Zoids Ignition第20回アンケート -頭部デザインの事- 集計結果

2013年9/15~9/29に実施した、第20回アンケート-頭部デザインの事-の集計結果を公表します。

ゾイドのデザインにおいて、その印象を植え付ける重要な要素の一つは、頭部だと思います。
例えば子供が絵を描く際は、真っ先に顔から書き始めるのが通例。
ゾイドは数多くの機種がありますが、それぞれ魅力的な頭部デザインを持ちます。大型ゾイドのような個性的なものから、共通コックピットを用いたものまで様々です。
そこで今回は、頭部に焦点を絞ったアンケートを実施しました。
今回のアンケートは、そんな頭部デザインに関するアンケートでした。


■アンケート項目詳細
 まずは、実施したアンケートの項目を記載します。

 項目1:-好きな頭部デザインを持つゾイドは?(共和国/帝・暗国/総合)-

 項目2:-好きな共通コックピットは?-
     ①共和国初期共通コックピット(ガリウスなど)
     ②共和国重装甲コックピット(ゴドス、ガイサック)
     ③共和国新型共通コックピット(プテラス、スネークス)
     ④帝国共通コックピット

 項目3:-「共通コックピット」という事に対しての意見やコメントを自由に書いて下さい-

 項目4:-頭部デザインはいいのに胴体以下のデザインで損していると思うゾイドはありますか?-

 項目5:-胴体以下のデザインはいいのに頭部デザインで損していると思うゾイドはありますか?-

 質問6:-ゾイドのデザインにおいて、頭部デザインはどうあるべきだと思いますか?-

第20回アンケートの質問項目は、以上でした。

■投票数

 今回の投票数は27票でした。ご投票いただきました皆様、御礼申し上げます。
 では早速、発表します。


■質問1 好きな頭部デザインを持つゾイドは?(共和国/帝・暗国/総合) 回答詳細
この質問は、「共和国側で最も好きなもの、2番目に好きなもの」「帝・暗国側で最も好きなもの、2番目に好きなもの」「総合で最も好きなもの」を答えて頂いていました。
ここでは、各国で最も好きなものを2pt、2番目に好きなものを1pt、総合で最も好きなものを3ptとしてカウントします。
まず、各国に分けてランクを記した後、総合順位も発表します。

共和国側

1位 26pt ゴジュラス

 ■共和国を代表するゾイドだけにその頭部デザインの迫力が凄くいいです。
  どこまでもメカメカしく迫力のあるデザインもそうですが、電飾ギミックでキャノピーの下の目や口の中を発光させる事で、更にその迫力を増していて凄くいいです。
 ■マッドサンダーやウルトラザウルス、ゴルドスも捨てがたいが......済まないゾイドの諸君!頭と言われたらゴジュラスしかない!><
  そして何よりモールドが半端ない!
 ■あまりにも複雑なゴチャメカの集合体。しかしそれらが組み合わさって完成した全体像はどこまでも洗練されている。
  これぞゾイドの魅力!と言えるものが詰まっていると思う。
  目の表情や、両目の間にコックピットがあるのもGood!コックピットのパネル類が左右非対称だったり凝ってるところも○。
 ■メカの目とパイロットをまとめて透明パーツ内に収める点がユニークである。のこぎりのような歯もメカらしさと生き物らしさを兼ね備えていて面白い。
 ■透明キャノピーの奥に光る眼がカッコイイです。
 ■特有のごちゃメカ感がゾイドっぽいから
 ■ゾイドといえば真っ先に思いつく頭部。前向きな目もポイント。
 ■『ゾイド』といえばこの機体、シリーズを代表する、正しく”顔”だとおもうので。

1位はゴジュラスです。貫禄を見せ付けた気がします。
共和国側の2位以下に大きな差を付け余裕のフィニッシュをしています。
やはり共和国らしい限りないゴチャメカ具合。しかしそれがまとまって洗練された全体を作っている。そして大型のキャノピー。
いかにも共和国らしい作りは、やはり人気でした。
ゴチャメカ具合に加え、微妙に左右非対称であるなど、凝りに凝っている事も見逃せません。

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2位 14pt シールドライガー

 ■アニメ補正などもありますが、やはり素直に秀逸なデザインだと思います。
 ■広いキャノピーにタテガミを模したEシールド装置。 まさに共和国ゾイドという出立で大成功のデザインだと感じます。
 ■ヒロイックで男前で、青いくせにどう見てもライオン顔。 モチーフと全然違う色なのに、全く抵抗が無いって凄い事だと思う。
 ■個人的な嗜好ですが、四足獣型の頭部に仰々しい攻性兵装が搭載されてるのはあまり好かないんです。 ライガー系なんかはそのへんわかってると思いましたね。
 ■メカニカルなディテールの集合で、しかし全体としてみると流麗なシルエットを描いている、絶妙なデザインだと思います。
 ■いい具合にメカメカしさとライオンっぽさとヒーローっぽさが融合されていて、素直にカッコイイと思う。

2位はシールドライガーでした。
正直、意外なランクでした。
ウルトラザウルスやマッドサンダーを押しのけての2位。よく奮闘したと思います。
中期に登場したゾイドらしく、外観はゴチャメカ具合は少なめで、ツルッとしています。
しかし共和国らしさは随所に残っており、各所にパイプなどメカ類が露出しているとかはニヤリとします。
流麗でスッキリしていながら帝国ゾイドっぽくならず、共和国らしさをふんだんに残しているのは凄い事です。
また、タテガミの展開によって表情を作りやすいところも高ポイントかと思います。

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3位 13pt マッドサンダー

 ■モチーフの特長をストレートに活かした作りがいいですね。
  メカ・戦闘兵器としての造形も素晴らしい。反荷電粒子シールドはリベットなどが細かく彫られており、いかにも分厚い装甲である雰囲気がたっぷり。
  (あと余談ながらバトスト4のシールド内部にときめいていました)
  マグネーザーも素晴らしい。単純なドリル形状ではなくリーマーのような処理になっているのがカッコいい。
 ■キャノピーではないが、モチーフや対デスザウラーを考えると納得でもある。
 ■表情が不敵な感じでいい。
 ■重☆装☆甲。モチーフのイメージと設定とデザインががっちりかみ合っているのが良いですね。
 ■あの角ドリルがすき。
 ■私はこの顔に惹かれてこの道に入ったのだ……。

