ZOIDS 30th ANNIVERSARY EXHIBITIONレポート①

2013年12月13日(金)~18日(水)に、東京秋葉原橋のコトブキヤ5Fで行われた、ZOIDS 30th ANNIVERSARY EXHIBITIONの様子をレポートします。

2013年、ゾイド30周年の年。その年の暮れに、コトブキヤ秋葉原館5Fで、ゾイドオンリーのイベントが行われました。
2013年10/15に、公式HP上で「12月中旬に何かのイベントが開催される!」との告知が行われ、そして11/20に詳細内容が発表されました。
 
内容は、
①ゾイドフォトコンテストパネル展示
:入賞作品のほか、惜しくも入賞を逃した応募作品を厳選して展示予定!
②ジオラマフォトスポット:自分のゾイドを持参して、ジオラマと一緒に記念写真を撮ろう!
③各社ゾイド展示:ゾイドオリジナル、MSSゾイド、HMMゾイド、threezeroゾイドなど各社の新商品や人気のゾイドを展示予定。
④なつかしのゾイド展示:旧トミーから発売されていた懐かしいゾイドやパッケージを特別に展示。
⑤電撃ホビーマガジン作例展示:過去の電撃ホビーマガジン本誌に登場したゾイドを展示。どのゾイドが見れるかは会場でのお楽しみ!
⑥ゾイドSS生原稿展示:電撃ホビーマガジンにて連載中の「ゾイドSS」の生原稿を特別展示。
⑦ゾイド映像集:なつかしのゾイドCMやゾイドオリジナルPVなどを放映。
⑧マーシーラビット氏サイン会:12月14日(土)HMMゾイドのPKGアートを手がけるマーシーラビット氏によるサイン会!
⑨物販コーナー:ゾイドオリジナル、MSSゾイド、HMMゾイド各種、そしてゾイドコンセプトアート著者によるサイン本(限定30冊)も発売予定。
…and More!!
との事で、期待を膨らませつつ、行ってきました。

非常に内容が盛りだくさんのイベントだったので、今回のレポートは2部に分けてお届けしたいと思います。
まず今回は、全体的な雰囲気と、「ジオラマスポット」「各社ゾイド展示」「電撃ホビーマガジン作例展示」「ゾイドSS生原稿展示」「物販コーナー」をお届けします。


イベントには、初日13日に行ってきました。
開催日という事でもちろん、大きなポスターが店の前に複数ありました。
ゾイド以外では、艦これや進撃の巨人が大プッシュされていました。


店内も、いたるところポスターがありました。
そして5Fへ続くエスカレーターを上りきると、ひときわ大きなポスターが現れる…。
ここからが、ブースです。


イベントブースをふんだんに使用し、各種展示があります。ここからは、各ブースを紹介します。

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ジオラマスポット

巨大なジオラマベースがありました。展示位置はイベントブースの奥の方でしたが、なにしろ巨大なので目立っていました。
火山をモチーフにした造形になっています。また、ベースの上には各種ゾイドが置かれています。


主役はゴジュラスといった感じでした。
火山から爆誕している姿は文句無くカッコいい一方、ゴジラVSビオランテのワンシーンを思い出してしまいました。


ジオラマは、現行ゾイドで構成されていましたが、唯一、ウルトラザウルスだけは絶版ながら参戦していました。
緻密な造形はスケール感抜群で、ジオラマを盛り上げています。
しかし難点を言うなら、首は伸ばした状態でなく起こした状態で止めた方が映えたと思います。
また、これはウルトラザウルスの問題ではありませんが、隣にあるHMMゴジュラスがあまりにも巨大すぎて、ウルトラザウルスなのにどこか小さく感じられてしまいました。
ウルトラもかすんでしまうほど巨大なHMMゴジュラス…。もしやそれを狙って展示されたのかも…と勘ぐってしまいました。
よく見ると、足元にDスタイル版のウルトラザウルスも居ます。親子のようで何とも微笑ましい展示でした。


