HMMゴジュラスへの道

ハイエンドマスターモデルシリーズ。通称HMMシリーズ。
2006年に始まったシリーズで、コトブキヤから発売されている。
このシリーズは、トミーのゾイドを純粋な模型として製作している。
動力が無くなった事や対象年齢が上がった事で、デザインはアレンジされている事が多い。
また従来よりも詳細な設定が付いている。
様々賛否はある。しかし、2006年の発売以来、高い人気を博しており、既にすっかり定着した感じがする。

HMM第一弾はシールドライガーで、いらい、様々なゾイドがHMM化を果たした。
そしてこのたび、ついにゾイドの象徴とも言われる、あのゾイドがやってくる。

 

2013年12月13日(金)、ついにHMMゴジュラスが発売される。
まず、コトブキヤ直営店に昼頃入荷するとの事。「最速でゲットするには直営店を利用せよ!」という事のようだ。
発売日は13日の金曜日。しかしジンクスを跳ね除けて大ヒットして欲しいと願うばかり。

さてHMMゴジュラス。
今回のコラムは、いつもと趣向を変え、時事ネタを扱う。

2013年12月13日、ついにHMMゴジュラス発売。
ここまでの道は長かった。HMMゾイド史上、最も。
ユーザーにとっても、おそらく、メーカーにとっても。

 

Zoids Ignitionには、毎日更新のブログが併設されている。もちろん、HMMゴジュラスの事は、何度も話題に出していた。

今回のコラムは、ブログ記事を中心に、HMMゴジュラスの発表~発売直前までの軌跡を振り返りたいというものだ。

HMMゴジュラスは、ゾイド史上、最大級のアイテムである事は確かだ。
そしてまた、発売に至るまで、最もユーザーをヤキモキさせたアイテムだろう。
ラフ画が出て、正式な設定画が出て、3DCG(CAD)が出て、試作が出て…。
その度にユーザーは本当に一喜一憂した。
その軌跡を、Zoids Ignition的に振り返りたいというものだ。

時事ネタではあるが、これだけ大型アイテムだ。
発売直前の今(2013年12月10日)、こうして流れをまとめるのは、意味がある事だと思う。

 

2006年にHMMゾイドが開始されて以来、ゴジュラスのHMM化の噂は、何度も流れていた。
正式にゴジュラスのHMM化が発表されたのは、2012年10月だ。

まず、2012年10/13の記事をアーカイブする。

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ここ数日、コトブキヤゾイドの新情報がたくさん出ています。
HMMゴジュラスのラフも遂に公開。

ラフなので何とも言えないものの、前後脚が非常に良い感じ。
ボディーは、背中のエンジンや尾部の補助輪の部分が大きく変わっています。
ここからどうなるのだろう。

尾部の補助輪(アンカー)は、キャノン砲装備タイプはともかく、ノーマルタイプには大げさすぎるかなぁ…。
とはいえ全体的には良い感じ。

コトブキヤゾイドは保持力やポロリに難がある。
このゴジュラスは超大型アイテムという事で、その辺をクリアしてもらると嬉しいなぁと思っています。

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かねてから何度も噂はあったし、いつかは出るだろうと思っていた。それもあり、HMM化した事自体には特に驚かなかった。
ラフの段階では、おおむね期待していたようだ。

次に、2012年10/17の記事をアーカイブする。

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HMMゴジュラスのラフ画が公開されています。そこから色々。


オリジナル版ゴジュラスと並べてみる。
比べると、HMM、ちょーっとスリム化してるかな…?

脚部はかなり巨大化していますが、比べるとHMMくらいあった方が力強いかもしれないと思った。特に付け根。
ただHMM、今のままのバランスでいくと、腹部の72mm連射砲が上手く付けられない気もする。
どうなるんだろう。

もっと分かりやすく比較。

うーん、こうして見比べると全然違うものになってるんだなぁ…。
とはいえ、今回のHMMのエラい所は、ちゃんと「ゴジュラスに見える」ように仕上げてる所だと思います。
シールドライガーやカノントータスのような、独自の解釈やアレンジ主張が溢れすぎてると、どうも違和感の方を大きく感じてしまう………。
その点今回は、アレンジしてあるけど上手く「ゴジュラスである」という所をキープしていると思う。
元のデザインの核というか、ゴジュラスとして大事な部分を保っているものであるように見え、たいへん期待できる一品であります。