3位はマッドサンダーでした。
やはり直球なデザインが受けたのかと思います。
モチーフをストレートに使った分厚いシールドと敵を穿つドリル。これぞトリケラトプス型として正しいあり方だと思います。
キャノピーを廃しながらも、共和国らしい造りは健在で、びっしりと討たれたリベットや歯の形状などは帝国デザインとは一線を画します。
レッドホーンとマッドサンダーの共通性はよく言われますが、頭部デザインを比べると、似ているがやはり両軍の設計(デザイン)の趣向の違いがよく現れています。

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4位 11pt ウルトラザウルス

 ■体に比べれば相当小さい頭だけど、作りが><半端ない!!
  それでも他のゾイド達を出し抜いて2番目にスキになったのは、多分ゴジュラスとゴルドスの面影が多少あるからである。
 ■サラマンダーの猛空爆を受けても無傷、でもキャノピーを撃たれたら簡単に開くという所が好きです。
 ■ゴジュラスやゴルドスを思わせる半端無い作りこみ。これまでの共和国大型ゾイドの頭部の集大成ともいえるデザインだと思います。
 ■変わった形のキャノピーが好きで。それとTHE共和国なデザインでもうヤバい素晴らしい
 ■流線型のキャノピーが元ネタのシルエットの再現が高くていい感じ。全身を入れた時の頭としてのバランスも非常にいいです。
 ■戦場を猊下するような高位置にあるコックピットが如何にも旗艦ゾイドらしく、既存技術らしいディテールと小振りさを備えたフェイスも秀逸。
 ■キャノピーの中に光る目がいい感じ。左右のパイプもかっこいい。

4位はウルトラザウルスでした。
モチーフの関係で子顔にならざるを得ない機体ですが、その小さな頭部には限りないデザイン画詰まっています。
初期共和国の「ゴチャゴチャとメカを詰め込んで構成する」というデザインで造られていますが、そのまとまり具合は集大成と呼ぶに相応しいほど洗練しています。
また独特のキャノピー形状は非常に流麗で、そこにも人気が集まりました。

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5位 8pt ディバイソン

 ■両頬のミサイルポッドがミリタリックで良い。
 ■ひたすらオトコのツラ。
 ■黙って俺について来い的な、頼もしい感じがします。

5位はディバイソンです。
もう「渋いっ!」っていう顔をしていると思います。
ディバイソンはキャノピーを廃止した共和国ゾイド第一号ですが、それでも共和国機にしか見えない造形センスは素晴らしいです。
リベットやパイプの露出によって、装甲式コックピットながら上手く共和国らしさを出しており、また両頬のミサイルポッドも共和国らしい配置に思えます。

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6位 6pt ブレードライガー

 ■共和国の大型キャノピーと無防備なコックピットという特徴を、現代風でヒロイックなアレンジになっているのがカッコいいです。
  トミー版は兎と言われてますが、シールドライガーにあったどこか可愛らしい部分を引き継いでいる感じがして、個人的に大好きな部分です。
  そして最大の理由は子供の頃のヒーローだったからです(笑)
 ■アニメに熱中していたこともあって、全ゾイド中、最も好きなデザインです。
  ヒロイックなカッコ良さに溢れるデザインで、金色の牙やタテガミの白いラインも蒼いカラーリングにいいアクセントになっていてとても好きです。
  カラーバリエーションも豊富で、個人的にはノーマルの蒼いカラーリングが特に好きですが、グレーのブラックインパクト仕様や白いミラージュもまたいいです。
  キット的にはアニメのような複座式コクピットを再現していることに加え、シールドライガーと同じ上下のタテガミに加え、両頬のタテガミまで可動するので、
  シールドを展開した時の姿の迫力も段違いで凄くいいです。

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7位 5pt ※3機種同時ランク

アロザウラー
 ■シートの前の「メカが詰まってる感のある場所」が好き。 ゴルヘックスと悩んだけど、昔持っていた方で。
 ■共通コックピット抜きと言う前提付きですが。 ツルツルで味気ないけどクールに見えます。

凱龍輝
 ■個人的に、もっとティラノサウルスに近いラインだから。
 ■ベストオブ、ティラノサウルス、ヘッド

ケーニッヒウルフ
 ■スコープとの一体感
 ■スコープが無いとおかしい

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10位 3pt ※3機種同時ランク

ガンブラスター
 ■大型ゾイドなのに「見下ろしている」のではなく「見上げている」のが渋いです。
  悪く言えば「あぁん?やんのかゴラァ!」的ですが、目に力が宿っているおかげで凄みのある顔つきになっていると思います。
 ■イケメン

コマンドウルフ
 ■頭頂部から鼻先にかけてのシュッとしたラインがオオカミさとスピード感が出ていて素敵です
 ■思い出補正と初組み補正がかかってますが、それを抜きにしてもいいデザインだと思います。
  機動性の高さとそれに要求される視認性を、ひと目で理解させるキャノピーの形状とか。

ゴルドス
 ■初期大型ゾイドの中では一番好きです。いかにも鈍重そうな顔には愛着がわきますし、頬のパイプのせいでどことなく「おじいちゃんぽい」のもポイント高いです。
 ■胴体に対して小振りな、どっちかと言うと可愛らしい丸いフェイスがヘリック共和国の「善玉」面を適切に表した共和国の大型主力ゾイドと言える。
  旧式機らしい動力系のパイプやディテール、そして巨大な胴体に繋がる首部分とのバランスも秀逸だと思う。

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13位 2pt ※3機種同時ランク

スネークス
 ■共通コックピットから巧くコブラ的なシルエットを創り出していて、鎌首のギミックも含めて気に入っています。

マンモス
 ■鼻、牙、耳のどのパーツもかっこよく、それらがなんともいえないバランスで作り上げた顔。初期ゾイドらしいかっこよさが好きです。
  特に耳のディティールはすばらしいですね。

ライガーゼロ
 ■ライガータイプの中ではブレードライガーに次いで好きなデザインです。
  帝国ゾイドでもありますが、配色的に共和国カラーの方が好きなのでこちらに入れました。
  装甲式コクピットの共和国ゾイドは他にも色々いますが、それを直接的に元帝国ゾイドであると明示したのも印象的です。
  CASもあって素体や各換装形態でガラリと変わる多彩さも魅力的で、メスライオンを思わせる素体やシンプルなデザインをしたタイプゼロ、五本のブレードと独特の
  タテガミが印象的なシュナイダーや全体の形状はほぼ共通ながら頬のパーツと色で大きく色が変わるイエーガーとパンツァー、合体ゾイドと一目で判るゼロフェニックス
  や武者らしさを前面に押し出したソウガの具足など、単体のゾイドとしては最も多くの顔を持つゾイドであると思います。
  個人的には数ある換装形態の中でも基本形となるタイプゼロの頭部デザインが特に好きです。

