Zoids Ignition第44回アンケート -コマンドウルフでギリギリ倒せる- 集計結果

2014年9/15~9/29に実施した、第44回アンケート -コマンドウルフでギリギリ倒せる-の集計結果を公表します。

今回のアンケートは、「コマンドウルフでギリギリ倒せる」でした。
スタンダードなゾイドとして君臨するコマンドウルフ。強すぎもせず弱すぎもしない絶妙な塩梅。
そのコマンドウルフを使うと仮定して、どのゾイドまで倒せるかを考えて頂きました。

※1VS1でゾイド戦をします。
※バトルフィールドの設定は自由です。
※コマンドウルフは、コマンドウルフNEWあるいは機獣新世紀版のコマンドウルフ(最高速度210km/h)のものとします。
 改造タイプの使用はNGです。
※敵ゾイドのパイロット技量は並とします。

条件は以上。この条件下でシミュレートして頂きました。


■アンケート項目詳細
 まずは、実施したアンケートの項目を記載します。

 項目1:-コマンドウルフでギリギリ倒せる相手は?-

 項目2:-戦闘の経緯を教えてください

第44回アンケートの質問項目は、以上でした。

■投票数
 今回の投票数は17票でした。ご投票いただきました皆様、御礼申し上げます。
 では早速、発表します。


■回答詳細
 大物だと思われる順に掲載します。
 蛇足かもしれませんが、読んだ感想と見解も加えます。

デスザウラー 2票

帝国最大最強ゾイド、デスザウラーに2票来ました。
圧倒的な攻撃力と鉄壁の防御力を誇るデスザウラー。荷電粒子砲はもちろん、小型火器もコマンドウルフにとっては脅威となります。
はたしてどのように攻略するのか。

 ■持ち前の運動性、機動力を活かし、超重装甲に覆われていない関節や口腔内、背中の荷電粒子強制吸入ファンを攻撃する。
  特に背中のファンは、タカラトミー公式設定で明確な弱点とされている箇所。内部メカに直結しており、明らかに一番狙いたい所。
  ゴジュラス等の巨大ゾイドは尾に薙ぎ払われてしまう可能性が高いが、コマンドウルフが最も恐れるべきなのはデスザウラー背中の火器。
  これを躱すなり発射直前に合わせ攻撃して破壊し、ひたすら急所へ一撃離脱を繰り返す。
  背中ばかり狙うと相手に対応されてしまう為、口腔内や脚の関節にも狙いを定め、これらを絡めながら徐々に消耗させていく。
  あるいは背中の火器が誘導出来るなら、背中のファンに誘導して自爆を狙う。
  極めて厳しいが、同じく中型ゾイドのアロザウラーがデスザウラー相手に大健闘した事を考えれば、中型ゾイドの火器や格闘でも急所さえ狙えば充分戦えると思いたい
  ですね。

 ■くぼ地においてスモークディスチャージャーを作動させ、くぼ地いっぱいに煙幕を満たします。
  デスザウラーはしばらくの間完全に視界を奪われるので、その隙にくぼ地の外に出て、デスザウラーに砲撃を浴びせ、パイロットを混乱させます。
  煙幕が薄れてきたタイミングで分離させた砲塔を突入させ、両面攻撃を仕掛けます。
  砲塔が無人タイプであれば、そのままオーロラインテークファンに突っ込ませ、そうでない場合は砲塔との連携で周囲の砲を潰し、電磁牙でファンを破壊します。
  デスザウラーのパイロットがうまく恐慌状態に陥れば、勝機も見えてくるでしょう。

やはりファンを狙いたい所ですが、それが最大の困難…!
メカ生体時代はシールドライガーを補足し、機獣新世紀時代はライガーゼロすら補足したデスザウラー。
二足歩行機は四足期に比べて運動性能が高く、瞬時に機体を旋回させる事が出来ます。更にデスザウラーは巨大なビッククローを備えており、近づくと容赦なく掴んできます。
ファン周辺のガードも固く、周辺に密集した砲はもちろん、尾部付け根の16連装ミサイルランチャーが驚異的です。
これを突破すべく、ファンの破壊にもう少し具体性が欲しい所はあります。
現状だと、おそらく機体ごと突っ込めば確実にデスザウラーの爪の餌食になる。背中の砲座を飛ばせば背部の火器に落とされる印象を持ちます。

