Zoids Ignitio74回アンケート -マッドサンダー不在の場合- 集計結果

2016年2/1~2/15に実施した、第74回アンケート -マッドサンダー不在の場合-の集計結果を公表します。

第二次中央大陸戦争は、マッドサンダー投入後に一気に共和国軍が勢い付き、勝利しました。
しかし、マッドサンダーは、[チェスター教授救出][教授のみの保全][研究所の建設]などなど、かなりの苦労の末に完成しています。
帝国軍の妨害は、かなりありました。もし、何か一つでも要素が狂えば、完成していなかったかもしれないゾイドです。

今回は、もしも「第二次中央大陸戦争で、マッドサンダーが完成していなかったら」という事で考えて頂きました。
もしもチェスター教授救出作戦が失敗し、マッドサンダー開発計画が潰えていたら…。
その場合、
●それでも共和国は勝ったのか?
●それとも帝国が勝ったのか?
●その時、ガイロス帝国(暗黒軍)はどう動くのか。

このifを元に戦史を造り上げて頂きました。


■アンケート項目詳細
 まずは、実施したアンケートの項目を記載します。

 項目1-マッドサンダー不在の場合、勝利していたのはどの国? -
     ・ヘリック共和国
     ・ゼネバス帝国
     ・ガイロス帝国(暗黒軍)

第74回アンケートの質問項目は、以上でした。

■投票数
 今回の投票数は21票でした。ご感想いただきました皆様、御礼申し上げます。
 では早速、発表します。


■質問 -マッドサンダー不在の場合、勝利していたのはどの国?- 回答詳細
    各国ごとに発表いたします。

  ヘリック共和国 10票

■この話題は共和国の国力をどれくらいと想定するか、これによって戦争の推移が決まると思います。
 ですがいずれにせよ、共和国が勝利したと思います。
 両国は自身の強みをよく理解しており、それがデスザウラーの電撃作戦と共和国の膠着戦略という形で現れています。

 帝国軍はデスザウラーの電撃作戦によって首都を陥落させました。
 共和国にとって最大の危機であったわけですが、共和国首脳陣はトンネル作戦によって決戦を回避、被害を最小限に抑えています。
 トンネル作戦は首都機能を住人含めて脱出させる大規模なものであり、事前準備が必要です。一朝一夕にできる作戦ではありません。
 つまり、共和国側は早い段階で首都陥落時のシナリオを用意していたわけです(もちろん多数あるプランのうちのひとつでしょう)。
 大規模かつ多数の民間人を含む作戦ですが、大きな失敗もなく(中小の悲劇や逸話はもちろんあっただろう)遂行していることから、入念にシミュレートされた
 ものであることが伺えます。
 また翻って考えると、ウルトラザウルスの待ち伏せも首都防衛計画の一環であり、任されたエリクソン大佐は国を背負うに足る当代一の軍人であったことが想像
 できます。

 さてその後、共和国は山岳でのゲリラ戦に戦略を移し、結果、戦争は膠着状態に推移するわけですが、これこそが共和国の狙った展開でしょう。
 膠着状態=国力がある国が勝つからです。時間が経てば経つほど、生産量その他の差から両軍のパワーバランスは共和国のほうへ傾いてゆきます。
 そして十分な差が付いたとき、東側へ侵攻した帝国軍を叩けば勝利です。

 共和国が巧妙なところは、全体では膠着させながら山岳で帝国の補給線を攻めたところです。
 遠征軍なうえに本国のバックアップも(共和国と比べ)貧弱な東側の帝国軍を立ち枯れにしてしまうことで、戦力差はますます拡大します。
 その為のシールドとコマンド、そして対するグレートサーベル。この時期のゾイドは本当にアツいですね!

 さてこの戦略で問題となるのは、やはりデスザウラーの存在です。
 侵攻軍が手に負えないほど強かった場合、山岳戦を行う間もなく平地でデスザウラーに蹂躙されて滅亡です。

 印象ではこの時期のデスザウラーは百戦百勝のように思われます。
 そして実際にデスザウラーは局地戦では負けなしではありました。デスザウラーはそれくらい強いことは確かです。
 ですが結局、帝国軍は共和国を攻め切れていません。
 これはいかにデスザウラーを擁するとい言えども、共和国と仮借なき消耗戦になった場合、被害が大きすぎて外征軍を維持できなくなるからでしょう。

 そして共和国も同様、全軍で当たればおそらく帝国を西側へ撃退できる。
 できるけども被害が大きすぎてその後帝国の本国への侵攻が何十年も先延ばしになってしまうのでしょう。
 これでは下手を打った末の意図しない膠着であり、戦略的に持ち込んだ膠着とは大違いです。
 この両国が疲弊しきった状態で暗黒軍が襲来するifも面白そうですね。