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16位 1pt ※8機種同時ランク

ガイサック(重装甲コックピット)
 ■ゴドスと同じ重装甲仕様のコックピットなのに、サソリ型になっただけでより一体感が出ている気がする。

ガンスナイパー
 ■歩兵ゾイドとは思えないほどイケメンで、キャノピーの流線型ラインが新世代機らしいと同時にいかにも強そうなオーラを醸し出していて好きです。

ゴルヘックス
 ■つるりとしたキャノピーと、それを押さえるようなフェアリング。
  モチーフとはだいぶ別物の形状ですが、非常に良いデザインだと思います。海外版のメッキキャノピーもしっくりきます。

シャドーフォックス
 ■幼いときに一目惚れして

ストームソーダー
 ■刀剣を思わせる鋭利なデザイン。 捕食式(?)コックピットも面白い。

ベアファイター
 ■生物的なラインと機械的なラインのバランスが絶妙な頭部デザインだと思う。

ボルドガルド

レイノス
 ■ジェット戦闘機を連想させる流線型の風防に空戦メカとしての説得力がある。

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帝国側

1位 31pt レッドホーン(含・ダークホーン)

 ■自分がゼネバス派になったのはやっぱりレッドホーンがいたから。
  恐竜そのまんまな頭部ではあるけど、子供の頃はこの感じが大好きでした。
  今でこそ共和国系の顔も好きですけど、それでも自分にとってのレッドホーンのかっこよさは今でも変わらないです。
 ■険しい表情に厚そうな装甲。赤い色も全部好みです。
 ■大型ゾイドでは初めて手にした物ゆえ思い入れがあります。
 ■「かっこいい」としか言えない!
 ■イケメン。それもマッチョ系…でもゴリマッチョ系じゃなくてある程度のスマートさがあってなおかつパワフルな感じのイケメン。
  イケメン度合いではケーニッヒウルフなんかもいい線いってると思うけど、あっちはスリム系のイケメンだと思う。
 ■これほどにモチーフを上手く取り込んだデザインはそうそう無いものと思います。 ハッチのブ厚さも素敵です。
 ■何らかの「意志」が感じられる(表情のある)ゾイドが好きです。 (ただし、それは「比較的無機質な他のゾイド達の中において」という条件付きですが)
 ■えりまきと角が攻守のバランスよい印象を受ける。いかにも突撃メカらしく派手で力強い感じも良い。
 ■(ダーク・ホーン)帝国軍のイメージを形作ったレッド・ホーンの頭部を個人的にかっこいいと思う黒色に変更したからです。
 ■(ダーク・ホーン)動く要塞が真っ黒になって、さらにイケメンに…いかにも無敵って感じがします。
 ■(ダーク・ホーン)草食恐竜モデルながら、メカらしいディテールを備えつつ、如何にも重装甲な感じの直線構成のキリっと頼り甲斐のありそうなフェイスは、
  帝国軍の最大量産数の主力大型ゾイドに相応しいフラッグシップだと思う。
  初ゾイドはレッドホーン、一番好きなゾイドはダークホーン。ゾイドにハマらせてくれた名機です。

帝国側1位はレッドホーンでした。帝国初の大型ゾイドにして同道の第一位です。
アンケートでは常に上位に食い込む名機レッドホーンですが、ここでも一位の快挙。改めてその人気ぶりが伺えます。
確かに、「モチーフへの忠実度」「帝国らしい分厚い装甲」「戦闘兵器としてのデザイン」全ての要素がバランスよく高次元にまとめられています。
「初期の機体とは思えぬほどの完成度」とはよく言われる事ですが、改めてそれが思われます。

ダーク・ホーンへの票が多かったのも特徴でした(ここでは形状は同じなのでまとめてあります)。
やはり鮮烈な再デビューと重なって、思い入れがそこで生まれたユーザーも多かったのだと思います。

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2位 27pt デスザウラー

 ■デスザウラーの頭部デザインを踏襲したジェノザウラーも素晴らしいデザインですしね。
 ■どれが一番いいか、と聞かれればデス様一択です。主人公よりラスボスを好む厄介な嗜好を持ってますので。
 ■あの内部構造が見える死神のような顔が好きです。
 ■帝国ゾイドらしいかといえばやや疑問符のつくデザインではありますが、キャノピーの奥にのぞく眼と内部メカがヒールらしい不気味さを醸し出していてとても好きです。
  「牙」というより「杭」のようなデザインの歯がびっしり並んでいるのも◎
 ■最強ゾイド あなたですよ
 ■目が…歯茎が…怖いよー!
 ■最もティラノサウルス系に遠いが、不気味さと凶暴さを体現しています。
 ■装甲から見える所と隠す所の見せ方が絶妙。 小顔なのに凶悪で強そう。
 ■部品単位からでもわかるあのラスボス臭。でもストーリー上は高級量産機なんですよね、あれ。

2位はデスザウラーでした。序盤から終盤までレッドホーンとの1位争いを熾烈に繰り広げていましたが、一歩及ばずでした。
モチーフへの忠実度という点では異質なデザインで、従来のモチーフのラインを特に大事にした帝国大型ゾイドとは一線を画します。
あくまで無機質な無表情なデザイン。クリアパーツからのぞく不気味な内部。
一言で言うと「恐い」 しかしだからこその人気は周知の通りです。

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3位 10pt サーベルタイガー(含・セイバータイガー)

 ■口を閉じてる時の突き出た牙もかっこいいし開いた時の敵機に牙を突き立てようとする形状も迫力があってかっこいい。とにかくかっこいい。
 ■一目で虎と判るデザインもさることながら、そのシンプルさもとても好きです。
  レッドホーンなどにも言えますが、機獣新世紀の多くの帝国ゾイドと同様のグリーンのキャノピーが目を際立たせているのがまたいいです。
  また、アニメの三銃士仕様の頬の模様も特別感を出していていいです。
 ■高速機体らしい頭部とトラ型っていうマッチングが非常に魅力的です。

