Zoids Ignition第47回アンケート -歩兵ゾイドで好きなのは- 集計結果

2014年10/31~11/15に実施した、第47回アンケート -歩兵ゾイドで好きなのは?-の集計結果を公表します。

歩兵。
単体というより、その数でもって部隊の中核をなすゾイド。華はなくとも、その魅力はまた特有のものがあります。
各陣営に多数の歩兵ゾイドが在ります。
今回は、そんな歩兵ゾイドについて教えてもらいました。


■アンケート項目詳細
 まずは、実施したアンケートの項目を記載します。

 項目1:-好きな歩兵ゾイドは?-

 項目2:-歩兵ゾイドの魅力とは!? -

 項目3:-歩兵ゾイドのどんな活躍が見たい?-

第47回アンケートの質問項目は、以上でした。

■投票数
 今回の投票数は31票でした。ご投票いただきました皆様、御礼申し上げます。
 では早速、発表します。


■質問1 -好きな歩兵ゾイドは?- 回答詳細
 ※「歩兵ゾイド」の明確な定義は付けませんでした。各人の判断で回答して頂いています。

 3位まで答えて頂きましたので、1位を3pt、2位を2pt、3位を1ptとして集計します。

1位 59pt ゴドス

 ■整列した際の機能美を感じる爽快感!
  従来の共通コクピットから強化型コクピットになった事で「ただのやられ役でない雰囲気=重装甲スペシャルの貫禄」をかもしだしていたのも良かった。
  パーツ構成次第では、弱そうにも強そうにも見える、まさに「歩兵メカ」の鑑だと思います。
  キットもオプションパーツが豊富で、「任務によって換装可能」という遊び方が出来るのも良かったです。
  ガンダムで言えば、歩兵役であるジムのバリエーション機(カスタム、陸戦型、コマンド等)を一つのキットで楽しめました。

 ■ゴジラをモチーフに雑魚メカを作るという発想がある意味凄いと思う。
  ヒョロくてダサくて可愛くて、でもちょっとだけカッコいい。その塩梅がすごく良い。何体並べても違和感がない、最高の没個性だと思う。
  リバセンのドスゴドス、HMM、MSSと最近ゴドスづいていて、ゴドスマニア?には嬉しい限りです。
  デザイン的には「このモールドはこういう機能をする部品だ」と言い難い謎モールドが多く見受けられる感があり、イマイチデザインが洗練されていないと思う。
  昔フル可動化を試みるも「膝は何処だ…?このモールドは何だ…?」とか解釈に困る部分が多く、解釈の幅広さを試される感じがありました。
  当時は元デザインへの思い入れが強すぎてアレンジなど思いもよらなかったので、ついには尻尾先端の蛇腹部分を一節一節切断し始める次第…(汗)
  時は流れて、今はHMMのデザインも程良く感じてお気に入りですが、コイツの可動化に取り組んだ身とすればまだまだ改善点があると思うので、その内徹底的に
  弄って俺HMMゴドスにしてやりたい。

 ■歩兵ゾイドと言われて真っ先にこいつの名前が出てくるのは、やはりバトストの影響でしょうか。
  バトスト2巻で「芝居がかった」ポーズでビル陰に身を隠して様子をうかがうシーンなど、とても歩兵らしく感じます。
  HMMでビームライフルにグリップが付けられていたあたりも、そうした雰囲気を高めている気がしますね。

 ■豊富なオプションパーツにより指揮官仕様などの組換えがキット単体でできるのは遊び甲斐があり非常に楽しいです!
  さらに何体かあれば細部が違う個体で部隊を組ませて遊ぶ妄想にも一花咲きます。
  武装多めのゴドスの必殺技はキック!それも男のロマンかと。
  ただ、気になるのは可愛いおてて。どう使うのかよく解らないんですよね。むしろなんかこうガチョーン!てギャグをしているみたいでニヤニヤしちゃいます(笑)

 ■「歩兵」という字面と響きから真っ先にイグアンとゴドスを思い浮かべました。
  ゴドスは角張ったりパイプの目立つデザインが重機然としていて、軍用に留まらず民間でも役立ちそうな汎用性を感じます。
  実際、アニメでも工事で使われていました。
  なので、「歩兵」として考えた時にイグアンの方がそれに特化しているように感じました。
  個人的には一位イグアン二位ゴドスですが正直、歩兵の座はこの二機がブッチギリで黄金のツートップだと思います。

 ■元祖共和国量産型歩兵ゾイドでにしてアロサウルス型ゾイドです。
  正直な所全くアロサウルスらしくありません。しかし、その代わりというか、いかにも初期共和国らしい素晴らしい意匠です。
  野暮ったさの中にもいぶし銀的なかっこよさがあります。小型とは思えない情報量。立ち位置的にも最も重要な歩兵です。
  初期小型ゾイド最強機種であり、後継機が沢山生まれながらも長年戦場で使われ続けた実績と信頼性は大したもの。
  初期小型ゾイドとしては異例の破壊力を持つゴドスキックを武器に共和国の戦線を支え続けた、共和国ゾイドを語る上で欠かせない存在です。
  また、アニメ無印では改造機がレイブンに駆られて後継機ガンスナイパーを蹂躙する場面が印象的です。
  乗り手と改造次第では旧式でも戦える事をまざまざと見せつけた好例だと言えます。…戦闘終了後は崩れ落ちていましたが…

 ■何といってもゴドスは外せない。劇中の歩兵的な活躍はもちろんだが、これまでの経緯によってもはやゴドス=歩兵という印象が刷り込まれすぎている。
  ゴドスを越える歩兵はいくらでも居るが、ゴドス以上に「歩兵の印象」を持つゾイドを開発するのはなかなか難しいのでは。

 ■必殺がキックだったり恐竜型なのに当時の恐竜像を踏まえてなおシルエットが人間っぽかったりするのが強烈に歩兵な印象を与えている。
  けどどっちかと言うと歩兵(ほへい)というより将棋の歩兵(ふひょう)

 ■恐竜型のくせに人型ロボットにしか見えないデザインが好き。
  小さいから生身の歩兵と連携して戦う姿が容易に想像できる。まさに「歩兵」といったらこれ。

 ■直立歩行なので人間に見え、如何にも「歩兵」という印象があります。
  その上、超兵器な感じがしない、如何にもな量産機でもあるので。

 ■歩兵、と聞いて真っ先に頭に浮かんだのがゴドスでした。パッケージに複数並んでいたからかもしれません。
  高速機や重量機体に比べて地味で目立たない存在かもしれませんが、地味ながらも数で持ってストーリーを支えていた名機だと思います。