更にファンを破壊しても、デスザウラーはある程度は活動できます。これはバトスト3においてウルトラキャノン砲で背中を撃たれた一件から確実。
ファンを破壊する=勝利 ではなくファンを撃ちぬくのは段階であり、さらにその後も弱体化したとはいえ鉄壁を誇るデスザウラーがそこに居ます。
やはりデスザウラー攻略は一筋縄ではいきません。
更なる戦術の研究を推奨します。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

ウルトラザウルス

共和国が誇る超弩級戦闘コマンド、ウルトラザウルス。
動きが緩慢ゆえに高速ゾイドとの戦闘は苦手としますが、武装とパワーではウルトラが圧倒します。
はたしてどのように攻略するのか。

 ■1.選考理由
  とにかくその圧倒的な火力、ハリネズミのような武装を持つウルトラザウルスですが、ウルトラザウルスの最大の脅威である36センチ砲や8連ミサイルランチャー
  は正面に固定されているので、これを避けて側面を突き、後方の火器を潰しつつ懐に入り込めれば、コマンドウルフにも十分に勝機があると思います。

 2.バトルフィールド
  バトルフィールドの設定は自由と言う事なので、
  戦いの舞台はコマンドウルフがその機動力を活かしつつ、ウルトラザウルスがその火力を十二分に発揮できない、ウルトラザウルスがかろうじて侵入可能な市街地や
  森林地帯、渓谷と言った入り組んだフィールドであるとします。

 3.戦闘の経緯
  ウルトラザウルスが身動きがとり辛く、また自慢の火力が十二分に発揮できない地形が舞台であっても、コマンドウルフにとってウルトラザウルスの火器は一発で
  撃墜される可能性は大ですし、各所に設けられたコックピットやレーダーからなる監視網も馬鹿に出来ません。

  しかし、ウルトラの主砲である36センチ砲と8連ミサイルランチャーは機体正面に固定されていますし、尻尾の可動範囲に合わせてそれなりの射角があるとは言え、
  尻尾の火砲の攻撃範囲には限度があり、背中の格納庫の横にある火砲は36センチ砲が邪魔で下に向けて撃てない(と言うより本来は対空戦を想定したものなので下
  に向けて撃つ事は想定して無いと思われる)ので、ウルトラの側面は正面や後方と比較して、かなり手薄であると考えられます。
  そのため入り組んだ地形に加えて、コマンドウルフが装備するスモークディスチャージャーで煙幕を張ったり、背中の砲座を分離してビークルとして使ってかく乱し
  つつ、ウルトラの正面と真後ろを避けて側面を突くように接近し、ウルトラの前脚に装備されたミサイルポッドや尻尾のミサイルや火砲(出来れば正面のミサイルラ
  ンチャーも破壊する)を背中の砲による中距離からの射撃や爪や牙を使った一撃離脱戦法で潰して行き、足や尻尾のミサイルや火砲が無力化されてしまえば、後はウ
  ルトラの後方から接近して、ウルトラが尻尾を振って叩き付けてくる事を警戒しながら一気に背中の甲板に取り付き、念の為に格納庫横の火砲や36センチ砲とそこ
  についている連装砲を背中の砲や爪や牙で破壊して行き、火砲を潰しきったら背中の砲座を分離して頭部のコックピットを狙い撃ったり、首に組み付いて直接頭部の
  コックピットを押さえられれば、コマンドウルフでもウルトラザウルスに勝てると思います。
  ただし、最初に書いたとおり、ウルトラの攻撃を一発でも喰らえばコマンドウルフはひとたまりもありませんし、背中の砲座が分離してビークルとして使っていると
  ころをミサイルや火器で撃墜されたら難易度はかなり上がります。