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オリジナルとの比較を早速行っている。激しく注目する一品だった事は疑いようも無い。
デザインは、やはりこの時点では期待大だったようだ。

さてここから、しばらくHMMゴジュラスの情報は出なくなる。
いや、出るには出るのだが、ラフ画にディティールを足したようなものが主であった。


ユーザーにとってもどかしい期間が、しばらく続く。
しかしついに2013年2月、新しい情報が出た。実に4ヶ月ぶりの大きな情報進展。

模型イベント、ワンダーフェスティバル2013冬にて、HMMゴジュラスの正式な設定画が公開されたのだ。
そのタイミング、2013年2/11の記事をアーカイブする。

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ワンフェスでついにアレが公開されたらしく。

HMMゴジュラス!うおぉラフじゃなくて完成の設定画。

が、個人的にこれはちょっと…。うーん、なんなんだろう。
まあ設定画と完成形はまたちょっと違うんだろうけど、がっかり。
ラフから…えらい変ったなぁ…。

まず顔。かっこ悪い。
キャノピーは小さいし、鼻筋のラインが妙に盛り上がってて、イメージがだいぶ違う気がするなぁ。格闘王なのに視界が悪そうだ。

体のバランスもかなり変わってる。体が貧相に見える。お腹がへこんでるから?
あとカラーの意図がよくわからない…。装甲部に半端に青が混じってるのは何だろう。
全体的な色イメージはメカ生体カラーかな…?

尾と背びれは好感触です。

バックパックはダメ。
単純に鋭くカッコ良くなってるけども、ゴジュラスはこういうカッコ良さを求めたデザインではないと思う。


個人的に、ゴジュラスって凄く絶妙であやういバランスだと思う。
カッコ悪いけどカッコいいというか。
なんて言ったらいいんだろう…。
もちろんカッコいいんだけど、各パーツの形状を見ると洗練されきってるわけでもない。
何というかかなり野暮なデザインの部分も多いけど、各パーツが奇跡的なまとまりを示していて完成形として全体を見ると凄くカッコいい。
そういう奇跡的バランスな機体 という部分はあると思います。
なので、アレンジはすごく難しいのだろうなぁとは思う。
残念ながらこれは悪い例になってしまったと思う。

あとは、やっぱりゴジュラスといえば特別な機体なので、設定的な部分は気になります。
変な事にならなければ良いんですが…。

うーん、HMMにはキツい口調になりがちで、反省です。
今後徐々に模型誌などでも形がより深く出てくるだろうし、良い部分も見つけていきたいです。

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決定版の設定画を見て、評価は一点。かなり絶望のふちへと…。

その後、この設定画を基にした3DCGが公開された。

しかしその時期、ブログでは話題にしていない。
正直、この3DCGを見た時は、設定画を見た時と同等、あるいはそれ以上のショックを受けた。
悪い意味で。

HMMは3DCGを使用したCADで設計されている。
つまり3DCGそのままで出来上がる。その事が余計に否定的な思いを助長した。
あまりに否定的な事しか感想として出てこなかったので、ブログの話題にする事を控えていたのだ…。

次に話題にしたのは、5ヶ月も飛んで2013年7月。
2013年7月に、東京ホビーショーが開催された。そこで、HMMゴジュラスの試作が展示されていた。
それを見て思う事があったようだ。
2013年7/8の記事をアーカイブする。

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正直、設定画や3DCGを見た時はただただガッカリ感が半端なかったというか、希望が全然沸かなかったんですが、先日の東京ホビーショーで展示されたHMMゴジュラス試作の写真を見て、考えが変る部分もありました。

東京ホビーショーでは、3Dプリンターで出力したHMMゴジュラスが展示されていたという。
して、その写真ですが…、

おぉおおお これはけっこうゴジュラスしてるのでは!
というかカッコいいですこれは。
化けたなぁと思います。

要注目なのは首まわりでもあると思う。

喉もとに注目。これは首の角度を変える、可動の為の機構ではないだろうか。
HMMは前傾できないとイカンと思う。期待です。
しかしゴジュラスの脚の位置で完全にジェノザウラーのような前傾にすると、支えられるものだろうか…?
従来のHMMの保持力から考えると、怪獣姿勢時でさえ支えられるか心配 というのが正直な所だが…。
どうにか、クリック関節を入れるなりして頑
張ってほしいです。