 帝国としては首都決戦を目論んでいたのではないでしょうか。本当の意味で首都を攻略できていれば、有利な条件で戦争終結もありえそうです。
 実際には、帝国が狙った首都決戦は空振りに終わり、戦争は共和国の狙い通り膠着になりました。その段階で共和国の勝ちはほぼ決まったようなものだと考えます。
 マッドサンダー無しでも帝国を叩きだせるほど戦力差が出たところで勝負をかけるだけです。
 首都の奪還において多数のデスザウラーとの連戦で甚大な被害が出るでしょう。あるいは何度か失敗し、数次にわたって奪還作戦が行われるかもしれません。
 ですが故郷奪回の兵士の士気は高く、戦力さえあればおそらく完遂できます。

 つまりマッドサンダー不在でも最終的には共和国が勝利する。
 だがその場合、終戦は正史よりも先延ばしになるし、共和国の被害も甚大なものとなる。
 とくに首都奪還は大きな出血があるが、それを見越した戦力を準備した共和国が完遂する。
 このように考えます。

 その後の大陸間戦争は、正史と比べ疲弊した共和国軍は迎撃主体で外征は行わず、正史よりも膠着した状態で彗星衝突を迎えるように思います。
 案外、被害は抑えられるかも知れません。

■もしマッドサンダーが不在だったとしても最終的に勝利するのは共和国であると考えられます。
 マッドサンダーが不在の場合、ヘリック共和国軍は対デスザウラー戦における決定打に欠ける感は否めません。
 しかしその一方で空中戦における戦力に関しては当時の新鋭飛行ゾイドであるレイノスがいるので、レイノスの就役に伴って共和国軍は制空権を確保し、
 サラマンダーによる空爆などを敢行できると考えられます。
 また、航空戦力強化の一環として、仮にサラマンダーF2もこの時代に就役するとすれば、制空権確保の為のより盤石の体制が敷けると思います。
 また、海洋戦力に関しては共和国にとって最大の脅威であるウオディックへの対策も進んでいるため、制海権に関しても共和国の方が若干優位であると
 考えられます。

 最大の難点は陸上戦力であり、最初の方でも述べた通り、マッドサンダー不在に伴う対デスザウラー戦における決定打の不足は痛いですし、高速ゾイド
 に関しても、グレートサーベルの存在に加えて、長期戦になればなる程、その分だけゼネバス帝国軍は十分な数のライジャーを実戦投入できるので、仮
 にこの時代にハウンドソルジャーの様な次世代型の高速ゾイドを開発して就役させる様な事が出来ない限り、シールドライガーやコマンドウルフと言っ
 た既存の共和国の高速ゾイドでは厳しいものになると思います。
 (強化タイプのシールドライガーMK-2やコマンドウルフNEWなどであれば、ある程度対応できると考えられます。)

 とは言え、陸上戦力に不安がある分は、レイノスを擁する空軍の戦力である程度カバーできると思います。
 また、身も蓋も無い事を言ってしまえば、十分な時間と施設さえあれば共和国はマッドサンダーに代わる対デスザウラー用のゾイド(既存機種の改造も含む)
 を開発できる可能性もあります。
 (もっとも、仮にマッドサンダーに代わる対デスザウラー用のゾイドが開発されたとしても、マッドサンダー程の完成された決戦ゾイドに成り得るかは難
 しい所だと思いますし、場合によってはガンブラスターやセイスモサウルスの様な相手の攻撃が届かないアウトレンジから攻撃するタイプに頼らざるを得
 ない可能性もあると思います。)
 その他、バトスト4巻を読み返すと、「チェスター教授救出作戦」の予想以上の大成功で士気が上がっていたとは言え、「中央山脈にある帝国軍の補給線
 を断つ作戦が成功した場合には新型ゾイド(マッドサンダー)の完成を待たずに共和国首都奪回作戦を行う。」と言う決断がされていたので、この事から
 共和国軍は帝国軍の補給線を断つ事ができさえすれば、マッドサンダー無しでも首都の奪回などの中央大陸東側での優位性を確保できると考えられます。
 (対デスザウラー戦で強いられる犠牲の問題はありますが・・・。)

 共和国軍の戦略としては、まず共和国の首都がある中央大陸東側への帝国軍の補給路を徹底的に叩き、共和国首都などの大陸東側に駐留している帝国軍を
 干上がらせた上で共和国首都の奪還を図り、それらと同時に対デスザウラー用のゾイドの開発を進めていき、その完成と合わせて帝国領への攻勢に出るの
 が理想だと思います。