  最後に纏めると、コマンドウルフでウルトラザウルスを倒す場合は、
  ・ウルトラザウルスに捕捉され辛い入り組んだ地形のバトルフィールドが望ましい。(捕捉され易く、ウルトラが動き易い地形だと難易度がずっと跳ね上がる。)
  ・スモークディスチャージャーやビークルとして運用できる背中の砲座を駆使してウルトラをかく乱しながら、攻撃が比較的手薄な側面を突いて、尻尾の火砲や、
   機体正面や足などに装備されたミサイルを潰してウルトラに取り付きやすくし、更に取り付いた後にウルトラが自爆覚悟でミサイルを撃ち込んで来る事を防ぐ。
   (コマンドウルフは一発でもウルトラの攻撃を喰らったらアウト)
  ・取り付いた後は背中の格納庫の側面に装備された対空砲などの残りの火砲を残らず潰す。
   (砲座を分離してビークルとして使うのなら、なおさら火砲は可能な限り潰さなければならない)
  ・火砲をすべて潰して丸裸にしてもその巨体から来るパワーは半端ではないので何とか踏ん張って組み付きながら、分離した砲座や自身の爪や牙でウルトラの頭部の
   コックピットを押さえる。(最悪の場合、火砲を潰してもウルトラに振り落とされた上に、体制を立て直す前に踏み潰される恐れもある。)
  以上の事をこなしきれれば、コマンドウルフでもウルトラザウルスを倒す可能性はあると考えられます。

高機動ゾイドとの相性が悪いウルトラ。しかも今回のシミュレートでは活動が制限されるフィールドでの戦い。
実際、ウルトラの火器は射線が制限されているものが多く、コマンドウルフなら回避は楽なものでしょう。
ただ、気を付けるべきはミサイルでしょうか。ミサイルがウルトラのレーダーと連動していたなら、あっさり沈む可能性も十分にあります。
なにせ胸部の8連ミサイルに加え、両足にもミサイルポッドが付いています。これを一斉に撃たれたら…。

攻撃を全て避けられるとしても、パワー差が大きすぎてやはり苦戦は避けられないでしょうか。
サーベルタイガーが「高機動で翻弄し善戦出来るが決定打を持たないので沈められない」のと同じように、やはり決定打が欲しい所です。

砲座を飛行させる際は、火器を全て潰した後が望ましいでしょう。でないと、飛行ゾイドを撃ち落とすウルトラの火器が、緩慢な砲座を落とせぬわけはないと思います。
問題は、火器を全て潰せたとして、その時コマンドウルフにどの程度のパワーが残されているかという事でもあります。
一つ一つの砲を潰すのにも大変な苦労が予想されます。そのうえウルトラの武器は無数…。
武器を潰した段階でエネルギー切れ…と想像してしまいました。

武器を全て潰して飛行甲板に飛び乗り頭部メインコックピットを狙い撃てばあるいは…と思いました。
その為に、圧倒的に少ないパワーをどう温存するか。効率的な武器の潰し方を是非。
緩慢なウルトラザウルスゆえに戦いやすく、またキャノピー式なので可能性は感じる。しかし課題はまだまだ多いと感じました。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

デッドボーダー

暗黒軍の斥候、デッドボーダーにも票が入りました。
出陣時は猛威をふるいシールドライガーMK-IIも一方的に撃破しました。バランス良い武装配置に加え、抜群のフットワークゆえ格闘戦も得意とします。
はたしてその攻略法は。

 ■森林地帯での戦闘でのみ勝機が僅かにありえる。
  索敵性能でやや勝るウルフが先にデッドを見つけて奇襲を仕掛け、先制のビーム砲で打撃を与える。
  デッドボーダーが反転し重力砲を放ちつつ追いかけるが煙幕発生装置を起動させて回避。
  もともと射程の短い重力砲は全速力で逃げるウルフには命中せず、その間にウルフはビーム砲座を切り離し別行動をさせる。
  ウルフの追跡に気を取られていたデッドボーダーの背後からビーム砲座が回りこみエネルギーパイプへ集中砲火を食らわせてこれを破損させることに成功、機能低下
  に追い込む。
  背後からの不意打ちに驚き反転したデッドボーダー、そこへ煙幕の中からコマンドウルフが飛びかかり重力砲の砲門へ噛み付きひきちぎる。
  しかし機能低下したとはいえ格闘能力で上回るデッドボーダーがウルフを追い詰め、残った片方の重力砲を発射。
  その瞬間に別行動を取っていたビーム砲座が決死の覚悟で割って入り盾となる。
  破壊される砲座の影からウルフが突撃を仕掛ける、残りの前面火器を乱射するデッドボーダーだがエネルギーチューブを破壊されているため武器の威力も低下していて
  ウルフの突破を許してしまう、デッドボーダーのキャノピーを電磁牙で食い破りコマンドウルフが大金星を挙げることとなった。