3位はサーベルタイガー(セイバータイガー)でした。
帝国では1,2位に票が集中し、ここからは一気に会得ptが下がっています。改めて上位二機種の人気振りが伺えます。
顔の造りとしてはレッドホーンのテイストを受け継ぎ、モチーフへの忠実度や帝国らしさ、兵器らしさが高次元にバランス良くまとめられた傑作デザインです。
意外だったのは、グレートサーベルへの投票が無かった事です。
レッドホーンはダーク・ホーンへの投票が半分近くを占めていたのに、サーベルタイガーは全ての票が「サーベル」あるいは「セイバー」で、赤い機体への投票でした。
やはり登場当初から花形として活躍したサーベル(セイバー)に比べ、レッドホーンは当初は負け戦の連発、ようやくダーク・ホーンでリベンジした事へから、このようになったのかと思います。

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4位 7pt ※2機種同時ランク

ジェノザウラー(含・バリエーション)

 ■(ジェノブレイカー)デスザウラーの流れを汲んだジェノザウラーのデザインも好きですが、そこに可動式のブレードとトサカが加わって更に迫力とオリジナリティが増し、
  背中の装備と相俟って格闘能力を大幅アップしたことが伝わってきてとてもいいデザインだと思います。
  アニメではシャドーと合体するのに合わせてブレードを展開する演出や、アニメ終盤でジェノザウラーの口にブレードを突き刺して倒すシーンが印象的でした。
  また、バリエーションとしてブレードのかわりに2連装レーザーを装備したサイコジェノザウラーのデザインもまたいいです。
 ■(ジェノブレイカー)当時コイツの顔を見た瞬間に「ああバンはもう勝てないな」と思いました。
  真紅カラーのジェノ顔にブレード装備は素直にカッコいいの一言。
 ■(ジェノハイドラ)登場作品間違えてませんか?というくらいにトガりまくったデザイン。 3形態どのヘッドもキモカッコ良くてイイ。

4位は2機種同時ランク。まずジェノ系でした。
ほとんどがジェノブレイカーへの投票になっており、ノーマルより改造機の方が人気が高い希有な例を再確認しました。
ジェノザウラーはデスザウラーの顔をほぼもしていたのに対し、ブレイカーはブレードなどによりその機体特有の個性・魅力を出すことに成功しています。
その点も影響しているのかと思います。

モルガ

 ■かわいい(迫真)
  いや、それだけじゃありませんが。装甲をかぶせるだけで共通コクピットがああも様変わりするって、結構凄い事ですよ。
 ■共通コックピットをヘルメットで覆うことによって、モチーフ再現度と、戦闘兵器としての説得力を向上させた一石二鳥のアイデアが素晴らしい。
 ■最初見たとき、あの中に共通コクピットが入っているとも思わなかったので。
 ■共通コックピットにヘルメットを被せるタイプの元祖としてリスペクト。

4位のもう一機種はなんとモルガでした。
小型ゾイドとしてここに喰い込むのはまさに快挙です。
独自の頭部デザインでありながら共通コックピットを使用している。
帝国らしさ爆発な作りはやはり人気です。
帝国側は、共和国側に比べ共通コックピットを持った機種への投票が多かった印象があります。
やはり帝国の使い方の上手さや、その中でもモルガがひときわ人気であることを再認識しました。

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6位 5pt ヘルキャット
 ■共通コックピットに装甲一つかぶせるだけで、完全に猫になってしまっているのが感動的にすら思える。

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7位 4pt ウオディック
 ■さかな万歳!!!
 ■魚っぽい

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8位 3pt ※4機種同時ランク

アイアンコング
 ■100%ゴリラ。 正面から見ると少し笑ってて優しそうに見えるゴリラ。 斜め下から見るとちょっと怒ってて怖そうなゴリラ。
  見る角度で表情が違う素敵な顔です。
 ■非常に男前なデザインだと思う 横並びの複座式なのも特徴あって好きです。
 ■両目がバイザー状につながっているし、あちこち角張っているのにゴリラに見えるからすごい。

セイスモサウルス

レドラー
 ■あの兎の耳のような可愛らしいものが付いていながら、シュッとしたドラゴン感じは「天空の王者」に相応しいものだと思う。
  ブラックレドラーも含めて、面長のフェイスと分割されたクリアパーツが良い表情を出しているのだと思う。
 ■目にも視えるキャノピー、開いても映える感じが好きです。

レブラプター

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12位 2pt ※2機種同時ランク

イグアン
 ■なんでしょうね、あの生々しい感じ。よくトカゲが昆虫を捕食する際に舌を見せつつ口をもぐもぐする時の独特のネトネトした感じ、 あれに近いものを感じます。
  要するに、不気味で気持ち悪いのです(褒めてます!)
  (なぜか他の共通コックピット持ちゾイドよりも生々しく見えます)

ブラキオス
 ■コクピットと目がないという、他のゾイドとは明らかに違うデザイン。独特の不気味さとかっこよさが好きです。
  以前オリジナルのゾイドを作ったときにブラキオスの顔のデザインを参考にして、というかまんまパクったことがあります(笑)。

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14位 1pt ※6機種同時ランク

エレファンダー
 ■目のデザインがかっこいい。アイアンコングも同じような感じですが、顔全体で見るとエレファンダー派です。
  換装もできるけどノーマルタイプが一番、ついでスカウターかな。

シーパンツァー
 ■共通コックピットの前に突き出た目がツボです。

デッド・ボーダー

バーサークフューラー
 ■かわいい

ブラックライモス
 ■モチーフに忠実な頭部ですが、ディテールの集中/拡散が絶妙で、とてもゾイドらしいと思います。開閉はしないですが、ちゃんと「口」があるのも◎

ロードゲイル
 ■なんだこのゾイド!?って感じだけど顔はイケメンだと思います。

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総合ランク

1位 31pt レッドホーン(含・ダークホーン)
2位 27pt デスザウラー
3位 26pt ゴジュラス
4位 14pt シールドライガー
5位 13pt マッドサンダー
6位 11pt ウルトラザウルス
7位 10pt サーベルタイガー(含・セイバータイガー)
8位 8pt ディバイソン
9位 7pt ジェノザウラー(含・バリエーション) モルガ
10位 6pt ブレードライガー
11位 5pt アロザウラー 凱龍輝 ケーニッヒウルフ ヘルキャット
15位 4pt ウオディック ガンブラスター コマンドウルフ ゴルドス
19位 3pt アイアンコング セイスモサウルス レドラー レブラプター
23位 2pt イグアン スネークス ブラキオス マンモス ライガーゼロ
28位 1pt エレファンダー ガイサック(重装甲コックピット) ガンスナイパー ゴルヘックス シーパンツァー シャドーフォックス ストームソーダー 
      デッド・ボーダー バーサークフューラー ブラックライモス ベアファイター ボルドガルド レイノス ロードゲイル