 ただ、マッドサンダーの実戦投入によって一気に共和国側に勢いが付いた場合と比べると、マッドサンダー不在の場合は第2次中央大陸戦争に共和国が勝
 利するまでのペースは緩やかなものになると思いますし、最終的に共和国が勝利するにしても、マッドサンダーが存在した場合に比べて、かなり疲弊する
 と考えられます。その上で、
 ・国力面における地力の差
  (例として、共和国軍は帝国軍に自分たちの首都や大陸東側の各地をそれなりの期間占領されていたにも関わらず、マッドサンダーの実戦投入とその後
   の領地奪回から約2年半の間に相当数のマッドサンダーとウルトラザウルスを生産・配備できるだけの国力を有している。)
 ・航空戦力や洋上戦力における差
  (帝国軍のレドラーやウオディックも十分強力だが、レイノスの実戦投入や対ウオディック装備の充実化によって脅威度は下がっている。)
 ・マッドサンダー不在の場合、陸上戦力ではやや不安を残す部分もあるが、その分は航空戦力からの支援である程度のカバーができる。
  (サーベルタイガー対策で空軍に支援を求める指令が出た事や機獣新世紀でも制空権確保からの空爆による敵補給線の破壊が敢行された事などから考える
   と陸上戦力にとって空からの攻撃はかなりの脅威であると言える。)
 と言った幾つかの点から、マッドサンダー不在の場合でも、主に対デスザウラー戦における不安要素はあるものの、それでも第2次中央大陸戦争は最終的に
 共和国の勝利に終わると考えられます。

 ○余談:暗黒軍の動向について
  第2次中央大陸戦争自体は最終的に共和国軍の勝利に終わると考えられますが、マッドサンダーが不在の場合、戦争の長期化による疲弊の色はマッドサン
  ダーが完成した場合と比べて濃いものになっていると考えられます。
  その場合、暗黒軍はより積極的に中央大陸に攻め込み、ヘリックとゼネバスの疲弊具合によっては最悪暗黒軍が漁夫の利を得る形で勝利を得る可能性もあ
  ります。
  しかし、共和国の国力は約2年半の間に相当数の超大型ゾイドを生産できるくらい高いものであり、例え暗黒軍が中央大陸への侵攻を行ったとしても、同
  じく戦争で疲弊した状況を狙った機獣新世紀における鉄竜騎兵団(アイゼンドラグーン)の電撃的な侵攻の時とは異なり、
  ・疲弊しているとはいえ戦力が充実している敵本土に攻め込まなければならない。
   (後年の鉄竜騎兵団の場合は共和国が西方大陸や暗黒大陸に戦力を割いていた為に本土が手薄になっていた所を狙った側面もあり、暗黒軍から見れば
    当時の中央大陸には戦争による疲弊を考慮した上でも相当数の戦力が残っている可能性もあり、いきなり侵攻してきても返り討ちに合う危険性が高い。)
  ・暗黒軍の侵攻に合わせてゼネバス帝国が治めていた領地の民衆が蜂起して共和国への反乱や破壊活動をするのは期待できない。
   (仮にも暗黒軍は2度の中央大陸戦争が起きるよりも前に中央大陸に侵攻した「侵略者」のイメージがあるし、一度はゼネバスの亡命を受け入れて帝
    国軍の戦力拡充に協力したと言っても、民衆にとって暗黒軍は受け入れがたい存在だと考えられる。)
  と言った2点から、結局の所暗黒軍はバトストと同じような戦略を採るのが一番いいと考えることもできます。
  暗黒軍はヘリックとゼネバスの疲弊の度合いによっては漁夫の利を得られる可能性もありますが、ヘリック共和国の国力はそれを許さず、たとえ暗黒軍
  が宣戦布告してきても何とか迎え撃てるだけの力を持っていると考えられます。

■デスザウラーは確かに強力ですが、決して万能ではありません。
 マッドサンダーが完成しようがしまいが、共和国は勝っていたでしょう。マッドサンダーは劇的にとどめを刺したにすぎない。
 理由は大まかに
 1、デスザウラーは運用できる地形が少ない
 2、すでに対抗機ディバイソンがいる
 3、国力は共和国の方が上
 4、共和国は空軍が充実している
 5、デスザウラーには弱点がある
 6、ウルトラザウルスの存在