SS風に書いて頂きました。
デッドボーダーは面白い相手です。強敵ですがパイプが弱点という明確な設定があります。そしてそれは剥き出しなので何とかなりそうです。
また頭部がキャノピーなので何としても狙いたい。勝てそう…。
そして考察の方はお見事だと思います。背中のビークルの使い方が上手い!

強いて言えば、実際に分離したビークルがどの程度動けるかが謎なので、そこだけ不安が残ります。
おそらくビークルのエネルギー源は充電池のようなもので、本体に結合しているときにエネルギーをチャージし、離脱時はエネルギーを消費しつつ活動するものと思います。
全力のビーム砲を撃ちまくりながら長時間の飛行を継続できるかどうか。それが心配です。
しかしその点を加味しても、コマンドウルフの可能性を強く感じました!
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

ジェノザウラー 2票

新生帝国軍のフラッグシップ、ジェノザウラーにも票が入りました。
セイバータイガーAT、レッドホーンGCを恐るべき能力で瞬殺してみせたOS搭載の新鋭。
その後、OSを調整しスペックは低下した量産型も登場しています。しかしスペックは低下したとはいえ、十二分に強力な機体です。
コマンドウルフはどう戦うのか。

 ■バトルフィールド 森林
  戦法 近接戦は絶対避ける徹底した一撃離脱戦法でダメージを与えつつパルスレーザーライフルを破壊を狙い荷電粒子砲の発射体制の口内にビーム砲を叩き込む!

 ■(OS限定型 )森林など遮蔽物の多い場所ではホバーでの移動を制限しつつ相手の攻撃を回避して確実に武器や関節にダメージを与える。
  なるべく持久戦に持ち込み戦う。

恐竜タイプながら高機動ゾイド。対高速ゾイド戦もこなすジェノザウラーは苦戦必至。
バトルフィールドの設定が森林というのは面白いです。やはり小型ゆえにこういった場所では小回りが利きやすいと思います。

しかし仮に地の利を活かし側面や背後に回れたとしても、旋回式の砲を持つジェノザウラーはすぐに対応してきそうです。
コマンドウルフ級のゾイドでジェノザウラーに挑む場合は、むしろ荷電粒子砲よりも背中のパルスレーザー砲が最大の脅威になります。
まずこれを無効化したい。その上で脚部付け根など比較的装甲率の低い部分を撃ちぬきたい所です。
ですがそれが最大の難関です。
一撃離脱しようにも最大速度で勝るジェノザウラー。地の利を活かしても、破壊するのは相当な困難が予想されます。

何としても背中のパルスレーザー砲を破壊する確実な方法を考えたい所です。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

アイアンコング
万能ゾイド、アイアンコングにも票が入りました。
重防御なうえ、格闘戦にも威力を発揮します。これといった弱点が無いように見えるアイアンコングですが、はたしてコマンドウルフはどう戦うのか。

 ■バトルフィールドは平地にします。
  コングには小型の火器が無いので、近距離での砲戦は難しく、結果的に格闘戦択一になると思われます。
  コマンドウルフは持ち前の機動力を利用して攻撃を避けながらコングの顔面に砲火を浴びせ、カメラを破壊します。
  コングのパイロットは視界を確保するためにコックピットを開けざるを得ないはずなので、コックピットに向かって射撃を浴びせ、パイロットを射殺します。
  コングはパイロットを失って行動不能になるとおもわれます。
  ……ただ、パイロットが死んでもゾイドが勝手に戦いそうな気がしないでもないですが。