 ■バランスの取れた火器と高い格闘性能、そしてその高い生産性で共和国軍の主力を担ったゴドスが最も好きな歩兵ゾイドです。
  全体的に共和国らしいメカメカしさがありながら、とてもシンプルでプレーンな量産機らしさがあり、 両脇や背中、尻尾の付け根にそれぞれハードポイントが
  あって、火器をバランスよく配置したノーマル仕様や、エネルギータンクや大型のビームライフル、レーダーなどの装備を追加した重装甲タイプなど、様々な
  装備を搭載する事ができ、リーチが長い尻尾や、PSゾイドシリーズでも馴染み深いキックなど、その高い闘争本能と相俟って機体自体の格闘性能も高く、両手
  のマニピュレーターは格闘戦用のクローとして使える一方で、人や物を掴む事が出来る作業用マニピュレーターとしての能力も兼ね備えていて、その戦闘力と
  汎用性は「小型ゴジュラス」と言うゴドスの異名に相応しいものだと思います。
  また、帝国軍が対抗機種として開発したイグアンは、実質的にはゴドスのコピー機であり、「ゴドスに勝てるのはゴドスだけ」と言う皮肉な結果になってしまっ
  た事や、ゴドスを小型ゾイド最強の座からイグアンと共に引きずり落としたハンマーロックは、ゴジュラスの無敵時代を終わらせたアイアンコングの小型版と
  も言うべきゾイドである事もまた、 ゴドスが主力小型ゾイドとして、如何に優れていたかが伺える事だと思います。
  そして、このクラスとしては極めて優れた性能を持ちつつ、その一方で生産性も高く、部隊の中核を担う歩兵ゾイドとしては正に理想的な機体だと思います。
  バトストやアニメでは様々な戦場でその姿を見ることが出来るというのもまた、歩兵ゾイドらしさがあっていいです。
  また、アニメでは、戦場でよく見る歩兵ゾイドとしてだけでなく、 レブラプターのパイルバンカーを削岩機のように使っていた機体や、帝国伝統のシンカー
  レースでピット作業をこなしていた機体のような作業用タイプや、レイヴンが操縦してボロボロになるまで暴れまわって、配備されていた基地を壊滅に追い込
  んだ両腕にキャノン砲を装備した武装強化タイプと言ったバリエーション機が登場したり、アニメ無印初期では動くが拙く、ほぼ棒立ちで撃ち合いをするだけ
  だったのが、/0では軽快に疾走してゾイドバトルを繰り広げる様になるなど、アニメ無印から/0までの間のCG技術の進歩をみせた機体としても、とても印象
  に残っています。
  キットはガリウスの構造やギミックを受け継ぎつつ、大幅に肉付けされていて、「重装甲スペシャル」の名に相応しいボリュームがあり、しかもビームライフル
  やレーダー、エネルギータンクと言った追加パーツも付属していて、追加パーツ一式を装備した重装甲タイプにするも良し、各所のハードポイントに自由にパー
  ツをつけてオリジナルの装備形態を作るのも良しと言う自由度の高さもあって、個人的に武器の付け替えで遊ぶのが好きだったので、キット付属の武器だけでな
  く、他のゾイドから武器をとって来たり、同型機のイグアンとパーツを組み替えたりして遊んで、弄っていてとても楽しかった思い出があります。
  ゴドスはガンダムに例えるならジムやその系列機のような、量産機らしいスタンダードさがある機体であると同時に、「小型ゴジュラス」の異名に相応しい優れ
  た性能を持ち合わせた、歩兵ゾイドの代表格だと思います。

 ■The歩兵ゾイド。主力小型ゾイドであるだけでなく、直立二足歩行+「手」等による作業ができる姿は正に「兵」だと思う。
 ■いつも負けているのでキャノピーが泣き顔にすら見えます。
 ■歩兵ゾイドといったらこいつでしょう。
 ■真っ先に思いつきました。
 ■いつも負けているのでキャノピーが泣き顔にすら見えます。
 ■ザ・歩兵ゾイドというイメージだから。

1位は大多数の予想通りだったのではないでしょうか。
共和国を長らく支え続けた名機、ゴドスでした。
魅力はまさに寄せられたコメントにある通りだと思いますが、これまでずっと一貫して「主力歩兵」という部分が強調してアピールされた機体なので、「ゴドスこそ歩兵ゾイドである」というユーザー間の刷り込みも相当のものがあると思います。
劇中では、バトストでもアニメでもまさに「いい塩梅」で活躍しています。
ゴドスの1位は大多数の納得のものでしょう。

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2位 32pt モルガ

■理由は3点
①ずばり「数は力」の象徴的なゾイド。
②ゼネバス将兵もガイロス将兵も「最初はモルガ」から訓練しそうな、扱いやすさ。
③一番大事な「ザコキャラ」っぽさをかもし出すシンプルさ

■アニメで大軍で出てくるシーンや、帝国軍のゾイド部隊の前衛を務めていることから、歩兵のイメージが強いゾイドです。
厚い装甲で覆われ、特に頭部は2重になっているので頑丈だし、武装面でも頭部のグレネードランチャー(機獣新世紀だとガトリング砲)とレーザーカッターに、後部に収納されたミサイルと、必要十分なものが揃っていて、更に機獣新世紀ではカスタマイズパーツのキャノリーユニットを装備したキャノリーモルガになる事で火力が大幅アップし、後方支援にも対応できるようになっていて、丸っこいモルガに武骨な砲の組み合わせがまたいいです。
ゲームではPSゾイド2で砂のある地形なら奇襲が出来、キャノリーモルガにすると大型ゾイドも仕留められる火力を発揮できる事が印象に残っています。
モルガは帝国の小型ゾイドの中でも、特に歩兵ゾイドの印象が強いゾイドです。

■「機獣新世紀」でも幾度となく描かれていたモルガが大群で突撃する映像(あれ?オープニング曲だったか?)が今でも思い出されます。
「歩兵」「量産」をイメージさせ、かつ一定の活躍を期待できる安定した機体です。

■新世紀の影響でしょうか。レッドホーンを隊長機としながら、土煙をモクモクさせながらの大行進!!絵的にカッコいいなあ、と感激したんですよね。
そして私は虫嫌いでもありますので群れモルガにうねうねと迫られたら…、ゾッとします!

■キットの走行スピードが好きです。本当に這っているように見えるので。
なので、初代アニメのアバンタイトルでの「ピギー!」って鳴きながら群れで爆走する短いカットが新鮮でした。

■最も生産数が多いやられ役。兵力差で「帝国が」圧殺したことはあっても「モルガが」勝った事ってあったっけ。
無印アニメのオープニングの様に皆で並んで突っ込んでいく様が古代の合戦っぽくて好き。

■アニメのOPで大量にウネウネしていた時に素晴らしいと思いました。劇中では強さも適度にあり帝国の物量の豊富さ、大軍というのをよく表現していたと思います。
■数を戦闘力とするゾイドの代表格だと思います。 単独行動では、中・大型ゾイドに対しては非力であることがより一層そのイメージを強めていると思います。
■やっぱり前線で大量にいるとなるとこの機体だと思います。 歩(?)兵ですが、前線によし、補給線によし、偵察にもよしと戦場のよい脇役どころが好きです。
■ジャイアント・キリングしましたし、アニメでもうようよ出てました。尾っぽのミサイルの開幕飽和攻撃が、後のアイアンコングにつながったと、妄想します。
■アニメの影響であるが、部隊の主力を占める大量量産機と言えば、モルガというイメージ。
■アニメでアイアンコングやダークホーンの周りを大軍で併走する姿が好き。
■写真でもアニメでもキットでも大量に並んだ姿が一番絵になるゾイドだと思います。

