ゾイドフォトコンテスト2013 -ミラージュフォックス メカ生体ゾイド箱風-

前回のコラムに続き、ゾイドフォトコンテストに応募した一作を詳しく紹介します。

今回紹介するのは、タカラトミー賞アルティメット部門で応募した作品です。

この作品は、ミラージュフォックスで、メカ生体ゾイド風のパッケージを作ってみたものです。

オリジナルと比べると、このような感じ。メカ生体ゾイドの箱は大好きです。

実際のミラージュフォックスの箱はこちら。

素晴らしい絵で構成されており、これはこれでいいものです。しかし、やはりジオラマのものに愛着があります。また白黒なのも寂しいです。
そんなわけで、メカ生体風の箱を再現した見た次第です。

そして実は…、

裏面も作っています。
裏面は応募していません。しかし、表側を気合い入れて作ったので、ついでだからと作ってみました。
表も裏も、我ながらなかなかの完成度だと思っています。

そして更に、側面も作りました。
そして側面を作ったという事は……、


箱の展開図を作りました。実際のHiユニット級ゾイドの箱と同じ寸法で印刷し、組み立ててみました。
ここまでくると、もうフォトコンテストとか関係なくなってきていますが、面白いので良しとしています。

出来上がった箱を、実際のHiユニット級ゾイドの箱と並べてみると、このような感じです。

我ながら、なかなか完璧な再現度になったと思います。

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箱正面

箱正面はこんな感じです。
箱を再現するにあたり、過去に「ZOIDS」等のロゴを再現していたのが助かりました。
寸法だけでなく、書体なども完璧に再現してあります。
レイアウト上でオリジナルと唯一違うのは、TOMYのロゴがIGNITIONになっている所です。

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箱裏面

箱裏面はこんな感じです。
やはりレイアウトは寸分たがわず再現しました。バトルストーリーや機体特徴も、それらしく書いています。

■ゾイド・バトルストーリー
 ゾイド歴2051年、ついにゼネバス帝国首都は陥落した。
 帝国軍残存部隊は共和国軍に追われ、中央大陸北西のニカイドス島へ残存兵力を引きつれ結集し、最後の戦いを挑む決意を固めた。
 これに対し、共和国軍は大規模な上陸部隊を編成し、一気にニカイドス島を攻略する作戦を計画した。
 ウルトラザウルスが輸送仕様に改造されたおかげで、マッドサンダーを島へ上陸させる目処もつき、いよいよ決行日を待つのみとなっていた。
 今まさに、共和国上陸部隊との戦いの火蓋が切って落とされようとしていたのである。
 一方、ニカイドス島へ辿り着く事が叶わず、やむなく中央大陸に置き去りにされた帝国部隊もあった。
 彼らは、祖国の為に最後まで戦うことを決意し、各地で苛烈な戦闘を繰り広げた。
 帝国軍残党と共和国軍の残党狩りの戦いは、激しさを増していったのである。

■特徴
 コマンドウルフを上回る高機動戦闘メカとして開発された。最高時速は290km/hに達する。
 背中のウエポンラックは汎用性に優れており、様々な武器を搭載する事が出来る。
 その為、装備を換装する事であらゆる作戦に対応でるという画期的なゾイドとなった。
 電磁ファングやレーザークローなど、格闘戦に対応した装備もあり、死角が無い。
 寒冷地での行動にも適しており、まさに万能機である。

メカ生体ゾイドではおなじみの、箱裏バリエーションも描いています。

■量産機仕様  肩の流線型カウルは効果が薄かった為、生産重視の形状に改められた。そのカラーからシャドーフォックスと呼ばれた。

■一撃離脱仕様 高周波ブレードを装備し、すれ違いざまに一刀両断する。その戦法ゆえ、操縦には高い技術が必要なエース仕様。

活躍想像図の部分は、イラストではなく写真にしています。
メカ生体ゾイドのHiゼンマイ級ゾイドの活躍想像図は、’87年のものはイラストですが、'88年以降のものは写真が使用されています。

そして、写真はこのように太陽をバックにしたものが多かったように思います。なので、そのような写真を野外撮影し、使用しました。
写真にしたのは、上記の理由に加え、単純に同じタッチで絵が描けなかったからでもあるんですが…。

裏面は、少し遊んでもいます。製品に関しての注意事項のあたりは、よく見るとかなり遊んでいます。

「マクサー・パノーバー重工」というのは企業名です。「ミラージュフォックスは、マクサー・パノーバー重工で作られたゾイドである」としています。
ゾイドには「マクサー50mm砲」とか「パノーバー20mmビーム砲」とかいった砲があります。
おそらく、マクサーとかパノーバーというのはメーカー名でしょう(グラマンF6Fと表記するようなものです)。
「時を経て、マクサー社とパノーバー社が合併した(ノースロップ・グラマンのようなものです)」というように仮定して、このような表記になりました。

本来「ST」マークがある所は「SZ」マークになっています。セーフティトイ法ならぬ、セーフティゾイド法です。
このキットは、ゾイド星から地球へ輸入されているものと仮定して注意書きを書いています。

色々考えながら書くのは楽しかったです。

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箱側面

メカ生体ゾイドの箱側面は、正面と同じ写真が使用されています。トリミングが少し違う程度です。

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タグ
   
マニアックですが、箱の内側のタグも再現しています。
メカ生体ゾイドの箱は、タグ部分に自軍のエンブレムおよびHELIC(帝国機はZENEBAS)の文字が書かれていました。
細かいですが、抜かりなく再現してあります。

 

と、このようにして、かなりこだわって再現しています。
 

自分が大好きで、最も思い入れのあるメカ生体ゾイドの箱。それを再現したものが制作出来て、制作はすごく楽しかったです。
面白いと思って頂ければ幸いです。

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