接近戦での火器としては、右肩のミサイルポッドがあります。これで弾幕を張れば、コマンドウルフとしてはかなり厳しそうです。
また、6連発ミサイルを小銃の様に手に持ち、扱う事も出来ます。ほんらい長~中距離用のミサイルですが、これにより接近戦での使用も可能となっています。
ですがカメラアイを壊すのは良い戦術だと思います。
かつてハウンドソルジャーがコングに挑んだ際、カメラアイに集中砲火を浴びせ視界を奪った上で倒した事があります。
さすがにハウンドソルジャーより威力が劣るであろうコマンドウルフの砲では、撃ち破るまでにかなりの数を撃ち込む必要があるでしょう。
苦戦は必至ですが狙うならそこだと思います。なにしろ他の場所は恐らくどこも破壊不能でしょう。
いまいちどコングの小型ミサイルを封じる策を練ったうえで挑んでもらえれば可能性が高まるかも…と思いました。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

ディバイソン  2票

突撃機、ディバイソンにも票が入りました。同軍ゾイドなので実際には起こりえない夢の対決ですが、果たして。

 ■突撃砲の射線から逃れるように旋回しながら徐々に距離を詰め、ある程度接近したらスモークディスチャージャー全開・煙幕で視界を奪い、至近距離から横っ腹に
  ビームを浴びせます。
  はじめ、同じ方法でレッドホーンならと考えたのですが、似た性質のディバイソンもいけるのでは?と思い至りました。
  大型草食動物vs肉食獣というのも絵的に良いような。
  コマンドウルフが軽量高速機という機体性質であるため、同じ性質の格上にはサシではツライような…。

 ■ディバイソンは恐らく相性が良い。というのも豊富な射撃武器を持つものの、横に向けて撃てる砲が無い為、側面に回ればあんがい戦えると思うのだ。
  17門突撃砲を喰らえば即アウト。突撃を喰らっても即アウト。
  ディバイソンの瞬発力を舐めてはいけない。なので正面だけは絶対に避けたい。コマンドウルフの機動力なら正面を避ける事は不可能背は無いだろう。
  側面あるいは後方から突撃し主砲を叩き込みたい(背中の極太パイプを破ればかなりダメージがでかそうだ)。

  レッドホーンは旋回砲があるのでむしろディバイソンより手ごわいと思う。
  またガンブラスターも正面にしか撃てないのでいけるかと思ったが…、超電磁シールドがあるので主砲が通用しなさそうなので諦めた。
  ディバイソンは総合力では大きく上回るものの、相性の問題でギリギリいけると思う。

ディバイソンはヘビー級だけに、確かに高機動ゾイドとの戦いは苦手そうです。

レッドホーンに比べれば運動性能も高いですが、さすがに専門の高機動ゾイドほどではない。
サーベルタイガーと戦って「勝つ」とされていますが、グレートサーベルと交戦した際は機動力に翻弄され苦戦した姿も確認できます。
すなわち戦術を巡らせれば、高機動ゾイドが駆れる大物としてはディバイソンは適切な相手だと思いました。

ただし、そうはいっても重パワーな上に共和国ゾイドとしては重装甲なディバイソンです。
ダメージを与えても与えても、しぶとく戦い続けるでしょう。
もういけると思いフィニッシュの電磁牙を叩き込もうものなら、その瞬間最後の気力で立ち上がったディバイソンが一瞬で逆転する事もあると思います。
コマンドウルフとしては、最後まで地味ながら確実な戦法を使いたいところです。
むしろ、騎士道を重んじるゾイド星人のパイロットがその戦法を許すかどうかが分かれ道かも…。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

ストームソーダー

今回、票が入った機体としては唯一の空戦ゾイド、ストームソーダーです。
対地性能もそこそこ高いストームソーダーですが、コマンドウルフの戦法は。

 ■粘着成分を混ぜたスモークを用意、ジェットエンジンに吸い込ませることでエンジン火災を狙う。
  ビルや木が林立している盆地地形に誘い込めば、通常のスモークでも操縦ミスによる自滅を誘うことが可能。