総合ランクはこのような結果です。
帝国側が、ワンツーフィニッシュです。
しかし全体的にはランクインした機種は五分五分といったところで、「どちら側のゾイドもそれぞれ魅力的な頭部デザインを作れている」という事が証明できる結果になったと思います。

やはり強いのは大型ゾイド。ほとんどの大型ゾイドがランクしています。
しかしサラマンダーディメトロドンなど一部ではランクインを逃した大型ゾイドも居ます。

ハイパワーユニット級は大健闘しており、ほとんどのゾイドがランクしています。
共和国ではカノンフォート、ハンマーヘッドをのぞく全てのHiユニット級がランクし、帝国ではライジャー、ヘルディガンナーを除く全てがランクしました。
大型ゾイドに比べればシンプルな造りのハイパワーユニット級がこれだけ票を得ているのはまさに大健闘です。

小型ゾイドは共通コックピットのものが多く、さすがに苦戦しています。
しかしそんな中、追加パーツをたくみに使った帝国共通コックピット機は大健闘を見せています。

全体的には、トップ3にかなり票が集中している感じです。
これはなかなか興味深いです。それぞれの顔デザインを見比べると…、
レッドホーン=「モチーフに忠実な造り」「装甲で覆われておりシンプルな仕上がり」「つり上がった目を持つ険しい表情」
デスザウラー=「モチーフから極度の逸脱」「冷たい目、表情を持たない感じ」
ゴジュラス= 「モチーフに忠実な造り」「ゴチャメカの集合で作られており複雑」

というように、それぞれ別々の方向性を持ちます。
ゴチャメカも、モチーフに忠実なものも、中には逸脱していても(もちろん魅力的である前提ではあるが)、ゾイドになる事が出来る。
それを証明できた結果になっていると思います。


■質問2 好きな共通コックピットは? 回答詳細

①共和国初期共通コックピット(ガリウスなど)  2票
 ■「ゾイド」と聞いてまず思い浮かぶコックピットです。
 ■単純ですが、とても味のあるデザインだと思います。留め金の部分が口に見え、一目で頭だと分かるデザインです。

②共和国重装甲コックピット(ゴドス、ガイサック)  1票
 ■キャンピーの凹凸が増えて強度が増したイメージと、やはり消えないどこか無骨なイメージがが良いです。
  アニメガイサックの装甲版も玩具化してほしかった…。

③共和国新型共通コックピット(プテラス、スネークス) 4票
 ■本当にニ機しか採用されなかったのが惜しい共通コックピットだ。
  約5面の平面で構成されている量産機らしさと20mm機銃を備えたミリタリーらしさを出しながら、近代的で格好良いフェイスは他の共通コックピットを勝るものがある。
 ■スマートな印象があります。旧来の共和国らしさを残しながら新型機っぽく魅せたデザインはまさに傑作。
 ■最初期コクピットと同じようなデザインながらもスマートなラインになっている。
 ■機体との一体感

④帝国共通コックピット 17票
 ■あの何とも言えない無機質さがとても好きです。
  上面の3つのスリットから覗くキャノピーがコクピットを開けた時にはコンソールみたいな感じになっているのもいいです。
  加えてゲームなどでは殆ど再現されない上にMSSじゃ無くなってしまいましたが機銃が備わっているのもまたいいです。
  そして何より凄いのはモルガやゲルダー、重装甲スペシャルでこのコクピットを採用しているゾイドは追加するパーツで印象を大きく変えていて、
  特にヘルキャットやハンマーロックは一目でヒョウやゴリラに見えるという大化けっぷりは「凄い」の一言です。
 ■クリアパーツが爬虫類の半開きの口を見事に再現しています。虫とか食べそう。
  上部が真っ平なところが、キャノピーが曲面を描く共和国と対照的で味わい深いです。
 ■全部好きなんで順位をつけるのは難しいですが、やっぱり帝国かな。
  マーダみたいな単体での使用でも、ゲルダーみたいな他のパーツとの組み合わせでの顔の再現でも、さらにはシーパンツァーみたいな使い方まで幅広く使えて
  どれもかっこいいのはデザインが優秀だからだと思います。
 ■装甲をかぶせる、パーツを取り付ける、その他諸々の一手間かけるだけでまったく違う顔を見せるというのは、なかなかどうして凄い事だと思います。
  プレイバリューという意味でも、マーケティングという意味でも。
 ■コロコロと規格を変えてきた共和国に対して特注機以外は海パンまで使い続けた帝国に乾杯。何の頭にも見えるデザインは秀逸。
 ■ほぼ全面装甲されていることによる安心感が有ります。 乗れと言われたらまずこれを選びます。
 ■無骨な感じが兵器然としてかっこいいです。
 ■装備された機体数の実績からみれば、共通コックピットの最高傑作だと思う。
 ■ヘルキャット、ゲルダー、モルガなど共通さを臭わせない上手い使い方をしている所。
 ■帝国共通コックピットの独特な冷酷さあまりにウルトラザウルスの頭に付けた事すらある。それくらいスキ。
 ■モルガやハンマーロックなど、機体によっては、フードを被せたり完全に覆ってしまったり、と、共通のコクピットながらデザインにバラエティがあるのが良いです。
 ■ハンマーロックやヘルキャット、 モルガなどの個性の出し方とか好きです。
 ■超万能。

結果は帝国共通コックピットが圧勝でした。他全てが束になってもかなわぬ人気ぶり。圧倒です。
デザインの素晴らしさもさることながら、やはり第一号マーダからマイクロゼンマイを使用した最後のシーパンツァーまで使い続けたことも影響していると思います。
その使い方はコメントにもある通りまさに秀逸で、無機質なコックピットを様々に化けさせます。

その他では、共和国新型コックピットは2機種しかいない割には健闘していると思います。
後に共通コックピット仕様ゾイドは廃れていきますが……、もしこのコックピットを用いたゾイドがあと数機種でも製作されていたらどのように表が推移しただろう…というのは興味があります。


■質問3 「共通コックピット」という事に対しての意見やコメントを自由に書いて下さい 回答詳細

 ■「ゾイド世界の説得力」や「コスト削減」とかには興味が薄いのですが、 作り手が自分達で決めたルールの中で、 どれだけのバリエーションを生み出せるのか…
  と言った、チャレンジ精神を煽るのには、 大切な縛りだったのかな…と、思います。
  TVで見る料理番組の感覚ですよね。 メイン食材を指定されて、時間内にどれだけの料理が作れるか。
  旧ゾイド時代の後期から小型ゾイドが消えて、 色物電動ゾイド乱発→自滅の流れを見ても、 大切なチャレンジ精神の象徴だったと思えます。
  後は、差し替え可能の面白さは魅力です。
  海外では共和国と帝国コックピットが入れ替えられてたり、 国内でも「鹵獲機体仕様」なんて言いながら好きに変えれる。
  最も重要な顔でこんな事出来るのって、 ゾイド以外は…ヘッドマスターぐらいでしょうか?
  最近(と言っても数年前ですが)のヒット作は、 ガイロスイグアンにセイスモの背中のコックピットを乗せた仕様。
  色が同系色で違和感が無く、かなりの肉食顔になります。