事前に、2位はイグアンかモルガだろうと予想していました。
結果は、2位はモルガでした。イグアンとは抜きつ抜かれつ激しい争いをしましたが、最終的には終盤で大きく票を伸ばしました。
バトストでの活躍もさることながら、やはりアニメでの圧倒的数の描写が大きく影響していると思いました。
イグアンの事を言うと、バトストでの活躍は同等だがアニメに出演していない事が大きな痛手だったのかなと思いました。
役どころとしてはやられ役が多い機体ですが、「頭部装甲が分厚い」「低い姿勢で敵弾を避ける」という設定も想像を掻き立てます。

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3位 24pt イグアン

 ■「歩兵」という字面と響きから真っ先にイグアンとゴドスを思い浮かべました。
  この二機で一位二位を決めるなら甲乙つけ難いですが、イグアンに投票します。
  アニメや新世紀での活躍は記憶にないですが、ジオラマや世界観では例えやられ役のモブ的扱いでも脇を固める重要なキャラクターであり、またそこに哀愁を感じます。
  子供の頃にはそういう良さがわからなかったですが今はグッと来るものがあります。
  (近頃組んだHMMイグアンが物凄くお気に入り)

 ■HMMで発売されたのがメチャ嬉しくて、ゴドスと組み合わせて遊びまくりました。兄弟機的な設定で似ているので、ゴドスの相手としてモルガより様になるのが良い。
  一部同じパーツを使いつつ、全く違う機体となっているのがすごい。
  なめらかなボディーが先進的でカッコイイし、片手が武器だったりフレキシブルスラスターバインダーによる機動性の付加等、ゴドスを研究して上回ろうといる感が
  あって良い。
  コイツのHMM化は、アニメに登場した有名な機体だけでなく、より深くゾイドワールドを掘り下げていこうというコトブキヤの開拓精神を示す、ある意味事件と呼べ
  る出来事だったと思う。
  その後Zナイトシリーズの展開となり賛否両論だが、こういうマイナーな機体に広くスポットを当てる意味でも、この流れが途絶えて欲しくないと思う。

 ■同系列のゴドスよりも洗練されていて、群れると怖いイメージ。
  大多数で進軍する歩兵だけあって量産機らしい共通コクピットが無表情でいい味出してます。怪しく光る頭部センサーが不気味でいい感じ。

 ■やはりこいつも外せない気がします。ゴドスともども、人間臭いポーズが似合うのは気のせいでしょうか。
 ■特にバトスト2巻のフロスト中佐のイグアンが好きです。 鹵獲して研究して作った機体であるところもツボです。
 ■ゴドスが歩兵ゾイドの代表というイメージで、パーツを大部分共有しているイグアンもまた代表だと思うから。
 ■ジムに対するはザク!戦場に多数写るゴドスとイグアンは、ゾイドの世界を固めてくれます。
 ■帝国派なのでゴドスよりもイグアン。
 ■悪そうな顔。

3位はイグアンでした。ゴドスとイグアンをセットで投票された数が非常に多く、まさに姉妹機だなと改めて感じました。
劇中での印象深い活躍、ゴドスを解析して造られた機体という設定など非常に燃えます。
一方で、アニメに未登場なのは何とも無念です。
ただ、見方を変えれば「アニメ未登場の機体の中では」イグアンが1位だとも言えます。
この事はなかなか誇って良いことではないでしょうか。

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4位 12pt ガンスナイパー

 ■新世代の歩兵っていう感じがいいですね。
  デザインは程良くかっこ良くヒーローっぽい仕上がりだが、それでいて量産機らしい無骨というか地味な部分も大いにある絶妙な按配。
  レブラプターは革新的なデザインで強烈な印象だったけど拒絶反応もデカかった(今は慣れた)。
  しかしガンスナイパーは保守的な部分と革新的な部分の配分が絶妙で、新旧ファン双方に愛された存在だと思う。
  欠点は強すぎる事かなあ。もうちょっと火器を撤去すればより歩兵らしくより量産機らしい印象になったと思う。

 ■単機でも映えるこの機体を「歩兵」の定義に含めて良いかどうかは迷いますが、ガンスナイパーが隊を成して遊撃に現れたらどうでしょう。
  某恐竜映画で主人公たちを追い詰めたようにして、その俊敏性とチームワークにより、多くの予想を覆す(もしかしたら斜め上を行く?)活躍を見せてくれるの
  ではないでしょうか。

 ■ゴドス後継機であり、ヴェロキラプトル型の共和国の新生歩兵ゾイドです。
  未知のオーガノイドシステムを限定的に使用し、一般兵でも扱える汎用性と、小型としては規格外の戦闘能力を両立させた傑作機です。
  歩兵ゾイドとしての役目を全う出来る最高速度と大きさながら、その重武装はとても印象的。
  遠距離からの狙撃、支援砲撃、一斉射撃もでき、いざとなれば火器を強制排除して身軽になり、格闘戦もこなす万能さ。
  その総合的完成度は、後のスナイプマスターを大きく上回ります。
  見た目も大変素晴らしく、アニメが始まった時期に登場しつつ、初期の共和国ゾイドらしさと最新鋭の技術を彷彿とさせる秀逸な意匠です。
  アニメにも頻繁に登場し、存在感がありました。

