兵部隊を主役にしたヒロイックかつ、日常を描けるストーリー。

 ゾイドの魅力である改造を主眼に置いた展開。
 ゾイド乗りごとに個性のある改造(射撃特化のゴドスとか、格闘兵器で武装したゴドスとか)で、流用商品展開も。

 あとは民間人ということで、日常生活に絡むゾイドの描写も期待したいです。(洗濯用に泡をふく超小型のカニ型ゾイドとか)

■ツバメとカマド作戦で多数のトイレで帝国軍を欺いたり、靴下で濾した茶を出したり、デスザウラーを火山の火口に突き落として倒したストーリー。
 デスザウラーも溶岩には勝てなかったようですね。
 超重装甲は溶岩以上の熱量のビームにも耐えられますが、やはりビームよりは低温でも長時間熱せられれば持たないのでしょう。オーバーヒートで回路も破壊される
 でしょうし。

■新型機が旧型機を圧倒する爽快な展開がある一方で、旧型機で必死に工夫をして状況を覆し辛勝をする・あるいは戦術的敗退と引き換えに戦略的勝利を得る…要は
 一矢報いるような展開があると嬉しいですね。
 そうした旧型機の意地を見せれば過度なインフレの印象を薄める事も出来るでしょう。

■かつて主役を務めたどんなに強大なゾイドでも、新型機に倒されること。愛着のあるゾイドが倒されるのは少々つらいですが、技術革新には勝てませんので。
■デスザウラーを倒したデッドボーターやゴジュラスを倒したレブラプター部隊など、小型ゾイドでも大型ゾイドを倒したストーリー。
■家の経済力からしてライガー系を買ってもらえない子供たちのためにゼンマイゾイドに乗って戦う男気溢れる主人公を見てみたいです。
■トビー専用デスザウラーVSエリクソン専用ウルトラザウルスの戦いのように、兄の仇の相手が実は誰よりも兄の理解者だったという悲しい現実のシーン。
■輸送や、偵察、工兵の話など、ジャンルの多いゾイドならでは主役になれるかと。

 

開発秘話
■「開発」に関する秘話があると良いですね。バトスト4巻のチェスター教授とマイケル・ホバートの話は秀逸でした。
 私はミリタリー関連に興味が深いのですが、大抵のミリタリーファンは最初は「ゼロ戦かっこいい!」「戦艦大和はスゲエ」という所から入ると思います。
 ですが深く興味を持てば必ず開発にも興味が出ます。
 どのような性能要求から開発されたのか。その性能要求はどのような情勢から出されたのか。要求を満たすべく開発者はどのような工夫で克服したのか。
 派手なバトルストーリーは魅力的です。同時に、ディープなファンを満たす開発に関するエピソードがあればより深まると思います。
 ただし、ディープなファンこそ興味を持つ分野だと思います。なので安易に描くよりは徹底して説得力のある良いものを望みたいところです。

■似合うのはゾイドそのものをいかに造るのかという部分だと思いますね。
 バトルストーリーも魅力ですが、新型ゾイドの開発の物語でもありましたから。
 マイケル・ホバートのデスザウラーを超えるゾイドを作りたいそしてゴーレムを作ったなどのストーリーは大好きです。

■ゾイドの企業間、あるいは個人間の開発競争。国内で。
 現実でもあるように、一国内でも様々な企業がしのぎを削って製品を開発し、実戦投入する、ゾイドという製品を。
 これも似合うし、共感する部分もあるんじゃないかな、と私は思います。
 古代虎のストーリーという前例がありますし。

■新しいゾイドを開発する話はワクワクします。

 

「ゾイド星(惑星Zi)」や「ゾイド」の謎を追う!
■生命体としての、ゾイドとのつながりでしょうね。
 ガンダムとかほかの兵器ものでは、ほぼ一方通行になる交流も、ゾイドなら答えてくれる。
 アニメの、アーバインがコマンドウルフから、ライトニングサイクスに乗り換える話や、バトストのゴジュラスジオーガが答えてくれる話が好きです。