 ■シリーズが長くならないと難しいが、共通コックピットは小型ゾイドに、そしてゾイドの世界に軍事的・産業的リアリティーと規格量産兵器としての統一感を
  演出できると思う。
  正直、共通コックピット故に個性がなくなっているゾイドもあることにはあるが、それに勝る演出効果があると思うし、その工夫が傑作を生み出しているように思う。

 ■ミリタリックで素敵。最初は制作費削減と言う所から始まったものだと思いますが、ゾイド世界と絶妙にマッチしてた。
  機獣新世紀以降の新ゾイドも積極的に使って欲しかった。

 ■設定的にもマーケティング的にもドンピシャだったと思います。あれでおカタいSFファンなんかを引き込んだりできたんじゃないでしょうか。
  まあ、スネークスとプテラスのコクピットが共通というのは少々突っ込みどころがないでもありませんけど。

 ■量産機と言うイメージとマッチしていて特にマイクロゼンマイクラスの小型機との相性は最高にいいと思います。
  また、ハンマーロックやヘルキャット、ステルスバイパーのように同じコクピットを使いながら追加パーツなどで一目でモチーフが判る頭部デザインになると言う
  化けっぷりも魅力です。

 ■何となくシルエットが似ているので「軽自動車と並べたらどっちが大きいのかな?」と思ったことがあります。
   耳や追加装甲などでシルエットを変える帝国側の設計は感心します。なぜ共和国側にこのような設計が少ないのか気になります。
   脱出カプセルとして単独飛行できる設定については、評価に迷っています。

 ■子供のときはモチーフとかけ離れたデザインになってしまうこともあり、あまり好きではなかったのですが、大人になって頭頂部につけるパーツによって差異や表情を
  つける奥深さがある程度わかるようになり好きになりました。

 ■共和国・帝国 ともに、それ単体でひとり乗り用のマシンとなる、素晴らしいデザインと思います。
  …そうやって、本体から切離して遊んだ挙句に、紛失してしまったり、逆に本体のが壊れてコクピットだけが残ったり…なんて事が良くありました。

 ■いかにも「量産機」「簡易版」というイメージがあってリアルな一方、恐竜型だろうが象型だろうがカマキリ型だろうが問答無用で同じ頭を乗っけてしまうやり方には
  ちょっとゾイドがかわいそうに思えてしまったり。でも、不思議とみんな似合っていて違和感が全くないんですよね。

 ■共通コックピットを採用している中型・小型ゾイドの量産性というリアリティを出すうまい設定だと思います。
 ■一目でゾイドだとわかる記号として優秀だと思います。新世紀ゾイドではもっと使うべきだったと思う。みんな同じ部品を使ってても十分個性は出せるし。
 ■パーツを共有していて生産性に優れてるというリアル設定がカッコイイです。
 ■多種多様な生物をモチーフとして取り入れつつも、それらが同一勢力の兵器であると瞬時に判断できる統一感を与える、秀逸な要素だと思います。
 ■どれも素晴らしい! 一部のものは脱出用ビーグルになるので、そこがSFチックでツボです。
 ■ゾイドの世界でも、コスト削減ってあるのかな
 ■いいぞもっとやれ
 ■共通規格の部品を使用するといった所が、戦争ものの雰囲気を出していて良いと思います。
 ■共通武装と同じく統一性があって好きです。使い回されるだけの価値があるわけですし。
 ■子供心に共通コックピット、共通小火器共にリアリティさを表しているなと思いました。
 ■共通でありながら、違うゾイドで、違うモーチフに出来るところが凄く感心。
 ■共通コックピットの機体を整然と並べたときの壮観さがたまらなく好きです。

熱い意見が寄せられました!
「ミリタリーで良い」「共通コックピットという制約こそが面白いデザインを生んだ」
どちらもまさにその通りな意見だと思います。
機獣新世紀ゾイド以降……、というかメカ生体ゾイドの中期以降、共通コックピットは廃れてゆきました。
このコメントを読んでいると、また共通コックピットを用いた新型は必ず現われて欲しい!と願わずには居れません。

コメントの「共通コックピットの機体を整然と並べたときの壮観さがたまらなく好き」というのも、まさにその通りだと思いました。
一機一機の個でも魅せるが、複数の機体が集合して「群/軍」になった時の統一感は格別で、やはり素晴らしい処理だと思います。


■質問4 頭部デザインはいいのに胴体以下のデザインで損していると思うゾイドはありますか? 回答詳細
 非常にマニアックな質問ですが、こんなものも聞いていました。

アロザウラー
 ■頭と胴体に世代差が感じる。頭部は高性能に見えるが、胸辺りは無理矢理装甲板を付けたかに見えなくもないところがちょっと引いちゃう。

ガンギャラド
 ■胴体部分のシルエットが、アメリカの田舎でクッキー焼いてるおば様にしか見えない。

キングゴジュラス
 ■重厚さを表現しているのかもしれないが、主に下半身の縦横のバランスに疑問。(だからといって、完全にゴジラに似せてしまうのも考え物だけれども)

キングライガー
 ■頭部が良いけど、胴体が・・・(特に足)

グラビティザウラー
 ■独特な頭部のデザインは個性もありかっこいいと思う。基本的に目に特徴のあるゾイドは興味を惹かれます。
  ただ、グラビティホイールの制限もあってか、体も手足も尻尾も全体的に残念な感じなのは否めないと思う。
  しかもフューザーズで一般販売してしまったため、商品としても散々な扱いでさらに評価を下げてしまっているのも残念。
  それでも頭部のデザインは秀逸だと思うので、いつかMSSっぽい感じで作り直してみたいです。