 ■機獣新世紀におけるゴドスの後継機であり、アニメ無印で隊列を組んで戦うシーンをよく見た事もあって、歩兵のイメージがあるので一票です。
  機獣新世紀らしい新しさと従来の共和国らしさが同居したデザインや青やシルバーのボディに黄色系のキャップがいい感じのアクセントになっていて、いいです
  し、武装はマシンガンやミサイルポッド、ビームガンやスナイパーライフルと言った火器に加えてブースターや各種センサーまで揃っていて、しかも武装をパー
  ジすれば格闘戦にも対応可能と、このクラスとしては少々充実しすぎている感が否めない所はありますが、個人的にはこの充実ぶりがまたいいです。
  ただ、個人的に両手のクローに関しては、格闘戦に対応するにしては小さくてボリューム不足な感はありますが・・・。
  そして、ガンスナイパーはそのバリエーション機の方向性もまた面白く、尻尾のスナイパーライフルによる狙撃能力の強化に力を注ぎ、「狙撃こそがガンスナイ
  パーの真骨頂」と主張する/0のナオミ・フリューゲルの愛機である赤いガンスナイパーや、アニメ無印でルドルフ暗殺を狙う殺し屋ファントムが、洋上の船の上
  から目標を狙撃する為に、足回りとバランサーを改造して波で揺れる船上からでも安定して狙撃が出来るようにするといった、狙撃能力を強化する改造をした機
  体がいれば、反対に、とにかく火力を徹底的に強化する方向性で、追加火器とレドームから成るカスタマイズパーツのワイルドウィーゼルユニットを装備して火
  力と電子戦能力の強化を図ったタイプや、「ディバイソンからの乗換えならこれくらいでなくては」と、そのワイルドウィーゼルユニットに更に8連装ミサイル
  ポッドやガトリング砲などを追加し、重武装化に伴う負担は足回りの強化で補った、/0のリノン仕様のガンスナイパーの様に、充実した火力を更に強化する改造
  をした機体もいて、様々な用途に柔軟に対応できる汎用性が伺えます。
  アニメでは、無印で初登場したエピソードで、その狙撃能力やブースターと足のストライクアンカークローを併用した急旋回などを披露し、更に尻尾のスナイパー
  ライフルから放たれる特殊鉄鋼弾は、ブレードライガーやジェノブレイカーのEシールドを数発で貫通する事が可能で、対ジェノブレイカー戦において意外な活
  躍を見せた事もあった一方で、悪役やヤラレ役としても頻繁に登場した印象があります。
  また、/0では先述したナオミ仕様とリノン仕様の様に、同じガンスナイパーでありながらパイロットの個性が反映されて、まったく異なる改造が施された機体が
  レギュラーや準レギュラーとして登場した事や、劇中でリノンのガンスナイパーが足に付いた土を払ったり、買い物カゴを持ちながらスキップしてたり、怒った
  時には頭の角(センサーとブレードアンテナ)が逆立ったりと、表情豊かだった事が印象に残っています。
  キットは初期のものは金型の精度が悪く、モールドがぼんやりしていると言う悩み所はあるものの、様々な武器が付属し、手動ギミックも豊富で、背中のミサイル
  ポッドはハッチの開閉だけでなく、後に備えられたブースターがスプリングによってワンタッチで飛び出すギミックが小気味良くて好きです。
  ゲームでは、ゾイドサーガシリーズで燃費は悪いものの高火力で攻撃範囲も広いリノン仕様ガンスナイパーが、火力面で頼りになって、好んで使っていた思い出が
  あります。
  ガンスナイパーは武装が豊富で、充実した火器が魅力的で、好きな歩兵ゾイドの内の一体です。

 ■歩兵ゾイドなのにデザインが完全に主人公。武装などのスペックも完全に小型ゾイドの域を超えている。
  頑張ればジェノブレイカーにも勝てそうと思わせてくれる優秀なゾイド。

4位はガンスナイパーでした。
新世紀以降のゾイドではトップです。レブラプターとは激しい4位争いをしましたが、最終的にわずかにリードしました。
ゴドスの後継機として登場しましたが、メカ生体時の後継機アロザウラーを上回る票を得ているのは誇らしい結果です。
コメントを読んでいると、オールラウンダーでこのクラスとしては強力すぎるところが、逆に歩兵ゾイドとしての票を少なくしたのかな?と思う部分もあります。
とはいえ、大人気なのは間違いなく、改めてそれを感じました。

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5位 11pt レブラプター

 ■復活以降の歩兵ゾイドと言えばコイツでしょう。
  数を揃えたくて、6体ばかり組み立ててジェノブレイカー、ジェノザウラーと一緒に並べてました。
  凶暴そうな顔らしい顔があって量産機的な没個性さは薄いものの、ヴェロキラプトルというモチーフ選択のおかげでそれでも様になっていると思う。
  個人的には小型量産ゾイドには目も口も要らぬ!個性を消して数を揃えた時こそ様になるべし!という感じですが、コイツは例外です。
  各所に刃が付いた全身凶器なヤバい姿が、禁断のテクノロジーの産物という設定を体現している感じがして、そのトガり具合も気に入っています。
  前半身が赤、後半身が紺のカラーリングも意外性がありつつ帝国軍らしくまとまっていて好きです。
  安っぽい赤一色だった試作品から大きくイメージが向上したと思う。
  ゾイドVS等のゲームでも操作性や使い勝手が良く、バンの言う通りの「良いゾイド」だと思う。

 ■イグアンとゴドスの次に「歩兵」としてランクインするものとしては、ガンスナイパーやレブラプターを思い浮かべました。
  ただ、歩兵と呼ぶには(あくまで個人的偏ったイメージによる見解ですが)両機ともハイスペック過ぎるような気がします。
  俊敏で機動力が高かったり、火力に優れていたり、格闘力にのみ特化していたり…。
  ただ、好きな歩兵ゾイド三位を決めるなら散々悩んだ挙げ句、レブラプターかなーと思います。
  火器を一切持たず、武装強化タイプもパイルバンカーで更に突貫力アップ。
  重くなって機動力も下がり機体バランスも傾くのにまだ格闘力に拘る様にはもはや漢気を感じます。
  妄想戦記ではレイヴェンラプターが黒騎士として登場しましたが、パイルバンカーを背負って敵陣に突っ込むレブラプターを想像すると、長槍を持った武士のよう
  にも思えてきます。
  武士も言い換えれば歩兵と言えると思います。
  そんな訳でレブラプターが私の中で歩兵ゾイド三位です。あと単純に好きなんです。パイルバンカーカッコいい。

 ■ガンスナイパーと対照的に生物的でゾイドらしくこちらもいいデザインだと思います。
  映画ジュラシックパークで一般的にラプトルに持たれている、狡猾で凶暴、残忍というイメージもうまく利用していると思います。
  足がちょっと生き物っぽすぎる気もしますが・・・・。
  あと、バトストで物量でゴジュラスを打ち倒したというのもこのサイズにしては特筆ものですね。

 ■機獣新世紀に入って久々の新型!ということで、アニメでの初登場時からかなりの好印象でした。
  基本的なデザインは従来のものから大幅に変化していてはいますが、メカメカしくなく生物的な力強さを秘めた外見はいかにも新型っぽくて、「おー新しいゾイド
  はこういう生々しい路線で行くんだー」と、割と素直に受け入れられた記憶があります。背中の鎌も斬新。
  (脚部や首にあるキャップ状のモールドを見る限り、元はハイパワー級としてデザインされていたように思えます。確かにこの凶悪デザインは小型サイズでは少々
  迫力不足・・・そこだけが残念です)

 ■アニメでの大量登場&多彩な動きが見れてうれしかったです(ほとんどがやられ描写=歩兵メカの宿命でしたが)
  平成ゾイドにおいて、ガンスナイパーがゴドスの発展系である事が分かるデザインだったのに対し、レプラプターは、イグアンでは無く別系統からの流れを汲んで
  いる新しいデザインだったので、斬新さを感じました。

 ■今までのゾイドと違うデザインのゾイドが、一番数の多い歩兵として登場したからこそ、戦争が新たな段階に突入したんだなーと実感できる。
  特にコイツはあのゴジュラスを数の暴力で解体してしまったからなおさら。でも少しくらい火器は付けてw