HMMゾイドは、グレートサーベルとイグアンが居ました。


MSSゾイドは、多くがポーズを付けて展示されていました。局地戦を思わせます。


ゾイドオリジナルからはミラージュフォックスが居ました。また、Dスタイルゾイドも各所にまぎれていました。


Dスタイルはかなり自由です。
何故かくつろいでいるブレードライガーや、妙になじんでいるウルトラザウルス…。

全体的に、このジオラマで統一した世界や物語があるというよりは、巨大なベースを利用して「自由に置いてみた」といった感じでした。
このベースは、ユーザーが各自ゾイドを持ち寄って、自由に撮影しても良いようになっていました。
多くの方が、ここに自作改造ゾイドなどを持ち込んでおられました。

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各社ゾイド展示

まずはタカラトミーのゾイドオリジナルを紹介します。
ゾイドオリジナルは、4つのショーケースを使用して飾られていました。

一つのケースに一種類ずつ入っています。ゾイドオリジナルのロゴの他に、コンセプトアート風のイラストも貼ってありました。


ミラージュフォックスとジェノリッター。
ゾイドオリジナルの特徴は、一つのキットで何種類かのバリエーションを楽しめる事です。
その為、ケースの中には複数機入っており、それぞれ別の形体で飾られていました。


ゾイドオリジナル第3弾。2013年12月下旬発売予定のコマンドウルフRGCも展示されていました。
緑色は、絶妙に渋みのあるミリタリーな色合いで、かなりいい色だと感じました。
しかし成形色ではなく塗装で再現されるという前脚肩のアーマーは、わずかに色合いが違いました(やや薄い緑色になっている)。
製品版でどうなっているかが気になります。
大きすぎるレールガンは、金型的には非常にシャープに綺麗に出来ており、思ったよりは良い感じになっていると思いました。


ゾイドオリジナル第3弾。2014年3月発売予定のストームソーダーFSVも展示されていました。
実物を見ると、公式HP上で見るよりもいい色をしていると感じました。
ボーナスパーツの、赤い翼は非常に美しい色をしています。その反面、翼だけがクリアーなので、プテラノドンというより虫のようなイメージも持ってしまいました。
ブレードが硬質化されているか軟質のままなのかは、見ただけでは判別できませんでした。

 

HMMゾイドは、3つのショーケースを使用して飾られていました。

イベント初日はHMMゴジュラス発売日という事もあり、やはりここでも大プッシュされています。
アイアンコングとの対決はやはり燃えます。
他2つのケースの中は画像の通り。全ラインナップ居るという訳ではなく、何機種かだけが厳選されて展示という感じになっていました。
イグアンとゴドスのものは、小型ゾイド部隊同士の戦いで、いい感じです。さりげなくカノントータスが居たりするのも良いと思います。

 

MSSは、3つのショーケースを使用して展示されていました。

発売されている全ラインナップが集結しています。
大型のジオラマベースの上に展示されていますが、このベースが非常に良い出来でした。水の質感は特に高い仕上がりです。
また、巨大ジオラマベースと違い、こちらは帝国VS共和国の図式で飾られていました。

格納庫/整備場も大プッシュされていました。

これは、なるほどなあと思わされました。
単一だとどうしても使い勝手も見栄えも今一つなアイテムですが、組み合わせることで無限の可能性を秘めていることを確信しました。

新作、サラマンダーも展示されていました。

サラマンダーは、従来のMSSゾイドより遥かにディティールの細かい機体ですが、みごと完全再現されています。
細かい塗り分けも決まっています。
アレンジは、脚部の安定板が消えた事に伴い、その周辺がやや変化しています。


翼端の連装砲は別パーツ化しました。
そして何より衝撃的なのは、背中の懲罰席に立派なキャノピーが付いた事でしょう!