グランチャー
 ■頭と、それ以外のデザインのギャップェ・・・
 ■顔は凄くかっこいいと思います。ハリモグラとして最強。でも胴体は分度器みたい……。

ケーニッヒウルフ

ゲルダー
 ■レッドホーンの小型版なんだからもうちょっと拡張性が欲しかった。

ゴッドカイザー
 ■ヘッドそのものはカッコイイと思いますが、胴体がずんぐり野暮ったくていただけません。
 ■顔「だけ」はかっこいい気がする。

シールドライガーMk-II
 ■そうじゃないだろ。

ジェノザウラー(ジェノブレイカー)
 ■胴体はデスザウラーを軽量高機動ゾイドにアレンジしたようで素晴らしい。ただ顔が完全にデスザウラーそのまんまで良くないと思う。
  もっとジェノザウラーとしての個性を!
  デスザウラー的な記号を残しつつもジェノザウラー特有の魅力ある頭部を見たかった。
  ジェノブレイカーは多少個性が付いたので良いと思う。でもジェノリッターはダメ……。

ストームソーダー
 ■好きなゾイドですが、お腹のダクトをスマートに出来なかったものかと思いぬ。

ソウルタイガー
 ■レイズタイガーにバイザー装備してカッコイイな、と思ったらプテロレイズのカックカク羽無しボディだけを背負っている上、足のクローのおかげでバランス崩壊。
  当時トラ型には見えませんでした。

ダークネシオス
 ■胴体がブラキオスのままなのはちょっとガッカリでした。もう少しだけ差別化を図ってほしかったです。

ディロフォース
 ■フェイスも大して好きではないが、更に胴体が細過ぎるような。 

デモンズヘッド
 ■ティラノサウルスとトリケラトプスの特徴を併せ持つキメラブロックスですが、モチーフの特徴が頭部に集約していて胴体以下が短い2本足に背びれと尻尾だけで
  頭部無しで見ると地味と言うレベルじゃない気がする・・・。

ヘルキャット
 ■頭部のシルエットは素晴らしいのに、その頭部を支える首の処理が雑で残念。


■質問5 胴体以下のデザインはいい頭部にのデザインで損していると思うゾイドはありますか? 回答詳細
 先ほどと逆のパターンです。

エナジーライガー
 ■ライオンなのに角とトサカのせいでダサくなり「さいきょうのらいがー」感が強くて、なかなか好きになれません。ギミック満載で出来は申し分無いのにもったいない。
  素直にユニコーンかペガサス型だったらまた意見がちがったかも。

エレファンタス
 ■共通コックピットを使うのはいいが、せめて鼻を!><;
 ■身体の方は兎も角、あの共通コクピットが頭部では、流石に象には見えないです。

凱龍輝
 ■キャノピー型の頭部デザインは共和国側のザウラータイプというのをアピールする意図があったものと思うが、やはりここは素直に双眼型で良かったと思う。
 ■デザインの意図がイマイチ良くわからない。凝っているのは分かるがもっと単純明快なデザインであるべきと思う。

ガンスナイパー
 ■頭部の解釈は羽毛付き恐竜を思わせるのに、ボディはある意味旧来のまま。

グライドラー
 ■頭部が鳥っぽくない

クリムゾンホーン
 ■胴体以下や頭部自体はいいのだがフリルについた砲がでか過ぎてバランスが悪く、せっかくの頭部のデザインを台無しにしていると思う。

コマンドウルフRGC
 ■いろいろ野心的な追加パーツは魅力的なのだけど、もうちょっとモチーフの原形を維持してほしかった。

サイカーチス
 ■この登場時期の同クラスの帝国機は、殆どがゼネバスレッドの配色に共通コックピット搭載なので、サイカーチスのコックピットも統一してほしかった。
 ■共通コックピットを使うべきだった。航空機なのにむきだして…。構造的にも充分可能だったと思う。

シャドーフォックス
 ■ちょっと目がデメキンのように出すぎてる気がする。見る角度によってはカッコいいんですが外れ角度で見ると厳しい。下あごが薄いのも×。

ショットウォーカー
 ■小動物(かわいい)に見えるのは自分だけ?

スナイプマスター
 ■顔は悪くないと思うんですが…総合して見て、かっこよくないです。

スピノサパー
 ■個性は出ているのだが、私にはどうも違和感を覚えてしまう。
 ■スピノサウルスの顔はもっと長い。

セイバリオン
 ■小顔すぎてライオンに見えぬ・・・

ツインホーン
 ■ものすごく人間関係に悩んでいるように見えます。何か納得のいかないことがあって、それを人前で我慢しているような。「む~…」って。

デッドリーコング
 ■あまりにも人間的すぎるような…。

ネプチューン

バリゲーター
 ■惜しい! (上あごの中に席が納まっているか、せめて砲台のような防盾があれば)

ブラキオス
 ■海戦ゾイドとして、かなり好きなゾイドであるのだが、秀逸なコックピット配置を実現したのに、目か何か分かり難い彫り込みや、首に比べて少ないディテールは少し
  残念に感じる。もう少し大きなフェイスに凝ったディテールを施して欲しかった。

ライガーゼロパンツァー
 ■私、頭部に重火器積んでる四足獣は趣味じゃないんです。砲戦機なんだからセンサー持ってこいよと。
  まあパンツァー最大の難は設定ですが。あれが280km/hオーバーで走り回れるわけないでしょうに。

ライジャー
 ■どう見てもげっ歯類…。

レオストライカー
 ■ブロックにつけるタテガミなどのパーツ抜きにして頭部パーツだけを見るとライオンじゃなくて熊の様に見える・・・。

レドラー
 ■「航空機」→「視界を確保」ということで目が大きくなったのだと思いますが、いかんせんかわいすぎます。
 ■せっかくのドラゴンモチーフなのに、なんか愛嬌がありすぎてあんまり強く見えない…いや、これはこれで好きだけど。
  角とか顎とか目とかさ…。
 ■ドラゴン好きだった子供の頃、ついにゾイドにもドラゴン型が出ると期待して見てみたら他のゾイドとはかなり異なったデザイン。
  今でこそ慣れてしまったので特に気にならないけど、初めて見たときはかなり違和感があった。
  まあレドラー自体は嫌いではなかったというかむしろ好きでしたが。顔ってのはやっぱり目が重要だなと思う。
  もしレドラーの顔が普通っぽい目で、口が開閉して、コクピットの開き方も普通で、角も別パーツでとかだったら自分の評価はどうなってただろうか…って
  まんまガン・ギャラドな気もするけど、書いてたら作ってみたくなってきた(笑)