 ■アニメの影響もありますが、オーガノイドシステムを使用した機体が並ぶというのは当時のコロコロを読んでいてテンションが上がった記憶があります。

ジェノザウラーと共に出現した新世紀ゾイド第一号、レブラプターが5位でした。
劇中ではまさに「郡」の強さを示した機体であり、またアニメではやられ役である一方、時には単機での強さも示したいい塩梅でした。
新世紀以降のゾイドでは2位。なかなかの高位です。

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6位 7pt ガイサック

 ■多脚で高い地形適性と走破性を持ち、装備の拡張性が高く、身を潜めての奇襲や破壊工作が得意で、小型相応に撃たれ弱い。レンジャー部隊的なかっこ良さを感じる。
  コンセプト的に更なる重装甲や大型化に意味が無いのか、近いポジションの後続は対空寄りのスネークスくらいと初期の機体ながら素体としてはある種完成している。
  戦闘機や戦車は新型に取って代わられるが、歩兵は装備をアップデートしつつ今でも本体は人間なのと同じかと。
  1番をゴドスと迷いましたが、ジオラマの背景に本物の歩兵がよく映るゾイド世界だと全高がガイサックの2倍と目立ち、直接戦闘向きなゴドスに軽戦車成分を感じ
  たのでこちらに。
  意外にゴドスってガイサックより最高速度速いのね。

 ■アニメでモルガ以上にヤラレ役になっていたから。
  ただし、両腕のはさみのおかげで土木工事ができるので、歩兵としてはモルガより優秀です。

 ■ゴドスとのコンビでやられてるけど、ゴドスにできなくてもこいつならやれることがある!

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7位 6pt ハンマーロック
 ■個人的には帝国軍の歩兵といったらイグアンよりハンマーロック。やはりゴジュラス&ゴドスが絵になるように、コングGハンマーロックは絵になる。
  大小ゾイドの対で見ると、より両軍の「らしさ」らしさが演出できて好き。

 ■歩兵ゾイドであのゴリラパンチの能力を持っているのはかなりの強みだと思う。市街戦で敵の篭城する建物を拳で破壊とかできそう。
 ■小型のアイアンコングというデザインや、大量に並んで主力としても大型のそばでサポートとしてもどちらもいい絵になってくれるところ。
 ■万能。 この二文字がこいつの全てを表している。

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8位 5pt アロザウラー

 ■一度絶滅寸前になり、その後保護政策から戦線復帰した中型歩兵ゾイドです。
  わざわざ保護政策をとってまで復活させただけあって、その完成度は本物。
  おそらく中型歩兵ゾイドの中では最強の格闘能力を誇り、ゴジュラスやゴジュラスギガの護衛を務めました。
  物語でも、格上相手に機動力で翻弄したり捨て身の攻撃で痛手を与えたりと大活躍でした。
  流麗な背中側の装甲とお腹側の複雑な意匠は対比がとれ、非常にかっこいいです。キャノピー式操縦席なのも好評価です。

 ■バトスト4巻の投げ技がやたら印象に残っています。3巻の迷彩カラーの機体といい、地味ながら「歩兵」らしい出番に恵まれていたようにも思います。
 ■ネオゼネバス戦にもいましたから。ギガの相方といったらこいつでしょう。

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9位 3pt ※2機種同時ランク

ガリウス
 ■ゴドスの始祖、なによりゾイドの始祖であるともいえるガリウスを外すわけにはいきません。
  パッケージが玩具屋の棚にズラッと並んでいる様は、正に将棋の歩が並んでいるかのようでした。
  当初は「骨ロボット?」と思ったりしてましたが、ここ数年で私の中で盛り上がってきた機体の一つでもあります。
  ゴムキャップ、金ぴかのフィギュア、後々のゾイドへ共通パーツや共通コクピット等々、色々と再評価、再確認、なによりも初期ゾイドとして、感謝したい一体です。
  ゾイドはメカでもありながら生命体でもある。その調和、バランスを改めて教えてくれるような気がします。
  メカの無骨さだけでも、生命体・生物のシャープさだけでもゾイドとしては成り立たないんですよね。

 ■「歩く兵」そのものの直立2足歩行だけの能力がみりょくです。

ロードスキッパー
 ■初めて買ってもらった24ゾイドなので、思い出補正。

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11位 2pt ※2機種同時ランク

サックススティンガー(改造ゾイド)
 ■バトルストーリーEXに出てた改造機ですが、真っ黒いため実物のサソリっぽく不気味さが非常によく出ていていいデザインだと思います。
  結構強そうでありながら、ゴジュラスギガには手も足も出ず真正面からオーガノイドシステムの回復力も意味を成さないほど完膚無きにぶっ潰されたのも
  敵方の量産小型って感じでナイス

ドスゴドス
 ■色はティガゴドスカラーの方が良いとは思いますし、何だかどこか超兵器な感じはあるのですが、それ以外はゴドスの歩兵ゾイド的な部分を一層発展させた感じなので。

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13位 1pt ※9機種同時ランク

エクスグランチュラ
 
■なんだか随分カッコよくグレードアップされて登場したな、と。匠にリフォームされたかのような衝撃を受けたゾイドです。
  豊富な武装パーツもさらに魅力を引き出すポイントです。
  ベースがグランチュラですから大量生産ができそうですし、ちょっとした平野を埋め尽くさんと現れる位はいてもいいのかな、と。
  虫ゾイドどいうのは、その歩行音も独特になってくるのではないかと思います。
  大戦中のドイツにスツーカという威嚇用サイレンを搭載した急降下爆撃機がありましたが、まさにそんな役割を果たすような音がすると考えても興味深いのでは
  ないでしょうか。

カノントータス
 ■歩兵にとって最も心強い機体だと思うから。

ゲルダー
 ■比較的初期の量産機でありながら、相手に対しての火力とプレッシャーが・・・と想像すると、なかなか愉快です。

ゴーレム
 ■アロザウラーとも迷いましたが、歩兵と聞いて3番目に頭に浮かんだのはこの子です。兵装も戦績も恵まれすぎた感はありますが、24ゾイド…好きなんです。

シーパンツァー
 ■ユニークな歩き方で好きです。大部隊を形成して上陸する不気味な姿を想像すると楽しいです。

スナイプマスター
 ■PVに出てくる姿がまさしくゾイドの歩兵だと思った。

スピノサパー

デッド・ボーダー
 ■主力歩兵ゾイドになってからの扱い。

ブラキオス
 ■初めて作ったゾイドです。コックピット形式でないキャノピーが特におすすめです。
  個人的には裏方が多いと思うゾイドですが、そこも渋い感じを思わせます。

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番外 複数機をまとめて投票されたものもありましたので、そちらを別途紹介します。