ベースは、大きさから考えて製品版と同一のものと思います。
建物は、ゾイドが巨大であるというスケールを感じさせます。ドアの大きさに注目。自分がドアを開けた際、目の前に巨大な脚が見えるのです!
これまでのベースより良いものになっていると思います。

展示としては、翼端の連装砲や腹部のバルカンファランクスが妙な角度で取り付けてあるのがやや気になりました。
ともかく、楽しみな一品です。
リリース日はまだ公表されていませんでした。リリース日やF2がどうなるかに期待が高まります。

 

そして注目の新アイテム、ThreeZeroのシールドライガーも展示されていました。

2014年3月に、海外の造形集団ThreeZero制作、グッドスマイルカンパニーから発売予定されている大型アイテムです。
デザインは、コンセプトアートのシールドライガーになっています。
アレンジは激しいですが、それでも間違いなくシールドライガーと言えるデザインになっているのだから凄いものです。
たくましいマッシヴな姿は、パワフルに暴れまわるメカ生体そのもので、素晴らしいデザインになっています。


デザインもさることながら、その質感に圧倒されます。
過剰なほどのウェザリングが圧倒的なリアル感を出しています。
しなやかで生物的なラインと、それに反するように極限まで使い込まれた歴戦の兵器感。
まさにメカ生体ゾイドだと思います。
カラーリングは、装甲が水色で牙や爪が白い、初代シールドライガーの色を模している風に見えます。
赤いアクセントが非常に上手く効いていると思います。


コックピット内にはパイロットフィギュアが入っていましたが、綺麗に塗装されていました。
パイロットの大きさは、通常ゾイドやHMMゾイドに入っているものよりかなり大きく、このモデルのスケールは1/72より大きいものと思いました。
YAMATO版と1/72版の中間くらいの大きさかと思います。

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電撃ホビーマガジン作例展示

専用のショーケースが用意されており、中にHMMやMSSの作例が展示してありました。
比較的最近の作品の展示が多かったです。


さすがプロの作例だけあって、見事な仕上がりをしています。
個人的にはシンカー5機編隊の作例が、見ていて壮観でした。
箱裏の改造バリエーションを再現したものもあり、ニヤリとさせられます。

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ゾイドSS生原稿展示

ガラスケースの中に、電撃ホビーマガジン連載のゾイドSSコミック版の生原稿が展示してありました。
さすが生原稿は迫力があります。
大サイズで見れたので、各登場メカの描き込みも堪能できました。非常に丁寧に作画されています。
また、トーンが貼ってあるのが確認できました。デジタルではなくアナログで構成されているようです。

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物販コーナー

会場がコトブキヤなので、もちろん物販もされています。
イベントブースの一つ下の階、4Fに行くと、HMMゾイドやDスタイル、MSS、ゾイドオリジナル各種販売されていました。
ゾイドコーナーは非常に充実しており、他コーナーと比較してもかなり大型のショーケースがあり、中には多くのゾイドが飾られていました。
コトブキヤのゾイドプッシュ具合がよく分かります。
ゴジュラスは、尾を天を突くように振り上げて展示されていました。背景は古代遺跡を思わせるものになっており、ニヤリとします。


様々なゾイドが飾られていましたが、特徴的な事に、このケースの中で「ドラマ性を感じる配置」に、こだわられているように感じました。
にらみ合うレイヴン仕様ジェノザウラーVSバン仕様シールドライガー。同じく/0最終話を髣髴とさせるゼロVSフューラー。
素晴らしい展示でした。


改造ゾイドもありました。
見事に塗られたチームタイガース仕様のセイバータイガーや、鉄の質感が見事なシールドライガーがありました。
特にシールドライガーは一見の価値アリの、素晴らしい仕上がりでした。


異なるキットを使用した簡易改造や、直営店限定モデルもありました。
どの角度から見ても、コトブキヤの気合が伝わってきます。
改めてコトブキヤの姿勢が強く感じられました。

 

以上、ざらざらっと見てきましたが、非常に熱のある良いイベントだった事が伝わるかと思います。
しかし、フォトコンテストコーナーなど、まだ紹介していないブースもあります。
レポートは②に続きます。

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