脚はやっぱりデカイ。

この写真だと片側にしかついていないからバランス良く見えますが、両足付いたらバランス悪く見えないか心配です。
HMMゴジュラスは胸に対して腰周りが細い。
腰周りはもうちょっと太くガッシリさせても良かったのかなーとは思います。

歯は頂けない。

なんじゃこの草食獣のような歯は・・・・。肉食恐竜のような鋭い歯にしないと。
HMMは鋭くなる方向でアレンジされるものだと思っていたんですが、なんでゴジュラスだけこうなっちゃったのか。
この構成の場合、削って対応しようものなら凄まじいすきっ歯になってしまう…。

 
こちらはオリジナル版のゴジュラス。
やっぱり比べると結構違う感じもします。

頭部は、オリジナルのものは先に行くに従って細くなっている「絞り」が付いている。
HMMのは先に行っても同じ太さのまま、絞りがない。
だからオリジナルの顔の方がシュッとしていてシャープな感じに見える……と思う。
歯の件もあり、余計にそう思います。
あと後頭部のパイプを後ろに曲げているのは何故だろう。

ゴジュラスに限らず、HMMはちょっと三次元な面構成に弱いと思います。
ボックスを組み合わせる事は得意に見えますが、その反面、三次元な面構成をしなければならない頭部には、違和感を感じる事が多いです。
三次元的な面構成に弱いというのはCAD設計の弊害だなぁ…。

あと、個人的に気になるのは、腹の縦二連に並んだ排気口状のモールド。
HMMはかなり小型化している、、。
大パワーのゴジュラスが生み出す膨大な廃熱を処理する特大排気口というか、こういう装備はゴジュラスの力強さをイメージさせるものだと思うので、大げさであってほしかったと思います。
足回りの装甲のいかにも分厚い感じなんかは良いんですが、それに対応して色んな場所も力強くするならアリだと思うんですが。
足は力強くなり、胴体は細く。これではアンバランスだ。

背中のランドセルの形状も、アレンジが激しい。
カッコいいんですが、ゴジュラス特有の旧式機然とした雰囲気には似合っていない気もします。
ゴジュラスは何ていうか不器用そうなデザインの方が似合う。と思います。

あとこれは毎度の事ではありますが、足の装甲は外側内側で左右対称デザインになっている。こいいう所は寂しいです。
元のゴジュラスは内側と外側でデザインを変えている。
左右非対称というのはデザイン上重要なポイントだと思う。ぜひ、保って欲しいと思います。

とはいえ、絶望から一転、希望が持てるようになってきたと思います。
東京ホビーショー。素晴らしい情報が得られました。

 

一方、3DCGを再度見直す。


何だろう、やっぱりこっちで見ると激しい違和感が…。
顔が小さい?
ただ、この3DCGから今回のホビーショーで展示されたものが出力されているのだから、このモデルに違和感が感じられるのはパースが付いていないからなのかもしれない。

前から見たものを見ると、前脚の巨大化も、よく分かります。
脚に対して胴が太くなっていない(どころかスリムになっている)ところが違和感の原因なのかなぁ…。


片方の前後脚を消してみた。こっちの方がホビーショーのものと比べやすいかもしれない。
こうすると、脚の巨大さの印象がちょっと和らいだ気がします。
ホビーショーのものが良く見えた一因はやっぱり片足だったからなんだろうか。

あと、もう一つ、色のせいなのかも、とも思います。
正直最初の絵から比べるとずいぶんまとまってきたし、ゴチャゴチャしたメカの造り込みもいい感じ。
色々違和感はありますが良い方向に進んできていると思います。
ただこのCGの色…。色分けがかなり蛇足に思えます。
個人的には本家版と同じくらいのザックリしたカラー分けで良いと思います。

頭部は特に違和感…。
パイプ類が黒なのはいいとして、半端に混ざっている青部分が意図をはかりかねます。
なんでキャノピー基部や両頬のワッシャーが青になっているんだろう…。
尾部のワッシャーは白いのに頬のワッシャーは青い。そんな所も違和感。やはり「装甲」とか「メカ部分」とかいう単位で統一して色分けして欲しい。

やたら金色を使いまくっている所もなんだかなぁと思います。
あと、おへそがオレンジなんですが、クリアパーツで光らす気なのか・・・?