 1は言わずもがな。山岳地帯で行動できない弱点が露呈し、徐々に共和国は盛り返している。

 2は危ういです。ディバイソンは直接対決ではデスザウラーに及ばない。
 よしんば攻撃をかいくぐって突撃に成功しても装甲を傷つけるだけで致命傷は与えられない。
 しかし、デスザウラーに脅威を与えるだけの性能は発揮できた。帝国もディバイソンを軽視することはできません。
 ディバイソンに気を払うあまり、隙が大きくなった可能性は十分ありえます。

 3も微妙です。デスザウラーは共和国首都を奪い去り、共和国は大きく国力を落とした。
 しかし、優勢だった時代に培った土地勘と関係者各種のつながりは決して無駄ではありません。だからこそゲリラ戦で対抗できました。
 その間、デスザウラーに対抗する作戦を必死に練ったことでしょう。

 4デスザウラーは俊敏です。高速ゾイドでさえ捉えます。しかし、さしものデスザウラーでも連続しての物量や爆撃には対抗しきれないでしょう。
 頼みの荷電粒子砲も一回の出撃では数発しか撃てない。
 犠牲は相当出るでしょうが、爆撃で消耗したり、弱点に被弾すれば大きく弱体化が狙えます。そして共和国にはそれができるゾイドがいる。

 5弱点を狙うのは容易いことではありません。
 しかし、弱点が露呈すればそれを糸口に作戦や訓練が行われる。
 零戦が弱点が露呈して一気に優位性を失ったように、致命の弱点があれば、当然そこを突くための手段が発達するはず。
 何度も訓練を積んで、それをできるだけのパイロットを育てたでしょう。

 6これは最も重要です。
 ウルトラザウルスは高度な管制能力を持ちます。味方に情報を伝達しつつ、自身は後方安全圏から一方的に砲撃できる。
 直接対決では勝ち目は薄くとも、パワーは互角で海戦が行える点は素晴らしいですね。
 相手がエースパイロットでなければ、海に引き込んで、もしくは海を拠点に戦うことはできます。何より火力です。
 確かに、ウルトラザウルスがデスザウラーを仕留められない描写はそこかしこにありますが、それはそこまでやって上手くいかないデスザウラーのエピソード
 であって、撃破自体は可能なはず。
 犠牲は相当出たでしょう。そして成功しないこともままあった。
 しかし、ウルトラザウルス、ディバイソン、シールドライガー、ゴジュラス、サラマンダーと、高性能な大型ゾイドを持っていれば、マッドがいた時ほど劇的
 ではないにしろ、徐々に盛り返し、辛勝できたと思います。所詮戦争は数が制するのです。
 マッドが開発されたのは、作戦の成功率、犠牲者の数、何よりゾイド人の接近戦主義の賜物であります。それとデスザウラーを正面から下したいという共和国
 の意地もあったでしょう。
 しかし共和国の既存の大型ゾイドクラスが連携し、対デスザウラー作戦を敢行すれば決して勝てない相手ではないと考えます。
 何より、いかにデスザウラーが前衛で頑張ったところで、帝国の司令支部や基地が落ちれば何の意味もありません。
 仮にデスザウラーに全く勝ち目がなかったとしても、デスザウラーを避けて拠点を破壊工作すれば帝国にはかなり痛手です。

 付け加えます。
 私も最初はマッドがいなければ帝国が勝っていただろうと思いました。
 しかし、考えれば考えるほどデスザウラーは過大評価されています。デスザウラーは圧倒的な性能の実、結局共和国にとどめをさせなかった。
 そこが大きいと思います。
 デスザウラーの荷電粒子砲は長距離砲ではない。射程は中距離までです。接近さえ許さなければ、空爆や超遠距離砲撃でなんとかできそうです。
 もし、デスザウラーに強力な管制能力や索敵能力があれば、話は違ったかもしれません。しかし、デスザウラーにはそれがない。
 圧倒的な性能を示しつつ、共和国の心臓にあと一歩届かなかったのは、そこだと思います。

■チェスター教授が開発したマッドサンダーの特徴は・超大型・マグネーザー・反荷電粒子シールドの3点ですが、超大型ゾイド開発のノウハウは教授が開発した
 ウルトラザウルスの時点で確立されている事から、救出後の研究はデスザウラーを打倒するための盾と矛の開発が主だったのではないでしょうか。
 (最終的にはそれらを搭載できる機体開発に結実しますが)
 逆説的にマグネーザーとシールドを搭載しない機体は教授抜きでも開発はできるだろう事から、装備の技術的なブレイクスルーを得ないまでも既存機の技術を取
 り入れた超大型機が開発されるのではないかと思います。
 ・ディバイソンから進化した超硬角装備の超大型4足機
 ・ゴジュラス進化型の超大型2足の既存主兵装満載機or格闘機
 ・Eシールド・サンダーホーンを主武装にした超大型角竜
 どちらにしても、マッド並に絶対的な対デスザウラー攻略機には成りえないまでも奮戦し、最終的には共和国勝利は変わらないかと思います。
 逆に帝国側で角竜型運用のノウハウがある事からマグネーザー&反荷電粒子シールド搭載の新型レッドホーンが登場したら?とも思いました。