■ゾイドは生き物である。
 この点をアホみたいに押し出したストーリー、すなわち野生体のゾイドが主役となる物語。
 というのが見てみたい。

 人間に操られる兵器ではなく、その星に生きる完全に自立した一個の生物としての生命の営みは設定では古来からあった筈のもの。
 それと同時にこれでもかとスポットが当たらないストーリーでもある(当たり前といえば当たり前)。
 だからこそ見てみたい。

■ゾイドが生物であることを重点に置いた話。
 あまりいい案が浮かばないのですが、コンセプトとして見てみたい!
 いっそのこと人間を一切出さないとか、音声なしのショートアニメとか。
 どちらにしろ主軸は別にあった上でのスピンオフ的な位置付けがよさそうではあります。

■古代遺跡、古代文明がまだ存在していた当時の人とゾイドの営み。
 ゼロから一個の生命体を作り出したオーガノイドシステムとそれを生み出した超文明の誕生と衰退。
 ついでといってはあれだけど、説明が漠然としていた詳しいことが全然わからない「オーガノイドシステムとは結局なんぞや?」という疑問をこういうストーリーで
 公式が答えてほしい。

■本筋にはないですが、様々なゾイドを使って、未知の地域の探索とかにすごく憧れますね。
 ウォディックに乗って深海探査とか、馬形ゾイドで荒野を超えるとか。退役したマンモスで極地の探索とか。
 アタックゾイドで遺跡を探し出すとか、そういった直接戦いとは関係ないストーリーも見てみたいとおもいますね。

■野生ゾイドの生態に興味があります。
 デスザウラーやゴジュラスなどパワーはあるけど鈍重な野生体は、ライオンがチーターから獲物を奪うように、俊敏なライガー野生体やジェノザウラー野生体から
 獲物を横取りしているかもしれません。
 あるいは複数のゴジュラスがウルトラザウルスを襲って補食するとか。

■ゾイド自体が主人公で、ゾイドが主人であるパイロットを、共に共闘するゾイドを、戦争を、敵国のゾイドを、どう見てどのように感じているかが主体となって話が進む。
 ファミコンの初代ゾイドではゾイド同士の会話があり、主人公のゴジュラスに恋人がいたり、マンモスの真似してボケるゾイドがいたりしましたが、あれがパイロットの
 存在を無視したゾイド同士の会話と考えると、奥が深いような気がします、あのようなノリです。
 白いゴルドスみたいなゾイドとパイロットの信頼関係をじっくり描いて欲しいなと思います。

■平成期の「ゾイド」というコンテンツは「ロボット」ものだけでなく、「パートナー」ものとしての性質を多分に含んでいます。
 ポケモン・デジモン等の隆盛期においてこの概念を取り込んだ事は、当時のゾイド人気と無関係では無いでしょう。
 その時期に少年期を過ごし、ポケモンと合わせて上山漫画版に熱中した身としては、軍事・競技面以外でゾイドがあまり語られない事に対して、少々寂しさを感じて
 しまうのです。

■良く描かれるゾイドとパイロットの絆の話とは別に、野生化して暴走したゾイドと人間の歩兵との死闘を見てみたいです。
 大半のゾイドは自分の体を無理やり改造して操り人形のように戦わせる人間を恨んでいるでしょうから、コンバットシステムの洗脳が解ければ直ぐに暴走するでしょう。
 人工ゾイドなど代替兵器の技術が進めば、地球で動物愛護の気運が高まったように、ゾイド愛護団体も現れるかも。

■・国同士の戦争は根幹にあってほしい。そして、やっぱりライガーばっかりとかじゃなくゴジュラスコングとかも魅せ方を考えてほしい。
 ・ゾイドに意志があるのは確か、そして基本的に無理矢理戦わされているゾイドが大半と言うことを忘れないように。
  勿論中には好戦的だったり度を超えて臆病だったり。そして、人間の声に応えるというよりは人間がゾイドに振り回される位の方がしっくり来る。
  普段言われるがまま操縦され、多少優しくされただけで肝心な時に人間の声に反応して潜在能力を発揮する、、、とかはあまりにもご都合主義的過ぎ。
  それこそ(自分の労力に必ずそれ以上で応えることを強要して)ゾイドを機械として扱ってると思う。
 ・これらがあれば冒険ものでも平和な時代の大会でも面白く出来ると思う。学年誌でも色々な企画があったわけだしね。