とまあ、やっぱり不安は一杯です。
設定も不安です。やっぱりゴジュラスだもの。

でも、最初の絵が公開されて不安しかなくて、白紙に戻してからやり直してくれと思った時から思えば、本当に良くなってきたと思います。
もちろん歯や排気口など、今から修正するのは難しい部分はあるんだろうけど、細かい部分ではブラッシュアップしていってくれるものと思います。

という事で期待しております!

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試作品を見て、もう一度評価が変っている。
しかし3DCGへの不安は相変わらず。
「期待します」と書いたものの、その実は「期待と不安が混沌とした状態」といった感じだ。

次に話題にしたのは、8月。
コトブキヤのHMM公式が更新され、いよいよ試作品ではなく完全に完成したモデルが公開された。
2013年8/21の記事をアーカイブする。

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大ニュース。コトブキヤの公式HPが更新され、

HMMゴジュラスの詳しい情報出ております!!!

スゲー ついに出来たんだって感じです。
しかし、それにしてもいい感じに完成したもんです。
今までのさまざまな事を吹き飛ばしてしまえる出来。


いいじゃない。なかなかカッコいい上に、なかなかゴジュラスしてます。

まぁ正直いろいろ思わん事がないわけではない。というかそういうのは多い。
けどもうそれはオリジナルへの思い入れがありすぎるゆえだろうと思う。
HMMよくやってくれました。
これ以上、ここが気になるとかそういうアレコレは、購入後にしようと思います。
こいつは買ってレビューを早めに行いたいです!!

発売日は12月。何とか今年に間に合ったみたいです。
お値段は24150円。
高いかといえば高いんですが、妥当だと思います。
コングと比べてすら、パーツ数やディティールが桁違いなので。

しかしまぁ、

この絶望から

こうなり更なる絶望がおとずれ・・・、
しかし結果、今の形に仕上がったって、けっこう奇跡的な気がする・・・。

コトブキヤ様本当にお疲れ様です。

HMMオフィシャルブログも更新されています。

なになに数量限定生産・・・
数量限定生産!?

どうやら、生産数を絞っているらしいです。
一体どのくらいの生産数なのか。具体的なところは見当も付きませんが、たしかに数は絞ってくるだろうなぁ…。
このキットを大々的に生産して大コケたら、会社が傾きそうだもの。
慎重にいくのは正解だと思います。
じわじわ頑張って欲しいものです。

ゴジュラスがある程度の成績を残せたら、バリエーションでMK-II限定型あるいはジ・オーガの、どちらかが必ず来ると思います。
逆に言うと、散々な結果だったらHMM自体が撤退の憂き目に逢いそうでもある…。
ある意味このキットは瀬戸際。
オーガが出たら買うとか言ってる人、まずはそれが出る為に、ノーマルを買おう!!!!
いや本当に重要。

あと、コトブキヤ直営店で買うと、購入特典で機獣新世紀イメージの外装パーツが付くとのこと!!

オレンジキャノピーや各部色違いパーツなどが入っている模様。
うぉぉぉやるなコトブキヤ。これは欲しいじゃないか…。

こっちのカラーも引き締まっていてカッコ良い。
正直、直営店で買うと定価買いなので敬遠したいんですが、この特典は欲しい…。
今回は、定価で買ったというか、割引で買った+外装換装パーツも買った=定価と同じ額になった という感じに考えて、直営店で買おうと思います。

あとは箱絵と設定だ。がんばれコトブキヤ~!

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完成形を見て、「期待と不安が混沌とした状態」から、ようやく「安心」に落ち着いたようだ。
文中にも在るように、思う事が無いわけではない。
しかしこの圧倒的ボリュームの機体は、畏怖を感じさせた。
これを作ったコトブキヤへの敬意を感じずには居れない。そう思わせてくれる、完成形になったと思う。

その後、コトブキヤ直営店では、順次、HMMゴジュラスの実物がショーケース展示されていった。
大阪日本橋の直営店にはいつ来るだろう…。見たい…!
そう思い、足しげく日本橋店に通った。
残念ながら、8月中は完成品が展示される事はなかった。
ただ、このようなものは展示されていた。