ワイツタイガー
 ■胴体以下は割と万能素体だし、ウルフ・タイガーの両形態の再現度も中々だが、頭部は牙の迫力がなくて残念・・・。

結果はこのようになりました。
なるほど感じ方は様々という事がよく分かるもので、例えばレドラーは好きな頭部でもランクし、ここでもランクしています。
その辺で言うと非常に個性の強いデザインなのだろうなぁと思いました。
ともかく、「頭部と比べて」という項目においてこれだけ多くの意見が寄せられるのは、やはり頭部デザインの重要性を改めて知るものです。
今後も、頭部デザインの研究は怠らずに続ける必要があると思いました。


■質問6 ゾイドのデザインにおいて、頭部デザインはどうあるべきだと思いますか? 回答詳細

 ■基本的にはモチーフを再現しつつ無機質に。でも切り札として登場するゾイドには明確な表情を。
  そのゾイドが「群れ」なのか「個」なのか、頭部デザインで決まると思っています。

 ■例えば、ジェネシスのバイオゾイド。あれはあれでカッコイイし好きだけど『ゾイド』らしいか?、といわれると、ちょっと疑問が残るものがありました。
  『ゾイド』のシリーズである以上、どんな機体であっても、その”らしさ”を失わないデザインであって欲しいものです。

 ■小型量産機の主流は共通コックピットであるべきだと思う。 
  今まで露天であった箇所を、共通コクピットにするなどリファインも面白いです。HMMレッドホーン、コマンドウルフの解釈が良いです。

 ■量産設定の小型ゾイドには、共通コックピットを積極的に採用するべきだと思います。それが量産機「らしさ」を演出すると思います。
  そして、無個性なコックピットからハンマーロックやヘルキャットのような個性的な頭部を創出したり、無個性さを活かしてシンカーやシーパンツァーのように
  コックピットをモチーフシルエットに溶け込ませたり、共通コックピットという制約のなかで生まれる「産業的なデザイン」に魅力を感じます。

 ■・Hiゼンマイ以上のクラスやブロックスにはどうしてもモチーフの再現度の高さを求めてしまいますが、何より大切なのはモチーフとゾイドとしてのアレンジを
   高レベルで両立させるのが一番だと思います。
  ・共通コクピットについての項目でも描きましたが、共通コクピットを使うゾイドはいかにも量産機という感じがしていいです。
   また、ヘルキャットやハンマーロックのように、共通コクピットを使いながらモチーフをよく再現した頭部デザインにしてみせるのも魅力の一つだと思います。
  ・頭部デザインに限った話じゃないのですが、頭部はいいけど胴体以下が残念、胴体以下はいいけど頭部が残念と言うゾイドはそんなにいなくて、デザインが残念な
   ゾイドって、頭部だけや胴体以下に限らず、頭部にも胴体にもどこかしらか残念な所があると思います。

 ■何にしても顔は相手に印象を与える上で重要になります。
  特に動物など数多くのモチーフを選択できるゾイドは人間のキャラクターや人型メカ(ガンダム等)に比べて、個性や魅力を演出できる可能性を大いに秘めており、
  他のメカ玩具と差別化できる点だと思う。
  個々デザインのフェイスにしても共通コックピットにしても、大変大事だと思います。

 ■共和国らしさ、帝国らしさが出てるかどうかは重視してほしい。
  そういう意味では新ゾイドがみんな帝国系っぽい顔になってしまったのは残念だと思う。
  新作ゾイドを出すなら共和国のキャノピー式や小型ゾイドの共通コクピットが増えたらいいなと思う。

 ■デザインモチーフに忠実に、ギミックはついててくれればいいかなぁ、という感じですか。
  文字通り顔なわけですし、まずはディティール。
  モチーフに則ったギミックがついててくれれば二度嬉しいですが、そこはサイズ等と応相談でしょう。

 ■個人的には「共和国側といえばクリヤパーツのキャノピー」という印象が強烈にあるので、メカ生体時代のものといえど、マッドサンダーなど天井に装甲のある
  コックピットを見ると帝国側のようで違和感を感じてしまいます。
  ゼネバス系の頭部はスリットにこだわる傾向があるようで(共通頭部、ブラキオス、シュトルヒ、コングなど)、ガイロスが開発したとされるゾイドでもスリットの
  目を持つものはゼネバス系が母体なのかも、などと妄想するのもまた楽しい。
  いっそのことドールハウス的な縮尺で、緻密なモールドのゾイドコックピット(内装込み)を作るのも面白いかもしれません。

 ■シルエットがモチーフに忠実で有る方が良いとは思いますが、 格好良いのが一番かな? 愛されれば、細かい設定は後からついてくると思うので。

 ■共和国はどこか無防備でどか安心できるコックピットを。帝国はいかにも強そうでイカツイ顔の伝統を、タカトミに守ってほしいです。

 ■元の生物になるべく近づける。
 ■どうあってもチャレンジ次第だが、せめてモーチフに似てないとダ~メ!
 ■新世紀になって新しい共通コックピット等がないのが残念です。
 ■兵器としての説得力とキャラクターとしてのアピール。これを高い次元で持ち合わせてこそゾイドなんじゃないだろうか。


今回のアンケートは、このような開票結果となりました。

今回は投票数こそ少なめでしたが、非常に暑い意見が寄せられました。
改めてレッドホーンはおめでとうという感じです。

「好きな」のトップ3が、それぞれ方向性の異なるデザインだった事も興味深かったです。
という事はつまり、今後も様々な方向性のデザインが模索して行けるという事かなとも思いました。

少しだけ昔の話をします。
実はメカ生体ゾイド当時、デスザウラーという機体の頭部デザインは、特にヘビーユーザーにおいて賛否が真っ二つだったようです。
理由は言わずもがな、モチーフからの逸脱です。
帝国はレッドホーン、コング、サーベル、ディメトロドンとモチーフに忠実な事にかけてはお家芸でした。それがデスザウラーで突然の変貌。
当時居は強烈な批判も行われたものですが………、今はこの結果。

もちろん、どんなデザイン方向性でも受け入れるべきというのではなく、ダメなものは否定すべきです。
しかしデスザウラーの例があるように、「頑なに現状からの逸脱を認めない」ことを続けていては次第にネタが尽きて自滅してしまうようにも思います。
新しい方向性は常に模索し、その中から傑作を求めていくとゾイドの可能性が広がるように思います。

今回も、凱龍輝などは評価が分かれています。
やはりあの従来とは違うデザイン思想の元で造られた頭部は、違和感が無いといえば嘘になります。
しかしその是非も、今後次第に答えが出てくるものでしょう。

ともかく、今後も素晴らしい頭部デザインに期待しています!今回のアンケートは、それを強く思ったアンケートでした。

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