■ゾイドが野生生物改造した生物兵器故に、時には暴走すること。
 ゾイドの闘争本能を敢えて残すことの多い共和国ゾイドは案外暴走して野良ゾイド化することが多いのでは?
 個人的には野生の本能を戻した肉食型ゾイドが友軍の草食型ゾイド相手に補食行動を起こしたり、戦闘そっちのけで同種のゾイド相手に交尾を試みるシーンを見てみたい
 です。ゾイドが交尾を行うのかはわかりませんが。

■彗星衝突など、宇宙的・天文的事象が含まれると世界観のスケールが広がって良い。グローバリー3のように地球産の何かと接触があると更に嬉しくなる。
 例えば、地球を出発した無人探査機がゾイドの星に降り立ち、現地の金属生命体と融合して新たなゾイドが発生してしまうストーリーや、地球製のアンドロイドが事故で
 ゾイド人たちのいる星に置き去りにされてしまい、ゾイド人の社会に影響を及ぼすストーリー(地球人のクローネンブルグやランドバリーのような役割を人型ロボットが
 行うことで、生身の人間では出来ないような展開が期待できる。)など、地球人が直接降下する以外にもストーリー展開はできそうな気がします。
 (参考作品『ゾイドバトルストーリー』『スタートレック(映画1作目)』『 劇場版ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち』など、ほか多数・・・)

■「大異変」のような事態をより深刻化させて科学技術の伝承が断絶するような事態を盛り込むと、ファンタジー的なストーリーも出来そう。
 (例えば)
 剣=ゾイドの残骸から削り出した骨器。
 魔法=ゾイドコアに作用する技術が神秘主義を伴って継承された姿
 怪物=野生ゾイドなど。休眠状態のデスザウラーなど。
 中世的体制=文明崩壊に伴う統治体制の後退

 

探検・冒険・旅
■私は映画でも「退役軍人がレシプロ機で運び屋をする」といったようなものが好きなので、ゾイドにおいてもそういうストーリーがあっても良いと思います。
 そういう面ではマテリアルハンターは良いストーリーだったと思います。
 戦いに嫌気がさした主人公が、南の島でゾイドと暮らす……ああいう作品がもっとあっても良いと思います。

 他には純粋な「旅」ですかね。ゾイド/0でビットがゼロを奪われて放浪するシーンがありましたが、音楽も相まって凄く印象的でした。
 無印時代では南国風な場面も多かったですし、惑星Ziは冒険にうってつけだと思います。
 人型でなく、動物型であるという点も冒険にぴったりだと思うのです。
 例えば終戦後の爪痕、混乱の残る世界を退役軍人の主人公が巡る……といったストーリーも良いと思います。戦いより惑星Ziの紹介、といったイメージで、設定集
 なんかに使用できるかとも思います。
 最後に、マテリアルハンターの音楽が本当に好きでした。ステージ選択画面のゆったりした外国を思わせる音楽、あれこそ私の求めた世界でした。

■旅が見てみたいです。
 もう少し具体的に言うと、個人的に凄く見てみたいのが
 ・グランドカタストロフ後の荒廃した世界が舞台
 ・皆、復興にいそしんでいる。皮肉にも平和な状況である
 ・主人公はそんな中、中央大陸各地や暗黒大陸を回り旅をする。
 というような感じ。

 旅の中で戦争の爪あとを見つけるエピソードがあったり、ゾイド星の文化を紹介するようなエピソードがあったり、復興を力強く進める星人の強さが垣間見える
 エピソードがあったり、激減した野性ゾイドを憂うエピソードがあったり…。
 そんな、哀愁の漂いつつな旅の話が見たいです。

■新世紀版のデスザウラーをめぐる描写を見ると、大規模な災害や終末的戦争を生き残った人々が過去の遺物を掘り起こして使うストーリーも大いに有効だと思う。
 (参考作品:『機獣新世紀ゾイド』、、『未来少年コナン』、『北斗の拳』、『風の谷のナウシカ』、『ターンAガンダム』など、他多数・・・)