8月31日撮影。
巨大なキャノピー、および直営店購入特典のパーツ。
キャノピーは、明らかにオリジナル版より巨大化している。また特典のパーツだけで、既に小型HMM一体以上のボリュームがあるように見える。
「全体だとどんな大きさなんだ……」
そんな事ばかり考えていた。

そして9月。
日本橋のコトブキヤ直営店に、いよいよHMMゴジュラスが展示された。
いちはやく見てきた2013年9/14の記事をアーカイブする。

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コトブキヤの大阪日本橋店に、ついにあいつがやってきました。

見てきました!HMMゴジュラス!!でかい!!!
直営店購入特典のRZカラーパーツを組み込んで、組み立てられてます。

ゴドスがびびっております。

びびりすぎてキャノピーも半開き。

ゴドスは元よりもかなり大型化していましたが、そのHMMゴドスをもってして、ゴジュラスと比べると極小に見える。
ゴジュラス、脚だけでゴドスよりでかいです。
キングゴジュラスくらいあるんじゃないかな・・・。

この辺の感じがステキ。

クラッシャークローですが、関節ごとに動くように見えます。
組んだ後はさっそくモルガをニギニギせねばならんですな。

顔。

歯は思ったほど気にならない。これはこれでと言う感じ。

いやはや実物を見ると、画像よりはるかに圧倒されます。
実物を見た瞬間、衝動が抑えきれなくなり、予約も完了してきました。
受け取りが楽しみです。

形状は本当、よくぞここまで仕上げてくれたと言う感じ。
最初は「よくも」だったのが「よくぞ」に変った。
オリジナルとはかなり違うけど、でも不思議と「ゴジュラス」として違和感の無い仕上がりをしていると思います。
なのでオリジナルとここが違う!ではなくて、ゴジュラスとしてどうかという姿勢で組み立ててレビューしたいなぁと思います。


コトブキヤにはRZカラーで展示されていますが、見れば見るほどいいなぁ…。
でも旧カラーも好きだしなぁ…。
ゴジュラスだから頻繁にバラして組み直すのも難しいだろうし…。
これは二つ目を買えと言うお達しか・・・?
数量限定生産品だし、後からもう一つ欲しくなった時の事を思えば… うーん、悩みます。

ところで、日本橋の店員さん曰く、「完成品を展示してから予約数が半端なく上昇している」との事で!!
この調子でどんどん売れろぃHMMゴジュラス!!

予約がまだの方は是非是非!!!!!

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実物を見て、かなりテンションが高い。実際、そのデカさにはただただ圧倒されるばかりだ。
また、長時間展示されているだろうに、関節もヘタれることなく展示されていた。その点も、テンションの上がり具合に貢献していた。

さて、日本橋にはよく行く。この後も、何度かコトブキヤ日本橋店には行っている。
次いで、2013年10/27の記事をアーカイブする。

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コトブキヤ日本橋店で、HMMゴジュラスを見てきました。実物を見てきたのは二度目。やっぱりでかくて圧倒されます。


かなり躍動的なポーズですが、襲い掛かる肉食獣の感じですごいカッコいい。
関節がヘタることもなく安定しています。保持力
や良し。


イグアンがびびってます。そりゃびびるよなぁこれ…。
HMMイグアンは元よりもかなり大型化していましたが、その大型化したはずのイグアンと比べてこの体格差。
まさに圧倒的というにふさわしいスケール。

まあ、1/72であり設定上同じ全長であるのだから、大型化しすぎるのはどうなのよ と思わないでもない。
でもこのゴジュラスを見ていると、細けえ事はいいんだよというか、でっかいことはいいことだというか。そんな有無を言わさず惚れこむ感じがします。
良い良い。

ポーズが前回見た時からかなり変わっています。
いいなあHMM。いいなあコトブキヤ。やる気満々です。
ただ飾って終わりじゃなくて、定期的にポーズを変えて様々な角度から魅力を色々伝えてるんだなぁ…。

そんなにしょっちゅう店に来るヘビーユーザーは少なかろう。変えても気づかない人が大半ではあると思う。
でも、だからといって手を抜かない。
そういう姿勢は細かいし伝わりにくいかもしれませんが、凄く凄く素晴らしい事だと思います。
熱い気持ちを確かに受け取ったぜコトブキヤ。
さあ迷ってる方は今すぐ予約を!