24ゾイド及びアタックゾイド
 ■歩兵が担う最も重要な役目とは?私が思うにそれは「敵勢力の拠点確保」という最後の仕上げです。
  小型ゾイド(ゴドス、イグアン)も歩兵の立ち位置で活躍していますが、拠点確保・制圧こそ歩兵の見せ所と考えて24とアタックゾイドを選択しました。
  おそらく、ゾイドに乗らずに戦う文字通りの歩兵(ジオラマでよく見かける兵士の皆様。YouTubeで知りましたが初期にジオラマセットの中にヘリック、
  ゼネバス両方の歩兵も発売していたのでした)にとってはメガトプロス、デスピオンやショットダイル、シルバーコングら超小型ゾイドは非常に心強い「歩兵
  の友」なのだと思います。
  「市街地の中では遮蔽物に潜んでいる敵がいるかもしれん。しかし、メガトプロス、デスピオン、ゴーレムなら問題ない!攻撃を受け止め(ゴーレムなら回避
  もOK)進撃できる!」「ショットダイル、シルバーコングで隠密行動して敵ゾイド基地の破壊工作!(他のアタックゾイドも空海等それぞれの分野で活躍で
  きる)」「バトルローパー、ロードスキッパーは忍者の如く斥候として戦場を駆け巡れ!」。歩兵は華のある立場ではありませんが無くてはならない存在。
  同じく決戦用等主役的立場ではないが想像次第で様々な活躍を想像できる彼ら24、アタックゾイドを最も好きな歩兵ゾイドとして挙げます。
  個人的にお気に入りの24ゾイドは、メガトプロスとバトルローバー、デスピオンとゴーレム。
  アタックゾイドはショットダイル、シルバーコング、クロスウイング、クラブラスター、ヘルダイバー、ゴリアテ、ダムバスターです。

ゴドス・イグアン
 ■多数を持って軍の部隊を支える、単騎でなくチームで連携を取り相手を仕留める…ゴドスやイグアンには正にそんな役割がぴったり当てはまります。
  フロストイグアンの例がある通り、その気になれば火力増強型、指揮管制強化型等中型・大型ゾイドの不足を補う役割を担っている、そんなシーンを思い浮かべる
  と改造にも熱が入ります。

バリケーダー・シーパンツァー
 ■陸のゴドス・イグアンに対して海のバリケーダー・シーパンツァー!シーパンツァーの重装甲・高火力は揚陸時、何よりも頼りになる存在となり得るし、
  バリケーダーは異例な程長期間就役したのは現場兵士達から「バリケーダーは俺達にとって大切な相棒だ」といった愛着を持たれていたのではと考えました。
  海兵隊の皆さんにとって生死を共にするバディ的存在だったと…。

予想はしていましたが、やはり小型ゾイドが大半を占めました。
Hiユニット級よりも小型ゼンマイ級の方が圧倒的で、やはり「歩兵=量産機」「量産機=小型の方が都合が良い」というイメージが強いのだと思います。
その一方で24ゾイドへの票が少ないのは、まぁ24ゾイドがマイナーという事もあるんですが、加えて装備や作りが豪華で優雅すぎ、量産機らしい武骨さを感じさせにくいからだとも思いました。


■質問2 -歩兵ゾイドの魅力とは!? - 回答詳細

 ■数を揃えた時に様になる程度の没個性なのに、単体で見るとちゃんと魅力的な「正しい地味さ」みたいなデザインバランスが感じられる所です。
  同じ機体を多数並べる事で戦争らしいリアル感が増し、世界観に広がりを与えてくれる感じがある。
  大型機の傍らに置けば部下を率いている感じが出て、主役の貫禄が増す感もあります。
  機獣新世紀で復活するまでゾイドの戦いがどんなものか良く知らなかったのですが、数十年ぶりに読んだコロコロのグラビアでゴドスやイグアンが戦場を埋め
  尽くす様を見て、「ゾイドは大量生産される兵器」なんだという事を初めて強烈に意識させられ、そのスケールの大きさに衝撃を受けました。
  アニメが始まる頃にはゾイド戦は多数の量産機による物量戦のイメージが出来ていたので、アニメが始まって暫く続いた少数の機体の小競り合いに少しがっかり
  しましたが、「レッドリバーの戦い」で隊列を組んで組織的に戦うゴドス以下量産機を観て、「これだ!俺が観たかったのはこれなのだよ!!」と興奮したのを
  覚えています。
  そして物量に勝る帝国軍に圧倒され、次々と倒されていくゴドス…。
  それがまた似合うのがニクいところで、HMM化時に「哀愁の量産機」とか書かれてしまうのも納得ですw
  それ以来、戦いを描く作品では数と数のぶつかり合いに惹かれるようになりました。
  そういう面から言えば、個人的にはゾイドジェネシスなんか最高でしたね。
  玩具としては集めやすさや改造のしやすさが良かった。ゼンマイの音をジージー鳴らしながらトコトコ歩くのも可愛らしくて良いです。
  今では巨大ゾイドより小さい歩兵ゾイドの方が思い入れが強いかもしれないですね。
  なのにアニメではやっぱり引き立て役。
  こうなるとゲームで最強のワンオフ機に育てて、某主役機をコテンパンにして汚名返上!これ結構ストレス解消にもちょうどいいんですよね(笑)
  キットとしてはやはりたくさん集めたい…、けど現実的ではない。
  だからこその妄想力でカバー!金持ちだったらなあ、とゾイドファンブックなんかを読みながら子供みたいな事を考えてしまいますね。
  結局は楽しんでいるのです。

 ■アニメを見ていると忘れがちですが、戦場の主役は歩兵ゾイドです。
  圧倒的数と、侮れない戦闘能力でもって様々な任務をこなし、戦線を維持する為の最も重要な存在です。
  たしかに、小型歩兵ゾイド一機が大型高速ゾイドに何の策も無く勝ちにいくのは難しいでしょう。
  しかし、如何に強力で高性能な巨大決戦ゾイドや最新鋭の高速機動ゾイドがたった一機居た所で、結局は数十機、数百機の歩兵ゾイド相手にはいつか疲弊、
  消耗し倒れます。
  凄まじい量産性による圧倒的物量攻撃。これは戦争において最も重要であり、軍隊の基本であります。
  無数の歩兵ゾイドの存在がゾイドの世界観に一定の現実味を持たせるのに一役買っており、無くてはならない存在です。
  歩兵ゾイドの強さを出鱈目にしたり、歩兵ゾイドの立場を揺るがす程の新たな存在が出てきてしまえば、ゾイドの軍記物である点に大きな影を落としてしまう
  でしょう。
  歩兵ゾイドが居てこそ、ゾイドが現実味をある程度持った世界観を維持出来ると思うのです。

 ■「出しゃばらない個性」  
  ・ミリタリー面では、汎用・生産性・扱いやすさが重要であり、その機能が分かるデザインであれば、「優秀な歩兵」である事が分かります。
  ・ロボットものであれば、主人公機の引き立て役になる事が多いですが、あまりに弱すぎると、興ざめなので、「そこそこ強い」のが理想的だと思います。
  今でこそ、「カッコイイ量産機」は各作品に登場しますが、ゾイドが第一次黄金期を迎えた80年代中盤で、作り込まれた造詣を持つ歩兵メカが登場していた
  ゾイドは、賞賛の一言。