■マッドマックスみたいな世紀末な世界をたった一人と愛機のゾイドのみで生き抜いていく。
 場所は照りつける太陽に長い年月により朽ち果てた建物、大地が砂漠化によって灼熱の風が襲う荒野。 残った資源を奪い合うならず者達。
 そんななか生き残っていく為にはゾイドの力が必要。 燃料を手にいれ、弾薬をかき集め、自分の相棒(ゾイド)との絆を武器に安息の地を目指す。
 見てみたいです。自分なら絶対にゴジュラスでさすらいたいです。
 朽ちた世界観で無機物な車、壊れたら即終了とは違いゾイドなら生き物の強みみたいなものを極限で描けると思うんですがどうでしょうか?

■「冒険もの」
 アニメ無印やポケモンのアニメでも馴染み深い方向性のストーリーであると同時に、行く先々でのゲストとして様々なゾイドやそのパイロットなどを出せるので、
 ゾイドに似合うストーリーであると思います。
 アニメ無印第1部のようなロードムービー的なストーリーも良いですし、第2部のガーディアンフォース的な各地の事件を解決して回るストーリーも良いと思います。

 ただ、この方式の難点としては、ストーリーの主役が乗る機体が固定化され易いという点がありますが・・・。
 一応その対策としては、主人公パーティーの人数をゾイドジェネシスの様にちょっと多めにして、その分多種多様なゾイドをパーティーメンバーのそれぞれの乗機に
 すると言った手段などがあると思います。

 ともあれ、「冒険もの」は「行く先々でどんな相手と出会うのか?」などが楽しめるワクワク感があり、ゾイドもストーリーなどに合わせて様々なタイプの機体が
 出しやすいので、ゾイドに似合うストーリーであると思います。

 

バトル系
■「バトルもの」
 /0やフューザーズでも馴染み深いストーリーであり、ゾイド同士のガチンコバトルはもちろん、「ホビーもの」路線とも相性が良く、対戦相手やバトルフィールド
 などに合わせて多種多様なゾイドを出せるのが魅力です。

 個人的には特に/0の様な娯楽色が強い「バトルもの」が好きですが、「バトルもの」はゾイドの戦闘兵器的な側面を戦闘競技として再構築する事で兵器とはまた
 違ったゾイドの魅力を出すことができ、チーム戦ならば先述した対戦相手やバトルフィールドに限らず、役割分担を明確化させる事でも様々なタイプのゾイドが
 出せるのも魅力です。

 ただ、この方式もまた、「冒険もの」と同じく、主役チームのゾイドがある程度固定化されてしまうという難点があります。
 とは言え、チームメンバー内での役割分担を明確化して、各メンバーが全く性質の異なるゾイドに乗ったり、1つのチームを主役とせずに、様々なチームがそれぞれ
 主役を担う群像劇的スタイルをとるなどで、対応することができると思います。

 「バトルもの」は実機での戦いもキットを戦わせる「ホビーもの」としても行ける汎用性の高さがあり、多種多様なゾイドも出せる、ゾイドに似合うストーリーで
 あると思います。

■/0以上の数の機体でチームを組んでチームバトルをしたら面白いのではないかと考えました。
 できる限り平和路線ですね。

 

模型方面
■「ホビーもの」
 ゾイドは元々玩具発祥のシリーズですし、漫画媒体では、メカ生体時代の「特攻!!ゾイド少年隊」や、機獣新世紀時代の「ゾイドバトラー雷牙」などのホビーと
 してのゾイドにスポットをあてた作品が在った事からも、「ホビーもの」はゾイドに似合うストーリーであると思います。

 「ホビーもの」と言うスタイルであれば、ホビーとしてのゾイドにより密接したストーリー作りなども出来ると思いますし、戦記モノとは違った魅力や面白さがある
 と思います。
 近年ではガンダムビルドファイターズやダンボール戦記と言った「ホビーもの」の作品も世に出たりしているので、「ホビーもの」と言うジャンルでのゾイドもいける
 と思いますし、何よりも自分が「ホビーもの」と言うジャンルが好きと言うのもあります。
 「ホビーもの」は玩具発祥のゾイドとは相性抜群であると同時に、個人的にゾイドに似合うストーリーであると思います。