これは超超低空までストームソーダーが来ないと厳しいでしょうね。
空は地上と違い、奥行きのある3D空間です。武器を当てるのは非常に難度が高い。
ウルトラザウルスのような大量の火器で猛烈な弾幕をはってようやく命中弾を得られるものだと思います。
またスモークディスチャージャーといっても、広範囲に煙幕を張るものではありません。しょせん上空から見れば地上の一部が見えなくなるのみ。
決定打になるかどうかは厳しいところです。

現実的に言って空飛ぶゾイドに電磁牙は狙いにくい。
しかしコマンドウルフの主砲を見舞えば、落とせるチャンスはあると思います。
なので確実に主砲をヒットさせ得るフィールドを構築し、再度のチャレンジをお願いしたい所です。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

ガル・タイガー

暗黒軍の次世代高速ゾイド、ガル・タイガーです。
同系統のゾイドだけに通常だと苦戦は必死ですが、いかにして戦うのか。

 ■戦場は見晴らしが良く起伏も少ない広原とする。
  まず同格のハイパワーユニット級と比較すると、ウォディック、ハンマーヘッド、レドラー、レイノス、ダークネシオスは実質的に交戦不可。
  ウォディックとダークネシオスは実質的に水中専用だし、他3機は空から攻撃すれば対空装備を持たないコマンドウルフになすすべはない。
  他の陸戦機ならば同系にあたる高速機でなければ、その機動性で圧倒できるだろう。ただし、重装甲と重武装を合わせ持つブラックライモスあたりは苦戦するだろう。
  厳しいのは高速機で、ライジャーは機動性が段違いに高く、この辺りで改造やエースパイロット搭乗を考慮しなければ勝てなくなってきそうだ。
  同じカテゴリーなので、有利な戦場という前提は「どちらも得意とする戦場」になるので無意味。
  シャドーフォックスも機動力の差が大きい。
  アニメフューザーズで、コマンドストライカーとフォックスが相討ちだったことを考えると、ノーマルのウルフでは勝てるビジョンが…。
  ブロックスゾイドを見ると、さすがに2体合体機級以上は厳しいか。
  大型以上を見ると、重装甲のレッドホーンあたりになると攻撃が通用しなさそうである。電磁牙で噛みつければあるいは、といったところ。
  純粋な性能差もあり装甲も十分なサーベル&セイバータイガーも厳しい(漫画版レイヴン曰く、勝ち目はないとのこと)。
  小型機や電子戦機相手ならまあ勝って当然だろう。
  個人的にコマンドウルフは集団で戦う、あるいは必要とあらば改造パーツを積んで挑むものだと思うので、1vs1かつノーマル機となると、中々格上のゾイドに勝てる
  ビジョンが見出せない。

  考えをまとめると、
  ・飛ばれるとほぼ勝てない
  ・機動力の差が大きすぎると厳しい
  ・ビーム砲と牙が通用するかどうか

  で、ギリギリ勝てそうな相手ならば、ガル・タイガーだと思う。
  最高速度はウルフより50km/h上だが、300km/hを超えない分まだいい。
  また、高機動での接近戦に有効な砲がなく、そこはウルフにアドバンテージがあり、ビーム砲で相対的な機動力は補えそうだ。
  後は格闘能力だが、ガル・タイガーの方が上だろうがウルフで抗えない程ではなさそうに思う。
  という結論にいたりましたが、どうでしょうか?

同系の上位機に果敢に挑んで頂きました。さて、正直に言うと厳しいのかなあと思いました。
武装面で言うと、背中の連装ビーム砲と尻尾のパラライザーがメイン武器になってくると思います。
(超小型荷電粒子砲は大型相手の一撃必殺武器なので高速機の戦いではあまり意味が無いと思います)。

互いに速度重視の高速機なので、装甲はさほど強力ではない。数発の命中弾を与えれば沈黙させる事が出来ると思います。
この二機は、戦い方が非常に似ていると思います。そうなると総合的な性能差がモロに出てしまうのかなあと思いました。
パワーもあるガルタイガーが終始優位に立ちそうです。
また、格闘戦で戦えばコマンドウルフになす術はありません。