さて、ここからは、今回は頭部にしぼって細かくお伝えしたいです。


いや、もうかっこいいね。
歯は、最初の頃よりは見慣れてきました。色は銀で、顔とは別ランナー別配色の模様。
下あごには舌を思わせるディティールがあるのが良い感じ。


画像で確認できるかと思いますが、あごは大きく開きます。あご関節を外して大きく開けるようです。
生物としてどうなのよと思わなくもない。しかし肉食獣らしいかぶりつきを優先した結果なのだろう。
良いと思います。
多分、こんだけ開けばアイアンコングの腕も噛めるのではないだろうか。
もー!!バトスト1の決戦アイアンコングVSゾイドゴジュラスのジオラマをHMMで再現しろという事なのかい!?


パイプ類の細かいパーツ分けも上手く働いていると思います。
一部のパイプは黒じゃない。塗り分けは完璧ではないのは惜しいですが、でもかなり良い感じになっていると思います。
3DCGで見た時の色分けは悲惨だと感じましたが、実物を見ると良い感じです。
また、兵士が載っているのも確認できました。
今回は一般兵の模様。

ともかく、HMMゴジュラスやコトブキヤはテンションだだ上がりです。
ますます楽しみです。

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コトブキヤの姿勢にもやる気が感じられ、テンションMAXな状態。
ポーズ変えに感動して、翌日はこんなものを作っている。
2013年10/28の記事をアーカイブする。

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HMMゴジュラスの展示を見てテンション上がりっぱなしなので、ちょっと画像を加工してみました。


発売日は12月半ば。待ち遠しい!


ディティールが多い機体は2階調が映えると思います。
おぉー 発売までショーケースの展示を思い出しつつ、画像を眺めてニヤつきつつ過ごしたいところです。

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実は、ブログには書いていないものの、この後もコトブキヤ日本橋店に行く機会があった。
そこでは、みたびポーズが変っていた。


11月16日撮影。
豪快にモルガを引きちぎる。やはり昔からゴジュラスと言えばモルガの大軍を蹂躙するイメージが強い。
そこんところをよく分かっている構成に感動。

行くたびにポーズが変わっており、改めてコトブキヤのやる気をひしひしと感じる。

そうこう言っている間に、パッケージも公開された。

ゴジュラスらしい、ドッシリと構えた感じの絵はさすがだ。こちらの出来も素晴らしい。

ランナーとパーツの多さが公式でネタにされたりもした。ランナー56枚。パーツ数1100個。ランナーの総重量は約2キロ。おい。
しかしランナー数やパーツ数は多いものの、組み立てはこれまでのHMMのノウハウが生かされており、ストレスが極力無く容易であるとの事。
素晴らしい。とはいえ、量が量だけに、相応の苦労はするだろうが…。

 

という事で、いよいよあとわずかでHMMゴジュラスの発売日と相成る。
「設定」だけは、まだまだ心配だ。だがキット自体は、期待して待って楽しんで組みたいと思う。

開発決定から発売までの流れを振り返ると、我ながら意見が変りすぎである。
しかしそれも無理からぬものだろう。


一連の開発の流れを見ていると、激しく一喜一憂するのは当然だろう…。ましてゴジュラスなのだから。
先にも書いたような気がするが、もう一度言う。この流れでこの完成度になったのは奇跡的な気がする。

まあ、ともかく、HMMゴジュラス。
まさに超大作と呼ぶに相応しい完成度であるのは確かだ。定価も24150円と、ゾイドキットでは過去最高の価格だ。そしてそれに相応しいものであろう。
ここまでの道のりをかみ締めつつ、果てしない量のランナーとパーツに頭をかかえつつ、感慨深く感動しつつ組み立てたいと思う。

最後に。
これは完成形が素晴らしいものになったから言える事でもあるが…。
色々あったが、発売までのヤキモキ感も含めて、凄く楽しめたなと思う。
さすが超大作キット。かつ、ゾイドの象徴とされるゴジュラスに相応しい盛り上がりだったと思う。
もちろん、発売後も盛大に盛り上がるであろう事は言うまでもない。

今後も、様々なゾイドを作って欲しいと思う。
そしてその時も、同じくらいワクワクさせて欲しいと強く願っている。

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