■国力に勝る共和国側が最終的には勝つのかな、と。ただマッドサンダーがいないとデスザウラー一台倒すのに莫大な犠牲を払いながらの泥沼で…といった形で。
 疲弊した所をガイロスが、と最初は思ったんですが、暗黒軍の強さって暗黒大陸に敵軍を引きづり込んでのものだったように感じるので、イマイチ中央大陸を
 闊歩してる姿がイメージできませんでした。
 話が脱線しますが、暗黒軍ってギルによる首都空爆はしましたが、デットで上陸してその後地上部隊の大群を…という事はほぼなかったような。
 なにか出来ない訳でもあったのでは…

■バトリサ2では共和国首都陥落後、帝国軍は戦略を欠いた戦いをするようになったとありました。戦略なしでは最終的に勝つのはむりでしょう。
 一方で共和国軍は陸ではディバイソンやゴルヘックス、空ではレイノス、海では対ウォディック用の魚雷が開発され優位を取り戻していくはずです。
 またウルトラザウルスが司令塔を担えるので戦略的にも有利に戦えるでしょう。
 こう考えるとマッドサンダー不在でも徐々に勢いを取り戻し時間はかかるものの最終的には共和国が勝てるのではないかと思います。
 そのうち新型ゾイドでデスザウラーに対抗できる可能性もありえるでしょうし。
 なお暗黒軍は漁夫の利を得ようとして様子見を決め込むと思われます。

■共和国首都や各都市がゼネバス帝国に制圧されても共和国軍は散り散りになりゲリラ戦を展開していたと思います。
 これは大統領が捕虜になったとしても同じな気がします(捕虜になっても奪還作戦で救出しそう)。
 ゼネバス、ヘリックのどちらがデスザウラーを越えるゾイドを先に開発するかがカギになりますが、状況としてはゼネバス側に開発にかける余裕があるものの
 上層部はデス以上の機体は必要がないという慢心があったようなので結局ヘリック側が決戦ゾイドの開発に成功するかと思われます。
 ガイロスの動向ですがゼネバスもガイロスを信用していたわけではないと思うので切羽詰まった状況でなければガイロスに付け入る隙は与えないだろうし
 (さすがにゼネバスも万全の状態ならクーデターは簡単には成功させない)ガイロスとしてはゼネバスに秘密裏に共和国軍と手を組み決戦ゾイドの開発に一役
 買うものと思われます。
 そこからは正史の暗黒大陸編に近い展開になるんじゃないでしょうか。

■一定以上距離を開けて戦う、というゾイドの戦い方としては卑怯な戦い方となる戦法を積極的に展開していくのでは、と考えました。
 デスザウラーがたとえ無事であってもそれ以外が全滅すれば構わないとの流れからより早くレイノスやそれに準ずる機体を開発し、更に高高度からの爆撃をメイ
 ンにしたサラマンダーや新世紀のデストロイヤー砲のような一方的な位置からの攻撃で民間人の被害も考えないような形でジリ貧に持ち込みゼネバスは対処。
 ガイロスに関してはデストロイヤー砲などで水際で進撃を防ぎつつデスの技術などを元に対暗黒用の機体を作るもののグランドカタストロフで壊滅的な被害を受
 けお互いに新世紀のような太刀お直り方は出来ず・・・
 みたいな割とバッドエンド的な想像をしてみました。

■(私は帝国派かつ、デスザウラー信者と言って過言ではないのですが)悲しいかな、共和国軍は既にデスザウラー対策が整っているので、共和国が勝利してしまうか
 もしれません。
 デスザウラーは地の利やエネルギー効率などの弱点もあり、そこを突かれてやられてしまうかもしれません。
 デスザウラーの存在を無視しても、共和国は数を頼りに勝利を過去におさめてきたので、帝国陥落は時間の問題だと思います。
 メタ的なことも述べると、「悪」とされてきた帝国が勝つなど、ゾイドファンが許さないと判断したメーカーが無理にでも共和国を勝たせてしまうでしょう。