 ■なんと言っても前線から後方まで、様々な戦場で、様々な用途で使える汎用性と、量産機らしく数を揃えて隊列を組んで戦うのが様になっているのがいいです。
  そしてその性質上、小型ゾイドやSSゾイド、アタック(コマンド)ゾイドや24ゾイド、ブロックスなど、生産が容易で数を揃えられるゾイドが、個人的に歩兵
  ゾイドのイメージと合致する印象があります。
  これらのゾイドはキットの値段も安くて数を揃えやすく、数を集めれば並べて歩兵のように飾ったり、ぶきをして、とても楽しく魅力的です。
  ただ、24ゾイドのキットはHiゼンマイやモーター駆動のキットもあるのでこの点ではやや外れる気もしますが・・・。
  様々な用途に使える汎用性と、優れた量産性で「戦いは数だよ!」を地で行く事が、歩兵ゾイドの魅力だと思います。

 ■高速機や重量機体にはない地味さ、普通さ、しかし数をそろえれば大きな力となるところですね。
  ストーリーを華々しく彩るのは高速機や重量級の機体なのでしょうが、その活躍もすべては圧倒的な数を誇る歩兵がいてのものだと思います。
  目立たないし、ともすれば忘れてしまいがちな存在ですが、いなければ成り立たない。いなければ成り立たないけど、ともすれば忘れられてしまう。
  そんな切なさを感じさせながらも、誇りを感じさせてくれる…惑星Zにとどまらず、忘れてはいけない大切なことを教えてくれる、そんなゾイドですね。

 ■強すぎず、質より量といった気質。
  昨今では何となくやられ役のイメージがありますが、雑草根性というか哀愁のあるドラマを想像すると渋いしカッコいいし胸打たれるものがあると思います。
  個人的には二足歩行タイプで殆ど直立姿勢が歩兵ゾイドのイメージ。

 ■ゾイドの中で唯一(ゾイドアーマーは例外として)「人間臭い」ポーズを取らせてしっくりくるのが魅力だと思います。
  ゾイドバイブルのガリウスやフロストイグアンのように、手持ち武器を持たせて映えるあたり、他のゾイドとは違った魅力のように思います。

 ■大型ゾイド同士の戦闘では、陣取り合戦はできても占領地を支配し続けることはムリです。例えばゴジュラスでは、街の住民を支配できません。
  でもガリウスなら、占領地の住民の暴動をねじ伏せられる。逆に土木工事などのインフラ整備もできます。地雷撤去もできます。

 ■代表的な最強クラスのキングゴジュラスがゴドスの何倍強くても、単機ができることは破壊する事のみで、都市の征圧には適度なサイズのゾイドを数送り込む
  ことが必要。バトストのジオラマの端っこでわきを固める歩兵ゾイドがいるからこそゾイドは戦記モノたり得ている。

 ■圧倒的な物量と後方支援での渋さだと思います。
  ゾイドだと主力は高速機みたいな考えのせいでメインとまではいきませんが、前線で常に戦うそのタフさと主力を支えられる点が歩兵のいいところではないでしょうか。

 ■軍の主力である点。大型ゾイドがどんなに強くても、戦争の帰趨を決するのは小型ゾイドの群れとそれに支援された歩兵だから。
  歩兵ゾイドがいなくては大型ゾイドは戦えない。

 ■知略を駆使して遥か格上の存在に一矢報いる事もできる可能性を秘めている。
  学年誌等子供向けの情報媒体で「一見弱そうな奴が自分より遥かに大きな相手に立ち向かい勝利する」という物語を描いたのはゾイドが誇るべき偉業だと思います。

 ■大型と一緒に並べた時に大型を引き立てることが出来ること。
  キットでもアニメでもバトストでも、大軍で並べることで「戦場」をイメージさせることが出来ること。

 ■歩兵と共に行動する機体というイメージ。
  ゾイドのスケール感をアピールできるとともに、兵士なしに戦争は出来ないというリアル感も演出できるから。

 ■やはり圧倒的な数で攻め続けるところでしょうか。
  どんなに強い大型ゾイドでも倒しても倒しても終わりの見えない敵戦力にはパイロットも精神的に負けてしまいます。

 ■数が多いので、自分の持っているキットがあの中に いるんだなあ、などと空想し易いこと。
 ■人間の歩兵は細かすぎて表情がほとんど作れないので、それ以上に写真から見える歩兵ゾイドの表情。
 ■ゾイドは歩兵クラスのほうがミリタリックでカッコいい、と個人的に思っています。
 ■同じ機種を集めるごとに魅力が倍増、でしょうか・・・複数買いしたことはないので想像です。
 ■数をそろえられる事、スペシャルでない事。
 ■数と汎用性を武器に戦場を駆け回るところ。
 ■一機だけでは心細い局面でも、束になってかかれば勝機が見えてくる。そんなイメージ。
 ■たくさんいて、たくさんやられるけど、たまに活躍するところ。
 ■並んだ姿そのものだと思います。 コックピットやカラーリングが共通のメカ生体時代の帝国小型ゾイドは並んだ姿が一番の魅力的に思えます。


■質問3 -歩兵ゾイドのどんな活躍が見たい?- 回答詳細

 ■アニメ作品だと難しいでしょうが、やはり量産性を活かした圧倒的物量攻撃をもっと見たいです。
  覆しがたい戦力差、数の暴力。戦争は数という事を冷たく突きつける場面は見たいです。
  やはりアニメから入った影響でしょうか、主人公の駆る高速ゾイドが無双する英雄活劇を多く見てきた気がします。
  昨今では数で押すのは死亡フラグでもあります。しかし、やはり数は重要です。
  勿論、数の暴力でさえ強引に突破出来る巨大決戦ゾイド等は見てみたい気もします。
  しかし、いつもアニメでは高速ゾイドのやられ役だった歩兵ゾイドが、たまには数で高速ゾイドを沈める所も見てみたいです。

 ■アーマードスーツやビークルとの共闘や対決が見たい。
  実際、戦車や戦闘機だけで戦争は出来ない訳で、惑星Ziでも同様にゾイドだけが戦っている訳では無いはず。
  バトスト等のジオラマ写真では必ず歩兵が一緒に随伴しているし、昔は兵士やビークルのミニフィギュアがあり、それらと組み合わせる事で一層ゾイドの
  巨大さが感じられると思う。
  人間から見れば小型のゾイドでさえとても太刀打ちできない脅威であり、それに挑む歩兵とかを描いたら非常に面白いんじゃないかと思う。
  何しろ1/1ならたかがモルガでさえあの迫力ですから(汗)
  トランスフォーマーの例を観ても巨大な敵に挑むシーンはワクワクするし、是非とも歩兵とゾイドの戦いを映像で観てみたい。
  都市やジャングルなど、狭い所で一進一退の攻防なんかも見てみたい。そして無理矢理入ってきた大型機に障害物と一緒に蹴散らされる所も。

 ■大型ゾイドはそもそも進入できない地形や道を使った基地等への奇襲や、そういった場所での歩兵ゾイド同士の遭遇戦。
  カタログスペックや決闘方式での優劣は歩兵クラスゾイド同士なら戦略次第でいくらでも巻き返せそうなので単純な○○VS○○ではない魅せる戦いが見たい。
  格上の重ゾイドを下すのもいいですがあんまりに大物を狩るのは圧倒的物量差以外だと相手がアホに描かれがちなので要は説得力のある話を。

