ゾイドを収納する

「人は怒るから手をあげるのではなく、手をあげるから余計に怒るんだと」いう考え方があります。
手をあげたからこそ余計に気持ちに火が付いてしまう。また振り上げてしまったから後に引けない。そんなわけでいよいよ本気で怒るようになるというわけです。
なるほど一理ある。

そしてそれは物欲にも当てはまるようです。一つ買えば、それによってもう一つ欲しくなります。
もう一つ買えば更にもっと欲しくなります。いつしかゾイドは置き場が無いほど貯まってゆきます。

コレクターにとって、「場所」というのは永遠のテーマだと思います。
ゾイドなら幾つあっても嬉しい! というのは確かでも、場所は限られている…。いっそ倉庫でも借りようかと思うものの、それもあまり現実的ではない。
やはり今の限りあるスペース内で保管してゆくしかない。しかしこれだけ貯まってくると、よほど効率的に保管しない限り、どうしようもなくなります。
そこで今回は、これらのゾイドを出来るだけコンパクトに収納してみました。

用意するものは二つ。


食品保存用のフリーザーバッグと、


出来るだけ大きいダンボールです。

食品保存用のフリーザーバッグに関しては、100均で購入しました。フリーザーバッグの良い所は、チャックが付いている事です。
フリーザーバッグにも様々な種類がありますが、コスト的に言うと100均のものを使うのが最も安価だと思います。
100均という事で、気になるのは品質でしょうか。
食品保存用としては多少難があるそうですが、今回の様に単に収納するという用途であれば、べつだん問題ないと思いました。
(ただし、同じ大きさで極端に枚数が多く入っているものは、素材が薄すぎる事があります。それだけは注意です)

ダンボールは、家に余っているものがあるならそれを利用してもいいし、無ければホームセンターで安価で購入する事も可能です。
ホームセンターのものは寸法がキッチリした規格品なので、多数の箱を使用する場合は、ホームセンターで揃えた方が良いかもしれません。

では、収納。まず、ゾイドを適度に分解します。


あくまで「適度に分解」ですので、全パーツ分解する必要はありません。ここでいう適度とは、「仕舞いやすい大きさに」だと理解して下さい。
全パーツを分解してしまったら、また組むのが手間という事もあります。
電動ゾイドに関しては、電池を抜くのも忘れないようにしましょう。抜き忘れたまま仕舞ってしまったら、液洩れして後で泣きを見ます。

分解できたら、フリーザーバッグに収納します。

クリアパーツなど破損率の高そうパーツがある場合は、ティッシュ等のやわらかいもので包んでおくと良いでしょう。

フリーザーパックは、S/M/Lのサイズで売ってある事が多いです。
大まかなサイズの目安としては、Sサイズは小型ゼンマイ級、MサイズはHiゼンマイ級~大型ゾイド、Lサイズは巨大ゾイドが、各一体ずつ入るような大きさです。
さすがにデスザウラーやマッドサンダーといった最大級のゾイドになってくると、Lサイズでも一枚では収納しきれません。
その場合は複数枚を使うか、あるいは、ホームセンターなどを探すとLサイズを越えるLLサイズの特大フリーザーバッグも販売されています。
もちろん多少値は張りますが、それを購入するのも手です。

あとはダンボールの中に詰めていきます。
ゾイドは丈夫です。下の方に入れたゾイドも、この程度で破損する事はありません。ただ、そうは言っても心配なので、あまり押し込みすぎないようにした方が無難でしょう。
先に大型ゾイドを入れ、できた隙間に小型ゾイドを入れ込んでいくというように、隙間が無いように詰めていくとGOODです。


詰め込み完了。数えたわけではありませんが、おそらく80ほど入っていると思います。
今回使用した箱の大きさは、マッドサンダーと比べるとだいたい分かると思います。
小型ゾイドも混じってるとはいえ、この中に80も入っていると思えば割といい収納法だと思います。

なお、一点注意。先に、ゾイドは丈夫だからこのように詰め込んでも大丈夫と書きましたが、丈夫というのはトミー版の話です。
HMMやMSSの場合は、細かいパーツが多数あります。ですので、このような詰め込み方はあまりオススメしません。
そのようなモデルを収納する場合は、「分解→エアクッションなどで包む→フリーザーバッグに収納」という手順を踏む事をお勧めします。

ともかく、なかなかいい収納方法だと思っています。
まぁ、こういう風に収納してすら場所がどんどん無くなってくるというのがコレクターの性なんですが………。

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