■1:デスザウラーを擁するゼネバス帝国が有利だが空・海・情報戦では劣るため共和国にとどめはさせず、慢性的な物資不足に陥る。
 2:共和国もデスザウラーを倒せるゾイドがいないためゲリラ戦で持ちこたえるしか無くなるが、後にデスザウラーに対抗できるガンブラスターを開発し徐々に逆
   襲に転じる。
 3:ゼネバス帝国軍はデスザウラーを高機動型(デスドッグなど)に改良しガンブラスターを迎撃するが資源・物資力の差から追い詰められ始める。
 4:このタイミングでガイロス帝国が参戦、ギルベイダーは帝国首都(元・共和国首都)を爆撃、デッド・ボーダー、ダーク・ホーンら上陸部隊は共和国を攻撃す
   るがいずれも海を渡っての侵攻のため限界があり思ったほどの戦果は挙げられず撤退する。
 5:共和国軍はデスザウラーの残骸を解析し荷電粒子砲や超重装甲の技術を得る。
   デスザウラーと同じ野生体から遂にキングゴジュラスを開発してデスザウラーを駆逐、首都を奪還しゼネバス帝国を滅亡させる。
 6:共和国軍は事前にギルベイダーの大陸間爆撃作戦を目撃していたため対ギルベイダー用の防空戦力としてオルディオスを開発し本土防衛に充てる。
   そのままキングゴジュラス率いる部隊が暗黒大陸へ侵攻し暗黒軍を滅ぼす。

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ゼネバス帝国 8票

■逆説的に言うと、共和国軍は「対デスザウラー用決戦ゾイドを開発しなければ勝てない」と考えたからこそ史上最大の救出作戦を行いチェスター教授を
 奪還したのでしょう。 この事から考えるに、マッドサンダーを欠いた共和国に勝利は難しいと思います。
 加えると、
 ①史実ではチェスター教授発見とマッドサンダー開発阻止のために帝国軍はかなりの戦力を割いています。
  チェスター教授奪還作戦が失敗していたら、その分の戦力は共和国軍駆逐の為に効率的に使われていた事でしょう。
  「共和国軍は物量で勝る」というのはイメージとして強いですが、首都を奪還できていない現在の共和国軍にその強みはありません。
  時間と共に疲弊するのではないでしょうか。
  ディバイソンの登場で対デスザウラー戦をも視野に入れる事ができた…のは確かですが、やはり実力では上を行くデスザウラー。
  デスザウラーが対ディバイソン用の戦術を確立したら、もはやディバイソンは初陣からしばらくのような活躍は出来ないと思います。
  (ディバイソンは奇襲が必須なので、身を隠すものが多い森林などでは強いが平原ではデスザウラーを撃退させられないだろう)

 ②当時の共和国軍は中央山脈の寸断に挑んでいました。
  これにより共和国首都(大陸東側)の帝国軍を孤立させようとしていたわけですが、これはやはりグレートサーベルの出現を受け失敗していたでしょう。
  更にゴーレムの出現で山岳での不利は決定的になると思わます。(この辺りの推移は史実とほぼ同じになるだろう)
  ①の事情から共和国軍の力は史実より低いと考えます。そうすれば、ライジャー就役まで帝国軍は中央山脈の支配を維持すると考えます。
  ライジャーの参戦で、山岳で共和国が勝利する事は極めて難しくなります。

 その上で…、
 ゴーレムやライジャーは、各地のゲリラをあぶりだす事に最適な働きを示すでしょう。
 ついには、ヘリック大統領も見つかり捕らわれる。これにより講和、帝国優位な内容で条約が結ばれ帝国軍の戦勝になったのであった………。

■そもそもデスザウラーの荷電粒子砲を正面から受け止めきれるゾイドはこの時点ではマッドサンダーのみ。
 そのため「マッドサンダー不在の場合」ヘリック共和国の不利は一気に加速します。
 結果、ゼネバス帝国はかなり大きな時間稼ぎができるため、デスバード未満が精々でしょうが大型の飛行ゾイド、ウオディック以上に強力な水中用大型
 ゾイドを開発・生産する余裕が生まれます。
 デスシャドーのように局地用に改造されたデスザウラーのバリエーションも更に増えていたでしょう。
 デスザウラーのバリエーション機が増える分だけ、スケルトンのような「お守部隊」も相当数必要となるので、その点が課題かもしれません。