■ホビー系というか、実際のキットやカードとストレートにリンクするような話も良いですね。
 ゾイドバトラー雷刃やコマンダーTERUのような。
 その際は実際にゾイドキットを作りたくなるようなワクワク感があると良いですね。
 簡易な改造レクチャーになっていたりすると更に良い。
 定番ですがシミュレーターで作ったゾイドをスキャンしてバトル! みたいな展開も好き。
 ただし特攻ゾイド少年隊のような「帝国ゾイド少年隊=悪」のような展開はどうかなーと思います。
 行き詰って実寸スケールのゾイドを出して乗り込んで戦うとかも、ちょっと趣旨が外れてしまうというか…。
 また、鉄魂ゾイド格闘技のような、これをする事こそ正義というような展開もちょっと…。
 どんなゾイドファンでも自由に色んな楽しみ方が出来る。それを喜び合うようなホビー系の話があると良いですね。

■『ゾイドバトラー雷牙』のようなホビー系の物語だったら、特定の愛機とかは無しで色々なゾイドに乗って欲しいです。

 


■考えてみると、ゾイドの世界は「パラレル」というか「並行世界」を平然と乱立させていますね。その良さを利用してほしいです。
 ガンダムでは「宇宙世紀」を中心として、さまざまな新しい情報や作品を一つの世界に集約させています。
 でもゾイドでは、同じ「惑星Zi」を舞台にしているはずなのに、各作品の世界観は気持ちいいぐらいに繋がりがありません。
 アニメの四作品は、無印とゼロだけはわずかに繋がりを仄めかしていますがそれはあくまでファンサービス程度、他の作品群に至っては完全に無関係。
 あまつさえ、同じ「第二次大陸間戦争」を題材にしているはずなのに、トミー版バトルストーリー、HMMのバトルストーリー、アニメ版、漫画版の三作品は、
 共通点を探すほうが難しいぐらいです。
 ギュンター・プロイツェンなんかは「ゼネバス皇帝」「ただの野心家」「古代ゾイド人」と、もう忙しいこと忙しいこと。
 一人のキャラクターで、媒体によりここまで方向性の変わる人物も少ないのでは。
 よく見るとトミー版バトルストーリーとHMMのバトルストーリーともまた並行世界の関係にあります(トミー版だったらライトニングサイクスのアーバイン仕様
 機はありませんし、バンとレイヴンに至っては存在さえしませんものネ)。
 悪く言えばとりとめがないですが、でもそれがかえって魅力だと思います。ファンの棲み分けと共存、そして妄想と自立を平然と許容してくれる。
 ゾイドのストーリーについて、何が一番の魅力かというと、実はそういった「ファンの介入のしやすさ」「心やすさ」ではないでしょうか。

 ……あれ? よく考えてみると質問の趣旨を外しているような……?  く、くみ取っていただければ、幸いですが……

■「ゾイドは子供達の物だ」との言葉にとても共感しています。
 ゾイドはやっぱり子供にこそ夢中になって欲しい。私が小さい時は自分のゾイド(ゴジュラス)に乗って世界中を冒険したいと妄想していました。
 だけどゾイドはとても大きい、さすがに家には置けないなぁ、道路とかだと車ふんずけるなぁ、もっと身近に・・・等身大な・・・そうSONYのペットロボアイボ
 みたいな。
 ゾイドをペットとして飼いたい。
 ゾイドコアを育成してそれにみあったパーツを取り付ける。 大きさはもちろん1/72スケール。
 乗るのもいいけど、目の前で勝手気ままに動き回るゾイドと戯れるのも乙があると思います。
 自分の尻尾を追いかけ回すコマンドウルフ、 猫じゃらしにじゃれつくシールドライガー、ビックリした拍子に荷電粒子砲体制でつい威嚇するジェノブレイカー、
 家のベランダからの日光で寝そべって日向ぼっこするゴジュラス!。 週末はお気に入りのゾイドで友達とバトル。 自分が考えたセッティングでライバルに打ち勝て!
 みたいな
 ガンダムビルドファイターズみたいなものと被りそうですが、こんなに身近なゾイドの世界を提示したら子供にも受けがいいと思うんですがいかがでしょうか?