とはいえ、確かにエースが戦えばギリギリで可能性が無いわけではないとも思いました。
ジークドーベルのような300km/h越えの機体よりは可能性が高いと思います。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

セイバータイガー/シールドライガー 2票

同時代のひとつ格上ゾイドにも票が入りました。同系統ゆえに苦戦は必至ですが、いかにして攻略するか。

 ■(セイバータイガー/シールドライガー)前提となるバトルフィールド:障害物が乱立している(市街地、森林、岩場)
  コマンドウルフの上位機種であるシールド/セイバーの長所を潰せば、金星を拾えると思います。
  ・最高速度:障害物の多い戦場であれば、最高速度より機動力が重要となる。
  ・火力:射線が通ってなければ火力も殺せる(射線が通るタイミングではスモークチャージャーを使用)
  ・機体サイズ:障害物が多ければ、大型が不利になる条件もある
   (狭い木々の隙間が通れない、コマンドウルフが登攀可能な岩場も、大型機は機体重量により崩れる可能性がある)
  上記三点により、シールド/セイバーの優位性はある程度消せると思います。
  問題はノーマル・コマンドウルフで相手を仕留める決定力ですが、
  「相手が自機を追って足場に上る→足場を崩して転倒を誘う」「転倒から回復する前に電磁牙で、装甲の薄い部位(喉、腹部など)を狙う」ならいけるかと。

  アーバイン仕様/帝国使用/LCなどの大型火器搭載機なら、もう少しスマートな戦い方が出きると思います。
  ※コマンドウルフの勝てる/勝てないの限界は、「相手装甲を貫いてダメージを与えられるか」が分岐点だとおもいます。
  ゴジュラス/コング相手では、関節等の破壊くらいが限界だと思います。
  「火口/沼地に落とす」「廃坑、巨大建造物に誘い込んで倒壊させる」であれば「リングアウト勝ち」は拾えるかもしれません。

 ■(セイバータイガー)首のパイプを噛みちぎり行動不可で勝つ!!

格上の同系ゾイドが相手ですが、この戦い方は上手い!
遮蔽物が多いゆえに大型が仇になる。コマンドウルフは小型ゆえ、瞬発力や運動性能では両機を上回りそうです。
(読んでいて、そういった点にまで対応したのがグレートサーベルなのかなあと思いました)
程よい遮蔽物の配置と瞬時にそれを把握し利用する技量は必要ですが、実際の戦場では平原より遮蔽物が多い環境が多いはず。
コマンドウルフの可能性を大きく感じさせてくれました。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

レッドホーン  2票

帝国初の大型、レッドホーンにも二票入りました。重武装重装甲ながら、開発時期の古い旧型。
さて、いかにして攻略するか。

 ■バトルフィールド:ジャングルの様な森林地帯
  平地では、相手の火力が脅威なので速度・小回りを最大限に発揮して回避に専念。
  業を煮やしたレッドホーンが追撃してきた所を遮蔽物を活用して身を隠しながらヒット&アウェイ。
  狙いはレッドホーンの各種武装(レーダー・センサー類の破壊を最優先)、相手の混乱を誘発して腹部装甲の隙間に集中砲火しゾイドコアを叩く。
  もしくは、首の付け根に噛み付き攻撃で狼らしくフィニッシュ。以上です。注意する点はレッドホーンの角による一撃等、重量を活かした攻撃と思います。
  コマンドウルフは、攻撃を受けたらアウト!という位の慎重さで勝負します。
  ※小型レッドホーンのブラックライモス、同クラスのベアファイターとの勝負も白熱した面白いバトルが実現できそうです。

 ■岩陰に隠れつつ射撃しまくって勝つ。

レッドホーンの脅威はその射撃力です。
ゾイドとしては珍しい旋回式の砲を2基も持ちます。機動力では大きく劣るレッドホーンですが、このアドバンテージを活かせば高機動ゾイドにも抗する事が出来そうです。
その上、誘導ミサイルまで持ちます。防御力も高く、まさに動く要塞。
コマンドウルフは関節部をピンポイントで狙うなどしたい所です。しかしいずれにしろ複数弾の命中は必須でしょう。相性はあまり良くない相手だと思います。