■デスザウラーだけでは帝国の勝利は難しいでしょう。ディバイソンは対デスザウラー用として有効に動きました。
 ですが、グレートサーベルの活躍で帝国軍はかなり勢いを取り戻し優勢になったように思います。
 グレートサーベルは対ディバイソン用として有効に動けます。
 デスザウラー部隊にグレートサーベルを配置すれば対策として有効となり、ジリジリと制圧地を広めていったと思います。
 また、マイケル・ホバート技術少佐はバトスト4で帝国軍の生産量を飛躍的に高めています。
 更に、後年にはライジャーも参戦します。これらにより何とか戦勝にまでこぎ付けられるのではないでしょうか。
 障害としては、まずアロザウラーでしょうか。ブラックライモスを擁する帝国軍は強力ですが、できればイグアンやハンマーロックの後継機も欲しい所ですね。
 あとはレイノスでしょうか。
 これが完成すると一気に共和国空軍の勢いが増すので最大の脅威だと思います。帝国軍はデスバードを少数でもいいから量産し抵抗したい所です。

■①第二次中央大陸戦争の勝敗
  へリック共和国は首都すら陥落しているので、ゼネバス勝利は確定でしょう。
  共和国ゾイド&へリック大統領本人が逃げ続けられたとしても、首都に帰還できず支配地域なしでは国家として成立しません。
  へリック一派は、反ゼネバスのテロリスト集団に落ちぶれ、さらにゼネバス軍に殲滅させられたでしょう。
 ②ガイロス帝国はどう動くか
  ゼネバス帝国の勝利に協力したガイロス帝国です。何かしらの見返りを求めるはずです。
  おそらく「貿易協定を結んで、暗黒大陸では手に入れられない農産物を低価格で手に入れる」などありえそう。
  また、血統主義の帝国制度をとる国同士。皇帝一族同士の婚姻をすると想像します。

■ヘリック大統領を確保できればさすがの共和国軍も降伏すると思います。
 中央大陸のどこかに隠れ潜むヘリックを探すには、デスザウラーよりも高機動を誇る潜入調査用ゾイドが重要になると思います。
 グレートサーベル&ゴーレム(そして更に後に就役するライジャー)が綿密な調査を行い遂にヘリックを発見確保する事でしょう。
 問題は、本土ではなく周辺の島にヘリックが逃げた場合です。
 この場合はウルトラザウルスを持ち海軍力で上を行く(しかもウオディック用対潜魚雷などを開発する)共和国軍を破るのは難しそうです。
 帝国軍はウオディックMK-IIあるいはウオディックを超える海戦ゾイドを開発したい所です。
 (デスザウラーを海戦に対応させる事は出来るのだろうか?)

■マッドサンダーが居なければ、少なくとも互角に近い状態が長く続くと思われる。
 その状態でガイロス帝国軍がゼネバス帝国軍に対し助力すれば戦勝できると思う。
 問題はガイロス帝国がそう都合よく動いてくれるかどうかだ。しかし動くと思う。
 ガイロス帝国は中央大陸を制覇したいのが最大の目標だとは思うが、ゼネバス帝国との友好を保ったままにしておけば結果として願いは叶えられると思う。
 ガイロス帝国が助力しヘリック共和国に勝利した場合は、ガイロス帝国も戦勝国の一つとして連名される事になる。
 暗黒大陸から中央大陸への移る移民も大量に発生しただろうし、中央大陸東側の豊富な資源が暗黒大陸に大量に輸出されることにもなるだろう。
 共和国を倒せば、ゼネバス帝国とガイロス帝国は共に利があるわけだ。
 このような状態だから、両帝国が戦う事は今しばらくは無いと思う。

■デスザウラーに対抗できるゾイドがいなかったから共和国が劣勢でしょう。
 チェスター教授がマッドサンダーの基本設計をしていた故他のゾイドに反荷電粒子シールドやマグネーザー的な強力な武装を施せたかどうかも怪しいですしね。

■首都攻略後のデスザウラーの運用は効果的とは言い難いものの、制海権しか持たない共和国軍はやがて疲弊してしまうだろうから

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  ガイロス帝国 3票

■シールドライガーmk2は、グレートサーベル部隊と互角に渡り合い、グレートサーベルによる勢力の拡大を封じた。
 多数のゴーレムによるテロ活動により、共和国領土内で混乱が相次ぎ、ついに帝国軍スパイによりチェスター教授を誘拐することに成功した。
 レイノスは空を、ライジャーは陸の強化に貢献した。
 特にレイノスの投入はゼネバス空軍に壊滅系大打撃を与え、デスバードはレイノス師団の執拗な集中攻撃を受け墜落してしまうに至った。
 だが同時にライジャーのスピードを補足できる共和国ゾイドもおらず、共和国軍の前線は中央山脈から完全に後退する事となった。
 しかし、共和国軍の空爆と海からのウルトラザウルスの長距離キャノン砲によって、帝国軍の補給線や前線基地が十分な機能を果たすことができず、
 デスザウラーによる追い込みができずにいた。