 ■大型を大軍で蹂躙するレブラプターVSゴジュラスみたいなのも見たいですが、逆にものすごい大軍を超大型ゾイドがパワーで蹴散らしていくのももっと見たいです。
  (デスザウラーの荷電粒子砲とかセイスモサウルスの全方位レーザーとかでまとめて倒すのはつまらないので見たくない、あくまでも格闘)
  ゴジュラスギガVSサックスティンガーがアニメで見たかったなと思います。

 ■物量戦法。大型ゾイドを八方塞がり状態に追い込んでネチネチと。
  あるいは、大型との連携。モルガ部隊が果敢にゴジュラスに突進!豪快に蹴散らされるも、うち何機かが体当たりに成功!
  バランスを崩したゴジュラスに向けてすかさずアイアンコングが砲撃!
  仕留めたのはアイアンコングでも、そのきっかけを作ったのがモルガだったりしたら、それはそれでかっこいいと思います。

 ■重量級とか電子ゾイドとかの護衛……ですかね。
  後、実はこの前、歩兵ゾイドは器用貧乏で、下手に量産してもかえって砲撃ゾイドとか高速ゾイドとか重量級ゾイドの餌食になってしまうのではないか、と
  ふと思ってしまいました。
  人間の歩兵の役割を代替できるはずでもないですし。
  ひょっとしたら、歩兵ゾイドはそれ単体で活躍させるものではなく、重量級とか砲撃機とか電子戦ゾイドとかの補佐に用いるものなのではないか、などと思ったりもします。

 ■やはりゾイドにはコング系に代表されるような同じモチーフのゾイドが居る。
  あとは単に生物的フォルムではなく生きて意思を持つ。というのが、他にはない点が魅力です。
  なので、この点を上手く使った活躍が見てみたいです。
  最近では某人型ロボの歩兵級を取り上げた話もざらにあるので、あくまでもゾイドの個性を活かして盛り上げてくれるといいのではないでしょうか。

 ■・やられ役やモブで終わっていた西方大陸戦争期の、イグアンやゴドスに焦点を当て掘り下げたドラマ。
  ・ギガを守ってデスザウラーに立ち向かい一泡吹かせたアロザウラーのような、格上に挑む話。

 ■大型ゾイドときちんと連携して戦うシーンはバトストでもあまりなかったような気がします(ファンブックEXくらいでしょうか)。
  ただの雑魚ではなく、随伴機としての戦いっぷりを見てみたいところです。

 ■重量級のゾイドをも数と戦略でで倒す活躍が見てみたいですね。
  ミツバチでも数と作戦が伴えばオオスズメバチをも倒せるわけですから。

 ■高度な戦術を用いて部隊を展開していくことをストーリーの柱として描くアニメがあるといいのになぁと思っています。
  一騎が大活躍するというんじゃなくて…

 ■ゴーレムが自身の能力をフル活用してウルトラザウルスを制した(これはやり過ぎかもしれませんが)とかカスタマイズしてあり得ない戦法を実現!(フロスト
  イグアンとか)、隠密活動・スニーキングミッション等。通常のゾイドバトルとは一味違った活躍ができる立場だと思うので。

 ■・最前線で戦う歩兵ゾイドの活躍。
  ・大型ゾイドとの遭遇戦を知恵と勇気と戦術で乗り越える歩兵ゾイドたち。
  ・小規模な歩兵ゾイド部隊のゲリラ戦
  ・メカ生体時代のバトストのブルーパイレーツやスケルトン部隊のような活躍
  ・歩兵ゾイドVS歩兵ゾイドの組織戦
  ・工兵任務や補給任務などを請け負う歩兵ゾイドたちの活躍

 ■勇気と知恵と仲間の命を賭けた協力と屍の累積の上で閃いた一瞬の機転により勝利を掴み取る歩兵ゾイド vs 自惚れた古参の将兵が駆る整備不良の大型ゾイド。
 ■ファミコンゾイドのように会話しているようなゾイド同士が会話しているようなシーン。
 ■身近にいる、ということで敵味方一時休戦しての救助活動などほのぼの系の活躍。
 ■いっぱい出てきて、大軍同士で激突して、そしていっぱいやられて欲しいw
 ■「ボトムズ」や「08小隊」のような、渋めのミリタリー作品がみたいです。
 ■デスザウラーとかに数で攻めてるところ。
 ■歩兵との連携。市街戦や森林戦での対人戦が見てみたい。歩兵ゾイド同士の集団戦も見たい。
 ■ガリウスが槍一本で、強敵ゾイドを倒す奇跡ストーリー。
 ■数と戦術を駆使した戦いや、護衛任務、裏方等です。
 ■戦闘よりも軍事パレードのような整列して人々に迎えられている姿が見たいですね。
 ■戦場の裏話のように後方支援の話があったり、知恵で大型をひっくり返すところがあると燃えます。
 ■生身の兵士を敵の銃撃から守りつつ、自身の砲撃によって兵士たちの突破口を開く。


歩兵ゾイドは巨大ゾイドや高速ゾイドのように華のある存在ではありません。しかし、その存在はやはり必須だなと改めて思いました。
これら歩兵ゾイドが居ない世界はどれだけ魅力薄になることか。
今後とも、その存在感を「いい塩梅で」見せ付けて欲しいものです。

人気投票の部分でも書きましたが、小型機の方が歩兵ゾイドというイメージが付け易い傾向が出たのも重要だと思いました。
この事は「小型ゼンマイ機を全くリリースしなくなった後、衰退へ進んでいったメカ生体ゾイド」と照らし合わせつつ考えると非常に深いです。
(D-DAY直後くらいに新型機開発は終了し、暗黒大陸編突入と同時に生産もストップし劇中から姿を消すと同時に店頭在庫のみとなった)
後期には明らかに主力歩兵であったアロザウラーさえ、今回の投票では上位に食い込んでいません。

今回のアンケートは、「世界観作りに誰よりも重要な位置を担う歩兵ゾイドのイメージは小型ゼンマイゾイドである」という事を雄弁に物語ったと思います。
小型ゼンマイ使用機はゴチャメカなものが多く、時に旧式のイメージも持ってしまいます。
しかし、ガンスナイパーは、程よく旧来のイメージを残しつつ新世代のテクノロジーも感じさせる好デザインであったと思います。
また、レブラプターのように、小型ゼンマイゾイドながら旧来とは一線を画するラインで構成してみせた機体もあります。
なので、まだまだ小型ゼンマイゾイドには可能性がある事も確信しています。

今後も、ゾイドあるところに魅力的な歩兵ゾイドがあって欲しいと願います。
今回の結果をふまえた上で、これらのゾイドが魅力的に描写される事を願うばかりです。
またその先に、更に世界観を盛り上げるような、皆がもろ手を挙げるような魅力的な新型が生まれる事も期待しています。

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