■もしも1/72スケールで成長の止まるゾイドがいたと仮定して、ペットのように小さなゾイドが生活空間にいることで起きる出来事を描くストーリーも面白そう。
 少年たちが飼育した小さなゾイドを公園などで持ち寄ってバトルするとか、お婆さんが縁側で膝上にのせたミニサイズのライガーの頭をナデナデしていたりとか・・・。
 (アンケートの趣旨から外れますが、いまどきはスマホの拡張現実アプリでリアルタイム画像合成ができるので、ボードゲームやミニチュアゲームの要領で、ゾイドの
 ミニチュアを駒にして目の前の空間を戦場に見立て、発砲や爆発炎上のエフェクトをスマホ越しに見つつ、ヒットポイントなどの計算処理を組み合せて、いわゆる
 「ブンドド」遊びを拡張してゲーム性を付加出来ないだろうかと思います。模型をスマホに認識させるためのマーカーなどを別途付ける必要があるかもしれません。)
 (参考作品『ガンダムビルドファイターズ』『ポケモン』シリーズ、『ポケモンGO』など、他多数。)

■自分自身が書こうと思って構想しているお話になるのですが、
 「ゾイド乗り」がゲームの「サイバードライブゾイド 機獣の戦士ヒュウ」、或いは「アーマード・コア」シリーズのように斡旋組織に登録され、そこの依頼をこなす
 ゾイド乗り達の姿を通して惑星Ziの社会生活を描く、と言った内容がイイナー。とか考えています。
 例に挙げたゲーム作品と大きく異なる点としては、「ゲーム」という枠におさめる必要がない場合、「戦闘」に描写の全てを割く必要が無い点があります。
 例えば作業用ゾイドで工事やったりもしたり、野生ゾイドの調査にゾイドを使ったりなどもするでしょう。
 無論戦いもありますが、それも野生ゾイドを密猟者から保護する仕事など、公式で提示された「戦争」や「競技」の他にも「ゾイドと人がどんな繋がりのもと生きて
 いるか」という事を物語として描く事は出来るんじゃないか、というコンセプトです(まぁ戦争も競技戦も普通にある世界として考えていますが。
 公式媒体と比べて言えば、上山氏の漫画版から発展させた内容……かな?

■上山道郎氏の個人サイト『別冊兄弟拳』において示された、「人の姿をしたジーク」や、某動画サイトで見かけた、ディメトロドンを主人公とみなしたPSゾイドの
 プレイ動画における、「ゾイドにヒト型の意識体(動画内では「メンタルモデル」と呼称)がある」という考えなど、ゾイドがヒトの姿に化けるストーリー展開は
 「ゾイドと心を通わせる」という状況をわかりやすくした描写として今後もありうると思った。(擬人化が女体目的であるとしたなら本末転倒と言うか、ゾイドで
 ある理由がないので、擬人化表現は劇薬のような危険性のあるものかもしれないけれども)

■バトルストーリーはもちろん、初代アニメのような展開も好きです。
 やはり両者が私が慣れ親しんだものだから。でも、メカ生体時代ももっと知りたいと思います。
 渋いバトルストーリーはもちろん、強大な悪が出現する初代アニメも大好きです。

■地球のテクノロジーで無双できるかと思いきや、すぐにゾイド人に模倣されてしまうあたり、戦争に明け暮れるゾイドらしくていい。
■惑星ziが宇宙に進出する話
■地球移民が持ち込んだ宗教での争い 
■ゾイド用いてでの大陸横断レース


今回のアンケートはこのような結果になりました。
様々な展開を行う懐の広いゾイドというメディアですが、今回のアンケートを見る限りにおいてはまだまだ発展的に新たな世界を築いていけそうな確信を得ました。
やはりバトスト系が多いですが、ゾイドやゾイド星(惑星Zi)の謎を追う、または冒険、旅にも多くの票が集まりました。
この事は、ゾイドの世界観の魅力をよく物語っていると思います。
ゾイドや星の事はまだまだ未知の事が多いのが現状。今後の展開で謎が徐々に開示されてゆく事に大いに期待しています。
今回のアンケートは、そんなことを思ったアンケートでした。

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