バトルフィールドが森林や山岳の場合、相手の射撃を上手く制限出来そうです。
おそらく平地では3Dレーダーを持つレッドホーンが索敵に勝ると思いますが、地の利を利用すれば五分といった所か。
小型ゆえの隠密性で迫れば、何とか奇襲を仕掛けることも不可能ではないと思います。

問題は、おそらく一撃では破壊できない所でしょう。上手く奇襲を仕掛け側面から主砲を直撃させたとしても、その時点でレッドホーンの猛烈な反撃が開始されるはず。
必然的に一旦退避して再び攻撃の機会を狙う事になりそうです。
激しいバトルが予想されますが、決して不可能ではないと思わせてくれました。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

ディメトロドン

電子戦では最強レベルな半面、直接戦闘は苦手なディメトロドン。
さすがに大型ゾイドだけに、小型火器であってもコマンドウルフにとっては脅威です。いかに戦うのが理想なのか。

 ■フィールドは山岳地帯。敵機捕捉、射撃管制の面で先制攻撃をとられるものの、持ち前の機動性で回避して、ヒットアンドアウェイで最終的に勝てる。

接近してしまえば、非戦闘用のディメトロドンには為す術が無いでしょう。実際、ベアファイターと共同でディメトロドンを一方的に破壊した事もあります。
問題は接近できるかどうか…。さすがに小型火器とはいえ、精密射撃で複数喰らえばマズそうです。
ビーム砲は射線がハッキリ分かるので避けるのも容易です。問題は誘導ミサイルでしょう。

回答して頂いた山岳では、ディメトロドンは特に動きを制限されると思います。上手いフィールドの設定です。
上手く接近できた暁には、ヒット&アウェイで消耗させるよりは、一気にケリをつけたても良いと思いました。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

ブラックライモス

同クラスの最強機、ブラックライモスです。バトスト3によると「互角」とされていますが、具体的にどう勝つのか。

 ■正面を避け、煙幕などを使いつつ側面や後方に回り込み、武装や装甲の薄い部分へビームを撃ち込んで破壊。
  ただし、それまでに全弾避けられなければ勝つのは難しい。
  コマンドウルフは人気ゾイドなので評価は高そうですが、個人的には優秀だけど戦闘向きのゾイドではないと思ってます。
  正直あの武装とスペックでは大型ゾイドはまず無理、飛行ゾイドも無理、同じ系統の上位機種も無理、全方向に弾幕を張れるゾイドもかなり厳しい。
  側面や後方への武装が貧弱でコマンドウルフより機動力が低い相手なら、死角へ回り込むことで結構有利に戦えると思う。
  ブラックライモスの他にもベアファイター、アロザウラーあたりには相性がよさそう。
  逆に小型でも死角のないイグアンあたりとはせいぜい互角なのでは?

バトストで互角とされているので、実際に半々で勝つ事が可能な相手だけに、今回のアンケートの回答としてはかなり保守的な回答でした。
コマンドウルフの装甲は、強力な電磁砲や超硬度ドリルを受けては耐え切れないと思いますが、側面から攻撃すればそれらを避ける事が可能。
高機動機コマンドウルフに対し、鈍重な戦車級。機体の旋回が完了し敵に武装を向ける前に、手痛い一撃を与える事は不可能では無いと思います。


結果はこのようになりました。
やはり厳しいは厳しいですが、されどそれゆえに挑みがいがある。戦術をより磨き上げ、様々なゾイドに挑みたい。それを議論したいと思いました。

シミュレートすると、やはり旋回できる砲を持つゾイドは軽装甲のゾイドに対しては圧倒的なアドバンテージがある事を強く感じました。
レッドホーンとディバイソンではディバイソンの圧勝ですが、コマンドウルフで戦うなら旋回砲を持つレッドホーンが突破困難なものを強く感じさせます。
ゾイド戦において相性は重要な要素です。そしてゾイドの機体性格は広い幅があるから、その組み合わせは非常に多くあります。
そういったものを含めて、より大金星が狙える相手を探したいと思いました。

今回のアンケートは、そんな事を思ったアンケートでした。

Back
index

inserted by FC2 system