 こういった状況が2,3年とつづき、両軍とも消耗し、兵を失い続けた。
 この間、両軍もいくつかの新型ゾイドと多数の改造ゾイドを戦場に投入したが、戦況を覆す機体は現れずにいた。だが国力で勝る共和国軍が次第に
 優勢に傾きつつはあった。
 中央大陸の状況を常に監視していたガイロスはこの時を待っており、ゼネバスへの加勢を表明。デッド・ボーダーの登場で、共和国軍は大混乱し、
 大きな戦果を挙げた。
 ゼネバスはガイロスを大いに信頼してしまい、コング、デスザウラーが暗黒ゾイド化され、ついに共和国軍は降伏したのであった。
 歓喜するゼネバス兵たち、しかし、ガイロス兵の銃先はゼネバス兵達に向けられた。
 ゼネバスに対してガイロスの裏切りを指摘する重鎮は居たのだがゼネバスは戦バカなので負けることを最大の恥としていたのだった。
 また、ガイロスのゼネバスへの加勢軍は全体の6,7割程度だった。
 デスザウラーがいるゼネバスよりも頭が切れ、ガイロスの目論見を見破ることの出来、国力莫大なヘリックのほうがガイロスにとって厄介極まりなく、
 ヘリックを相手にする自信は無かった。

■マッドサンダーがいなければ両国の戦いはずっと長引いたでしょうし、そうなった場合どちらが勝つにしても、暗黒軍を撃退できるほどの余力は残らなかったと
 思われます。
 共和国軍はマッドサンダーがいなくともデスザウラーが立ち入れない中央山脈では戦況を有利に進めていましたし、ウルトラザウルスにより制海権も掌握、後に
 レイノスを開発し制空権も確保しています。
 ディバイソン開発後は陸戦でデスザウラー擁する帝国軍を相手にしても十分戦えているところを見ると、マッドサンダーに阻まれなくても帝国は共和国に止めを
 さすには至らなかったと思われます。
 しかしマッドがいなければ共和国軍もデスザウラー相手に完勝を収めるのは不可能です。
 どちらも相手を倒しきるための決め手がなく、だらだらと消耗戦を演じている間に暗黒軍の準備が完了。
 ギルベイダーを完成させた暗黒軍がまずは同盟を結んでいる帝国軍に加勢して共和国軍全滅。
 帝国が勝利を得るも暗黒軍に裏切られ、消耗している帝国軍はろくに抵抗もできず全滅という流れになると思います。
 理想としては、帝国が暗黒軍の思惑に気づき共和国と和解、協力して暗黒軍を撃退し戦争終結となってほしいところではありますが。

■マッドサンダーは完成しなかった。
 が、搭載される予定だった各種のテクノロジーは実用段階にあった。
 そこで共和国開発陣営は、これらを厳選された優秀なゴジュラスmk-2に搭載し、デスザウラー打倒を試みた。
 背部に試作ハイパーローリングチャージャー、キャノンラックには突進用超大型スラスターを搭載
 大型化された右腕にはほぼマッドサンダーの頭部と同形状のツインマグネーザーと反荷電粒子シールド
 左腕にはビームキャノン、2連大口径衝撃砲
 顎にはサンダーホーンの技術を流用したサンダーファングを搭載

 これこそが対デスザウラー用決戦仕様 ゴジュラス・ザ・マッドサンダーである!

 …ごめんなさい無茶苦茶ですね。
 ただ、ペーパープランとしてはあってもおかしくないかな、とも思うんですよ。なにせ狂わなきゃ勝てない相手ですし。
 後のティガゴドスはここから…?的な妄想も出来たり。

 でも、これでは正直勝てそうにないんですよね…。
 ケンタウロスよろしく善戦するも撃破するには至らず、泥仕合化してお互いが消耗したところにガイロスに介入され…という事になりそうかなぁと。


今回の結果はこのようになりました。
いやぁ、アツい!アツい意見が沢山出ましたね。マニアックながらも良いアンケに出来たなと思います。

結果としては、共和国軍が優勢。
さすが底力のある共和国軍は恐るべしです。
しかし帝国派の意見も負けていない!両者とも譲らないアツい考察が出ました。

こういったマニアックなものも今後行っていきたいですね。
今回は、特にそんな事を思ったアンケートになりました。

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